GM:うはー、心拍数がガンガンに鰻上りしてきましたぜ旦那ッ!?

一同:まぁ、気楽に行きましょうや、GM。

GM:う、うむ! 今日という日の為に、PTメンバーに合わせてシナリオも考えたのだッ!!
   抜かりはない、筈だっ!!

ウォル:魔銃使い(魔銃はT値基準武器です)なのに行動順が一番遅い……、
    って、ちょ! 今気付いたが……貫一が回復魔術持ってねえ!?

貫一:……おおう?

ウォル:魔術回復が私しかできないんです……ディアだがなぁ。

GM:つまり――単体しか回復できないと?

ウォル:んむ、しかもMPの余裕が無い。

GM:あっはっはっは……マジですか……、(キャラシ見直し)
   うあ、しかも、今、見直すと、光属性と火属性しか居ねぇ!?





 私も、キャラシート貰った時に気付かなかったのでした。

 このパーティ、前途は――多難かもしんない。(汗)






『Leaf Quest TRPG』 リプレイ

第7パーティー冒険譚 1

『其の名はG!』







GM:き、気を取り直して本編に行きましょう!
   今回の舞台はコミパ周辺なのです。
   で、皆さんはコミパの中に居ますが……、

スタン:どんな経緯でPTを?

GM:まだ、知り合ってない状態なのですよね。
   なので導入から入りたいと思います。
   んではまず……リューゼさんから行きましょうか。

リューゼ:は〜い!

GM:貴方はスパイ・エージェントです。
   様々な依頼をこなしつつ、「顔が売れてきたかな?」と感じれば移動しています。
   現在は盗賊ギルドコミパ支部に所属して任務をこなし、休暇明けで盗賊ギルドに顔を出しに来ました。
   で、リューゼは盗賊ギルドに入るのですが……、

リューゼ:「ただいま戻りました。休暇以来、久々に来た」

GM:盗賊ギルドでは、最近、地下ダンジョン入り口の権利所持者がコロコロ変わりだしているので、
   権利所持者の身の上確認の為に送り出すエージェントを回していて、てんやわんやです。
   窓口の向こうからこんな声が聞こえてきます。

リューゼ:へぇー……どんな声?

GM:声というか……叫び声に近い感じだね。
   事前に用意しておいたので、遠慮なくこの阿鼻叫喚の地獄を聞き入るといい。(ニヤリ)



ギルド員A:「おい! A−4地点『ろ』のダンジョン入り口の所有者が、
      今朝、変わったってよ!!」

ギルド員B:「なんだってー!? あそこ一週間前に変わったばっかじゃねーか!!」

ギルド員C:「それと同時に、コミパ市長から新所有者の身の上確認の依頼!」

ギルド員B:「ええい、使えるやつは、皆、出払ってるというのに!!」

ギルド員D:「……なにぃ!? 実行部がボイコットだぁ!? 反省房に叩き込んどけ!
      ゴーモンだゴーモン! 遠慮なくヤれ!!
      この忙しい時にサボりなんざ万死に値する!」

ギルド員E:「いやだぁぁぁぁ、おかあちゃーん!!」

ギルド員F:「あはははは……アタシ、もうゴールして(寝て)いいよね……」

ギルド員D:「だが却下する! 衛生兵、栄養剤投与!!」

ギルド員F:「イヤァァァァァァ!?」

大柄なギルド員:「長、ギルド員の疲労がピークを過ぎたようですが……、
        ちょうど近くに来ていますし、あの娘を呼び寄せた方が良いのでは?」

支部長:「……あの娘はナカザキ育ちだから、こっちに呼び寄せても戦力にはならないモ〜ン。
    それに、あの娘はエージェントじゃなくて、記者だモン。
    かりに手伝ってもらったとしても、失敗したら、こっちの面子が潰れるから、
    現状で乗り切るしかないんだモ〜ン」

大柄なギルド員:「……ままなりませんなぁ」

ギルド員D:「フッ、フッハッハッハッハ……最ッ高に、ハイってヤツだぁぁぁぁぁ!!」



GM:
……いわゆる地獄絵図?(首傾げ)

一同:
首傾げんなぁぁぁぁ!!(笑)


GM:……コホン、まーとりあえず、
   こんな風に、殆どの人の目が血走ってます。

スタン:修羅場だ……修羅場だよパパーン!?


 因みに、『コミパの地下に巨大遺跡が有る』のは、
STEVENさんが作った新設定でもあります。

 コミパの街には地下遺跡の入り口が多数あり、
入り口の土地所有者が冒険者を雇って探索させているのです。

 遺跡は巨大で、今だ最奥に到達した冒険者は居ません。

 そして、コミパには休日のみ冒険者になる所謂『週末冒険者』が数多いそうです。

 それをさらに踏み込んで、新発見があったら、
お金持ちが入り口の権利をお金で奪い合う、という設定を追加してみました。(笑)

 ただ、地下遺跡の構造は定期的な時間に変化を起こすようなので、
入り口の権利を奪い合ってもあまり意味はありませんが……、

 とはいえ、コミパの市長が権利者の奪い合いを、
じーっと見てるわけにもいかないでしょうから、何らかの対処はしてる筈です。

 そして、割りを食うのは諜報員(盗賊ギルド)……、
 仕事がないよりは余程マシですが、きっと地獄に違いない。

 ……と、こんな感じになりました。(爽笑)


リューゼ:「まぁ、なんて言うか、わた……、
     いや、俺って、とんでもないタイミングで帰ってきたな」(汗)

GM:で、その中で……一人の受付け嬢が貴方に気付き、手招きします。

リューゼ:お、気付いてくれたんだ? じゃあ――、
     「あの〜……いったい、何があったんですか?」
     と、受付嬢に聞きましょう。

GM:確か、リューゼは、各地を転々としていたんだっけ。
   じゃあ、ここで早速だけど、エージェント判定しようかな?
   どれくらいコミパで仕事したか、ダイス目で決めましょうか。

リューゼ:(ころころ〜)修正値入れて11! 幸先良いスタートだ!

GM:では、貴方は彼女のことを知ってます。
   彼女――受付け嬢をやってますが、実は違う部署の人です。所謂趣味!
   んで、実は、コミパ盗賊ギルド実行部の長です。
   見た目は20後半〜30前半くらい。

リューゼ:「……この騒ぎは一体?」

GM:「ええ、この間、地下ダンジョンで大々的な発見が相次いでね。
   珍しい物好きの金持ちが、手当たり次第に入り口の権利を奪い合ってるの。
   こんな時に他の仕事も来るものだから、
   もう手が回らなくて――あ、そうだ、リューゼくん」
   彼女はぽん、と手を叩いて、何かを思いついたようにしますね。


ウォル:断れない依頼きたぁぁぁ!(笑)

フィーア:便利にコキ使われるフラグが!(笑)

GM:ひどい言われようだ。
   しかし、真実だから何も言い返せない。(笑)


リューゼ:「はい? なんでしょうか?」

GM:「休暇明けなら仕事を依頼しても構わないわよね?
   多少、キミとは畑違いなんだけど……」

リューゼ:「いえいえ……かまいませんよ。
     ちょうどお金がほしかったですから。
     休暇中、ちょっと色々買いすぎました……あはは」

GM:「あらあら、それじゃあ、あんまり遠慮せずに切り出せるわね!
   じゃあ、単刀直入に言いましょうか。『ギルド脱退者の粛清』」
   最後の部分だけ、鋭い眼付きになります。

リューゼ:「……詳しく聞いてもいいですか?」
     同じく眼が鋭くなります。

GM:「最近の忙しい事態になる直前から姿が見えなくなってね……、
   それと同時に、コミパの北東部に強盗が出没するようになったの」
   まだ、関与は確認して無いけど――おそらく、脱退者の仕業と思われるわ」

