GM:さて、約束の時間になったわけですが……、
   キュリオのPLが、まだ、来てないようですね。
ヴァル:いや、それがな……、
    急用で、今回は欠席すると、連絡があった。
GM:なんですとっ!?
   今回のシナリオは、キュリオがいないと、話にならないのにっ!
エル:となると……延期ですかね?
カイン:じゃあ、少し雑談でして、解散やね。
GM:しかし、折角、集まって貰ったのに……、
   ふむ、一応、ネタのストックもあるしな……、
   皆、ボクに、一時間だけ時間をください。
ヴァル:GM、まさか……、
GM:今から……シナリオ一本作るっ!!
一同:――正気かっ!?





GM:よしっ、完成したっ!
   早速、突発セッションを始めるぞっ!!

一同:うわ、コイツ、マジで作りやがったっ!!






『Leaf Quest TRPG』テストセッション・リプレイ

ばかっぷら〜ズ冒険譚 2

『イルージョン・デスゲーム』







―― PHASE-01 リサからの呼び出し ――


GM:さてさて、前回、皆さんは、
   古代遺跡で、リーラを仲間に加えたわけですが……、
ヴァル:まだ、我々は、パルメアにいるのかね?
GM:はい、まだ、パルメアです。
   で、現在、ヴァル、リーラ、アラン、キュリオは、
   街に買い物に出掛けている最中です。
ヴァル:なるほど……、
    前回の後日談の裏話、と言ったところかな?
GM:そういうことです。
   では、ヴァル達が買い物をしている頃、
   カインは、リサに盗賊ギルドへ呼び出されます。
カイン:「ん〜、姐さんからの呼び出しか……なんか嫌な予感が……」
    と、呟きつつ、ギルド本部であるラディッシュに向うで。
リサ:「ねえ、カイン? あなたって、
   このギルドに入ってから、どれくらいになるのかしら?」
   ギルドに着いたカインに、リサが訊ねます。
カイン:「ん〜、結構経つと思うけど……それが、どうしたん?」
リサ:「そうよね、かなり経つわよね?
   その割りには、エージェントとしての腕前が、
   まるで上がってないように思えるんだけど?」
カイン:「う、あはははは……、
    いややな〜、姐さん、うちひびしょうじんしてますよ」(汗)
リサ:「怪盗としての実績があるとは言え……、
   新米のキュリオの方がよっぽど優秀じゃないの。
   貴女、一応、先輩として恥ずかしくないわけ?」
カイン:「うっ、痛いトコロを……、
    でも、その分、あのケモノっ子には出来ひん事がうちには出来る。
    値引きとか、値引きとか、値引きとか……」
リサ:「キュリオにだって、値引き交渉くらいはできるわよ。
   あの子は素直だからやらないだけで……」
カイン:「素直と言うか、単純と言うか……、
    まあ、腹芸の出来ひん子ではあるわな〜……」
リサ:「例のリーラを見つけた遺跡……、
   貴女に、もっとエージェントとしての力があれば、
   あの遺跡が破壊される事も無かったんじゃないかしら?
   もちろん、もしもの話でしかないんだけど……」
カイン:「いや、アレに関してはどうかと……でも、うちにどうしろと?」
    あかん、実は、その前にも遺跡一回破壊してるなんて言われへん。
リサ:「そこでね……ちょっと貴女に、修行も兼ねて、仕事を依頼したいんだけど?」
カイン:「どんな依頼か訊いてええ? ……流れ的に断れへんやん」(ボソ)
リサ:「この街の近くに、『カーペンラス』という遺跡があるわ。
   その遺跡の最奥にある物を取ってきて欲しいのよ」
カイン:「ある物……お宝かいな?」
リサ:「それは、行けばわかるわ」
カイン:「はいな……って事は、まさか、うち一人で行けと?」(汗)
リサ:「もちろん、一人で行けなんて言わないわ。
   そうね、彼らを誘ってみたら? ただし、アランとキュリオとリーラは抜きでね」
カイン:「へ? アランは分かるけど、その他の暴走娘達はなんで?」
リサ:「アランがいれば、戦闘面で、彼に頼ることになるでしょ? それは、リーラも同様ね。
   そして、キュリオに関しては、これは貴女の修行なんだから、
   彼女がついて行くわけにはいかないでしょ?
   ようするに、前回とは、立場が逆、ってところかしらね?」
カイン:「うう、何で、今更、試験受けなあかんのか〜。
    気楽な前回がなつかし〜……」
リサ:「儲ける事ばかり考えてるからよ。
   いい? エージェントとしての腕前があがれば、
   それだけ、実入りも多くなるものなのよ?
   優秀なエージェントは、その能力で得た情報を高値で売る事も出来し、
   遺跡で見つけた宝箱を安全に開けて、宝物を沢山見つけられる。
   宗一なんて、一体、いくらの貯金があると思ってるの?」
カイン:「いや、知らんけど……、
    あんだけ有名やから、そらもう人生左団扇なくらい?」
リサ:「以前、宗一がゆかりにプレゼントした腕時計っていくらだったかしら?
   確か、7500……万だったかしら?」
GM:これは、原作での値段だから、この世界では、もう少し桁が下がるでしょう。
   でも、原作と同様の価値がある物だと思ってください。
カイン:「いや、それ時計に使う値段ちゃうし……、
    ちゅうか、兄ちゃんが、誰に何やってるか、きちんとチェックしてんねや」(ボソ)
リサ:「当然よ……まあ、ともかく、一生、仕事しないで、
   暮らしていけるくらいにはあるって事よ……無論、この私もね」
カイン:「――姐さん、ウチ、頑張る」(*¥▽¥*)
リサ:「そういうわけだから、しっかり腕を磨いてきなさい」
   と、リサは、カインに黄色の鍵を投げ渡し、ギルドから放り出します。
カイン:「目指せ、薔薇色の人生! ファイト〜!
    さて、ほんなら、ウチの人生の為に手伝せにいこか〜」
    姐さんから貰った鍵をチャリチャリ回しながら、宿屋に戻るで。


 ――あれ?
 報酬の話はしないの?

 追試のようなモノとはいえ、
仕事と言った以上、ちゃんと報酬は払うつもりだったのに……、

 ……まあ、いいか。(爆)


