ある日のこと――

 偶然にも、LQTRPGの、
IRCに、お馴染みのメンツが集まった。





STEVEN:折角、集まったんだし……、
    軽くセッションしてみたいですね。
DEVIL:そういう事なら、一つ提案があるんだけど……、
健康胞子:――何です?
DEVIL:ヴァルとリーラの買い物シーンをやりたいな、と……、
    ほら、リーラって、現状だと、服を持ってないでしょ?
くのうなおき:なるほど……、
       まあ、それ以外に、特にネタも無いし……、
真魚:……やってみますか?
健康胞子:では、GM役は任せてください。
     登場人物は、ヴァル、アラン、キュリオと……、
くのうなおき:ちょっと待った……、
       じゃあ、リーラ役って……、(汗)





他一同:――任せた。(爆)

くのうなおき:ええい、やってやるわい!
       コンチクショ〜〜〜〜ッ!!(泣)






『Leaf Quest TRPG』テストセッション・リプレイ

ばかっぷら〜ズ冒険譚 1

『ライラック・ブロームズ』後日談編







―― PHASE-01 朝のご奉仕? ――


GM:さて、リーラの件について、盗賊ギルドと教会への報告も終わり、
   皆さんの、今後の方針も決まったわけですが……、
ヴァル:一つ問題がある……、
    旅立つ前に、リーラの服やら小物やらを用意しないとな。
GM:とまあ、そういうわけで……、
   冒険を終えたヴァルは、明日、買い物に行こうと決め、
   今日のところは、宿屋に一泊しました。
リーラ:「すやすやすや……♪」
GM:で、次の日の朝……、
   ヴァルが目を覚ますと、リーラが、
   キミのズボンを脱がそうと、四苦八苦しています。(爆)
ヴァル:いきなり、そういうノリかいっ!?
リーラ:「んしょ、んしょ……、
    マスターったら、随分と溜まってらしたんですね〜♪」
ヴァル:「……何をしているのかな?」
    と、慌てず騒がず、静かに言って、リーラを摘まみ上げる。
リーラ:「はう〜、マスターのパンパンに張ったアレを、
    マッサージしようとした所です〜」
    私の体のサイズだと、通常の方法では不可能なので、
    全身を使って、こう……、(すりすりと、体を上下に動かしてみせる)
アラン:……初っ端から、全開だな。
キュリオ:朝からアダルト展開にゃ……、
ヴァル:「……そういうのは、手順を踏んでから、と自分で言ってなかったか?」
    遺跡で目覚めたばかりの時の事を思い出しつつ。
リーラ:「はいっ、だから、マッサージから……ねっ♪」
GM:その天使のような笑顔に、
   ヴァルフェルトの理性は薄氷の如く――
ヴァル:――崩れないっ!
    まったく、常識が無いのか、ズレてるだけなのか……、
一同:――確信犯だと思う。
ヴァル:「それはいいから……今日は、お前の服を買いに行く約束――」
アラン:「おい、ヴァル、お前、買い物に行くと言ってただろう?
    いい加減に起きないと――」(ガチャ)
GM:突然、部屋のドアが開き……、
   入って来たアランと、ヴァル達の時が止まる。


アラン:「…………」
ヴァル:「…………」
リーラ:「…………」


GM:――そして、時は動き出す。
アラン:「あ〜、すまん、邪魔したな。
    気にせず、続けてくれ。俺は何も見なかった」(バタン)
キュリオ:(部屋の外にて)「どうしたの、アラン? ヴァル、まだ起きないの?」
アラン:(部屋の外にて)「あ〜、まあ、そんなところだ……中に入っちゃダメだぞ」
リーラ:「ふっ、なかなかに気の付くお方ですねー♪
    というわけで、気にせず、続きを始めましょう、るんらら〜♪」
ヴァル:「……さて、我々も支度をするぞ」
    内心はともかく、表面的には平静に、リーラを摘んだまま、支度を始める。
リーラ:「あ〜ん、マスターのいけずう!
    折角の仲間の助言を無にしたらダメですう!」(じたばた)
    準備しようにも、私には服がありません。
ヴァル:じゃあ、このハンカチでも使え。
    切れ込みを入れて、頭を腕を出せば、ポンチョみたいになるだろう?
リーラ:はわ〜、風が吹いたら、
    『お〜、も〜れつ!』どころじゃありませんねえ?
GM:なにはともあれ……、
   ちょっとしたカオスが生まれた朝なのでありました。