リューゼ:「そいつの事、遠慮無しにしちゃっていいんですか?」

GM:「ええ、そうね。キミには、その強盗と脱退者の関連を探りつつ、
   殲滅あるいは『二度と仕事が出来ないように』すること――よ」

リューゼ:「なるほど」

GM:「ただ、ちょーっと言いにくいことがあるんだけどー……」
   今までの態度から一転して、苦々しい顔になりながら君に話しかけます。

リューゼ:「……?」

GM:「強盗と言っても、『団』なのよ……他にも色々と噂があるし」
   なんでも、4メートルくらいの巨大な『何か』が一緒に襲い掛かってくるとか」

リューゼ:「なるほど……それだと、独りだと成功率が低くなりますね」

GM:「ええ、数で圧されれば有象無象の強盗といえども、
   危ないうえに、噂どおりに『何か』が襲い掛かってくるなら危険度が跳ね上がるわね。
   そして、残念ながら、今のギルドの状態では、キミ以外に人員が割けない」
   と言って彼女は後ろの方を指差しします。


ギルド員:「寝ちまう奴はギルド員だ!
     寝ねぇ奴は訓練されたギルド員だ!
     ホント、コミパエージェントギルドは地獄だぜ!
     フゥハハハーハァー!!」


リューゼ:「……よく、わかります」(汗)

GM:「そこで、アタシは考えたわ。
   『一人じゃ無理だったら冒険者雇えばいーじゃん』と!」(ばーん!!)

ウォル:ええ!? それで良いのか、ギルド幹部!(爆笑)

フィーア:機密さえしっかりと保持できればいいのか?(笑)

貫一:これも臨機応変よ! なんて返して来たらいやん。(笑)

GM:ぬふふふふ、どこの上司も変人ですから。(笑)

リューゼ:「……まぁ、この状況ですと止むを得ませんね」

GM:「ええ、冒険者の雇い賃なんかの経費は、こっちで持つからお願いね。
   そうそう、脱退者の名前はレスタル……他に質問はある?
   アタシに答えられることなら教えてあげるわ」

リューゼ:「ふむ……では、彼の仕事の履歴を出来れば教えてください」

GM:「大した仕事はしてないわね、はっきり言って小物よ。
   でも、一応剣術の心得はあるわ。
   消える数日前、変な腕輪を抱きかかえて、
   小躍りしてる彼を見たギルド員がいるんだけど……」

リューゼ:「変な腕輪ですか……」

GM:「ギルドから脱退して姿を消すくらいだから、
   相当な値打ち物かマジックアイテムだと思われるわ」

スタン:腕輪って……まさか、クワルナフ!?

GM:……ひっひっひっひっひ。(笑)


 LQで腕輪と言えば、
ヴァルフェルトや綾のクワルナフ、なのですが……、

 腕輪は腕輪でも、この話しに出てるのはクワルナフじゃありません。

 もっと、違う物なのですが……、
 ここは深読みさせておこうというGMの策略なのです。

 詳細は……後ほど。


GM:「他にはある?」

リューゼ:「いえ、もう大丈夫です。
     とりあえず、その変な腕輪とやらを色々調べる事にします」

GM:「ええ、じゃあお願いね?
   終了報告は手紙でいいわ――もちろん、暗号でね」

リューゼ:「了解です。ああ、最後に……その脱走者の『性別』は?」

GM:「――男よ」

リューゼ:「わかりました……」
     ニヤリと、口の端を上げて笑う。





GM:と、ここで切りましょうかー。
   次は……貫一さんとフィーアさん。

フィーア:はいなー。

貫一:あーい、です。

GM:では貫一さん。貴方の所業で仲間の怒りが爆発し、
   貴方は、つい最近、パーティ追放食らったばかりです。
   具体的には、一週間前!

貫一:ふむ……さて、一体何をやらかしたのか!!
   「1:依頼者の足元見て依頼料吊り上げた」
   「2:仲間が負傷してるのに、構わず攻撃していた」(笑)

スタン:(即座に)『3:両方!』

貫一:……先に言われた。(笑)

GM:うわ、そりゃ怒られるわ。(笑)
   そして、噂でも立ったのか、冒険者達の貴方を見る目は厳しいです。
   パーティに入るのも作るのも困難だ、との結論にたどり着いた貴方は、
   他の街に移動しようと……しますよね?

貫一:ですね、さすがに仕事ができないのは辛い。

GM:そこで、貴方はお腹を空かせ、困っている少女に出会います。
   つまりフィーアさんですな。
   柄にも無くご飯を奢ったりしたわけですが……、
   何がどうなったか理解できませんが、懐かれちゃいました。(笑)

フィーア:「お供するのですっ」

GM:幸いにも、彼女の狩人としての腕はかなりのもので、磨けば更に光るでしょう。
   冒険者仲間にすればかなり使えると自分に言い聞かせ、
   今日も激安飲食店でご飯を奢ります。

貫一:「しかし、よく食べることだ……」

フィーア:「食べれる時に食べておかないと、
     いざと言う時大変なのです」(ぱくぱくぱくぱく)
     山猫(オセロット)は、呆れたように「うなー」と低く鳴いた。

貫一:「まあ、食べるものを選ばないという点が幸いではあるが、
   とりあえず、初期投資と考えるしかないのか」

フィーア:「ぅ? 貫一さんは食べないのです?」
     おかわりですー、と店員さんに。
     山猫は、少し警戒するような目で貫一を見てる。

貫一:「私は小食なんでね。まあ、遠慮せずに好きなだけ食べなさい」

GM:「あいよっ、ポテトサラダ山盛りお待ち!」
   で、今は、お昼を少し過ぎたあたりで、
   他に食べてる客も少なくなってきました。

貫一:「で、元気良く食べるのはいいが……こぼし過ぎだよ、お前っ!!」

フィーア:「……ぅ?」(きょとん)
     山猫『すまないね』と言わんばかりに低く鳴いた。

貫一:「慌てなくても、食事は逃げないから、
   もう少し落ち着いて……まったく……」
   (くそっ、こいつと話してると、いつもペースが乱される)

GM:で、貴方達の丁度隣の席で大柄な男と、
   高い服を着ているわけじゃないですが、小奇麗な男が、
   テーブルについて話をしてますね。
   特に意識して聞かずとも、聞こえるくらいの声量で、
   「依頼」とか「護衛」とか聞こえます。

貫一:「……ほう?」

GM:で、大柄な男なのですが……スタンさん、貴方です。

スタン:んにゃ!? 自分ですか!?





GM:はい、ちょっと時間を遡って――
   スタンさん、貴方は全国を旅して旅してるプロレスラーですよね?

スタン:ええ、まぁ……ちなみに、修行兼人材発掘が目的です。(笑)

GM:貴方はコミパで、とあるプロレスの小団体と契約して、
   もう、そろそろ契約時期の終了が近づいた頃です。

スタン:ふむふむ……では、その団体のトレーニングジムで、
    岩を持ち上げながらのスクワット中です。

GM:そこの選手にも全員勝ち――と、いう時に会長さんに呼び出されましたよ。

スタン:「会長が呼んでる……一体何だ?
    もしかして、契約の事かよ?」
    会長の所へ向かいますね〜。

GM:ジムで話すのも……ということで、とある飲食店につれて来られました。

スタン:それが、貫一達の今いる、飲食店であると?

