GM:と言うわけで、
   ぜぶら〜ズ第3話開始なのです。

リクス:どういう訳かは知らないが、ぜぶら〜ズ決定か?






『Leaf Quest TRPG』リプレイ

ぜぶら〜ズ冒険譚 3

『カニカニどこカニ?』







GM:まずは、前回の報酬&あらすじ〜。(ででん)
ディック:確か、前は、いじめっこ二人を晒し者にしてやったんだよな?
ファング:結果的に、晒しちゃったというかなんというか……、
ブラム:晒し者……って、その心算はなかったんだがなぁ。
リクス:んで、ブラムが責任を負う羽目になった、と……、
GM:怒濤の情報整理をありがとう。
   ザッカが一人当たり500、それに加えて、
   各人1つずつ雷の、属性石をゲット出来ます。
ファング:(きゅぴぃぃぃぃぃぃぃん)「うふ、うふふふふ……、
     後は、後はガンマテリアルなのですー」(←くるくると舞い踊り)
ディック:「ご機嫌だな、武器オタク?」
リクス:「雷の剣、作れるぞ〜……」
アレスタ:「ふむ、では、この材料は、わしが預かるとするかの」
GM:そして、10階を暫く漁った結果を出すので、
   一人ずつ、素材かお宝かを宣言して、1d6を一回だけ振ってください。


 ここで各自ゲットしたのは以下の通り――

 ファング:ヘビスネークの皮
 ブラム:DM強化セット
 ディック:ミスリル塊
 エリィ:火の属性石
 アレスタ:土の属性石


ディック:ドム……、
ブラム:ヘルムかメイルが作れるねぇ……って、ヘルムは追加防御力になるのか?
GM:追加防御1ですね、強化する毎に2、3と……、
アレスタ:それは、なかなか大きいのう。
ブラム:なるほど……DMメイルの扱は? 軽鎧? 重鎧?
GM:そりゃ、当然、重鎧です。
ブラム:うぉ! 欲しい!
    ってか、ZKメイルって、どうやれば手に入るんだろう?
GM:作るのですよ、ZKメイルは。
   とまあ、ここまでが、前回の清算です、ちゃり〜ん。
   では、買い物タイム取りますので、買い物してください。


 この買い物タイムで――

 ブラムがDMメイル……、
 ディックが火の魔導武器ヒートシューターを……、
 アレスタが魔女っ娘の衣装と魔女っ娘バトン(笑)を……、

 それぞれ作成し……、
 エリィが戦闘学生服とクローを購入します。


GM:んじゃ、買い物は終了ですかな。
ディック:ちなみに、これ(ヒートシューター)の効果は火属性ですよね?
GM:はい。火の追加属性1d6。
   ついでに、矢の代わり、火そのものを飛ばします。
ディック:――OK。
GM:では、シナリオに入りますよ。





―― PHASE-01 ヨーク、堕ちる? ――


GM:今日、転校生がやってきました。
リクス:男? 女?
GM:名前はコレット。ハーフエルフ(女)のメイガスです。
アレスタ:「ほう、わしとはご同輩じゃの」
ディック:「何だ、色白チビ助2号かよ、つまんねぇ」
ファング:「ディックさん、初っ端から心象悪くしてどうするんですか」
リクス:「まあ、まあ……」
GM:んで、まぁ、そのハーフエルフが、
   なんだか相羽君と知り合いのようで、
   ぎゃーぎゃーわめき合ってるわけですが……、
エリィ:「なかよくできるかな〜?」
ディック:「あん? しかも、あのバカイトと知り合いみてぇだな……」
ファング:「……どうします?」
     目の前の騒ぎをどうするか、先生に聞いてみる。(笑)
ベネット:「……ま、どうせ、今日は実習ですし、このまま面倒見て貰いましょう」
ファング:「先生、僕の目を見て言って下さい」
ベネット:「………」(目を逸らす)
GM:と言うわけで、相羽君とコレットは、
   二人で口喧嘩しながら潜っていきます。
アレスタ:「しかしまあ、あの小僧……意外とモテるのかのう?」
エリィ:「……あ〜くん、妬いてる?」
リクス:「今日はにぎやかになりそうだな」
ディック:「はっ、女はべらしていい気になってやがる。
     ますます、ムカツク野朗だな」
エリィ:「にぎやか通り越して、騒ぎにならなきゃいいけど……」


 カイトとコレットのイベントについては割愛しました。
 なにせ、無茶苦茶、ネタバレになるので。


GM:んで、君らは、まだ10階中心に彷徨いてる。
   何故なら、この10階の作りは、他に比べて余りに怪しいから。
リクス:「なんかこの階、他と違うみたいだが……」
アレスタ:GM、怪しいとは、具体的に、どういう風に怪しいのじゃ?
ブラム:「ん〜、何か判るか? 白いの」
    一応、メイガスLVが最高値の奴に訊く。
ファング:「そうですね。何て言うのでしょうか……、
     こう、純洋風の家に卓袱台があるような……なんというか……」
GM:この時代の建造物でない事だけは確かです。
   大体にして、ジグルドを初めとした人型ゴーレムの技術力が、
   この時代のゴーレムに比べて格段に落ちてる。君らの時代と同レベルです。
アレスタ:生成されてるはずのダンジョンだから、何か魔術的な違和感はないかのう?
GM:それはメイガスで判定を
ディック:(ころころ)うおう!! 6ゾロ!
エリィ:クリった!
GM:なんで、そこでクリティカル出すかな?
アレスタ:うっ……黒いのに負けた(←出目5と6)
GM:二人とも判るんだけどね……、
   これは、どこからどう見ても、君らの時代にクルスガワの向こうを張って、
   メイドゴーレムを製造、研究してた企業の実験施設です。
   しかも、クルスガワが生活支援用として開発したものを、
   パチッて戦闘用に再設計して売り出してた所です。
ファング:いんすぱいやですね


