GM:さて、そろそろ、
SWのセッションを始めましょうか。
キアーラ:あ〜、それがね、GM……、
リュードのPLが、今日、来れなくなったって。
ジェシカ:じゃあ、セッションは延期?
マイナ:折角、集まったのに、このまま、
お開きにするのは、勿体無いですねぇ。
テルト:じゃあ、LQの突発セッションでもします?
確か、以前に、キアーラ(のPL)さんが、
LQ用のキャラを作ってましたよね?
キアーラ:ああ、あのウェイトレスガンスミスの『ミラ=プリメーラ』ね。
マイナ:となると、PTメンバーは……、
ケイオスに、イルスに、新PCのミラですね。
このメンバーが揃っているとなると、舞台はナカザキになりますね。
ジェシカ:でも、テルトちゃんは、どうするの?
テルト:時間軸を『スクープウォーズ』の直後って事にすれば、
アレスタで、PTに参加できますよ。
ただ、この時間軸だと、アレスタは、凄く強くなってますが?
GM:ふ〜む、ふむふむ……そのへんは問題ない。
その能力差を、シナリオのネタにしましょう。
具体的には…(ひそひそ)…こんな感じで、どうです?
テルト:ふむふむ、なるほど……、
じゃあ、ボクは、それに話を合わせますね。
でも、自分がGM担当するPTに、PCとして参加する事になるとは……、
GM:ははは……まあ、お願いします。
マイナ:流石は、企画立案者と総責任者……、
一瞬で、話がまとまっちゃいましたねぇ。
GM:では、皆さん、準備をしてください。
LQTRPG突発セッションを始めま〜す。
一同:よろしくお願いしま〜す!
『Leaf Quest TRPG』 リプレイ
ふぁんぶら〜ズ冒険譚 9
『パイオツハザード』
―― PHASE-01 アレスタ、再び ――
GM:さて、舞台は、まだナカザキです。
先日の冒険で、保安官事務所から釈放さたれ皆さんは、
あのゲッ○ーゴーレムとの闘いの疲れを、酒場で癒しています。
ケイオス:私としては、急いで旅立ちたいところだが……、
正直、あの闘いでの消耗は無視できないねぇ。
黒翼2連発だったからな〜。
イルス:服も破けちゃったし……、
まあ、予備があるから問題無いけど……、
GM:予備って、例のメイド服?(笑)
イルス:普通の服に決まってるよ!
さすがに、ここで、あの恰好は出来ない。(笑)
ケイオス:また、ホ○野郎が出てきたらかなわんからなぁ。
ミラ:じゃあ、あたいは、皆がいる酒場で、ウエイトレスとして働いていよう。
GM:では、そんな皆さんのところに、アレスタがやって来ます。
アレスタ:「うむ、久しいな小僧共……、
と言っても、先日、会ったばかりだがのう」
イルス:「あっ、どうも、こんにちは〜」
ケイオス:「これまた、どういう風の吹き回しかね?」
アレスタ:「うむ、実は、ちょっと、おぬし達に頼みたいことが……、
っと、仲間の残り二人は何処にいった?」
ケイオス:「ああ……記者の嬢ちゃんは知らないが、
弟者も何処に行ったのかわからん」
イルス:「うん、取り敢えず、宿にはいないよ」
GM:まあ、多分、ライルは、どっかで唄ってて、
綾は、先日の原稿を、出版社に送りに行ったのでしょう。
ミラ:「はいよ、生大ジョッキにミルク2つ!」
と、三人のテーブルに、勢い良く飲み物を持って行こう。
アレスタ:「うむ、すまぬな」(ミルク飲み)
イルス:「ごくごく」(ミルク)
ケイオス:「ありがとさん……」
受け取り、勢い良く喉に生ビールを流し込む。
アレスタ:「しかし、他の二人は不在なのか……、
まあ、良い。実は、おぬし達に頼みたいことがある。
なに、時間は取らせん。上手くゆけば、今日中にカタがつく筈じゃ」
ケイオス:「ふむ、構わんよ……、
ただ、前衛……とは言わないまでも、
今の私達は、直接火力に欠けるぞ?」
アレスタ:「それについては、問題ない。
おぬし達だけでは、多少、心許ないからな。わしも協力する」
ケイオス:「そりゃまた、心強いことで」
アレスタ:「とはいえ、酔っ払いの言う通り、前衛に不安があるのぅ。
(キョロキョロ)おい、そこのウエイトレス」
ミラ:「んっ? 何だい?」
子供を見るような目で、アレスタを見てあげよう。
アレスタ:「先程から見ていると、なかなか、良い動きをしているな?
おぬし、ただのウエイトレスではなかろう?