GM:いえす、なのでありますよー。

会長:「スタン君、そろそろ君の契約が切れるころだね」
   と、食事を止めて話しかけます。

スタン:「ええ、確かに、そうっスけど……何か問題でもあるんスか?」
    と、こっちも食事を止めて、話す態勢になります。

会長:「また続けて留まって欲しいが――まぁ、君の目的ではそれは望めないか」

スタン:「ええ、ここは居心地良いんスけど……俺には、目的がありますから」

会長:「ああ、もう契約終了まで数日といったところだけど、
   もう試合の予定は無いからね。君は次の街に行くのだろう?」

スタン:「はい、そのつもりッス。
    話って、それに関係してる事なんですか?」

会長:「でね、その……私の友人に、輸送業をやってるヤツがいてね」

スタン:「輸送……ですか?」

会長:「最近、物騒だから、護衛を雇おうって話になったんだが……、
   すまないが移動がてら、彼らの護衛を頼まれてもらえないだろうか」

スタン:「ハイ! 勿論構わないッスよ。
    今まで良くしてくれた、会長へのお礼もありますから!」

会長:「ここの冒険者は『休日冒険者』ばかりで、
   普通の冒険者があまり居ないんだ。
   で、護衛を頼める人も居なくてね」

スタン:「成る程……それに最近、よくない話も聞くッスからねぇ」

会長:「うん。強盗がよく出没するようになったからね。
   そいつ、まだ護衛を雇えてないんだ……だから、移動するついでに頼むよ」

スタン:「分かりました、会長。俺に任せてください!(ドンッ!と胸を叩く)
    ところで、会長、その友人って、何を運んでるんですか?」

会長:「うん、主に道具屋で売ってるポーションなんか、だ。
   今回は本も一緒に運ぶらしいが……」
   輸送と兼業で移動道具屋やってるのです。
   道具屋がない村なんかにポーションとか運びつつね。

スタン:「本……ッスか。内容によっちゃあ、頭が痛くなりそうっすね。(苦笑)
    それで会長、その友人、何処にいるのか教えてくれませんかね?」

会長:「ぁー、今、そいつは道具仕入れて……積んでるところかな?
   まぁ、私も行こう。付いてきてくれ」

スタン:「ウッス!」
    そのまま会長に付いて行きます。

GM:と、会長は立ち上がるのですが――
  ぱっちり、と貫一さんと目が合います。(笑)

貫一:「…………」

会長:「……ぁー、聞いてた?」
   自分が結構大きな声で喋ってたのを思い出したのです。

スタン:「ん、どうしたんスか、会長……!?」
    会長の視線の方を向く。
    ちなみに、貫一の事は、知っててもOK?

貫一:おうけいです!

GM:おぉ? なんか凄いことになりそーな気が……、

貫一:「ええ、かなり大きな声でしたからね。
   まあ、話の概要ぐらいは掴めましたが」(にやにや)

スタン:「会長、コイツに関わらないほうがいいッスよ。
    この男、『あの』羽間貫一ッスよ」

会長:「へぇ、冒険者なのか……暇だったりする?」

貫一:「『あの』ときましたか……、
   やれやれ、現在、売り出し中のプロレスラーさんにまで知られているとは、
   少々複雑ではありますが……」(にたぁ、と笑う)

GM:ぐあー、なんかすっげー悪役っぽい笑いだなぁ。(笑)
   キャラシート見た時点で、嫌われキャラになりそうだと思ってたけど、ここまでたぁ……、

貫一:目指せ最低野郎、なのですよ。

会長:「厳密に言えば、冒険者じゃないスタン君でさえ、君のことは知っている……、
   悪い意味で……ね。そろそろ、ここで仕事はしにくいんじゃないかい?」

貫一:「……ですね、そろそろ、場所を変えようと考えていた頃ですし」

スタン:「『人として信用できる奴』だったら止めねぇけどな。
    お前は信用できねぇよ」

貫一:「契約通りの仕事をこなす、という意味でなら信用は抜群ですよ。
   まあ、世間は、それ以外でアレコレ言ってはいるようですが……、
   くっくっく……私とて、人の情など全く信じてはいませんがね。
   ようは、ゴーレムを護衛につけていると考えていただければ結構。
   ただ、ちょっとがめついゴーレムですが……ね」(にやぁと、歯を品無く出す)

スタン:「『ちょっと』だぁ? 『かなり』の間違いだろうが。
    まぁ、ふざけた真似しやがったら、ぶっ飛ばすだけだがな。
    ゴーレムなら、ぶっ飛ばすのに問題ねぇしな」

会長:「……ま、気にしない気にしない。
   雇うかどうかはアイツが決めるだろうし」

スタン:「……やれやれ、会長は人が好すぎるッスよ」(溜め息)





GM:じゃあ、会長は3人を連れて広場の方へ誘導します。
   そこでは、馬車が日持ちする荷物を積んで、出発準備をしてます。ちなみに2台ほどです。
   会長は、せっせと荷物を積んでる逞しい中年の商人に話しかけます。

会長:「おーい、スタン君と、護衛できそうな冒険者つれてきたぞー」

中年男:「あぁ、すまない」

スタン:「ウッス! スタン=クラッシャー=ホーガンって言います。
    どうもよろしくッス!」

貫一:「どうも、羽間貫一と言います。何卒よろしく」

商人:「スタン君の話は良く聞いているよ。
   仕事柄、あまり試合を見に来れないが……」

スタン:「あはは……いやぁ、恐縮ッス」
    ちょっと照れてます。


 と、ここまでの導入で大分時間を取ってしまい、
セッション中断時間も近付いていた為、仕方無しにウォルダインに登場お願いしました。
(リプレイでは一纏めですが、実際は3回に分けてセッションを行っています)

 次回からは、こんな形でのイベント切り詰めがないように、
時間配分を考えなきゃいけないなぁ、と反省しつつ話を続けます。


ウォル:「ははぁ……他の冒険者も雇うと言うのはあなた方の事ですか?
    いやいや成程、見るからに立派な体格ですな、安心しました!」
    馬車の陰から”軽そうな”荷物運びつつ出て、スタン見ながら話しかける。

スタン:「そうかい? ま、日頃の鍛錬の賜物よ」(誇らしげに)

商人:「……あ、彼はウォルダイン。僕達が探し回って、何とか雇えた冒険者だ」

スタン:「俺はスタン=クラッシャー=ホーガンだ。
    宜しくな、ウォルダイン!
    まぁ、呼びづれぇから、今後はウォルって呼ばせてもらうけど……良いか?」

ウォル:「えぇ、どうぞ。
    魔術師と言うのはどうも名が長くなる傾向にあるようで、
    呼びにくいと良く言われますので……で、こちらの方は?」

貫一:「はい、私は羽間貫一、今回共に護衛の仕事をする者です、宜しく。
   まあ『一応』ですが、お互い無事仕事を終えるよう、努力していきましょう」
   相手の能力を見計るように、にたぁ、と笑う。

ウォル:「そうですか……見た所、あなたも魔術師の様ですね、よろしく」
    笑みを浮かべる、表面上のみだがね。

GM:うわ、魔術師同士の腹の探り合いこあいですー。
   この二人、絶対、目は笑ってませんよねー?

二人:…………。(更に笑みを深くする)

GM:PT内で謀略とか勘弁してくだせぇ、お二方ぁー。
   まだ、正式に結成されてないとはいえ……、
   え、ええい、魔術師組のメンチバトルを背景に、
   スタンとフィーア、自己紹介お願いします!

スタン:「俺はスタン=クラッシャー=ホーガンってんだ。スタンでいいぜ。
    で……そっちのハーフエルフの嬢ちゃんは、何て名前なんだよ?」

フィーア:「あ、申し遅れましたなのです。
     私はフィーアって言うのです、こっちはオセロットです」
     にゃー、と挨拶するように鳴く山猫(オセロット)。

スタン:「そうか、よろしくな、フィーアにオセロット」

フィーア:「よろしくなのですー」
     にこにこ、とオセロットも低く鳴いた。

商人:「さて……改めて何だけど、護衛を依頼したい。
   今日のうちに全部荷を積んでしまうから、明日からお願いしたいね」

スタン:「ウッス! 任せてくださいよ」(ドンッと胸を叩く)

貫一:「分かりました……それで、ですが……」
   契約書を二枚一組、すっと差し出します。

フィーア:「よろしくなのですよー」(にこー)

商人:「――依頼料、かい?」
   抜かりはないなー、と苦笑いします。

貫一:「今回の雇用契約書です、そちらに内容に異存がなければサインを」

商人:「ふむふむ。では、少し失礼して……」
   契約書を読もう。

貫一:契約書の内容は――
   『依頼料はウォルに準じる、護衛の際に得た物品に関しての処分は、雇用側の自由とする。
   依頼金は前払い、後払いでも可』
   概要としては、以上です。