 のまのまいえー♪(遠い目)


アレスタ:「うむ……どうも、キナくさい雰囲気じゃのう?」
ブラム:「キナ臭い、じゃ判んねぇって。ちゃんと説明しやがれ」
ディック:「確か、クルスガワと張って、メイドゴーレム作ってた施設にそっくり……、
     って言う、かそのものなんだよ」
アレスタ:「ようするに、戦闘用ゴーレムの研究施設じゃ。
     しかも、どういうわけか……わしらの時代の、な」
GM:一部、研究室なんかも、そのまま残ってるっぽく、
   データや日誌なんかも、わりと散らばってるね。
ファング:「ちょっと、見せてもらってもいいですか?」
     データと日誌チェックします。
GM:んじゃ、良く見知った年号が、キミらの目に飛び込んできます。
ディック:「おいおい……マジかよ、この年号って!?」
リクス:「俺らと同じように、あっちの時代から転送されたのかな?」
ブラム:「つまり、また、ダンジョン装置が未来に繋がった、って事か?」
ファング:「……いや、どうでしょう。
     階層を変えると元に戻りますから、
     逆に、この施設が何かやらかして、こっちに来たのかもしれません」
GM:それによると、ヨークが撃墜されて、
   月への侵攻が失敗に終わり、戦闘用ゴーレムの量産体制を、
   早急に整える必要が出てきたらしい、という正体不明の事が書いてあります。
ファング:「……ヨーク?」
     技術屋的に、ビビっとくるものはないです?
ディック:「何だこりゃ? ヨークが撃墜って……どう言うことだよ?」
GM:それは関連技能でどうぞ〜、伝承でも可かな?
アレスタ&ディック:(ころころ)14。
ファング:(ころころ)12。
リクス:(ころころ)7。
ブラム:他人任せ(おひ)
GM:なんで、君らは、低く抑えて欲しいところで10以上だすかな?(笑)


 こうして、出したくない、
情報まで、根こそぎ奪われていくのです。


ディック:「ヨークって確か……精霊王の乗り物で、黄金の船、だったな」
リクス:「それが撃墜って……やばいんでないの?
ファング:「……アレが撃墜される事態。ですか」
エリィ:「一体、なにが……」
アレスタ:「ヨーク……黄金の船のことじゃな。
     しかし、アレが出張るような事が、わしらの時代で起こっていたかのう?」
ファング:「僕達が来た時よりも、先の年代で、ヨークが撃墜される。
     そして、戦闘ゴーレムが大量に必要……」(ブツブツと考え込み)
GM:後は、いくつか気になる単語がありますね。
   ガディムとか、ラルヴァとか……、
アレスタ:「ガディム? は、ははは……いや、まさかのう……」(冷汗)
ファング:「……そういえば、ジグルドがガディムを破壊とかいってましたね?」


 割と直ぐに気が付きました、まぁ、当然かな?
 例によって判り辛いので説明タイムです。

 この研究所は、起こりえる未来の内――

『浩之達の乗ったヨークがガディムの元にたどり着けなかった』

 ――という未来から引っ張り込まれました。

 いわいるパラレルワールド、というヤツですね。


ブラム:「それって……この前の黒いヤツが言ってたあれか?」
ディック:「ガディム……マジかよ…もしそうだとしたら…!?」
ファング:「判断材料が欲しい。
     突拍子の無い事でも構わないので、教えていただけますか?」
アレスタ:「推測で良いなら、わしから説明するが……?」
ファング:「……お願いします」