GM:では、カインが戻ると同時に、ヴァル達も、買い物から戻ってきました。
エル:じゃあ、私も、剣の鍛錬から戻ってきた事にしましょう。
ヴァル:「いや、スマンね、アラン、キュリオ……、
    リーラの食器を買うのに、あそこまで足を伸ばさせて……」
    かなり町外れまで行ったので、同行者に謝罪しておこう。
アラン:「なに、気にするな……」
リーラ:「見てください! 見てくださいよ、カインさん!
    マスターが、嫁入り道具を買ってくれました〜♪」
    と、リーラは、セーラー服来て、クルクル回って見せます。
ヴァル:「リーラ、嫁入り道具ってなんだ?
    単に服と食器と寝具を買いに行っただけだろう?」
リーラ:「マスター、ちがうんですか〜?」
ヴァル:「私は、オマエを何処かにやる気は無いぞ? それは単に生活品だ」
カイン:「おかえり〜、マイファミリーズ♪
    よかったね〜、リーラ♪ 相変わらず仲が良くて、羨ましいわ〜♪」
アラン:「カイン……なんか、気味が悪いぞ?」
カイン:「ウチ、全然いつも通りじゃないですか。いやですね、アランたら」
アラン:「その喋り方が、既に怪しい」
エル:「カインが、このような顔をする時は、ロクな事がないですからね。
   さあ、何を隠しているのですか? 正直に話したほうが良いですよ?」
アラン:「まさか、俺の剣を借金の抵当に入れた、とかっ!」
カイン:「いや、それするくらいやったら、
    実は金持ってるらしい、ヴァルの兄ちゃんからせびるし」
    正直、潤沢な生活費なんて特徴、美味しそうで美味しそうで……、(じゅる)
エル:「カイン、重ね重ね言いますが、強欲は身を滅ぼしますよ」
カイン:「まあ、それは置いといて、リサ姐やんから依頼受けてん。
    そういうわけで、行くで! ウチの心の友たちよ!」
アラン:「……待て、依頼の詳細を聞いてないのだが?」
エル:「さて……詳しい事情を説明してもらいましょうか?」
カイン:「細かいことは、気にしな〜い!
    ついでに言うなら、今回はエルの兄ちゃんと、
    ヴァルの兄ちゃんにしか頼まれへんから問題な〜し!」
エル:「私が関わる事なら、なおのこと、事情の説明を求めますがね?」
ヴァル:「おや? 私とエルヴィン君だけかね?」
アラン:「俺とキュリオは、いかなくて良いのか?
    その言い方だと、リーラも数に入っていないようだが?」
リーラ:「え〜、ワタシはお留守番ですか〜?」
カイン:「そんな、ウチとエルやんとの仲で言葉なんていらへんやん。
    というわけで、ご〜! ついでに、リーラも、今回はパス」
エル:「……カイン、私が嫌だと言ったら、どうするつもりですか?」
GM:『1:胸を見た慰謝料を請求する』。
ヴァル:『2:色気で迫る』。
リーラ:『3:こめかみに銃口を押し付ける』。
カイン:1が近いけど、答えは4……、
    「この人がウチの胸見て、しかも、触った上に、
    叩くなんて、SMプレイされました、って教会に訴える」(爆)
GM:その時、エルの脳裏に浮かぶは、
   怖いくらいにイイ笑顔を浮かべる性悪シスター(カレン)の姿……、
ヴァル:散々、弄られそうだな、それは……、
エル:彼女に、そんな情報は与えたくないところですが……、
   「事実があるとは言え、かなり捏造の入った話ですね。
   せめて詳しい事情だけは説明して頂きたい。そうでないと言うなら、お断りします」
ヴァル:「カインとエル君の間に言葉は要らない……と言う事は、私には説明は必要だね?」
アラン:「まあ、俺達は関係無いから別に良いのだが……、
    さっきから、報酬の話もロクに出てないぞ? それは、カインらしくないな」
カイン:「ア〜ラ〜ン〜、関係ない人間が余計な事を言わな〜い♪」
    さり気なく、見えないように、銃を突きつける。
アラン:おおう! かつて、イリスが撃った流れ弾が、俺の帽子に当たって、
    鉄郎の帽子みたいされた時の恐怖が甦るっ!(笑)
カイン:「あ〜、まあ、しゃ〜ないか……、
    実は、カクカクシカジカで――」
    日本語って、便利やね〜。
エル:「……全て貴女の自業自得ではないですか」(呆れ)
ヴァル:「ふむ、新入りに抜かされる先輩は情けないから、再修行しなさい、と……、
    リサ殿の情けではないか?」
キュリオ(GM):「ふふ〜ん♪」
         勝ち誇ったように、無い胸を張っています。
カイン:「うわっ、このナイ胸ケモノっ子、腹立つ〜」
エル:「強欲に走り、己の技量を磨く事も忘れていたツケがきましたね」
カイン:「まあ、アレや……心の友の為に無償で、
    手伝ってくれる仲間がいるって素敵やん? ということで、ご〜!」
エル:「仕方ありませんね……ですが無償ではやりませんよ。
   取り敢えず、貸し一つ、と言う事にしておきましょう」
ヴァル:「まぁ 私は構わんが? 遺跡での借り(ディア)を返す意味でもね。
    さて、そういうわけだから、リーラ、今日、買った物の整理でもしてなさい」
リーラ:「は〜い♪」
GM:リーラに整理整頓って……、
   確か、リーラの裏設定に、ダメ技能として『整理整頓LV1』があったような?
ヴァル:今は、まだ、そんな事は知らないし……、
    帰って来たら、かなりとっちらかった部屋が見れそうだ。
カイン:「――と、言うわけで行ってくるわ」
キュリオ:「いってらっしゃ〜い、頑張ってきてね〜……ふふ〜ん♪」(以下略)
カイン:「……あのケモノ耳、一発撃ってから出発してもええやんな」
エル:「済みません、アラン、キュリオ、リーラ、留守をお願いします」
アラン:「ああ、気をつけていってこい……カインの手綱、しっかり握っておけよ」
エル:「……できる限りの事はしましょう。
   最悪の場合、強行手段も辞さない考えです」
カイン:「ウチは暴れ牛かなんかかい!」
リーラ:「ある一部分は、確かに、牛です」
エル:「理性と欲がある分、暴れ牛よりタチが悪いと思いますがね」
カイン:「ほっときっ!! もう、サッサと行くでっ!!





―― PHASE-02 カーペンラスの遺跡 ――


GM:というわけで、やって来ました、カーペンラスの遺跡っ!
   遺跡と言っても、外観は、ほとんど洞窟です。
エル:カーペンラス……名前の元ネタが、アレですかね?
カイン:段差には気をつけんとアカンな。
    身長の半分くらいの高さ落ちても死ねるで。(笑)


 うわ、もうバレた……、

 『カーペンラス』……、
 文字を並び替えると……ほら、分かりますよね?