スタン:貫一にしては、えらく簡単ですね?
    もっと無茶苦茶な要求をするかと思ったのですが……、

ウォル:「私は既に雇われの身ですんでね」
    と言いつつ荷物(ただし軽い物)を積む作業に戻る。

貫一:「まあ、今回に限っては、そちらの言い値で結構ですよ。
   まあ、私としましても『きっかけ』が重要ですからね」

フィーア:「きっかけ、です?」(首を傾げる)

ダン(商人):「ふーむ……無難な内容だね。
       では、こちらの依頼料は……そうだなぁ」

スタン:「ほぉ……意外にまともじゃねえか」

貫一:こちらの立場が弱い時は、あまり無理をしないのですよー。
   「いつも、ビジネスは契約通りに行っているのですよ。
   しかし、それでも悪党呼ばわりされる。
   まあ、世の中とは世知辛いものです」(にたぁ、と笑う

フィーア:「難しい話はよくわからないのです」
     なー、とバカな子を嗜めるようにオセロット鳴いたw

貫一:「というか、それで世の中渡っていけると思って――っ!?
   いかんいかん……」(はあ……)

ダン:「前金400。後は、荷物や僕等が、
   無事に目的地に着けたら、後金で同じ400出そう」

貫一:「了解しました。では、これで契約成立ですね」(にたぁ、と笑う)

ダン:「――で、僕等は道具屋なわけなんだが、
   商品を箱詰めすると、すぐには取り出せないからね。
   君達は何か物入りじゃないかい?
   必要そうなものは、今のうちに買っておいて欲しいなぁ」
   ちなみに、ゲーム上、購入してない商品は使わせないからね? ちゃんと買ってよ?

フィーア:「そうですねー……」(んー、と考え込み)

スタン:「そう言えば……ナオール剤1個ないッスかね?」

貫一:「ヒール、マジック、各ポーションですね。
   後は、ハーブスを……」

フィーア:「私は大丈夫ですー」 

ダン:「んじゃ、ちょっと待ってね……持ってくるよ」

GM:――で、リューゼさんですが……何か購入予定あります?
   もし、購入品があったら、ここでばったり、無かったら後で合流ですけど?

リューゼ:いえ、何も買いませんよー。


 ここで、貫一とスタンが、
アイテムを購入し、出発に備えます。


GM:んーと、じゃあ、買い物も終わって、次の日で出発になるけど……、
   リューゼ君はどうする? 情報収集か、その辺の馬車捕まえるか……だろうけど。

リューゼ:情報収集したい所だが……まず女になってもいいですか?

GM:おーけーです。じゃあ、水をざばーっとかけて女化ですねっ!

リューゼ(女):「ふぅ〜…さて、こっちの姿になった事だし、
        あの変な腕輪について調べるか」
        街に向かって歩き出します。

GM:ふーむ……じゃあ、そうだね……、、
   どれだけ、情報収集できたかエージェントで判定しましょう。

リューゼ:(ころころ)8だね。

GM:うーん……それだと、コミパ地下遺跡で、
   とある冒険者がゴーレムと腕輪を発見したが、
   腕輪が誰かに盗まれた晩に、ゴーレムも忽然と姿を消した、という情報を入手します。

リューゼ:「ふむふむ……あの連中、ゴーレムまで盗んだのか?
     もしそうだとしたら、中途半端な人を選べないわ。
     ここは、慎重に選ぶべきね……」

GM:まぁ、リューゼさんの予想通り、
   強盗と一緒に襲ってくるモノはゴーレムということです。
   そうそう……あと、被害の中心は馬車で移動してる人達です。


ウォル:あはぁ、こっちに来ますか!

フィーア:みたいですねー。(笑)

GM:そうでないと纏まりませんし。(笑)

スタン:そりゃそうだ。(笑)


リューゼ:「よし、まず馬車を探しますか。よ〜し…行くわよ♪」
     と言って、女言葉に慣れてる自分に険悪して涙ぐむ。(笑)

GM:リューゼが馬車を探していると、
   町の出口あたりで、今、これから外に出そうな一団を発見いたします。
   ……そう、スタン達の馬車です。

リューゼ:「おっ、もしかして、あの馬車か?
     とりあえず、気付かれない様に後をついて行くか……」

フィーア:「出発なのですよー!」(おー、と片腕上げる!)

スタン:GM、リューゼの尾行に気付けますかね?

フィーア:私、気付こうともしないっ。(笑)

GM:んーと、じゃあ、判定の振り合いかな。

ウォル:野外ならビステマですね?

GM:一応、野外だけど、街道だしなぁ。
   エージェントかガンスリでも十分できるよね?
   ビステマはフィーアしかもってないし、警戒もしてないから今回は省きます。(笑)

リューゼ:了解〜。

スタン:エージェントはLv2で(ころころ)出目11の13!
    クリティカル以外は見つける!

貫一:では、こちらも(ころころ)合計10。

リューゼ:皆、高いなー(ころころ)……7です。

GM:この達成値の差ではなぁ……、
   リューゼさんは見つかりました、まる。
   きっと木の陰に隠れてるんだが、身体が一部見えるんだろーなぁ。(笑)
   因みに、貴方達以外は気付かないで直進してますわー。

スタン:「……おい貫一。気付いてるか?」
    ぼそっと貫一に耳打ち。

貫一:「はい……しかし、尾行をするには、
   あまりにお粗末すぎというか……素人の盗賊か何かでしょうかね?」

フィーア:「――ぅ?」首かしげ。

貫一:「どうやら、この馬車を尾行している者がいるんですよ。
   というか、そんなのんきな顔をしていないで、しっかりしろ!
   もう少し警戒心というものを持たなくちゃいかんだろっ!!」

スタン:「……だな。で、どうするよ?」

リューゼ:貫一が声をあげてる様子を見て、見つかったのを確信します。
     「あちゃ〜、流石にバレバレだったか……」

ウォル:「おやおや、男同士で内緒話ですか?」(とさりげなく)

スタン:「……タコ! 俺達は、尾行されてんだよ!」

フィーア:「え、そうなのです?」 

貫一:「そうなんですだよ!!
   ああ、まったく、この娘ときたら、本当に大丈夫なのか」

GM:双方緊迫感高まる中……リューゼはどうします?

リューゼ:敵対が目的じゃないから、すぐに姿を現しますよ。
     「あんたら……やるね〜。うん、合格!」
     と言って、木からガサっと出てきます。

ウォル:「――合格?」
    魔銃を向けつつ、問い詰めようか。

スタン:尾行するなんざ、多少なりとも疚しいことがあるからだ!
    リューゼの台詞なんか聞いちゃいねぇで、ラリアット敢行!!

GM:わ、攻撃っすか!?

スタン:命中!(ころころ)10だ!

リューゼ:避けません! 甘んじて受けます!

GM:(えええええ!? マジですか!?
   そもそも二人の能力差で見て……、
   回避放棄したら、結構、良いダメージ受けそうなんだけど……)
   じ、じゃあ、スタンさん、攻撃どぞー……、

スタン:遠慮なくいくぜ!!
   「だらっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
   (ころころ)ダメージ判定は19だ!

GM:た、たけぇ!? リューゼさん、防御お願いします。

リューゼ:(ころころ)防御は12。

スタン:B9格闘舐めんなよ。(笑)
    スタンの太い腕が、リューゼの首に叩きつけられる!!