―― PHASE-02 アレスタによる状況の説明とファングの懸念 ――


アレスタ:「まず、古代魔法王国時代で起こった、ガディム大戦は知っておるな?」
ファング:「……昔、寝物語程度には」
エリィ:「知識程度には・・・」
ディック:「たりめーだ。良く知ってるさ」
ブラム:「多少、って所だが……」
リクス:「当然、メイガスなら知ってて当たり前」
アレスタ:「あのガディムが、わしらの時代……、
     正確には、わしらが、この時代に飛んでしまった後に、
     復活することになっているのかもしれん。
     ――つまり、第二次ガディム大戦の勃発じゃ」
ファング:「……恐ろしい話ですが、
     ヨークが撃墜される事態となると、ソレが妥当ですかね」
ディック:「そう言えば、そんな噂を聞いた事があるな。
     俺の集落でも、長老が言ってた」
アレスタ:「そして、この文書をみる限りでは……、
     その戦争において、人類は、かなり危機的状況にあるようじゃの」
ファング:「……大量生産しようとしてるみたいですからねぇ」
ディック:「それだけ切羽詰まってるって所だろうな」
アレスタ:「もっとも、それは、わしらにとっても未来の話……、
     まだ、変える事の出来る未来じゃがの」
ディック:「んーな最悪な未来、起こしてたまるかってんだよ!」
ブラム:「ゴーレムの量産……って戦力不足って事か? マヂで崖っぷちじゃねぇか」
ファング:「……確かに、改造云々前に、その通りですね」
アレスタ:「そして、もう一つ……もしかしたら、
     その鍵は、わしらにあるのかもしれんな」
リクス:「つまり、まだ俺たちで復活を止めれるかもしれないんだな?」
ファング:「……その心は?」
     思い当たる事はあるが、敢えて聞いてみる。
エリィ:「どういうこと?」
ディック:「なーる、そう言う事か……」
アレスタ:「まず、わしらは未来を知った……それと、覚えておるか?
     わしらの他にも、わしらの時代からきた者達がいただろう?」
ブラム:「前回のアイツ(黒いヤツと二人の未来人)って事だろ?」
ファング:「……ええ、一瞬、勘違いした人達ですね」
ディック:「確かカイトって奴と、宝塚の騎士……あとラルヴァだな」
アレスタ:「詳しくは分からんが、彼等と協力し、
     あの化け物の陰謀を阻止すれば、もしかしたら……な」
ディック:「可能性はあるな……やってみる価値はありそうだ」


 ここまで、GMはノータッチです。(外道)
 説明変わってくれてありがとう、アレスタ。

 アレスタ談:まあ、このへんは、LQの世界設定に関わってくるからの。
       ならば、わしが説明するのが、総責任者の役目じゃろう。
       ちなみに、補足すると……、
       ヨークが撃墜された、という事は、
       勇者『浩之』を初めとした、筆頭英雄達は戦死したことになるの。
       この時点で、人類の敗北は確定じゃ。
       おそらく、この破滅の未来から、アーチャー……、
       エミヤシロウは、過去へと時間移動してきたのじゃろうな。
       まあ、別の破滅の未来から、かもしれんが……、
       他にも、言うべき事は色々とあるが、これ以上は語るまい。
       シナリオのネタバレになりかねんからの。


ファング:「─―念のため、今の内に聞いてみます」
ディック:「あんだよ、武器オタク?」
ファング:「もし、僕達の帰還と……、
     いずれ起こるであろう未来の危機……、
     どちらを、選択します?」
ディック:「……どう言う意味だ?」
エリィ:「優先順位……ですか?」
ファング:「ええ、考え過ぎかもしれませんが、今の状況……、
     最悪の事態を想定しておいても、損は無いと思うのです」
アレスタ:「まあ、わしは後者じゃな。
     言い方は悪いが、お主よりは生が長い。
     元の時代までくらいは生きていられるだろうしの〜」
ブラム:「…………」
    (オレの目的は仇討ちだからな。
    それは戻らないと無理だろうし……それを捨てる事はできねぇ)
ディック:「俺も色白チビ助に同感。俺はダークエルフ。
     人間より寿命は相当長いからな」
エリィ:「最終的に戻れるなら、最悪の事態は避けたいです」
ファング:「卑怯かもしれませんが……僕はどっちでも構いません」(淡々と)
リクス:「……俺は、帰ることを優先する」
GM:とまぁ、そんな事を話していると……、
???:「よぅ、なんか相談中か?」
    と、女の子の声がします。
ファング:「……盗み聞きは趣味悪いですよー」(いや〜ん)(←まて)
リクス:「ん? まあ、色々相談してたさ」
???:「わりわり、聞く積もりは無かったんだけどよ」
    と言いつつ、2人ほど出てきますね。
    一人には見覚えがあります。クマに襲われてた女の子です。
    もう一人は、剣士の出で立ちをした娘で、
    背中にスマートな重剣を背負ってますね。
ディック:「確か、お前は……、
     あのバカイトと一緒にいたミュウ……だっけか?」
ファング:「ああ……ええっと、ミュウさん。でしたっけ?
     あの時は大丈夫でした?」
ミューゼル(以下ミュウ):「あっ、この前は、どうも有り難う御座います」
ディック:「いいって事よ。気にすんなって」
???「コイツ等が、ねぇ……まぁ、確かに経験は積んでそうだよな」
ブラム:「あぁ……キニスンナ、で、あの甘ちゃんは今日は一緒じゃないのか?」
    と言いつつ、剣士の方に興味あり。
ミュウ:「あ、カイト君は今日コレットちゃんと一緒だから……、
    カイト君と仲良いようだし、暫く相手してなさい、ってベネット先生が」
ファング:「……アレ。仲良いって言うのかなぁ?」
アレスタ:「うむ、気にするでない。
     ところで、そちらの御仁はどなたかな?
     記憶違いでなければ、初見と思うのだが?」
???:「あっと、わりわり、気ぃ悪くしたなら謝るよ。
    アタシは竜胆沙耶、宜しくな」
エリィ:「コレット……あの転校生のですね」
ディック:「あぁ……あの色白チビ助2号とか……、
     そういや一緒だったな……っと、俺はディック=コールだ。宜しくな竜胆」
ファング:「僕はファングです。何かあったらよろしくなのですよ」
リクス:「俺はリクスだ……まぁ、よろしく」
アレスタ:「アレイスター……人呼んでマスターテリオンじゃ」
エリィ:「わたしはエリィヌ=サイスです。エリィって呼んでくださいね♪」
ブラム:「へっ、そっちも、その剣が飾りじゃなきゃ良いがな……ブラムだ」(ぼそ)
リクス:「仲がいい、ね……」
ディック:「ただ単に、女をとっかえひっかえしてるだけじゃねぇのか?」
アレスタ:「ひがむな、黒いの」
ディック:「ひがんでねぇよ。さっきも言ったが気に入らねぇだけだ」
沙耶:「ブラム……あぁ、グロリアのヤツを、
   一晩中、弄んで、最終的にマントの簀巻きにしたブラムか〜」
エリィ:「……やな印象もたれてるね」
沙耶:「大変だねぇ……責任とって婚約だって?」
リクス:「結構、広がってるね、ブラム?」
ディック:「くっくっくっく……」(笑いを堪えてる)
アレスタ:「まあ、所詮は、まだ子供じゃ、あまり……、
     って、何やら、面白いことになっとるぞ?」
ファング:「ああ、もう、お互い挑発しないで下さいよぅ」
     間に入りどうどう、と。(笑)
エリィ:「噂に尾ひれまでついてるし……」
ブラム:「オヒ……どんな噂だよ、それ! って、出所は何処だ!?」
GM:噂というのはそういうものです。
   尾鰭背鰭胸鰭鰓鰭付き♪
ファング:色んなヒレがついてるよ!?
ブラム;鰭付き過ぎじゃ〜っ!!