カイン:「いざ、行かん、ウチのために! 行くで、下僕(仲)達!」
ヴァル:「洞窟……か?
    確か、エル君が松明を持っていたはずだな?」
エル:「ええ、確かに持っていますが……、
   って、カイン? 行く時と言っている事が違いますよ?」
カイン:「大の男が細かい事を気にせえへん! というわけで、GO〜!」
ヴァル:「その松明、火を点けたら貸してくれんかね? エル君は両手剣使いだろ」
エル:「分かりました。では、ヴァルさん、松明をお願いできますか?」
ヴァル:「あぁ……魔術には、意志さえあれば、発動は可能だからね」
    って、事で良いんだよな、GM?
GM:まあ、特に制約も付けてませんしね。
カイン:となると、うちは前衛に立たんとあかんのやろか?
GM:その辺は自由ですよ。
   エージェントとしての立ち居地を自分で考えるのも、修行の一環です。
カイン:じゃあ、頑張れ、エルやん、ヴァルやん。
    男の子は、女の子を守る者だ、っておばあちゃんが言っていた。(笑)
ヴァル:私は専属後衛だ。リーラがいれば別だが……、
エル:この探検はカインメインでしょうに。いい加減にしなさい!
GM:では、皆さんが洞窟に入りますと、
   一瞬、眩暈に襲われます……が、すぐに治まります。
エル:「……っ! 今、眩暈が……」
カイン:「な、何や……?」
ヴァル:「結界……か?」
    浄眼で魔力に流れが無いか見てみる。
GM:魔力の流れはあるっぽいけど、詳しくはわかりません。
ヴァル:「二人とも、結界らしきものが敷かれているようだ、気を付けた方がよさそうだね」
エル:「さっきの眩暈も、それが関係しているのでしょうか……?」
ヴァル:「おそらくは……な」
カイン:「まあ、姐やんからの試験やしな。一筋縄では行かんわな」
GM:洞窟に入った皆さんの目の前には、ハンドルを回すタイプの手動式の昇降機があります。
   昇降機はハンドルを回すことで、下に降りられるようです。
   もちろん、戻って来る事も出来ます。
   どうやら、この遺跡は、地下に向って、
   真下に伸びており、昇降機を使って、移動するようです。
   で、下に伸びる、その縦穴を覗き込むと、
   だいたい、この遺跡は三層からなっている事がわかります。
   ようするに、地下への三階建て、という事ですね。
カイン:「取り敢えず、姐やん、奥って言うてたから、この場合、下やろか?」
エル:「でしょうね。それでは降りてみますか?
   三層に分かれているようですし……上から順に調べていきましょう」
カイン:「まあ、確かに、どこの階にあるか判らんから、その方がええわな」
エル:「それに、これだけの遺跡で、
   目的の物だけ取って帰るなんて事を……カイン、貴女は出来ますか?」
カイン:「よう、分かっとるやん。根こそぎ頂くで〜」
    というわけで、昇降機に乗るで。
GM:足場と昇降機との間には、微妙な隙間がありますよ。
   注意すれば、踏み外したりはしませんがね。
   でも、人が落ちるには、充分な隙間です。
カイン:はっ!? 気をつけなアカン!
    昇降機に乗る時は、ちゃんとジャンプして乗るんやっ!(爆)
GM:別に振らなくて良いですけどね。
   もし、振るなら、各人、最大特殊技能で判定してね。
   ファンブルしなきゃ、無事に、昇降機に乗れます。
エル:振る必要が無いなら、振らない方が……、
カイン:でも、ネタ的には、振った方が面白いで。
ヴァル:イルスなら振る! そして、ライルが落ちたっ!
カイン:大丈夫やって。うちら、ふぁんぶら〜ズやないもん。
    というわけで、ジャ〜ンプ!(ころころ)なっ、平気やろ?
ヴァル:うむ(ころころ)よし、無事に乗れた。
エル:そうですねぇ……、
   私達は、ふぁんぶら〜ズじゃ――(ころころ)
あ゛っ!?


一同:事故ったぁぁぁっ!?


カイン:アカンわっ!
    元ふぁんぶら〜ズである、うちの修正がっ!?
エル:ファンブル表は(ころころ)……、
   『9:仲間に被害が及ぼされる/大迷惑をかける』!!

GM:誰を巻き込むかは、ダイスで決定!
   奇数でカイン、偶数でヴァル、ということで!
エル:「(ガクンッ)なっ!? しまっ――っ!」
   (ころころ)すみません、カイン……、
   足を踏み外して、咄嗟にカインの足を掴んで巻き込んでしまいました。
カイン:「って、ウチの足引っ張ったまま、落ちんな〜 エルのあほ〜っ!」
ヴァル:「風の乙女よ……彼らを優しく受け止めたまえ!」
    シルフィードを発動! 二人の落下速度を緩めるっ!
    その間に、体勢を立て直せっ!
GM:ヴァルの、反応が早かったので、
   それで、なんとか、昇降機によじ登れた事にしましょう。
   最初だから、おまけですよ。残機は減らしません。
一同:――残機?
GM:はい、色々ありましたが、
   昇降機には、一応、無事、乗れました。
エル:「あ、危なかった……二柱の女神よ、我が身の無事を感謝します」
カイン:「その前に、ウチに謝らんかい!」
エル:「ああ、済みませんカイン……、
   ですが、これも試験の一環と思って頂きたい」
カイン:「エライ個人的な試験やな、ああ?」
エル:「貴女も言っていたではないですか。細かい事を気にしてはいけないと」
カイン:「くっ、自分で言うのはええけど、人に言われたらすっごいムカつく」
エル:「人に言われて嫌なら、自分が言うのはやめる事ですね」
ヴァル:「人の振り見て我が身を直せ、と……」
カイン:「さ、さあ、気を取り直して、サッサと進もか」
エル:「そうですね……まだ先は長いですし」
ヴァ:「……慎重に、な」





―― PHASE-03 遺跡、第1階層 ――


<1:水蒸気の罠>

GM:チ〜ン♪ 毎度、ご利用ありがとうございます。
   カーペンラスの遺跡、第1層です。(笑)
カイン:エレベーターガールかいな。
GM:さて、第一層ですが、皆が並んで歩けるくらいの広さの通路が、まっすぐに横に伸びています。
   で、少し進みますと、上下左右の岩の天井や床や壁から、
   高熱の水蒸気が吹き出ているポイントにつきます。
   水蒸気は、触ると熱いとか、そういうレベルじゃなさそうです。
   近付いただけで、皆さん汗だく状態になるくらいです。
   ただ、水蒸気が吹き出るのには間隔があるようです。
   そのタイミングを見計らって抜けることも出来そうです。
エル:「あの水蒸気……怪しいですね」
カイン:「一応、気ぃつけんとな。ちゅうわけで、先頭はエルやん、ご〜!」
エル:「カイン、試験をクリアする気があるのですか?」
カイン:「って、言われても、ウチ、完璧に後衛やしな。
    前で何とかしてもらうしかないやん。罠とかあったら、ウチがやるけどな」
ヴァル:「その罠を発見する為には、前衛に居なければならないのではないか?
    後衛で発見する時には、前衛が罠に掛かっているぞ」
カイン:「うう、しゃ〜ないな。前衛って向いてへんねんけど」
エル:「敵が出てきたら、私が防いでいる間に、
   後衛に行くようにすればよいのでは?
   罠に関しては、一応、期待はしておきますが、
   誤作動だけはさせないでくださいよ?」
ヴァル:で、GM? 通路の見通しは?
    水蒸気のせいで、先は見えないのか?
GM:まあ、微かには見えますよ。通路は、まだ、先に続いているようです。
ヴァル:……これって、風の防壁(シルフィード)で防げるよな?
エル:では、風で吹き飛んでいる間に、駆け抜けますか?
ヴァル:吹き飛ばすんじゃなく、
    イメージ的には、風を纏って駆け抜ける、だがね。
カイン:グッドアイデアやん。
ヴァル:それでいくかね……、
    無用なリスクは負いたくない。
GM:では、ヴァルのシルフィードによって、水蒸気の罠は突破しました。
   ちゃんとMPは減らしておいてね。
   しかし、発動判定いらずで、この効果……、
   アレンジの際には、魔術刻印効果は無効にするべきなのかな?