貫一:「さすがに、あの攻撃を正面から受け止めるのは、無理があるでしょう」

リューゼ:「痛った〜! うん、文句無しのパワーだね。こっちも合格♪」
     HP36→29です。防御の上からでもコレなら結構痛いですね〜。

ウォル:「……ケロリとしてますよ?」(目を疑ってる)

スタン:「この野郎……喰らう直前に、自分から飛んで、ダメージを減らしやがった」

貫一:「急所を咄嗟にはずしたか、それとも受身が上手かったか。
   下手な尾行の割には、なかなかやりますねぇ」

フィーア:「おーーー」(さらに驚いてる)
     オセロット、そんな半端耳の様子に疲れたような溜息吐いた。

GM:苦労人ですなぁ……おせろっと。(笑)

フィーア:お目付け役ですから。

スタン:「てめぇ……一体何モンだ?
    答えによっちゃあ、次はボディスラムいくぞ?」

リューゼ:「こほん。え〜…いきなり攻撃した事は謝ります。
     ごめんなさい。 実は、あなた達の実力を試していたのですよ」

貫一:「ふむ……つまり、最初からバレても構わなかった、と」

フィーア:「どういうことです?」
     頭に『?』が2〜3個浮かんでる。

リューゼ:「ギルドからある依頼を受けてまして、
     優秀な冒険者を選別し、ある人物を捕まえて欲しいんですよ」

貫一:「まあまあ、とりあえず、ここは穏便に……、
   あまり暴力沙汰を引き起こしたら、
   貴方の今後にも影響するでしょう?」(にたぁ)

スタン:「ちっ……」

ウォル:「優秀……ですか? 私は極平凡な冒険者ですんで、ね」(目そらした〜)

リューゼ:「そのある人物なんですが……、
     ここ最近、馬車ばかり襲われている事件を知っていますか?」

スタン:「おう、それなら聞いたぜ?」

貫一:「とりあえず、優秀というよりは、
   悪質、と言った方が通じるのかもしれませんが……、
   で、馬車の襲撃事件の事ですか」

ウォル:「私達が護衛に雇われている理由の一つ、ですからね」

フィーア:「なのですー」

リューゼ:「私が仕入れた情報によりますと、
     その襲撃犯の黒幕が私が捕まえて欲しい人物だとにらんでいます。
     襲撃には、地下で盗んだゴーレムを利用しているとも聞いています」

スタン:「ゴーレムか……腕が鳴るじゃねぇか……」

ウォル:「さて……貴方の身の証は立てられますか?
    我々にとっては”貴方も”強盗犯なのですが?」

フィーア:「ストップなのです。
     この怪しい人も謝ったのですから、そんな事いっちゃだめです」(めーなのです)

貫一:「……それは、少々難しい問題ですね」

スタン:「……何か調子狂うな」(ぽりぽりと頬を掻きつつ)

ウォル:「い……いや、しかし……、
    『今の我々の仕事』は襲ってくる相手から隊商を守ることですし」(フィーアに強く出れない)

フィーア:「めーなのです」
     じー、とウォルを見つめる。
     オセロット、ごめんとばかりに低く鳴いたっ!

ウォル:「ですから……仕事で……」(やっぱり強く出れない)

リューゼ:「ええと、そこで貴方達に依頼します。
     その襲撃犯の黒幕を、私と一緒に見つけ出し、
     『仕事が出来ない状態』にする事です。
      報酬は一人1000でどうでしょう?」

貫一:「我々、少なくとも、私は、この馬車の護衛について、契約を済ませている。
   貴方が言うには、『一緒に見つけ出す』との事……、
   まあ、現状、彼の身柄は拘束したも同然。
   後は、彼の身元さえはっきりすれば……ってとこでしょう」

スタン:「そいつ、難しいな……、
    手は二つだが、体は一つだ。こんだけ言えば分かるだろ?」

リューゼ:「今の仕事を継続していても結構です。
     その襲撃犯は、今までの経緯からして、必ず馬車を狙います」

貫一:「ふむ……その話ぶりからすると、中々詳しい事情を知ってるようですね」

ウォル:「貴方が我々を雇う意味はあるのですかな?
    隊商に雇われている以上……襲ってくるなら迎え撃つのですよ?」

貫一:「(襲撃犯の手引きとも考えられるが、もし潔白なら、重要な情報源か)
   まあ、現在の仕事の延長として、お金が入るのなら、願ったりなんですがね」(にやにや)

スタン:「そう言うこった。それが俺達の仕事だからな」

GM:……っと、そんなこんな言いながら、馬車は暢気に動いてるのです。
   北東方面ですから、森に入って、しばらくしたところ……、
   ――カカカッ!
   と、馬の歩いている少し先の地面に矢が打ち込まれ、馬が驚いて止まります。

ウォル:「――話は一旦おしまい、ですね」

フィーア:「む――っ!」
     少し、真面目な顔になる。

スタン:「ちっ! どうやらおいでなすったぜ!!」

貫一:「とりあえず、現状を解決してからの話になりそうです」

リューゼ:「……ですね。詳しい話は一段落ついてからです!」
     馬車に向かって縮地並の速さで移動する。

GM:「へっへっへっへ……」
   と、周囲から如何にもな盗賊さんが姿を現します。
   総勢は……20人。

貫一:「ふん、随分と下品な笑いですね」

スタン:「てめぇもどっこいどっこいだろうが……」

貫一:「くっくっく、そうとも言いますか……」

フィーア:「ぅー、通してほしいのです」

盗賊A:「そうもいかねぇなぁー」

貫一:「通すつもりなら、最初から矢なんか撃ち込みませんよ。
   まったく、そういう楽天的思考をそろそろ……まあ、いい」(汗)

スタン:「まさか、身包み置いてけなんて、ありきたりな台詞は言わねぇよなぁ?」

盗賊B:「身包みおいて……
って先回りして言うなよぉ!?
    さすがデフォな台詞、先回りが簡単だぜ!(笑)

リューゼ:「無駄話はもういいです。
     君達に聞きたいことが山ほどあるので大人しくしてください」

スタン:「がっはっはっは!
    ありきたりすぎるんだよ! それじゃあ、三流だぜ!」

貫一:「やれやれ……あまり、がなりあう場というのは好きじゃないのですが」

盗賊A:「ちっ……まぁいい。レスタルの兄貴、出番ですぜ!」

GM:盗賊Aが叫ぶと、木々の間から男が姿を現しますね。
   茶色に近い黒髪のモヒカンで、バンダナで片目を隠してます。
   黒いレザースパイクアーマーに身を包んだ中肉中背のガタイは普通の男っぽいです。
   人相は……如何にも小悪党なヤツで。(笑)

フィーア:モヒカン?

GM:モヒカン。取り巻きも殆どモヒカンかスキンヘッドです。
   って、強盗、こんなんばっかでいいのかなぁ、STEVENさん。(笑)


 実は、STEVENさんも、
見学に来てもらってたのです。

 キンチョーしまくりでした、はい。


STEVEN:とりあえず、LQに出てくる雑魚な盗賊は、みんなモヒカンなのです。
    そっちの方が、気持ちよく殲滅できるでしょ?

GM:おおう、デフォルトでモヒカンだったのか。(笑)

貫一:刃物をぺろーんと舐めてるような。

GM:――うむ!

貫一:「どうやら、あれがチンピラの頭目ですか」

スタン:「今時、ヒール(悪役)でも、あんなダサいのはいねぇぞ」

貫一:「――で、お聞きしたい」(リューゼに向かって)

リューゼ:「……なんでしょうか」

貫一:「まさか、あそこにいる、品性の欠片も見当たらない、
   いかにもな悪党が、貴方が確保を目的としている人物……では、ありませんよね?」

リューゼ:「……いえ、わかりません。これから調べます」

スタン:「まあ、仮にそうだったとしたら、
    仕事が出来なくなる奴が、もう一人増えるけどな」

貫一:「そうですか、まあ、該当する人物であれば、
   それはそれで手間が省けるものなんですが」

モヒカン:「確保だと? テメェ、まさかギルドの回しモンかぁぁ!?」
     聞かれなくてもバラす、それが雑魚くぉりてぃ。(まて)

貫一:「とりあえず、確保目標なわけですか」(ふぅ)

ウォル:「こう言うのは……鴨ネギ、と言うのでしたか?」

フィーア:「状況証拠でロン、な感じなのです」
     意味わかっとんのかい、とオセロットつっこみの鳴き声。

貫一:「――で『ロン』って、何だか知ってるのですか?」

フィーア:「ソレを言われると、ぎゃんぶるの場だと、
     血を抜かれなきゃいけないらしいですっ」(えっへん)

貫一:「まあ、意味は似たようなものですがね」(頭痛い)

レスタル:「……だ、だが、俺には秘密兵器がある!
     怖い物なんざありゃしねぇ!!」
     がたがたと震えつつ、精一杯の虚勢を張ってます。

スタン:「そいつぁ、噂のゴーレムとか言うやつかよ?」

レスタル:「――来い!」
     と、腕輪を眼前に構えて叫ぶのです。

GM:と、いうことで戦闘開始なのですわー。
   ドシンドシンと足音が聞こえます。具体的には1ターン経過後に増援!