―― PHASE-02 ダブルデート? ――


GM:さて、朝から色々とあったわけですが……、
   買い物に出掛けるにしても、何処に行くんです?
   取り敢えず、普通の商店街と、盗品とかが集まるステキな商店街がありますけど?
リーラ:「取り敢えず、普通に商店街へ行きましょうか?」
ヴァル:いや、高級な商店街に行くぞ。
GM:……そんなの、あるんですかね?
アラン(のプレイヤー):まあ、あると思いますよ。
            ちょっと敷居の高い、高級ブティックみたいな店くらいなら。
GM:なるほど、商店街の一角にある、
   ブランド店エリアみたいな感じですかね。
ヴァル:しか〜し、私は、そんな店でも平然と入っていく。
    何故なら、今回のギャグキャラLV強制UPの特徴として、
    『潤沢な生活費』というのを得た。
    つまり、装備品とか、冒険に関わる資金以外では、惜しみなく散財するのだ。
アラン:カインに知られたら、エライことになりそうだな。
    「ああ、ちなみに、俺とキュリオも、買い物には同行させて貰うぞ。
    一応、お前やリーラの監視という役目もあるからな」
キュリオ:「ダブルデードだねっ!!」
アラン:「まあ、そういう事にしておくか……、
    今回は、キュリオのおかげで、俺の記憶のヒントを得られたからな。
    お礼に好きなもの買ってやるぞ」
キュリオ:「わ〜い♪ デート、デート♪」
GM:では、途中、騎乗ゴーレムを連れた、
   ゴーグルキャップを被った少年と擦れ違いつつ、高級洋服店へとやって来ました。
アラン:気になる描写だな。
GM:伏線です。今は気にしないでください。
リーラ:「はわ、はわ〜? 床も天井も、ぴっかぴかですね〜」
ヴァル:「さて、リーラの場合、採寸からちゃんとしなければな」
    リーラのサイズに合う既製品なんぞ、ある訳が無いからな。
リーラ:「この店よりも、マスター……、
    アレなんかは、ワタシにピッタリですよ?」(くいくい)
ヴァル:「――ん?」
    リーラのサイズなどある訳が無いと思いつつも、そっちを見てみると――
リーラ:――指差す先には、おもちゃ屋が。(笑)
ヴァル:「…………」
    無言で却下して、店員に話し掛ける。
店員:「いらっしゃいませ♪ どのような物をお探し……でしょうか?」
   ヴァルの肩に乗るリーラを見て、一瞬、口元が引き攣ります。(笑)
アラン:「予想通りの反応だな……」
ヴァル:「服を仕立てたい、これ(リーラ)のサイズなんぞ、
    既製品では無いだろうから、一から作る事になると思うが……ヨロシク頼む」
キュリオ:「漢だ……アラン、漢がいるよ」(汗)
アラン:「ある意味、勇者だな……」
    と呟きつつ、ヴァルとは距離をおく。
リーラ:「え〜? そんな事してたら、
    手間が掛かって、日が暮れますよ〜?」(ぶーぶー)
ヴァル:「服以外にも、要る物もあるだろう? それを買いつつ、時間を潰すさ」
店員:「か、かしこまりました……お客様、こちらへどうぞ」
   動揺しつつも、リーラの採寸の為にカウンターへ案内します。(笑)
リーラ:「はう〜、マスター以外の方に体を弄繰り回されるなんて、
    もう、マスターのお嫁にはいけませーん」(しくしく)
キュリオ:「ヴァルが採寸して、それをメモって、
     店員さんに渡せば、さほど問題無いのに……」
アラン:「それなら、リーラも望むところだろうが……、
    さらに、危険度が上がる行為でもあるな」
ヴァル:「……?」
    服を仕立てるのにサイズを測る……、
    そんな『当たり前』の事に困惑するリーラを見て、ちょっと頭を捻る。
リーラ:「ひゃ、ひゃうっ! メジャーのひんやりとした感じが……ひゃん☆」
店員:「あ、あのお客様……あまり動かないで下さい」
   サイズがサイズなので、ちょっとズレるだけで、
   エライ誤差になる為、店員さんは、色々と困ってます。
ヴァル:ミリ単位のズレ=センチ単位のズレ、だからな。