<2:ギロチンの罠>

GM:では、水蒸気地帯をシルフィードで抜けると、
   今度は、道の両脇に大きな柱が一本ずつ、まるで、門のように立っています。
エル:その柱に、大きな亀裂とかは入ってます?
   いや、近付いたら、柱が崩れてきそうな気がしたので……、
GM:そりゃ遺跡ですからね。多少の亀裂くらいはありますよ。
カイン:取り敢えず、柱を調べてみるで。
    エージェント判定で(ころころ)7やな。
GM:その達成値じゃ、何も分かりません。ただの柱ですね。
ヴァル:その言い方だと、確実に、何かあるのだろうな。
    だいたい、こんな所に、無意味に柱があるとは思えんし……、
GM:でも、判定して、その結果、何も無いと思った以上は、
   そういうつもりで話を進めてください。それが、TRPGというものです。
   まあ、今のは、GMの言い方が悪かったですね。
エル:「どうですか、カイン?」
ヴァル:「その柱が、どうかしたのかね?」
カイン:「なんか、あるかなと思ったけど、大丈夫やな……多分」(ボソ)
エル:では、慎重に進みましょう。
GM:じゃあ、皆さんは、柱の間を抜けていくわけですけど……、
   先頭って、今は、カインとエルなんですよね?
   (ころころ)ふむ、偶数か……、
カイン:やな予感が……、
エル:じゃあ、二人が門を潜った時、真上からギロチンよろしく、
   大きな刃が落ちてきます。落ちた先は、エルです。
カイン:セ〜フ♪(待て)
エル:か、回避は可能ですか?
GM:間に合いませんね。(アッサリ)
   刃はズバーンと落ちきって……
エルの首が飛びます。(淡々と)


カイン:――うえっ!?
ヴァル:はっ……?
エル:即座に死亡判定?!



GM:刎ね飛んだエルの首は、ボトと落ち、
   ころころと転がって、カインと目が合います。(さらに淡々と)
エル:では、うらめしそうにカインを見ましょう。
カイン:「はっ? えっ、何やの、それ……、
    あ、あはははははははははっはははははははは……!!」
GM:――とまあ、そんな映像が、一瞬、皆さんの脳裏に鮮明に浮かびます。
   で、気が付くと、何も起こっていません。
   エルも死んでません。もちろん、ちゃんと首もついています。
   ゾンビというオチも無しです。
エル:「あ、あれ……確か、私の首は、刃で落ちたはず……」
   思わず、首筋を触り、確かめます。
ヴァル:「む……?」
    私も、エルに近づき、首周りを確かめよう。
エル:「こ、これは、一体……?」
ヴァル:(思い当たるのは、此処が、リサ殿が選んだ試験場所と言うこと……、
    それに、入り口の結界……か?)


 あっ、バレた……?

 どうやら、ヴァルは、
この遺跡の仕組みに、感付いたようだ。

 ちょっと露骨にヒントを出しすぎたかな?
 まあ、ここで気付かれるのは、想定の範囲内だけど。


カイン:「あはははっ、ははっ、あはっはっはっは!!」(←壊れ気味)
エル:「……ヴァルさん、カインをお願いできますか?
   私が行くと、騒ぎが大きくなりそうです」
ヴァル:「ふぅ、了解した……カイン……カイン?」
    呼びかけながら、彼女の頬を、軽く平手でペシペシと叩こう。
カイン:「く、首が、首が〜……、
    エルやんの首が、ポトッて……」
ヴァル:……水でもぶっかけるかね?
エル:ハリセンでもあれば、良いのですが……、
カイン:「首が、エ、エルやん〜っ!!」
エル:「カイン、私なら大丈夫ですよ!」
カイン:「……ほんまか?
    首筋とか、顔とか、懐とか触ってみる。
エル:「ええ、大丈夫――待ちなさい」
   私の懐に入ろうと、カインの手を押さえます。
カイン:「ちっ……エルやん、ブジデヨカッタワ」(←財布狙う気マンマンだった)
エル:「滅茶苦茶片言ですね……」
ヴァル:「さて……落ち着いているのなら、仮説で良ければ説明も出来るがね?」
エル:「ええ、お願いできますか?」
カイン:「何がどうなってんの?」
ヴァル:「まず、この遺跡は試験場所との説明だったな?
    そして、それを指定したのはリサ殿だ、と……、
    さらに、入口で感じた眩暈……多分、幻覚系の結界だと思うのだが……、
    これらの事実と、推測、そして、今の現象から、推察すると……、
    エージェントの技能を用いて、罠を発見できなかったり、発動させてしまうと、
    その罠が発動した時に起こりうるヴィジョンを見せるものではないかと思われる。
    エージェントの失敗は、自分、ないしは、仲間に死をもたらす……、
    この遺跡は、新米エージェントや、驕り高ぶった半端者に、
    その現実を教える為のモノ、なんじゃないか?
    つまり、もし、今のが現実だったなら、
    カインの失敗で、エルの首は、本当に飛んでいた、と言うわけだ」


 ――お見事!

 ヴァルの推測は、全て正解です。
 この遺跡は、エージェント育成の為の研修場所なのです。

 遺跡の名前の由来も、ここからきています。

 ほら、スペ○ンカーって、
『アマチュア洞窟探検家』って意味なんですよ。


カイン:「あ〜、正に試験なわけか。うわ、めっちゃ責任重大やん」
エル:「そうですね、一定回数発動させてしまうと、
   それが、現実に起きてしまうかもしれませんし……」
ヴァル:「そこまでは、判らんよ。罠が全て幻覚の可能性もあるし……、
    もしくは、幻覚の罠の中に、本物が混ざっているかもしれん。
    もし、後者だったら、相当、イヤラしいな。
    死が全て偽者だと気付かせ、油断したところを、
    本物の罠で、アッサリと、というのも考えられる」
エル:「カイン、責任重大ですよ」
カイン:「プ、プレッシャーが……」
GM:さて、今の惨劇の映像で、皆さんは精神にダメージを受けます。
   1d6をを振って、その分、MPを減らしてくださいね。
   あと、ヒーローLVとギャグLVを足した数を申告してください。
   それが、皆さんの残機となります。
カイン:昇降機から落ちかけた時に言ってた『残機』って、そういう意味かいな。
    それが、0になったら、何かヤバイ事になるわけやな?
    ちなみに、うちは残機3や。
ヴァル:私の合計は4だな……、
    ギャグLV強制UPが、こんなカタチで役立つとは……、
エル:私の合計は3ですが……、
   今、一度死んだので、残機は2ってことですね。
カイン:今回のクエスト、初の失敗な雰囲気がしてきた。
    うち次第やなんて……、