スタン:「ふっふっふ……早く来いやぁ、ゴーレムゥ!!」

GM:では、イニシアティブ行きますね?
   こっちの最大修正値はレスタルの+2だ!
   うりゃっと合計11出ました、どーぞ!

フィーア:では、私がいきます! とーう……8、ごめんっ。

ウォル:あはは……ショウガナイよ、うん。

GM:では、こっちが先行ですね。
   ゴーレムはドシンドシンと移動中。
   レスタルは……剣装備だが後衛だ!(マテ)
   
「行けぃっ、野郎共!」
   とでも言っておきましょうか。(笑)

フィーア:さすがだ。

貫一:なんとすばらしいヘタレ。

ウォル:ぐっじょぶ。(え?)

GM:なので、モブのみで攻撃です。
   全員回避してね(ころころ)7です。

貫一:こりゃあかん(ころころ)おおう、回避成功!!


 うん、全員回避できたんだ……ちぇー。


スタン:攻撃の悉くを、自慢の肉体で受け止める!!
    「どうしたどうしたぁ! そんなんじゃ、俺の筋肉は傷付かないぜ!!」

リューゼ:「貴方達に用は無い……」

貫一:「しかし、この程度の腕で、強盗団とは……、
   よほど襲われた方が無用心なのか、それとも、ゴーレムとやらの力なのか」

GM:ちぃー……しかし、もう行動できるキャラいないので、そちらの番なのです。

フィーア:では、モブですし炸裂弾なげます。
     「(ごそごそ)こんな時は……コレなのです!」
     ばーん、と取り出し……投げたっ!
     (ころころ)命中10です!

GM:か、回避ぃー!?(ころころ)……ちゅどんといってヒット。
   あれ? 『モブですし?』でも、炸裂弾って単体攻撃だったよね?

フィーア:あ、そうなのです?

GM:(かちかち)うん、今、マニュアルを再確認したけど単体攻撃でした。
   間違いは誰にもあるよねー、だが命中振っちゃったので使用中止は無しね?

フィーア:うぃす。(ころころ)ダイス3個振って4!?(笑)

GM:な、なんだってー!?

リューゼ:わおっ。

スタン:――低い!?

ウォル:さすが、ケイオスの中の人!

フィーア:中の人って言うなー!?

GM:4点……ここからモブの防御力とダメージ半減ペナルティが入るから、
   ダメージ通らない気がするなぁ。
   (ころころ)10点防御。うん、ごめんノーダメ。(笑)

スタン:「おい……これ何だ?」
    炸裂弾の信管を拾う。

フィーア:「あれ? うっかりしてたのです」(首傾げて、てへ)

ウォル:「いや、爆弾はうっかりで扱うと危険ですから!」(ちょっと強めに)

フィーア:「……気をつけるのです」(しゅん)

貫一:「まだまだ、使えるには時間がかかりますか……」

リューゼ:「1名ムードメーカー的存在っと……」

貫一:「というか、その間の食費が……ぶつぶつ………、
   ええい、もう少し、コストに見合った仕事が出来るよう努力しなさいっ!」

フィーア:「ぅー、頑張るのですっ」

貫一:「……お願いしますよ、ホントに……はあ」

GM:次はリューゼか……こぉぉい!

リューゼ:では、後ろに控えているモヒカンに挑発!

GM:おーけー。しかし……T値が無かったらMLVかね、この場合……?
   まぁ、こやつはキャラシートから作ったんでT値存在しますが。


 レスタルだけキャラシートから書き起こした人間キャラなのでT値が存在したのです。

 でも、モンスターか、T値が存在しない、
スタンドアロン相手に使った場合のことは考えなかったしなぁ。

 敵個別に挑発耐性と称して数値設定しようかな?
 何か良い意見あったらお願いします。(おい)


GM:挑発のダイスどぞー。

リューゼ:(ころころ)17です。MP32→23。

GM:修正値+9とか無理、無理です兄さん!
   (ころころ)12、見事に引っかかりましたな。

リューゼ:「どうした! そのモヒカンは飾りか?
     それともゴーレムにしか頼れない雑魚か?
     ほら……かかってこい」(クイッっと挑発する)

レスタル:「……テメェ!!」
     次の行動で前に出ますねー。

貫一:「なんという単細胞……やれやれ」

スタン:「良いじゃねぇか……レスラー向きだぜ」

ウォル:「まぁ、罵詈雑言は低レベルな方がキツイそうですからね」

貫一:「あまり、人の言葉にアレコレ言いたくはありませんが、1つだけ言いたい」

スタン:「あん、何だよ?」

貫一:
「それって、レスラーは、
   
皆、単細胞って言ってるのと同じ事ですよ」(汗)

フィーア:「……おお」(ぽむ)

スタン:
「………あんだとコラァ!! んじゃ、何だ?
    
テメェは、俺が脳みそに全く皺の無い、
    馬鹿で低脳だって言いたいのかコノヤロー!!」

フィーア:「ケンカはダメなのですー」(あわあわ)

貫一:「いや、そのですね……、
   単細胞がレスラー向きなんて言うから、
   そういう自虐的発言は、らしくないと、どうしても突っ込みたかったんですよ!!
   
てか、そこで、更に自虐に走るのか、あんたは!!」(激汗)

リューゼ:「緊張感に欠けるっと……」(メモメモ)

スタン:「どやかましいわ! ぐぬぬ……、
    この怒りは、あのモヒカンとゴーレムにぶつけるぁぁぁぁぁ!!!」
    流石に、ここで貫一をぶっ飛ばすのはねぇ。

ウォル:「まぁまぁ……レスラー論議は後でたっぷりとしてくださいな」(我感ぜず)

貫一:「というか、単細胞が脳みそに全く皺の無い、馬鹿で低脳と考えるなら、
   レスラー向きなんて言うんじゃありません!!
   ああ、もう、なんで他人の発言にこう口はさんでしまうのか……、
   とにかく、単細胞の親玉に攻撃!!」

リューゼ:ちなみにモヒカン、挑発の効果で命中・回避を−3で〜す。

貫一:では、確実に当てる為に……あ、でも、回避−3かー。
   だったら、欲望の権化を攻撃にあてるか。
   欲望の権化の発動〜(ころころ)おうけい。
   で、魔術の発動(ころころ)うっしゃ!

GM:命中どぞー。

貫一:(ころころ)7ですが。

GM:ふっふっふ……俺の回避は革命d……なにぃぃぃ魔術だとぉぉぉぉぉ!?
   (ころころ)ダイス2個で修正が−3なんで無理っす。(がく)
   ダメージくらさい。

貫一:では……黒焦げになれ!!(ころころ)
   クリったのでもう一回(ころころ)32でダメージ!

GM:ぎゃぁぁぁぁぁ!?

スタン:おー、燃えてる燃えてる。

ウォル:「容赦なく燃やしてますねぇ……」

貫一:「この俺の戻らぬ過去……、
   そして、満たされぬ未来……貴様に叩きつけてやる!!」

GM:(ころころ)防御は7で、25のダメージ。まだ生きてる!

スタン:「森を燃やすなよー」

貫一:「まあ、大丈夫だとは思いたいですがね。
   後は、お二人にお任せしますよ」

スタン:ボスが、まだ後衛なので、モブのほうを攻撃します!
    命中(ころころ)12!