 このまま、太平洋に泳ぎ出しそうな、
勢いの噂は、少々置いておく事にしました。


アレスタ:「ふむ、お祝いは何が良いかのう、黒いの?」(くっくっくっ)
ディック:「そうだな……ベビー用品なんてどうよ?」(くっくっくっ)
アレスタ:「肌着とオムツは多めにな……」(いや、まじで)
ディック:「おう、任しとけ」(うわ、リアルで切実)


 アレスタPLは、このセッションの前に、
お子さんが生まれました、おめでとう御座います!


リクス:「うわさが、どう化けるかな・・・」(怪笑)
ファング:「ソレは確かに面白そうですけど、
     ブラムさんはともかく、グロリアさんが傷つくのは、
     さすがにどうかと思うのです。反省もしてるでしょうし」
ブラム:「ア〜レ〜ス〜タ〜&ディ〜ック……、
    てめぇ等も、其処に居たんだから噂の否定位しやがれ!」
アレスタ:「人の噂も75日……運がわるけりゃ一生付きまとう程度じゃ」
沙耶:「お前等も何気に酷いな……、
   まっ、グロリアも大人しくなったみたいだし、良しとしとけよ」
   と言いつつ、笑いを堪えてます。
ミュウ「もう、沙耶ちゃんったら(くすくす)それはそうと……、
   あなた達もこの辺りを探索中?」
ブラム:「ん、まぁな」
アレスタ:「うむ……ちと、気になる事があっての」
沙耶:「なら都合いいや、どうだ? 一緒に行かないか?」
ファング:「……では、お願いできますか?」
沙耶:「決まり、みたいだな、宜しく頼むぜ」
ミュウ:「よろしくおねがいしますね」


 ここで、1話ぶりの、ブラムの
記憶判定ダイスを、GMがこっそり?振ります。


GM:(ころころ……5か)
   ブラム、突然だが、君の頭に、とある映像がよぎった。
ブラム:――お?
アレスタ:1回目のシナリオ以来じゃな、その判定。
GM:漆黒の鎧を纏って、満足げに、眼下の燃えさかる城を睥睨する、
   ミューゼルの姿が、一瞬、脳裏に浮かんだ。
ブラム:「ちっ……なんだ?」(頭振りフリ)
ディック:「……どうしたよ、デカブツ?」
リクス:「どうした、ブラム?」
ブラム:「いや……なんだ、今のは……」(ミュウを見て)
ファング:「ダメですよブラムさん……浮気しちゃ」
ミュウ:「あの、ブラム君? なんだか、具合悪そうだけど、大丈夫?」
アレスタ:「……まあ、こいつの顔色が悪いのは、いつもの事じゃ、気にするな」
ブラム:「浮気って何だよ? オレは、今、付き合ってるのは居ないぞ?」
ディック:「婚約者はいるけどか?」(にやにや)
沙耶:「ミュウは心配性だからな……っと、なんだ、コレ?」
   と、さっきまで、君らが覗き込んでた記録媒体に沙耶が興味を示す。
   で、てきとーにがちゃがちゃ触りまくって……BOM!!
沙耶:「うぉっ!? トラップかよ〜、やっぱエージェントの基礎勉強しよっかな」
ファング:「……今なら鬼軍曹コースで教官承りますよ?」
     げほ、と煙吐きつつ。(笑)
ディック:「一人で潜る事が多いんだったら、覚えといたほうがいいかもな」
アレスタ:「……この時代は、エージェントの育成が遅れておるのかのぅ?」