どうじゃ、わしの話に、ひと口乗らんか?」
ミラ:「話の内容と(指で丸を作って)コレ次第だね。
一応、鉄砲の腕と抱き合わせ販売でやってるウェイトレスだかんね」
アレスタ:「もちろんじゃ、報酬ははずむぞ」
ミラ:「そんなら、まぁ、聞きましょうか」
と、ヘッドドレスを外して、勝手に自分の分のビールを注いでくる。
イルス:「それは良いけど、この店って、これで良いの?」
ミラ:「い〜の、い〜の。腕が立つのは、あたいだけじゃないし」
アレスタ:「さて、では、早速、本題に入るぞ。
実は、昨日、わしは、研究材料を得るために、
とある場所に向かったのだか、そこで、不覚を取ってしまってのう――」
というわけで、GM、詳しい話をよろしく。(笑)
GM:じゃあ、アレスタの口から、正体不明の怪物に襲われて、
自分の能力を殆ど吸収された、という話を聞かされます。
依頼内容は、元に戻る方法の探索です。
ケイオス:「なるほどねぇ……」
GM:とまあ、そんな話をしていると、
酒場に、保安官事務所の面々が姿を見せます。
乙女っぽいドレスに身を包んだ七瀬に、
服の胸の部分がブカブカに余りまくってるショートヘアの茜に、
年相応に手足が伸びて、胸も出てる繭&澪にと……トンデモナイ事になってます。
ケイオス:「何だ、あの不思議少女チームは?」
イルス:「な、何が起こったの?」
ミラ:「……気でも触れたか?」(汗)
なんじゃそりゃ、って、見慣れてる分、余計に驚くね。
アレスタ:「まあ、ようするに……アレを何とかしたいわけじゃ」
と、不思議少女チームを指差そう。
ミラ:「ああ……あたいも、何とかしたいぞ、これは」(冷汗)
イルス:「うん、そうだね……で、どうやって、何とかするの?」
ミラ:「そりゃ、その怪物をブッ飛ばすしかないんじゃないか?」
アレスタ:「そうじゃな、この手のケースは、
原因となった魔物を倒せば良い、と相場は決まっとる。
まあ、それがダメなら、魔物を捕まえ、
調査して、解毒剤を作るしかあるまい」
ミラ:「一応、錬金術方面もかじっちゃいるが……、
そこまできたら、お嬢さんの方が得意そうだな。
あたいは、ぶっ飛ばすまで、ってことで」
アレスタ:「うむ、任せるが良い。ちなみに、わしはお嬢ちゃんではない。
至高の探求師『マスター・テリオン』と呼ぶが良い」
ミラ:「マスター・テリオン……ねぇ?」
わけわからん、と言った顔でいよう。
―― PHASE-02 アジ様、はっちゃける ――
GM:とまあ、そんな話をしているとですね……、
ケイオス、店の外から、いつもの伝令さんが、
ちょっと青ざめた顔で、「ちょっと、こっちゃ来い」と手招きしてます。
ケイオス:「……?」
騒ぎに乗じて、姿を消すぞ。
イルス:『いってらっしゃ〜い』と、ナーフが羽を振る。
ケイオス:気付かれたっ!?(ガビーン)
GM:では、物陰にて、例によって、
伝令の持つ水晶に、ガイコツマークが浮かび上がります。
ただし、顔に縦線が入って、冷汗ダラダラですが……、
ケイオス:「どうされました?
気のせいか、顔色が悪いようですが……」
アジ:「まずい……本気でマズイことになった。
ケイオス、どうしよう?!
ねえ、首領、どうしよう!?」
ケイオス:「あの、一体、何が……?」
首領の慌てぶりに、思わず、伝令の人にも聴くよ。(笑)
アジ:「こほん……すまん、取り乱した……、
実はな、ウチの開発二課(生物兵器担当)が開発してた、
究極怪人ともいえる存在が逃げ出してな」
ケイオス:「は、はあ……」
アジ:「そいつの名は『究極怪人ナナセリアン』……、
ナカザキの七瀬 留美に対抗できる戦力を、というコンセプトで、
開発させていた、相手の能力を奪う能力を持つ怪人なのだが……」
ケイオス:「……その様子ですと、何か欠陥でも?」
アジ:「ぶっちゃけ、この前に確保した、お前の元仲間(イリス)が、
暴れに暴れて、封印装置の制御システムをぶっ壊してな。
敵味方の識別もできないまま、野に放たれてしまったのだ」
ケイオス:「なるほど……」
確かに、イリスならやりかねんな〜。
アレスタ:うむ、元気にやっているようじゃのう。
ケイオス:「……ちなみに、我らが組織の被害は?」
アジ:「世の中、知らん方が良い事もある」(目逸らし)
ケイオス:「……了解しました」
アジ:「奴はな、能力として優れたモノを取り込む為に活動する。
素の状態では、ブロブかスライムのようなものだ。
そして、行動パターンと外見は、それに添ったモノになる」
ケイオス:「で、そんな厄介な怪人が、このへんをうろついてるわけですね?