<3:黄色の扉、黄色の鍵>

GM:では、ギロチンの門を抜けると、大きな黄色の扉が立ちはだかります。
カイン:「絶対、なんか有るんやろな、この扉も」
    エージェントで、(ころころ)おしっ、クリティカルや!!
エル:ようやく、真剣になったようですねぇ。
GM:では、罠が無いことがわかりました。
   あと、専用の鍵が無いと、開きそうにないことも分かりました。
カイン:「鍵、鍵……ああ、これか」
    リサ姐やんから貰った黄色の鍵を使うで。
GM:では、扉は開きます。
   中は、狭い部屋になっており、真ん中に宝箱があります。
カイン:「お宝〜っ! って、うん、ちょい待ち」
ヴァル:カインが飛び出さないように押さえる……必要も無かったか?
エル:「如何にも、罠がありますと言わんばかりですね」
カイン:「こんな見え見えな罠に、ウチが掛かるとでも……?」
エル:「思うから止めようとしました」
ヴァル:「少なくとも、この遺跡に入るまでのカインなら、だがね」
カイン:宝箱調べるで(ころころ)8やな。
GM:それなら成功です。
   開けた途端、毒針が出てくる罠があね事が分かりました。
カイン:「あ〜、うん、毒針が出てくる、よくある罠やな」
エル:「定番ですが、油断できない罠ですね」
GM:はい、割と簡単な罠ですね。目標値5で外せます。
ヴァル:こっそりと、ナオール剤を用意しておこう。
カイン:(ころころ)9! よっしゃ、楽勝〜♪
GM:解除成功。宝箱の中には、青色の鍵があります。
カイン:「何となく、先が判ってきたで」
エル:「成る程、この感じで、次の階層の鍵を手に入れていく訳ですね
ヴァル:「先に進むと、青い扉がある、と言うことだな」
カイン:「みたいやな……ほな、下いこか」





―― PHASE-04 遺跡、第2階層 ――


<1:白と黒の床石の罠>

GM:では、ちゃくちゃくと第2階層にいきます。
カイン:「さて、この階は何があるやら」
ヴァル:「まぁ、エージェント用の罠が待ち受けているんだろうね」
GM:昇降機を降りると、一面、50cm四方の白と黒の床石が張られた道が、
   20メートルほど先へと続いています。
   ようするに、チェス盤みたいな道です。
   さらに、天井と両側の壁には、無数の小さな穴があいています。
エル:「これは……間違った床石を踏むと、矢か何かが飛び出してくるのでは?」
カイン:「どっちかを踏むと、何か出てくるに1票」
    取り敢えず、床石の上に、何か置いてみる。
    まずは、黒い床石に、銃弾を置いてみるやね。
GM:カインが、黒の床石に弾丸を置いた途端、
   全ての穴から細い槍が突き出します。
   通路に立っていたら、確実にハリネズミにされていたでしょう。
カイン:「……ハリネズミができるとこやったな」
エル:「危なかったですね。見事でした、カイン」
カイン:一応、白の床石の方も確認してみる。
GM:では、白の床石に弾丸を置くと、今と同様に、無数の槍が飛び出てきます。
カイン:「……はい?」
エル:「なっ……?」
ヴァル:「置く場所ではないかな? 特定の場所以外、踏んではいけないとか?」
エル:「白と黒、同時に置いてみてはどうでしょう?」
カイン:「……試してみよか」
GM:白と黒、同時に置いたら、槍は出てきません。
エル:「……ビンゴですね」
カイン:「ちゅうことは、両方踏んで進めと?」
ヴァル:「あ〜、まぁ……童心に返ってケンケンパ、見たいなモノか?」
カイン:「それやったら、ケンの時点で終わりやろが」
ヴァル:「……言ってみただけだ」


<2:落とし穴の罠>

GM:では、白黒ゾーンを抜けると、普通の通路に戻ります。
   まだ先ですが、通路の奥の方には青い扉があり、そこまで通路はまっすぐ伸びています。
   奥へと続く通路には、特に目立つものは無いです。
エル:そこまで言われると、逆に怪しいです。
カイン:「ものすごい、何も無さそうやねんけど……、
    絶対、何かあるんやろな」
エル:「それを調べるのが、カインの役目ですよ」
ヴァル:10フィートの棒をよこせ〜。
カイン:そのネタは、アダルト遺跡の時にやっとる。
    それはともかく、壁や床を調べてみるやね。
    (ころころ)10や。
GM:では、床に落とし穴がしかけられているのに気付きます。
   カインが指示すれば、簡単に先に進めますよ。
カイン:「お約束やな、落とし穴やし……、
    取り敢えず、そっち踏まんかったら、大丈夫やで」
エル:「分かりました。それでは、そのまま案内をお願いします」
GM:しかし、最初のミス以外は、華麗に回避してますね。
ヴァル:「よほど、エル君の首が飛んだことが堪えたようだな」
    うんうんと頷きながら、二人に続くとしよう。


<3:青色の扉、青色の鍵>

GM:カインの指示で、いくつかの、
   落とし穴を回避して、青色の扉に到着しました。
カイン:扉を調べるで(ころころ)10やな。
GM:扉に罠は無し。例によって、専用の鍵で開けられます。
カイン:青色の鍵で、ガチャッとな♪
GM:扉を開けると、また、宝箱があります。
カイン:ほな、宝箱も調べる(ころころ)うっ、達成値6。
GM:罠は無い、と思いました。(笑)
ヴァル:あるな、これは……、
    あると判っていても、無いと思った以上……、
エル:罠は無いものとして行動する。それがTRPGです。(笑)
ヴァル:ウィザー○リィの宝箱と同じだな。
    いかに、罠がありそうでも、種類が分からなければ解除出来ない。
カイン:「ヴァルやん、開けてみいひん?」
ヴァル:「――罠は無いのだね?」
カイン:「うん、無いはず……多分」
ヴァル:「ふぅ……カインは、やはりカインか」
    罠はある、と思いつつ、毒針、矢が飛び出してくる、爆弾、毒ガス等の罠だった場合、
    シルフィードで回避……出来ると良いな。


 さっきから気になってるんだけど……、

 そのシルフィードって技……、
 ちょっと便利に使いすぎな気がするな。

 発動判定があるなら、まだしも、
魔術刻印の効果で、それすら無しの自動発動だし……、

 防御技とは言え、そんなに咄嗟に使えるとは思えないんだよな。

 シルフィードに関しては、刻印効果は無効にしてもらうべきか?
 いや、それとも、アレンジ魔術に対して、刻印は無効にするべきか?

 最近、あまり、ルールはいじってないけど、
こうして見ると、まだまだ、修正が必要な部分ってあるんだな〜……、


ヴァル:さてさて、何がでるかな?
    私としては、毒ガスだと思うのだがね?
エル:アラームでは?
カイン:いや、ここは、テレポーターやろ?
GM:宝箱を開けると、中から、うっかり属性のあかいあくまが――
一同:――マジかっ!?
GM:うそうそ♪ で、宝箱はヴァルが開けるのね?
ヴァル:うむ、ガチッとな。


GM:テレポーター発動っ! 全員岩の中っ! 出られないっ!
   ささやき、いのり、えいしょう、ねんじろっ!(違)
エル:灰になるっ!?
ヴァル:セーブされる前にリセット!!
カイン:ゲームが違うわ、ボケッ!!