GM:皆、出目良すぎ、んなのクリらなきゃ無理だい。(泣)
   (ころころ)うん、言い訳のしようも無くヒットですわ。

スタン:(ころころ)22ダメージ!
    「おりゃ! おりゃ! おりゃぁぁぁぁ!!」
    盗賊達の真っ只中に飛び込み、ちぎっては投げ、ちぎっては投げ。

貫一:うっひゃー!

GM:一回目のセッションで物理20超えって鬼じゃー!(ころころ)9点防御。
   ダメージが13のモブだから、更に半減して6点ダメージ!

スタン:「こんの野郎! 数ばっかありやがってからに!!」

ウォル:「皆さん派手ですね……極平凡な私は堅実に行きますか?
    少し時間が掛かりますが、私の後に続いてくださいね」
    と手いつつ、スクカジャの為に魔方陣作成!
    拍手を打ち……指で五芒星を描き出す。

GM:じゃあ、ターン終了かな?
   こちらのターンですね。

スタン:うい、どぞー。

GM:じゃあ、演出いきまーす。
   
――ドシン、ドシンとした足音が次第に近づいてきています。
   
『それ』は木々の間から、現れた。


貫一:「ちい、新手の増援ですか」

GM:
高さは4m程。一番ガタイのいいスタンでも見上げる程です。
   
影になっているのか、見た目の詳細は、
   まだはっきりとわかりませんが、
   
どっしりとしていて、鈍重そうですが……、
   
その分、パワーがありそうですね。

スタン:「ハッハー! こいつぁ凄いぜ!
    こいつなら、俺も本気を出せるぜ……」
    にぃっ、と口元を、楽しそうに歪ませます。

リューゼ:「ついに出てきた……!」

フィーア:「わー、おっきいですー」

貫一:「これは厄介な……ふん、これだったら、
   もう少し値を上げても良かったかもしれませんが……ま、仕方ないでしょう」

ウォル:「はてさて……銃が効きますかねぇ?」

貫一:「ウォルさん、ヤツは放っておいて、
   後ろにいる、あのヘタレに集中しましょうか。
   所詮は、操り人形……無視するに限ります」

ウォル:「良いですねぇ、それで行って見ますか」

スタン:「なら、ヤツを叩ける奴は叩きな。
    俺は……あっちのほうが好みだ」
    その目は、どこかイキイキとしてます。

貫一:「期待してますよ、鋼の肉体の力、少しは興味ありますので」(にたぁ)

GM:にゅふふふふふ……、
   皆、しりあすしてるとこ悪いけど、オチは付いてるのですよ!(にたぁ)



 
レスタルが、ニヤリとして皆に向けて自慢げに語ります。

「クククク……今こそ、お前の力を見せる時だ!」

 
そして、腕輪を眼前に構えて叫びます。



「いけ! ジャイアント――





                     
――ゴブリンっ!!」



『ん゛ごっ!!』(がしーんっ!)


フィーア:
ちょっ!(笑)
リューゼ:
――おまっ!(爆)
スタン:
おいっ!!(笑)
貫一:
うぇっ!(笑)
ウォル:
ゴブリンかよ!(爆笑)
GM:
うぇい、ドッキリ大成功!(ぐっ!)
   
そうです、でっかい金属製ごぶりんですぅ!


貫一: 所謂「メカゴジラ」ってか!!

GM:G・アントとかG・ラットとかいるんだからG・ゴブリンもありじゃん!
   
ゴーレムなのはGMの趣味だ!
   ――ああ、そうそう、この腕輪は勿論クワルナフじゃないからね?

貫一:「まったく、凄いのか間抜けなのか、判断に困るバケモノですね」

GM:んー、でもまだ挑発中なんですよねー。
   レスタルは……、
   「G! 俺に続いて、あの生意気な女を攻撃しろ!」
   と、命令して、リューゼに攻撃します。
   筋肉ムキムキなのに普通のナイフで切りかかるよー!(ころころ)命中9です。

スタン:うわ、挑発修正入れてそれか!?

ウォル:GMぅ……出目良いじゃねぇか。

リューゼ:回避(ころころ)8です。

GM:ひっとですね、じゃあいきます(ころころ)16です。

スタン:うわ、また高い!?

GM:
な、なにこれー!?
   
ふ、ふはははははっ!! 我の時代が来たー!!

貫一:ここここここ、こやつわー。

リューゼ:防御振ります(ころころ)ぶっ!? 出目2・1の9点防御!?

貫一:ひいいい!

GM:7点ダメージですな。

リューゼ:HP29→22。

GM:(んー、でもこのターンが峠だろうなー。レスタルのHP半分切ってるし……)
   でぁ、次はモブいきます! 全体物理!(ころころ)8っす。

貫一:ヒラメでも頑張るもん!!
   (ころころ)おらっしゃ! 回避成功!!

リューゼ:(ころころ)回避〜。

スタン:(ころころ)失敗ですな。

ウォル:「メイガスに避けろとは無茶な」
    (ころころ)回避失敗。

フィーア:(ころころ)直撃。

貫一:「ふう……物理攻撃は苦手中の苦手なんですが、今日は運がいい」

GM:スタン、ウォル、フィーアがヒット。ダメージ行きます!
   「うぉぉぉ!! 数で押し切れー!」
   (ころころ)10点ダメージです。

スタン:(ころころ)17!

貫一:硬い、硬いよ、ホーガン!!

スタン:攻撃の全てを、鋼の肉体が弾き返す!
    「……あぁん? そよ風でも吹いたのかよ?」

フィーア:(ころころ)鎧の硬いところへ攻撃を滑らせ、無傷!

ウォル:「くっ……、(ころころ)ノーダメージ!
    寿命が縮むかと思いましたよ」

GM:ちぃ、全員弾かれたか。
   んでは……ゴブリン!
   リューゼに向かって振り下ろすようにパンチを繰り出します!
   とー!(ころころ)……
うはっ、ちょっ!!


 
ダイスロールの結果、出目は1・1でした。
 
問答無用でファンブル!


貫一:_| ̄|○ノシ

ウォル:出目が極端だよGM!

スタン:くっくっく……、

リューゼ:こっちもファンブルチェックで、
     一応、回避振るね〜(ころころ)成功!

GM:ん、スカしたパンチが地面にめり込む!
   ちぃ、なんで肝心な時に当たらないかなぁ……、

貫一:ふはははははは、ここへ来て、反動が一気に出てきたな、GMぅ!!

GM:
威力修正値14パンチがぁー……、
   
このPTトップの攻撃力のフィーアが修正値13だから、
   
面白いダメージが出ると思ったのに……、


一同:
オイコラ待てGMっ!?


スタン:うわ、それは流石にヤバイ!?
    俺の防御修正がPTトップで8だから……、
    簡単に考えて6点ダメージ来るのか!?

リューゼ:私の防御力はそれ以下だから当たりたくない!

GM:いやー、ホントはスタン狙いだったんだけど……、
   挑発来るとは思わなかったわ。

リューゼ:「図体がでかいだけですね……話になりません」

ウォル:「外れたとは言え……食らいたく無いですな、あんなパンチは」

フィーア:「ぺちゃんこになっちゃうのです」

スタン:「硬いだけじゃダメってこった。
    強靭かつしなやか……そいつが真の筋肉ってもんよ!」

貫一:「正直、私の体では、当たったら即アウトですね。
   少しは、体力増強も考えますか」

GM:そちらのターンです。

ウォル:「皆さん、判っておられますね?
    私の術が完成してから行動してください」

貫一:「了解しました、頼みますよ。
   できれば、早急にカタをつけたい」

スタン:「待つのは性に合わねぇんだが……しくじんじゃねぇぞ!」

ウォル:――発動判定!
    魔方陣の効果で範囲にスクカジャを(ころころ)OK!
    「汝らの腕は風のように敵を打つ!」
    MP28→24。

GM:では、物理命中+5ということで……ゼロ待機の皆さん行動よろしく〜。

フィーア:さっきアイテム使いましたし、
     装填でターンエンドですから……リューゼですね。

リューゼ:ふむ……では、挑発は解除されるが、
     モヒカンに発剄を使用します!
     命中……(ころころ)スクカジャ込みで15!