アラン:「やれやれ、服なんて適当で良いだろうに……」
キュリオ:「店員さんも災難だにゃ」
リーラ:「えっ、えっ? そ、そんな事言われても……あっ、胸……だめぇ……」
店員:「はぅ……先輩〜」
   どうにもならなくなって、ベテラン先輩に泣きつく店員さん。(笑)
リーラ:「はあ……はあ……とっても、激しい……」
ベテラン店員:「お客様、大変失礼しました、です」
       性別不詳のハーフエルフが、引っ込んだ店員に代わり出てきます。
ヴァル:「手数かけて、スマンね……」
    ちなみに、リーラが採寸してる横で、
    私も自分のを仕立てようと、測ってたりする。
ベテラン店員:「お気にならさず、なのです」
アラン:「そういえば、このマントも、かなりボロくなってきたな……新調するか?」
ベテラン店員:「シアさん、そちらのお客様へ、マントのカタログをお出しするのです」
       あぅあぅ言ってた、さっきの店員さんへ指示を出す。
アラン:「いや、さすがに、こんな高い店では……ううむ……」
シアと呼ばれた店員:「はい、えっと……、
          今、在庫しているのがこちらです」
          アランに、すかさず、カタログを見せます。
ベテラン店員:「ふむふむ……なのです」
       先の店員と違い、手際良く、リーラの採寸を進める。
リーラ:「あ……今度のお姉さん、とっても上手」
アラン:なんか、このベテランさん……、
    某灼眼に出てくるヴィル○ルミナみたいだな。
リーラ:「ところで、服を作るのは良いんですけど、どんな服にするんですか〜?」
ヴァル:「リーラが着る服だからな……着たい服を言えば良いだろう?
    着替え分も要るだろうし、少し大目に作れば良いさ」
    と言いつつも、自分の採寸をした店員に、私の服のデザインを注文する。
    「基本は、今、私が来ているので……、
    そこに“ばれない”程度に“薄紫のライン”を追加して欲しい」
男性店員:「ふむ……かしこまりました」
ベテラン店員:「……良い趣味をした、ご主人様なのです」
リーラ:「じゃあ、先ずはセーラー服!」
アラン:使い魔の方も、別の意味で良い趣味してるな。
リーラ:「んで、んで、次はスクール水着で、三着目がメイド服がいいかなーって……きゃん☆」
GM:ベテラン店員さんは、やんやんしてるリーラに苦笑しつつも、採寸を終わらせます。
キュリオ:「新しい服、いいな〜……、
     ボクなんて、レオタードとプロテクターを、
     別々に買ってから、改めて縫い直してるのに……」
アラン:「……うっ、こんなにするのか!?
    おい、キュリオ、たかがマントで、こんなのありか?」
    あまりの値段の高さに、思わず、カタログ片手に、キュリオを同意を求める。
キュリオ:「材料がミスリル繊維、とかいうオチじゃないよね? これ……」
シア:「いえ、何層にも繊維を織り込む事によって、
   優れた保温性と耐久性を実現した、普通のマントです」
キュリオ:「それだけで、ボク達が買ってるのと、相当違う……」
     ボクとアランのは、殆ど一枚布のマントだし。
アラン:「申し訳ないが、持ち合わせが無い……」
    店員にカタログを返す。後で古着屋にでも行こう。
リーラ:「で、後は、やっぱり、ちょっぴりアダルトに決めて、
    透け透けネグリジェなんかもって……や〜ん、マスターのえっちえっちぃ〜」(くねくね)
    と、未だに壊れてま〜す。(爆)
キュリオ:「ん〜……この水に濡れると、
     透け透けになるレオタードとか着てみると、アラン嬉しかったりする?」
アラン:「……年頃の娘が、そんな破廉恥なモノを着るんじゃない」
リーラ:「ねぇ? マスターは、セーラー服がいいですか? それともブレザー派?」
ヴァル:「うん? 着るのはリーラだろう?」
リーラ:「あ〜ん、もう! 殿方の目を引くのも、お洒落のポイントなんですよ〜!?」
ベテラン店員:「サイズがサイズですので、