GM:とまあ、岩の中に閉じ込められるイメージが頭に浮かび……、
   我に返ったところで、MPにダメージ受けといてね。
カイン:「はあはあはあ……、
    失敗を分かち合える仲間が居るってええやん」(遠い目)
エル:「失敗しない事が、何よりの理想ですがね……」
   うううっ、残機が1になりました。
ヴァル:「同じ失敗をしないなら……まぁ、良いのだろうか?」
    エル君が、ピンチのようだね。
GM:宝箱の中には、赤色の鍵がありました。
カイン:ほな、それを回収して、最後の第3階層や。





―― PHASE-05 遺跡、第3階層 ――


<1:迫り来る壁の罠>

GM:では、第3階層へときました。
   昇降機を降りると、石造りの部屋への入口があります。
   ちなみに、その入口に扉はありません。
   部屋は、20m四方の部屋で、入口の向かい側に、奥へと進む出口があります。
   で、その部屋の真ん中には、宝箱があるのが見えます。
エル:「入ったら、閉じ込められそうな部屋ですね……」
ヴァル:「如何にも罠があります、と言う部屋だな」
カイン:「いや、最初から最後まで罠尽くしで歓迎してくれるわけやん」
    取り敢えず調べてみる(ころころ)7や。
GM:調べるにしても、もう少し具体的に、何を調べるか言ってくださいよ。
   まあ、いいや……その出目じゃ、分からないし。
カイン:じゃあ、部屋の中に、銃弾を投げ込んでみる。
GM:反応は無いです。
カイン:じゃあ、宝箱のところまで行ってみよか?
ヴァル:エル君は、部屋の外に待機していた方が良くないかね?
    少なくとも、ギロチンのことから見るに、罠の範囲内に居なければ、
    発動しても残機は減らないんじゃないかな?
エル:では、私は、外に待機していましょう。
カイン:ほな、うちとヴァルやんで、宝箱のところまで行く。
GM:じゃあ、カイン達は、その宝箱が幻影だと気付いて良いです。
カイン:「って、あかんっ! これ幻やんっ!?」
    いやな予感がするから、ダッシュで部屋の外から出る!
GM:残念ですが、間に合いません。
   幻影だと気付いた瞬間、二つの出入口に鉄格子が落ち、閉じ込められます。
   で、閉じ込められると同時に、ゴゴゴ……っと、両側の壁がせり出してきます。
   どうやら、壁で挟み潰す罠のようですね。
カイン:「か、かべ〜っ!?」
エル:「カイン! ヴァルさん!」
   無理かもしれませんが、鉄格子を壊す努力はしてみましょう。
カイン:「解除! 解除方法はっ!?」
    (ころころ)おっしゃ! クリティカルッ!
GM:なんだ、その出目はっ!!
   それで、本当に、元ふぁんぶら〜ズなのかっ!?
カイン:だから『元』なんやっての。
GM:カインは、宝箱の幻影があった、その真上の天井に、黄色い鍵穴を発見します。
   でも、天井は、かなり高いので、肩車しても届きませんよ。
カイン:「ど、どないせ〜っちゅうねん!?」
GM:とか言ってる間にも、壁は、どんどん迫って来ます。
   もうすぐ潰されそうです。両腕が突っ張れるくらいまで、壁が迫ってます。
ヴァル:その幅なら、子供が壁を登るみたいに……、
    壁と壁の間で、両手足を突っ張って、登れるんじゃないか?
    激しくカッコ悪いが……、
    「――エル君、剣を貸してくれ!」
エル:「え? ……っ! 分かりましたっ!」
   鉄格子の隙間から、剣を滑り込ませます。
ヴァル:では、その剣をつっかえ棒にして、両手足を突っ張って壁を登り、
    鍵穴に、黄色の鍵を差し込むぞ。
GM:では、ヴァルが、そうやって登って、鍵穴に鍵を差し込むと、
   壁は元に戻っていきます。鉄格子も開きます。
カイン:「た、たすかった〜」
エル:「ふぅ……危ない所でしたね、まさに危機一髪でした」
ヴァル:「助かったよ……エル君」
    借りていた剣を、エルに返そう。
エル:「いえ、お二人が無事で何よりですよ」
カイン:「で、これがラストの罠なんかな?」
ヴァル:「さて、ね……?」
エル:「だと良いのですが……さあ、先を急ぎましょう」


<2:ゴーレムとの戦闘>

GM:では、部屋を抜けて、先に進むと、赤色の扉が見えます。
   しかし、その扉の前には、キラキラと緑色に輝くゴーレムが立ち塞がっています。
カイン:「おわっ、ボス戦かいな」
エル:「お約束、ですね……」
   クレイモアを構えます。
ヴァル:「カイン……安らぎの呪文薬、余ってないか?」
カイン:「ほら、ヴァルやん」
ヴァル:「うむ、助かる」(くびくび)
    (ころころ)MP8点回復だ。
GM:敵は、エメラルドゴーレムが1体です。
   準備が出来たら、イニシアティブ判定をお願いします。
   ちなみに、前衛はエル、後衛がカインとヴァルでOKですね?
カイン:OKや、戦闘が始まる前に、エルの後ろに下がるで。


 ちなみに、この戦闘ですが……、

 もし、ここまでに、誰かの残機が0になっていたら、
死んだ仲間がソンビとなって、冒険者達に立ちはだかる予定でした。

 で、GMは一切手出しせず……、
 PC同士で、ガチで殴り合って貰うつもりでした。

 しかし、誰も死ななかったので、
結局、相手は、面白味も無いゴーレムに……、

 いや〜、残念だな〜……、(爆)


カイン:イニシアティブは(ころころ)8やね。
GM:(ころころ)ゴーレムは10です。
   先攻は、ゴーレムからですね。
   では、第1ターン、ゴーレムは、ズシンと足音を響かせ、
   皆さんに向って進み出ると、両腕を前に突き出します。
ヴァル:嫌な予感が……、
カイン:まさか、この展開って……、
GM:ロケットパ〜ンチ!(笑)
   二つの巨拳が、エルに向って発射されます。
   ちなみに、これ、二回攻撃扱いね。
   (ころころ)一発目が12、二発目が14と言って命中。
エル:(ころころ)ふっ、二発とも14で回避です。
カイン:じゃあ、次は、こっちの番や!
    そっちが二回攻撃なら、こっちは魔銃二丁持ちやで!
    魔銃とピュアストーンで攻撃っ!
    「――くらいやっ!!」
    (ころころ)11で命中っ!
GM:(ころころ)回避失敗、ダメージどうぞ。
カイン:(ころころ)ド〜ンと、22点っ!
    二丁持ちは、クリティカルはせえへんけど、ダメージは確実やで!
GM:(ころころ)くぅ〜、10点も抜けたっ!
ヴァル:「ふぅ、宝石、か……、
    倒したら、タイプムーンの宝石魔術師への土産になるかね?」
    続いて私だ。ザンで攻撃、刻印効果で自動発動。
    (ころころ)9と言って命中だ。
GM:(ころころ)回避成功!
   腕をブンッと振るって、その風圧で、魔術を掻き消した、ってところかな?
エル:最後は私です。両手持ちを宣言!
   (ころころ)クレイモアが、13で命中!
GM:回避は低いのよね……(ころころ)当たってます。
エル:ダメージは(ころころ)18点!
GM:(ころころ)1点だけ抜けました。
   エルの攻撃は、ゴーレムの表面を削っただけです。
   では、第2ターン……、
   ゴーレムは、今度は、キラーンと目を光らせます。
カイン:またしても、嫌な予感……、
ヴァル:なあ、GM、そのゴーレムって、
    別名を『鉄の城』って言わないか?
GM:そうかもしれません。(笑)
   というわけで、目から光○力ビーム!(笑)
   魔術扱いの全体攻撃っ! ビームが全員を薙ぎ払います!
   (ころころ)16と言って命中!
エル・カイン:クリティカルしないと無理!
ヴァル:避けれんか……っ!
    シルフィードをアレンジ! 全員を守る!
    3d6+9で(ころころ)出目が1、2、2……、(泣)
    全体のダメージを14点軽減する。
GM:(ころころ)ダメージは23点です。
ヴァル:私のダメージは9点で、
    カインとエル君は、そこから、さらに防御で減らしてくれたまえ。
エル:(ころころ)3点軽減して、6点抜けました。
   身体強化の効果で、さらに−2して、4点のダメージです。
カイン:うちは(ころころ)……うあ゛っ!?
エル:ファンブル……しましたね。
GM:ファンブル表は?
カイン:え〜っと(ころころ)――げっ!?