 さりげなく、細かいネタ振り&伏線張りです。


ミュウ:「まったくもぅ……」
GM:とか言いながら、記録部屋を出て暫く行くと……、
   だんだん通路が自然洞窟になっていきます。
ファング:「……また感じが変わりましたねぇ。不思議です」
     何も知らなさそうに言葉にする。
アレスタ:「……ミュウ殿、こういうことは、よくあるのかの?」
ミュウ:「ここって魔術的に、いろんな所から、
    適当に引っ張ってくる仕掛けらしいから、
    こういう状態になってても、あんまりおかしくないの」
ファング:「なんと……まぁ」
沙耶:「ただ、こんな風に変わるのはやっぱり変、だけどな」
アレスタ:というか、GM、それは歩いていくと、次第に地形が変わっていくのか?
     それとも、部屋から出た途端、映像がぼやけるように、
     景色が変わったのか、どっち?
GM:暫く歩いてると、通路がいきなり切れて、あとは、後者のようになります。
   因みに、切れる直前の通路に落書きがあった。   「←搭乗型ゴーレム研究棟(ムラサメ研)」
ファング:……ちょっ!(笑)
ディック:うげ……、
GM:んで、自然洞窟に入ると、一気に生き物の気配がしてくる。





―― PHASE-03 恐怖! 機動メガカニラス! ――


ファング:「さて、そろそろ本腰入れた方が良さそうですね」
     デスペラードを右手に持ちます。
ディック:「……っと、なんかいる気配がするな」
     ヒートシューター持ちつつ。
沙耶:「気ぃ付けろよ?」
GM:エージェント判定、どうぞ。
ファング:(ころころ)6。
エリィ:(ころころ)10。
アレスタ:いつでも陣を描けるように、鉄棍を構える。
GM:(ころころ)13と。
ファング:竜胆さんトップクラスですよ!?(笑)
GM:ん? 沙耶はエージェント無いから平目だけども?
全員:……(その判定)敵かぁぁぁぁ!!(笑)
GM:ご名答! と言うわけで、物陰からがさがさと20匹のカニが出てきます。
   因みに不意打ち
アレスタ:モブ!? それは、ちと脅威だ!
ディック:カニ〜!?
GM:ついでに奥の方から、ガッチャガッチャと、でかい音が……、
ディック:「ちっ、どうやら、奥に大物もいるみたいだぜ!」
沙耶:「へっ! 相手し甲斐がありそうじゃねぇか、黒助!
   10匹ずつの割り当てだぜ」
ブラム:「そっちこそしくじるなよ?」
GM:各準備してくださいね。
   沙耶とミュウが、10匹まで引き受けてくれるので、
   皆さんの相手は10匹です。
ファング:おうけい、でも、不意討ち。


<不意打ちターン>

GM:まずは、謎の増援ダイス。
   (ころころ……1T後……不意打ち後直ぐかよ)
   んじゃ、戦闘に入ります。敵はカニラス1モブです。
エリィ:モブのみ?
GM:足音は、まだ聞こえてます、近づいてるっぽく。
ファング:うひゃぁぁ!
GM:んじゃ、こちらが不意打ちなので、
   全体アタック、行きますよ。
全員:ぎゃ〜っ!!
GM:(ころころ)ま、こんなもんかと9命中。
ディック、リクス、エリィ、ブラム:回避。
ファング、アレスタ:当たり。
GM:(ころころ)12ダメージのカニあたっく。
ファング:(ころころ)14点防御! はじいた!
アレスタ:(ころころ)13! よしっ! 鉄棍で弾き飛ばしたぞ!
GM:まー、こんなもんだよなぁ……、
   んじゃ、IVなのですが、その前に岩陰からぬっと巨大なカニが姿を現します。
   身体の一部を機械化されたそれは、背中や足についた砲口を皆さんに向けますよ。
ファング:か、かかかか……かにあーまー?(まて)
ディック:――メカ!?
リクス:サイボーグカニ!?
エリィ:メカー!?
アレスタ:なんだ、そのメタルサーガちっくな敵は!!
ディック:じゃあ、こっちは戦車に乗らないと!


<第1ターン>

GM:さあ、イニシアチブです。
ブラム:(ころころ)9。
GM:(ころころ)13。
ファング:はえぇ!?
GM:んじゃ、まずは、メカカニラスの攻撃。
   両の鋏を大きく振り回して薙ぎ払います、全体攻撃!(ころころ)9。
ファング:(ころころ)7。
アレスタ:(ころころ)5。
リクス:(ころころ)13。
エリィ:(ころころ)11。
ディック:(ころころ)8。
ブラム:(ころころ)18。
GM:んで、ダメージが(ころころ、出目1と2)9点、低い!
ディック:「――くうっ!」(ころころ)14点防御!
ファング:(ころころ)16点ほど防ぎました。
アレスタ:(ころころ)――あ゛。


GM:おっしゃ、1ゾローーーー!
アレスタ:ひぃぃぃぃーーーーーーーーっ!
     (ころころ)ファンブル表は4「思わぬ敵を作る」じゃ〜!