       時間は掛かるかもしれませんが、宜しいですか?」
ヴァル:「あぁ、それは承知の上だ 他の買い物もあるのでね。
    ところで、服の素材だが、出来るだけ細い糸で作られた絹と――(云々専門的な話に)」
アラン:「……どんどん、ヴァルが、ヤバイ道に入っているように見えるのは気のせいか?
    傍から見れば、着せ替え人形の服にこだわりを持つ、危ない青年だぞ?」
キュリオ:「敢えて、気にしない方向でいってみる?」
アラン:「基本的には、他人のフリだな」
ベテラン店員:「かしこまりました。
       日が落ちるまでには、注文の品は全て揃えさせますです」
ヴァル:「では、材料費等を含めて手付けを……」
    ギャグ特徴『潤沢な生活費』で支払いを済ませ、店を出る。
リーラ:「ブツブツブツ……もう、マスターのぼくねんじ〜ん!
    あそこで『おうよ! セーラー服こそ男の夢! 憧れ!』とか、
    『むっひょ〜、ブレザー? たまらん、たまらんっすよ!』と反応してくくれば、
    ワタシも、思い切ってスカートの丈短くしたのに〜!」(ぷんすかぷん)
アラン:「いや、それはそれで引くぞ? そんな男が良いのか?」
キュリオ:「それはそれで、近寄りがたい雰囲気になるみゃ」
リーラ:「えへっ、マスターだったら、
    ちょっぴりヘンタイさんでも、おっけーですよ?」(はあと)
アラン:「恋は盲目、か……」
ヴァル:「さて、次の買い物に行くぞ」
    と、周囲の言葉を気にせず、リーラを型に乗せて歩く。
通り縋りの幼女(アランのPL):「ねえねえ、どうして、お兄ちゃんのお人形はお話できるの〜?」
その母親(キュリオのPL):「――近寄っちゃいけません!」
周囲の人:「――変態さん?」(ひそひそ)
周囲の人:「変態さん……」(ひそひそ)
アラン:「いくぞ、キュリオ……」(スタスタ)
    全力で他人のフリをするぞ。
キュリオ:「まぁ、ボクも、アランが望むなら、
     紐ビキニ&ビキニアーマーな状態でも……」
     アランに、手を引かれつつ、妄想モードONにゃ。(笑)
リーラ:「わ、わ、わ、なんて大胆! はう、負けました〜」
アラン:「そんなのは、なんの防具効果も無いだろうが……、
    怪我したら大変だから、ちゃんとした防具を着なさい。
    だいたい、今の、その服装だって、いつも目のやり場に困って……ブツブツ」
キュリオ:「大丈夫、この空気抵抗限りなくゼロな体つきのせいで、
     全く似合わないって、よく知ってるから、ンな格好、自分からはやらない」
アラン:「あ〜、まあ、それはそれで需要はあると思うから気にす――ゴホンゴホン」
キュリオ:「どっか、安いところで、下着も買わなきゃ……アレもそろそろ無くなりそうだし」
アラン:「……アレって何だ?」
リーラ:「アレ? アレ、あれ、あ〜れ〜……って、ぽっ☆」
キュリオ:「女の子にそれを聞く?
     いや、アランには、ボクのは知っておいて貰っても良いんだけど……」
リーラ:「微妙なところですね〜……、
    男の人に知られるのは恥ずかしい、でも、好きな人には知ってもらいたい……う〜ん」
アラン:「む? とにかく、必要なものがあるのか?
    だったら、それを買ってやろう。さっきも言ったか、プレゼントするぞ」
キュリオ:「初弾命中じゃないと、アランの赤ちゃん出来るまで、時間かかるしね」
アラン:「何故、そこで、そういう話になる……、
    しかし、俺の子か……もしかして、何処かにいたりするんだろうか?」
キュリオ:(これだけ言って、気が付かないのが、アランだよねぇ……)
     「それに関しては、ボクが自分で買うから良いよ。
     流石に、男の人に買って貰うのは気恥ずかしいし……」
アラン:「む、そうか……だが、何かあるなら、遠慮なく言えよ?」
キュリオ:「は〜い♪」(ゴロゴロ)
周囲の人:「――バカップル?」(ひそひそ)
周囲の人:「バカップル……」(ひそひそ)