ヴァル:『6:と〜っても恥ずかしい失敗』?
カイン:よりにもよって、それかいなっ!?



エル:となると、やはり……、
   前回のように、ビームが、胸の部分に掠って……?
GM:この乳出し芸人めっ!(爆)
   ま〜、取り敢えず、6点ダメージ受けといてね。
カイン:実ダメージよりも、精神的ダメージの方が大きい。
    ウチって、こういう役割なん?
ヴァル:巨乳キャラの宿命かね?
    まあ、実際、それだけ出っ張っていれば、当たり易くもあるだろうし……、
カイン:「あ〜っ! 野郎共、こっちみんなっ!」
ヴァル:「敵を見ているからね……横を見る暇なぞないよ」
GM:隠すなら、最低でも、腕一本は使うだろうから、
   今後、二丁持ちは出来ないよ。(←外道)
カイン:マントで隠すのはあり?
    胸にマントを巻けば、二丁持ちも可能やと思うんやけど?
GM:まあ、それなら可能ですが、チラチラすらくらいは覚悟してね。(←さらに外道)
カイン:ふっふっふっ……次は、ウチの番やな。
    (ころころ)11で命中。
GM:なんか怖いんですけど……(ころころ)当たってます。
カイン:「この、エロゴーレムが〜っ!」
    (ころころ)怒りの22点っ!!
GM:(ころころ)8点抜けましたね。
カイン:野郎共が頼りない分、ウチが、着実にダメージ与えとるな。
ヴァル:そうなると、私は、防御に回った方が……、
    まあ、いいか。必殺技『ルドラ』をLV1で発動。
    「風よ……その力を私に貸してくれ!」
    これで、次のターンの風の魔術の攻撃力が4d6+9になるぞ。
エル:では、私は必殺技『ウルタイル・クロイツ』を発動させます。
   二回攻撃で、敵を十字に切り裂きますっ!
   「裁きの十字架、その身に背負うがいい!!」
   (ころころ)一回目は11、二回目は10で命中!
GM:(ころころ)うむ、一発目だけ命中しました。
エル:ダメージは(ころころ)15点です。
GM:(ころころ)防御は16、カーンと防ぎましたね。
エル:うぐぐっ、必殺技封印決定。
カイン:ほんまに、野郎共が頼りないっ!!
GM:では、第3ターンですが……、
   ここまできたら、もう、アレしかないよね?
   カイン、ゴーレムも胸晒すから許してね。(笑)
カイン:やらんでええっ! 許しもせんけど!
GM:ゴーレムは、腕を振り上げると、胸がガパッと開きますっ!
   そして、ズオオオオッ、とエルに熱光線ですっ!
   皆さん、よくご存知のブレストファイヤーっ!!(爆)
ヴァル:なんなんだっ!
    この漢の夢を具現化したようなゴーレムはっ!!
GM:これも、魔術攻撃扱いです。
   (ころころ)13と言って命中。
エル:かわせるわけないっ!
GM:ダメージは、2d6+20(ころころ)25点ね。
カイン:修正値が無茶苦茶やんっ!
    そんなの、ギルドの兄ちゃんだけで充分やっ!
GM:その分、諸刃の剣なのよね。
   HP−10、MP−5、さらに、次のターンは行動不可。
エル:それでも痛いです。
   (ころころ)HPが、残り7点ですよ。
   「うわぁぁぁぁぁーーーっ!!」
   あまりの熱さに、転げ回ります。
カイン:うちは、ダメージ確実やし、攻撃に回った方がええよね?
    回復は、ヴァルやんに頼める?
ヴァル:私は、ルドラ待機中なので、もう、行動は変えられない。
カイン:じゃあ、ウチは、ヴァルやんの後に、行動を遅らせて、
    結果次第で回復に回るで。
ヴァル:「さて、風の精霊より力を借りた一撃、耐えて見るか?」
    命中をブースト! 3c6+4で……お?


エル:3d6振って……1、1、1?
GM:かつてない程に、
   文句無しのファンブルですね。

ヴァル:なにゆえぇぇぇっ!?
    しかも、ルドラ封印っ!?


カイン:どっかに、お笑いの神さんおるん?(キョロキョロ)
GM:いや〜、どのPTでも、
   ここぞって場面での、必殺技の出目が低いな〜。
   で、ファンブル表は?
ヴァル:(ころころ)『5:頼りない/足を引っ張る味方が現れる』。
    さて、今回は誰が出てくるのかね?
カイン:もう一回振って、同じ出目なら、また、イルスが召喚されそうやな。
GM:その展開は、もういいです……、
リーラ(GM):「マスタ〜っ! やっぱり、きちゃいました〜っ!」
ヴァル:「……えっ?」
エル:そうきたかっ!!
カイン:美味しい、美味しすぎるで、こんちきしょう!
ヴァル:しかし、頼り無い、か? ある意味助かるが?
    MPが残り9だから、1ターンだけなら、合体も――


リーラ:「はふぅ〜、ここまで来るのに疲れちゃいました〜……、
    おやすみなさい、すやすや〜……」
ヴァル:うむっ、これは頼りないっ!!
エル:確かにっ! 納得っ!
カイン:てか、来た意味無いやんっ!!



GM:最初から、リーラは抜きと言いましたよ。
ヴァル:あ〜、はいはい……、
    私の渾身の一撃は、大きすぎる力の制御をミスって外しましたとさ、トホホ……、
カイン:リーラがおらんと、そんなモンかいな?
    もう、こうなったら、ウチも攻撃しちゃる。
    今回、野郎共は、本気で役に立たんわ。
    次のターン、敵は行動できへんし、エルやんも大丈夫やろ。
    (ころころ)15で命中や。
GM:(ころころ)当たってます。
カイン:ダメージにブーストして(ころころ)22点や!
GM:(ころころ)またしても、10点抜けました。
   ゴーレムの残りHP11点です。
エル:では、私の番ですね。
   体のあちこちに火傷を負いつつも、クレイモアを支えにして立ち上がります。
   そして、一気に勝負を掛ける! 必殺技シュトゥルム発動!
GM:きたーっ! 一番イヤな攻撃っ!!
カイン:判定失敗したら、自滅する大博打やな。
エル:命中をブースト!(ころころ)クリティカル!!
GM:(ころころ)回避は無理っ!
エル:「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」
   ダメージは3d6+6の防御無視っ!
   (ころころ)17点ですっ!
GM:エルのクレイモアが、ゴーレムの、
   開いたままの胸部の奥にある熱光線部に突き刺さる!
   ゴーレムは誘爆を起こし……ズズーンと倒れました。
エル:「はぁ……はぁ……はぁ……」
   倒れたゴーレムから、クレイモアを抜きます。
   最後に、少しはお役に立てましたかね?
カイン:ん、お疲れさん、エルやん。
ヴァル:うむ、見事……、
リーラ:「すやすや〜……」
    マスターのマントのフードの中で寝てます。(笑)