GM:うおー、煌け僕のダイス目ぇー、具体的にはクリティカルー!
   (ころころ)うん、無理だったんだ……ダメージよろしく。

リューゼ:「闘魂入魂……発剄!」(ころころ)17です。

スタン:「ありゃあ……ベリーショートパンチか!?」

GM:防御無視だから……ダイス振り無しだね?
   だが、まだ生きてる!

フィーア:「10せんちの爆弾です!!」

貫一:「懐かしいものを知ってますね、フィーア」(汗)

スタン:「拳の大きさ……僅か10センチあれば、人間を倒せる……か」

フィーア:「おばさんの蔵書の中にありましたっ!」(しゅた)

リューゼ:「まだ生きてましたか……、
     まぁ、これぐらいにしないと内蔵が破壊されますからね」

貫一:「中々に、深い、おばさんです、ええ」

ウォル:「いやぁ……この目で見られるとは、眼福眼福」

GM:しかし、レスタル残りHP6か……、
   もはや、このターン中に落ちるな。

貫一:では、私の出番ですね?
   「挑発の効果はもうない。しかし、あいつも息絶え絶え……、
   ならば、確実にしとめるまで」
   欲望の権化、ダイス1個使用いたしまする。

GM:ふむ、ダイス追加は命中に、ですね?

貫一:はいー。発動じゃー!(ころころ)(ころころ)どっちもおうけい!

GM:ち、1ゾロしなかったか。
   命中よろしく……レスタルだね?

貫一:(ころころ)ち、クリティカルには足りなかったか!

GM:しかし、それを回避するには、
   クリティカルしか無理なんですが……、(ころころ)
   
……。
   
…………。
   
………………ええと。


スタン:
(゜∀゜ )アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
貫一:
ふははははははははー、GM、愛してる!!
ウォル:
(≧∇≦)bナイス!
リューゼ:
v(*’−^)bぶいっ♪
フィーア:
ダイス、空気読んだっ!


 
ダイスロールの結果、出目は1・1でした。
 
問答無用でファンブル!

 
さっきも見たような気がするなぁ。(泣)


GM:おぅけい、近年まれに見る直撃!(泣)
   シロートがヘタに回避しようとして逆に直撃コースに入りました!
   このドジっ漢め! ドジっ漢め!

貫一:では、攻撃をば!
   「我が欲望の炎、その身にうけて知るがいい!!
   この世は、金こそ、最も信じられるものっ!!」
   (ころころ)クリティカル追加ー(ころころ)で、32!

ウォル:拝金教の信者になっちまいそうなダメージですな。

貫一:うへへへへ、防御かまん。

GM:防御で6ゾロっても死ぬから振らなくていいですか?
   防御にクリティカルやファンブルありませんし。
   でも一応振っておきますか(ころころ)27ダメージうけたー。

貫一:ふっ、蟷螂の斧。


 でも、殆ど死にかけにクリティカルの魔術かぁー。
 うん、無事では済まないよねー。

 ということで、ちょこっと書き換え書き換えっと。


GM:では、貫一の放った炎に包まれ――
   
「ぎゃぁぁぁぁぁぁっ!?」

フィーア:うぇるだん、です?(まて)

ウォル:食べる気ですか……アレを?


GM:――そして、彼の居た場所。
   そこには、
腕輪しか残らなかった。


貫一:「あ……」

スタン:「………おい」
    ジト目で貫一を睨む。

ウォル:「流石に、やりすぎではないですか?」

リューゼ:「お見事です……でも、まさか、
     ここまでやるとは思いませんでしたけどね」

貫一:「……えっと、貫ちゃん大失敗……てへ♪」

GM:それは似合わない、似合わないよ、貫一。
   ちなみに、雑魚は一目散に逃げますね!

スタン:「つーか、やり過ぎだっつーの。
    どうすんだよ、こんなにして……」

リューゼ:「まぁ、この腕輪が残っていただけ、奇跡と言いましょうか」(腕輪を拾う)

GM:――腕輪しか残りませんでしたが……ゴーレムは、まだ動いてます。

フィーア:「は、はわわわ?!」

ウォル:「はて……動いてますねぇ?」

スタン:「お、まだやろうってか?
    良いね良いねぇ、そうこなくっちゃ!!」

GM:ただ、リューゼの周りをグルグル回ってはパンチをしかけ停止――を繰り返します。

リューゼ:「……この腕輪の持ち主が死んだからか?」

フィーア:「ちょっと、可哀想です」(しょんもり)

ウォル:「はて……命令と持ち主の矛盾ですかね?」

スタン:「……で? リューゼ、こいつはどうすんだよ?」

貫一:「命令を再入力したら、行動が止まるのではないかな?
   まあ、それで済むならこしたことはないが」

ウォル:「モノは試し、だね」

貫一:「さっき、あの男が言ったのは?
   『俺に続け』でしたか」

リューゼ:「やってみましょう……お、私に続け!」

GM:じゃあ、リューゼの後方に立って静止します。

スタン:「おー、よく分からねぇが、言うこと聞いたな」

貫一: 「……どんぴしゃ、ですか」

リューゼ:「どうやら、この腕輪が制御装置の一種らしいですね」

フィーア:「わー、かっこいいのですー!」(目きらきら)

貫一:「ふっ、もう、『彼』は大丈夫のようですよ。
   というか、気持ちの建て直しが早いですね」

フィーア:「燃えちゃった人は、その、お気の毒なのです」
     割とドライだった!

貫一:「とりあえず、その気持ちだけでも善しとしておきますか……」
   正直、張本人故、強く言えない。

ウォル:「見た目はアレですが……、
    意外と高度な技術が使われてるのかも知れませんね」

GM:うん、でも、あまり難しい命令は聞かないし、
   腕輪を持ってりゃ、誰の命令でも聞くから、あまり凄くは無い。

スタン:「けどよ……なんでそんなモンを、アイツが持ってたんだよ?」

貫一:「それは、こちらの御方に聞いてみた方が手っ取り早いようですね」

スタン:「それもそうだな……で、どう言う事なんだ?
    答えによっちゃあ、女でも加減しねぇぞ?」

リューゼ:「……いいでしょう。説明します。 
     っと言いたい所ですが、あの馬車はどうします?
     流石に、このまま放置というわけには行かないでしょう?」

貫一:「では、目的地に到着してから話を聞くという方向でどうです?」

リューゼ:「ええ、お願いします……」

スタン:「そうだな。その後で、ゆっくりじっくり聞くとするか」

ウォル:「ゴーレムが目立ちそうですが」(苦笑)

フィーア:「説明すれば、わかってもらえるのです」(にぱー)

ウォル:「楽観的ですね、貴女は……それも良いかもですが」

貫一:「他に案があれば、それに従いましょう。
   無ければ、まあ、事情を説明して納得してもらう他ありませんね」

リューゼ:「目的地に着いたら、すべて話しましょう。
     この腕輪の事や強盗事件のことなど、全て……」

商人:「ええと、皆さん宜しいですか?
   なんだか、大きい物が付いてきましたが……」

スタン:「ああ、アレは気にしないでほしいッス。
    新しく、俺達と共に護衛する奴ッスから」

貫一:「これはこれで、意外な助っ人かもしれませんね」

リューゼ:「よろしくお願いします……」
     Gもリューにあわせてペコリと。

GM:では、馬車はゴーレムの歩く速度に合わせて、
   日が落ちる中、ゆっくりと目的地に向かっていった――

   ――と、いうところでシメなのですー。
   おつかれさまでした!

一同:お疲れさまでしたー!





<おわり>
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注釈1:リプレイの様子と内容を、分かり易くする為に、かなり加筆・修正・脚色をしています。

注釈2:今回の内容は、あくまでもテストプレイです。
    その為、今後、ルールが改訂される場合があります。