―― PHASE-03 ショッピング ――


ヴァル:「さて、食器なども無ければ不便だな?
    金属製では、すぐに熱くなって持てなくなるだろうから、木製か?」
アラン:「食器を買うなら、あそこの雑貨屋でいいんじゃないか?
    どうやら、全て均一価格のようだぞ?」
ヴァル:「リーラのサイズで買わなければいけない事を忘れないでくれ」
アラン:「じゃあ、やはり……玩具屋か?」
リーラ:「その方が手っ取り早いと言えば、手っ取り早いんですが……」
ヴァル:「玩具はな……実用予定が無いから作りが粗雑だろう?
    まぁ、木材工芸で生計を立ててるような者なら作れるだろうし、後で当たってみるさ」
GM:じゃあ、あとは、何が必要なんです?
ヴァル:リーラの着替えや、身嗜み品を入れておくポーチだな。
GM:なら、冒険用品の店にいけばありますね。
ヴァル:「ところで、リーラ……服は何着注文したんだ?」
リーラ:「え〜と、え〜と……、
    セーラー服とか、スクール水着とか、メイド服とか、色々です。
    後は普通にジャケットとスカートですぅ」
キュリオ:「メイド服……アレを着て迫ったら、アランも落ちるかな?
     それとも、やっぱタオル1枚のほうが……?」
アラン:「……何の話だ?」
GM:なんて会話をしつつ、冒険用品の店にやってきました。
   お店の外には、真っ赤な騎乗ゴーレムが待機してたりしますが、まあ、気にしない方向で。
アラン:またしても、気になる描写だな。
GM:伏線です。今は気にしないでください。
   で、店に入るわけですが、目的のポーチは、すぐに見つかります。
アラン:「折角だし、俺も見て回ってみるかな。
    ふ〜む……これは、なかなか良さそうな寝袋だな?」
リーラ:「寝袋……ベッド……初夜!?
    そうそう! 大事な物を忘れてました!
    この野営セットは、是非とも必要です!」
キュリオ:いつでもデキるように、寝床を確保!?
リーラ:レンタルOKですぅ♪
ヴァル:「野営セットか……内容は?」
リーラ:「ふむふむ、えっと……簡易テントと簡単組み立てベッドですね」
キュリオ:「毛布、火口箱、松明、ランタン――」
アラン:「――これは、何だ?」
    と、セットの中から、YES/NO枕を取り出す。(爆)
リーラ:「こっそり入れたのに、バラしちゃダメですよ〜!」
    ちなみに、後で、YES/YES枕に改造予定ですぅ。(爆)
キュリオ:「……そんなの使わなくても、アランなら、いつでもおっけ〜だよ」(ぽっ☆)
リーラ:「う〜ん、でも、これだと嵩張ってしまいますから……あ、こっちの寝袋型がいいかも♪」
    ちなみに、二人用という寝袋です。実際にあるのです。
ヴァル:「リーラは一人分も幅を取らんだろうに……隙間のある寝具は温度を逃がすんだがな」
    釈然としないものを感じつつも、ポーチと一緒に、野営セット購入。
リーラ:「マスターったら、結構、寝相が悪いんですから、これくらいが適当ですう」
ヴァル:「寝相……悪かったのか?」
キュリオ:「寝袋か〜、はじめてはお外じゃなくて、ベッドの上がいいかなぁ」
アラン:「何を言ってるんだ? はじめては外に決まってるだろうが」
GM:何気に爆弾発言!?
キュリオ:「アランってばい、きなり大胆……」(ぽっ☆)
アラン:「そもそも、野営なんだから、外でするのが当たり前だろう?
    心配しなくていい、ちゃんと教えてやる。経験は豊富だ」
キュリオ:「…………」(ぽぽっ☆)
アラン:「しかし、リュンクスのクセに、テントの使い方も知らないのか?」
キュリオ:「あ〜、そういう事ね……、
     一応、知ってるけど、ボクはテント使わないタイプなの、逃げる時に面倒だし」
     と、溜息交じりで言いつつ、アランが言った『リュンクス〜』のあたりで、
     すぱーんと裏手突っ込みするにゃ。
     こんな人前で、それ言っちゃダメ〜っ!
アラン:「(ツッコまれて)……気にするな。
    前に言っただろう? 俺の剣は、お前に捧げた。
    だから、お前は……俺が守ると」
キュリオ:「あ……うん……」(ぎゅっと抱きついて)
リーラ:「わわっ! こ、ここでラブコメですか!?(どきどき)
    マスター! ワタシ達も負けていられませんですぅ!!」
ヴァル:「あ〜、はいはい……」
周囲の同業者け「……バカップルと変態さん?」
周囲の同業者「バカップルと変態さん……」
アラン:「それで、買い物は、これで最後か?
    まだあるなら、サッサと済ませて戻ろう。皆が待ってる」
ヴァル:「そうだな……次に向かうとしよう」





 こうして、穏やかな日常の中――

 冒険者達は……、
 次の冒険へ向けて英気を養う。

 果たして……、

 次に、彼らを待ち受けるのは、どんな冒険なのか?





 結成したての――
 『ばかっぷら〜ズ(仮)』の冒険は――

 ――まだ、始まったばかりである。





<おわり>
<戻る>


注釈1:リプレイの様子と内容を、分かり易くする為に、かなり加筆・修正・脚色をしています。

注釈2:今回の内容は、あくまでもテストプレイです。
    その為、今後、ルールが改訂される場合があります。