 このファンブルで出てきた不良Aは、
ファングのご都合主義を使った恫喝にまけて、
1T持たずに退場しました。よって割愛します。


ファング:「……その粗末な脳漿ぶちまけられたくなかったら、
     とっとと御家へ帰れ……蛆虫が!」
     と、ご都合1個使って恫喝。お帰り願いたい。
GM:それ使われると、不良はびびって引っ込みます。(笑)
ディック:「カニと一緒にぶちのめして、全裸で校門前に晒してやらぁ!」
エリィ:「……えっち」(赤面)
不良:「ひっ……あ、あいつ、無理矢理好きなだけじゃなく、
   『ウホッ!』だったのかぁぁぁぁーー!?」(逃)
ブラム:「顔……覚えとくか?」
    後で闇討ちしてやる。
GM:まぁ、続いてのカニラス達は、全員、防御専念。
ブラム:こっちのターンか、命中判定、小ガニへ(ころころ)13。
GM:当然の如く回避失敗。
ブラム:「てめぇら、じゃまだ!!」
    18点! でも、防御引いて半分。
GM:(ころころ)13点防御。
ブラム:たったの2点ダメージかよ。
ディック:では、子カニにジオダインで攻撃します!
     (ころころ)発動(ころころ)7で命中。
GM:(ころころ)ちっ、6か。
   んじゃ、ダメージ宜しく。
ディック:「稲妻よ、我が意に従い、悪しき者を討て!!」
     (ころころ)17点ダメージ! 低い!
GM:(ころころ)7防御の属性効果+5で、16点ダメージか、結構きたな。
ファング:次は自分ですね。魔眼起動。
     デカカニの砲口内部を狙撃ってOKです?
GM:命中−4ね。砲は全10個。
ファング:ふむ……魔眼起動すれば−2でいけますね。
     砲口の内一つを狙います!(ころころ)4……うそん!?
GM:それは補正だけで避ける。
リクス:では、ジオンガをアレンジして全体攻撃にします。
    (ころころ)発動して……(ころころ)8で命中。
GM:子蟹は7で当たり、大蟹は10ではずれ。
リクス:「稲妻……招来!!!!」
    (ころころ)19点!
GM:子蟹、かなりヨレヨレ。
アレスタ:では、わしの番だが……、
     まあ、いつも通り、魔方陣作成。クルクルクル〜。


<第2ターン>

GM:頭に戻ってカニだけど……、
   全身の砲口が、やたらあっちこっち向いて……、
アレスタ:……すごい不安。
ディック:まさか……、
GM:くらいや! 酸泡ブラスター!
ディック:――酸かよ!?
アレスタ:全体?
GM:HP−5、MP−5。
   (ころころ)16で命中! 当然、全体です。
一同:避けられるか、そんなもん!(ころころ)……、(一同、回避判定)
ブラム:ヒーローダイス使ったのに……、
エリィ:うそでしょ〜。
GM:(ころころ)13ダメージ。
ファング:なるほどなぁ……、
     砲口を一つ潰す度に、命中値を下げれるワケか(ころころ)弾いた。
ディック:11、流石ドムだ。なんでもないぜ!
ブラム:24だ。
リクス:19……。
エリィ:18です。
アレスタ:……8。
GM:超の字が付く強力な酸なので、全員、即座に鎧の修正地が−2されます。
ブラム:きゃあー! 新品の鎧が!!
エリィ:わたしも……、
GM:んで、マイナス値が必要B以下になったら溶けきるからね。


 強烈な酸の効果で、全員、防御力が大きく下がります。


GM:子カニは最後の突撃っ(ころころ)9!
アレスタ、リスク、ディック:当たり。
GM:ダメージは13。
リクス:12点防御。
アレスタ:7点きたか……、
     「ぐっ・・・このままでは」(HP残り4点)
ディック:「ちっ、カニ野朗が!!」(13点防御)
GM:カニターンエンドですよん。


 今回の蟹は、いい感じに冒険者達を追いつめています。
 ふふふ、初の死亡判定はアレスタか〜?


ブラム:「アレスタ……ヤヴァイか?」
エリィ:「マズイね……(色々と)」
アレスタ:「う、うむ……これ以上は、さすがに……、
     背に腹は変えられんか……」
ブラム:アレスタにディア……(発動6ゾロ)無駄に発動したな。
    (ころころ)18点回復。
アレスタ:「すまんの、半畜……その期待には応えようぞ」(全快)
ディック:では……大カニに必殺技、一閃・翔雷牙で攻撃します!!
ディック:「いくぜ……」
     ディックの矢に、バチバチとスパークが走る! 命中11!
GM:(ころころ)くっ、後、出目1つ……、
ディック:雷属性追加……、
     「体の中から黒コゲにしてやらぁ……喰らえぇ!!」
     紫電の矢がカニを貫く!!(ころころ)おしい! 24点ダメージ!
GM:デカイ目だしおって〜(ころころ)20点防御!
アレスタ:――固いっ!?
エリィ:修正高い!
GM:はっはっは、機械の身体+水属性で、ダメージに10点追加ですよ奥さん。
ディック:さらに翔雷牙の効果で、命中・回避に−2です。
GM:くそー。


 この一撃が、流れを変えました(笑)