<3:最後の扉、そして……>

GM:ゴーレムを倒した皆さんは、赤色の扉の前に来ました。
カイン:早速、扉を調べる(ころころ)8や。
GM:罠は無いと思いましたね。
カイン:「ん、流石に最後はトラップなさそやな」
    扉を開けて、中に入るで。
GM:じゃあ、そこには宝箱があります。
カイン:宝箱も調べる(ころころ)達成値は7。
    これは、ちょっと、微妙やな〜。
GM:はい、罠は無いと思いました。(笑)
カイン:という事は、あるんやろうな。
    ってか、GM、さっきから、そればっかやん。(笑)
ヴァル:最後は、運次第、というわけかね……、
カイン:「まあ、これでおしまいや」
    罠は無いと思った宝箱を、パカッとな。
GM:では、最後の罠が発動します……、
   突然、扉が閉まり、明りが消え、閉じ込められます。
   そして、暗闇の中、延々と延々と……、
   何日も、何ヶ月も、何年も、狂死ぬまで閉じ込められるイメージが……、
カイン:「いや〜っ! 堪忍な、ホンマ堪忍な」
ヴァル:「気にするな……今回は、私が余り役に立たなかったからな」
エル:「右に同じ、ですね……」
GM:とまあ、そこで、全員、気が付いていいです。
   ただ、ここで、残機が0になったエルの姿だけ、
   カインとヴァルが気が付いた瞬間にはきえています。
カイン:「――エ、エルやん?」
ヴァル:「ふむ……遺跡に入ったところからの体験の全てが幻覚、と言うことかな?」
GM:まあ、エルのことは気になるでしょうが……、
   まずは、宝箱の中身を見てみましょう。
   宝箱の中には、封筒に入った手紙が一通あるのみです。
ヴァル:試験終了証書、とかだったりな。
カイン:「ん、リサ姐さんの言うてたのってこれか? 何々……?」
    手紙を出して、声に出して読む。
GM:では、手紙を開くと、そこには――










 『――えらいっ』










エル:た、た○しの挑戦状……?
ヴァル:「リサ殿らしい、と言うべきなのか如何なのか……、
    取り敢えずは、認められた、と言うことだろう」
カイン:「なあ、ヴァルやん……、
    今、ウチが持てるだけの炸裂弾と爆裂弾、ばら撒いても別にかまわんよな?」
    手紙をクシャッと握り潰しつつ……、(笑)
ヴァル:「多分、ね? 幻覚の中なら死ぬ事は無いが……」
GM:では、カインが、手紙を握りつぶしたあたりで、再び、二人は眩暈に襲われます。
   そして、気が付くと……というか、目を覚ますと、
   自分達が、洞窟に入ってすぐの所にいるのだとわかります。
   足元には大きな魔方陣があり、皆、その中で倒れていたようです。
   あっ、もちろん、エルも同じように倒れてましたよ。
   ただ、エルは、二人よりも、一足早く目覚めています。
ヴァル:「やはり……遺跡は全て幻覚、か」
カイン:「最初から最後まで幻覚かいな……は〜、疲れた」
ヴァル:「だが、幻覚とはいえ経験は積めただろう?
    エージェントの行動次第では、パーティが全滅する事もある……とね」
エル:「ようやくお目覚めですか、二人とも?」
カイン:「あ〜、エルやん、やっほ〜」
GM:ちなみに、エルの額には、『不合格』のハンコが押されています。
   本人は気付いていないようですがね。(笑)
ヴァル:「ようやく……と言うほど、待たせてしまったかな?」
    エル君の額を見て、苦笑しておこう。
カイン:「ぷっぷぷ、やん、エルやんてば、
    しばらく見ない内に、カッコよくなって……ウチ、惚れっぷっぷぷ」
エル:「……? ヴァルさん、私の顔に何か?」
ヴァル:「いや、なに……さぁ、リサ殿に報告に行こうか」
エル:「後で、鏡でも見てみましょうか?」
カイン:しかし、ゴーレム倒したのに、不合格ってのも、哀れやな。
GM:最後まで気を抜くな、ってことですね。
   冒険は、家に帰るまでが冒険ですっ!
カイン:――修学旅行かいなっ!






―― PHASE-06 エージェントとして…… ――


GM:では、皆さんは、ギルドへと戻って来ました。
   で、リサは、カインの顔を見るなり……、
リサ:「……仲間の死は、大分、こたえたようね?」
カイン:「あっはっはっは、バレバレ?」
リサ:「もちろんよ……今の貴女のような顔を何人も見てきたんだから」
カイン:「流石、姐さん……、
    まあ、ウチも、今まで一人でやってきたし、
    最近、出来た分、流石に死なれるとね……」
リサ:「よく出来てたでしょ? 大昔に『舞弦学園』っていう、冒険者育成学園があってね、
   そこにあったダンジョン生成のシステムを応用して、
   エージェント育成用として作った遺跡なのよ、あれって」
ヴァル:ここで、第3PTと繋がるのかっ!?
カイン:イルスの時といい、今回といい……やるな、GM。
GM:まあ、第3PTのセッションで、舞弦学園の事を聞いた瞬間、
   カーペンラスの遺跡と繋げられるな、とは思っていましたからね。


 実は、このカーペンラスの遺跡……、

 いや、正確には、エージェント育成用の、
幻覚魔方陣については、もう一つ、裏の設定があったりします。

 ――誰が、この魔方陣を開発したのか?

 それについては……、
 まあ、いずれ、語る時がくるかもしれませんね。


カイン:「まあ、思わず、ぶっ壊そうと思うくらいにはよう出来てたと思うで」
リサ:「ごめんなさいね、騙すような真似をして……、
   でも、私が、何を言いたいのかは、分かってもらえたでしょ?」
カイン:「ん、まあ、ぼちぼちとは……」
    ポリポリと、頬を掻きつつ、頷く。
リサ:「分かってもらえたなら、それでいいわ……、
   今後は、お金儲けだけじゃなく、もっと自分の腕も磨くようにね。
   キュリオだけに、責任を押し付けるような真似はしちゃダメよ。
   先輩として、恥ずかしくないエージェントになること……以上!」
カイン:「了解、まあ、お宝探しもほどほどにしとくわ」
GM:というところで、今回のシナリオは終了です。
   使用したアイテとかは、幻覚の中での出来事なので、減らさなくて良いですよ。
カイン:まあ、そうやろな。
    今回、報酬無しやから、助かるわ。





GM:では、お疲れ様でした〜。

一同:お疲れ様でした〜。





<おわり>
<戻る>


注釈1:リプレイの様子と内容を、分かり易くする為に、かなり加筆・修正・脚色をしています。

注釈2:今回の内容は、あくまでもテストプレイです。
    その為、今後、ルールが改訂される場合があります。