ファング:では、トランク地面に落として蹴り開け……、
     本邦初公開、新兵装を背中に装備します。
     「システムコネクト…デバイス、起動」
     鋼鉄製のバックパックを背負った感じなのです。
GM:どぞどぞ、敏感すぎると、味方殺す武器やね。
リクス:では、また、ジオンガをアレンジして全体攻撃にします。
GM:どぞどぞ。


 リクスのジオンガが唸りを上げ、子蟹がとうとう落ちました。
 しかも、大蟹も20点のダメージ。


アレスタ:「よし、これであとはデカブツだけじゃ!」
     初めて、まともに攻撃できるぞ。
     「――告げる(セット)」魔術発動判定(ころころ)成功。
     「我が美しき陣を見るがよい!」魔術命中判定17!
GM:(ころころ)よけられん。
アレスタ:「ブーストサークル展開!
     アクエス・エクステンション!」魔術打撃判定(ころころ)27点!
GM:(あ、水属性魔法か、それなら……)
   蟹の防御は……(ころころ)……うそ。


PT一同:あ〜あ。(もの凄く大きなあ〜あ)


GM:本来なら22点吸収出来るのになぁ……いじいじ。
アレスタ:うそっ!? 水吸収なの?
GM:そなのさ。でも、双方ダメージ打ち消しっ! 吸収回復無しっ!
アレスタ:「むっ……効いておらん……のか?」
エリィ:次は、私が攻撃します。(ころころ)12命中。
GM:くっ、出目が1足りなくて避けられん!
エリィ:ブーストして、暗殺術で18点ダメージ。
GM:うお!? 3点来た 、んじゃ頭ですな。


<第3ターン:降臨! お笑いの神>

GM:メガカニラス……これだけは使いたくなかったが仕方あるまい。
リクス:な、何をする気だ……、
ディック:な、なにか切り札が……?
エリィ:いやな予感……、
GM:残りHPMP全消費! 全身の砲塔が引っ込んで鋏に全部移動する!
   最終兵器アシッドバスター!
一同:ちょ、ちょっとまてぇぇぇい?!(笑)
GM:まつかぁぁぁぁっ!(笑)
   (ころころ)っしゃー! 命中6ゾロ!
アレスタ:ひぃぃぃぃぃぃっ!
エリィ:クリった〜!?
ディック:ぐがはぁ!?
リクス:なんでだ……なんでなんだ〜!!


 最終砲撃『アシッドバスター』は、命中すれば酸により、
防具の効果−3に加えて、2d6+16という膨大なダメージがきます。

 まさに、乾坤一擲……なのですが……、


ファング:(すかさず)対抗&御都合使用で……、
     ファンネルを砲口につっこませるのはOK!?
アレスタ:武器屋! それだと、お主は強制ギャグUPになるぞ?
GM:ルール道理ならクリット出さねば無理ですな。
   ただ格好良いので強制UP覚悟の上なら認めます。
ファング:……OK、腹は括った。(笑)
リクス:お前は、漢だ……、
GM:んじゃ、よいですよ。防御値出してください。
   その分ダメージから引かれます。
   なぜなら、こっちの攻撃は勿論、ぜ・ん・た・い♪
ファング:「初使用で、いきなりスクラップってのは気が引けるけど……っ!!」
     ルナティックフェアリィ(ファンネル)、砲口へ特攻!
     (ころころ)相手のダメージから減点17!。
GM:んじゃ、こっちは( 2(2D6: 1 1)+16 = 18)
   ↑(ころころ)は普段こんな風に表記されます。


ディック:――あ゛。
エリィ:あ……、
GM:――うそやっ!?
ディック:不幸だ……、
ファング:うーむ、なんだか……凄く切ないのは気のせい?(笑)
リクス:あははは……、
エリィ:GMに……、
ディック:お笑いの神、降臨ーーーっ!!


GM:ち、ちょっとまった!
   1ゾロの場合は……バースト!?



アレスタ:切ないのぅ……、
ファング:……や、きっとフェアリィのおかげだ。
     そう、信じるしか!(涙は……流さない!)
ブラム:世の中、そんなモンさ。
エリィ:自爆……、
GM:か、カニの鋏が、ファンネルのせいで、筒内爆発を起こして吹き飛びます。
   そして、大カニは『どうっ!』と頽れますね。
   20d6+20点の自爆ダメージを蟹が受けます。
   (さめざめころころ)94点……、
ブラム:当然、死亡ですな。


 そして、吹き上げられた酸を引っ被ったのは、アレスタ一人。
 今回は、GMやってる人が、えらく不運です。


ブラム:あ……アレスタ……服が……、
リクス:溶けてゆく〜……、
アレスタ:ふっ……鎧、全溶けじゃな。(遠い目)
ディック:って事は……?
アレスタ:ええい、背に腹はかえられん!
     服が溶け落ちる前に、バトンを取り出す!
     こんなところで、肌を晒してたまるか! 性別がバレるっ!
ディック:「……お?」
GM:呪文は任意で。(笑)


アレスタ:「ハイジ・ゴディバ・トリアノン・
     モロゾフ・リンデ・ディパーダン!」
     呪文を唱え、バトンを回しながら、
     溶け掛けたマントを体に巻きつけるように、クルッと回る。
     身を隠すマントの中で、服と鎧が弾け、魔女っ子の衣装が展開!
     マントが完全に溶け切ると同時に、変身完了♪
     「まじかるトワラー、ラブリィアレスタ! 華麗に登場!」



エリィ:ディックの目を塞ぐ、マジックハンドで……、
ディック:「ぐわ!? 何しやがる、このネコ娘!!」
     振りほどきにかかる。
アレスタ:――というわけで、ラビィ衣装に変身じゃ。
     正直、こっそりと合成しておいて正解だったの。
     もし、そうしてなかった、今頃……くわばら、くわばら。
リクス:「……何、その格好?」
ブラム:「……なんだ、それは?」(見慣れない服)
アレスタ:「まさか、いきなり役に立つとは思わなんだな」
ファング:「……えーっと」
     開いたままのフェアリィの蓋が、パタンとしまった。(笑)





―― PHASE-04 戦い終わって日が暮れて ――


沙耶:「おーい、そっち無事かぃ?」
エリィ:「なんとかで〜す」
ミュウ:「凄い音がしたけど……あら?」
沙耶:「いや〜、カニ共が後から後から沸いて来やがってさ。
   潰すのに手間とられたぜ。そっちは……ひゃ〜、デカブツだな」
リクス:「まあ、あっけない最後だったけどな、あのでかいの」
ミュウ:「それにしたって……アレスタさん、
    いつの間に、そんな可愛らしい服装に……?」
アレスタ:「ま、まあの……先日のグロリア殿の件もあり……、
     一応、予備、というやつじゃ」
ミュウ&沙耶:「な、なるほど……」(汗)
ファング:「備えあれば憂いなし、ですからねぇ……」(遠い目)
沙耶:「それはそうと、そろそろ時間だな。
   思ったより手間とられちまったし、採れるもん回収して帰ろうぜ」
ファング:「……ですね」
     とりあえず、いそいそとフェアリィの、
     残骸回収&戦利品漁りに精を出しましょう。
GM:フェアリィは全損してると思ってください。
ファング:ソレは、ちょっと目の幅涙が流れそうだ。
     「うぅ……予備パーツの部品取りにすらなりそうにない……」(おろろぉん)
GM:んじゃ、このメカカニからは、
   カニラスの堅甲20枚とアシッドキャノン1門、
   雷の大属性石2個とカニミソをゲットできました。
一同:ミソ〜〜〜?
リクス:食いてぇ!!!
アレスタ:わしが調べる……今回も良いところなしじゃしの?
     では、四つんばいになって、残骸をゴソゴソ……、
     後ろに立つなよ? この衣装、丈が短いから、
     パンツ丸見えじゃ。(ころころ)13。
エリィ:一応、ディックを見張る。
ディック:「おい、ネコ娘。そんなに俺が信用できねぇのかよ?」
エリィ:「あ〜くんを見てる目があやしい……」
ファング:「…………」
     凄く良い笑顔で、トランクを右手に持ち。
ブラム:蟹の身をてにいれ……なんて?
GM:上質な腱とカニの身、カニの頭をほじくり出せました。
   もうちょっと上手く倒してたら、鋏なんかも使えたかも知れません。


リクス:カニ鍋〜!!!


ファング:大暴発したからなぁ。(笑)
アレスタ:「よろこべ、皆の者! 今夜はカニ鍋パーティーじゃ!」
リクス:「……じゅるり」(カニの身を見て)
GM:あとですね、機械部分に、
   クリムゾンインダスタリィのマークが刻んでありました。
   後は「食べるな危険!」
ファング:……あかんやん!(笑)
リクス:「ふっふっふっ、ついにこの時が来た……って、食えないの?」
ファング:「とりあえず取っておきましょう。
     強化装甲か何かに流用できるかもしれません」
GM:ひたすら生体改造された挙げ句、
   異常に巨大化した蟹なんざ食えるか、って話でもあります。
リクス:「食いたかったな〜……」(マジへこみ)


 リクスが、がっくりしつつ……、

 ついでに、そこらのカニラスの死骸から、
カニラスの甲羅と鋏をゲットしつつ、PTは帰路に就きます。


GM:と言うわけで、取り敢えず、なんかとんでもない事になってる?
   という事だけは理解した10階の冒険はここまでであります。
   学園に戻ると……カイトとコレット&クラスの皆がカニ鍋パーティーしてます。(笑)
ブラム:――って、うをい!
相羽:「や〜、8階に何故か蟹が大量に屯っててさ」
コレット:「早く来ないとなくなるわよ〜!」
ファング:「やっぱり、こう言う時は……アレを言うべきでしょうか?」
アレスタ:「うむ、任せる……」


ファング:「………蟹は、もう懲り懲りです」
     とほー、と肩を落とし呟いた。





GM:――ちゃんちゃん♪
   と今回は、ファングにスポットが当たって……幕です。

一同:お疲れさまでしたー!
ブラム:……ってか、防具の修理はどうなるんだ??





<おわり>
<戻る>


注釈1:リプレイの様子と内容を、分かり易くする為に、かなり加筆・修正・脚色をしています。

注釈2:今回の内容は、あくまでもテストプレイです。
    その為、今後、ルールが改訂される場合があります。