わかりました。私の方で対処しましょう」
アジ:「……話が早くて助かる」
ケイオス:「いえ、ちょうど、その怪人の、
被害にあった者から、依頼を請けまして……」
アレスタ:被害者その1じゃ。
ケイオス:「その依頼者は……マスター・テリオンです」
アジ:「――ぶっ!?」
ケイオス:「先日、そのマスターに言われたのですが――」
アレスタ:『それと小僧……奴に伝えておけ。
これ以上、わしにちょっかいを出すというなら、
わしに喧嘩を売った、ということになるぞ、とな』
ケイオス:「――で、今回の件は、カウントされると思いますか?」
アレスタ:うむ、カウントしたぞ。(笑)
次に、ザッハーク関係の奴が現れたら、
相手のレンジ外の長々距離から、
最大火力のディバ○ンバスターをブッ放ってくれるわ。(爆)
アジ:「…………」(大汗)
プツン、と通信(?)が切れ、伝令の人も、スススッと消えていきます。
ケイオス:うわっ、問題丸投げしていきやがった!
仕方ない、取り敢えず、皆のところに戻ろう。
しかし、私の中で、首領が萌えキャラになって来てるぞ。
この責任、どうしてくれる?
アレスタ:……どうすれば良いのじゃろう?(←本来のGM)
―― PHASE-03 ナナセリアン、現る ――
GM:では、ケイオスが、仲間の所に戻ると、
七瀬は、乙女状態ににやにやとし、茜は、何か暗い雰囲気を漂わせ、
繭と澪は、見た目は大人で中身は子供な状態が続いてます。
ケイオス:(しかし、アレか? 七瀬嬢の粗暴さは、
怪人に、能力として認識された、ということか?)
思わず、そんな思考が頭をよぎる。
GM:粗暴なキャラが乙女っぽくなったり、巨乳キャラが貧乳にされたり、
ロリキャラが成長させられたりしてるのです。
ケイオス:アイデンティティの危機だね。
ある意味、一番の被害者は茜っぽいが……、
ミラ:それよりも、ウェイトレスとしては、
どう注文取って良いのか分からん。
GM:甘い物を出しておけば、このメンツは問題無いですよ。
ミラ:じゃあ、安心だ。パフェでも出しておこう。
ケイオス:「そちらのご婦人(七瀬)には、
激辛キムチラーメンを出してやってくれ。私の奢りだ」(笑)
ミラ:「あたいも、この街の住人だから、
試してみたい気持ちはあるけどね」
ケイオス:「話が分かるじゃないか……、
存外、気に入って食べそうな気もするし……」
ミラ:OK、じゃあ、カウンター席の上をシャーッと滑って、
湯気を上げるラーメンのどんぶりが、七瀬の前でピタッと。(笑)
「――あちらの(ケイオスを示し)お客様からです」
ケイオス:「……ふっ」(キラ〜ン☆)
七瀬:「何をするか、このオッサン〜!!」
と、七瀬はキレ気味ですが、
愛用のドラゴンスレイヤーは持ち上がりません。
ケイオス:「う〜む、大真面目に能力も奪われてるみたいだねぇ」
七瀬の様子を観察し、後の恐怖は考えない。(笑)
GM:では、七瀬の怒声が店内に響くと同時に、
外からも、何やら騒がしい悲鳴が聞こえてきます。
イルス:「また、何かあったのかな?」
ケイオス:「みたいだな……釣りは取っておいてくれ」
勘定をテーブルに置き、外へと向かおう。
ミラ:「七瀬さんが、ああなっちゃってるし……、
ここは、あたいらが行くとこかな?」
アレスタ:「まあ、この街では、あの手の悲鳴は日常茶飯事じゃが……、
今は、状況が状況だしのう……」
GM:皆さんが外に出ると、たまたま、カノン王国から、
用事で来ていたらしい久瀬が、お婆さんの荷物を持ってあげたり、
北川が最大限に存在感を発揮してたりしてます。
ケイオス:「……何故だろう。初めて会う人物なのに、
果てしなく違和感を覚える」
ミラ:「何でだろうね? あたいもそう思うよ」
イルス:「取り敢えず、あの眼鏡さんの爽やかな笑顔は絶対に違うし、
あっちの金髪さんも、何だか妙な感じ……」
ケイオス:「ここまで来ると、いっそ、
どこまで被害が拡大するのか、眺めてみたい気もするねぇ」
ナーフ(イルス):『あんたらが被害受けたら、ど〜なるんだろうなぁ』
イルス:「ナーフ……縁起でもない」
ケイオス:「どうなるんだろう……我ながら謎だ」
アレスタ:「う〜む、まずいのう……、
何やら、どんどん事態が大きくなっとる」
GM:では、そこで、再び、組織の伝令の人が登場です。
伝令:「すんません、ケイオスさんっ!
お電話が入っておりますので、もう一度、
酒場の裏まで来やがれ、コンチクショウ!」
ケイオス:「ええい! 普通に姿見せとんじゃないわぁ!」
アレスタ:で、伝令がはじけてきとる……、
というか、悪の組織事態が、はっちゃけてきとる。
ケイオス:とにかく、また、酒場の裏に行くぞ。
綾(のPL):――あれ? みんながいる。
今日って、セッションの日でしたっけ?
と、ここで、偶然にも、
綾のPLが、IRCに姿を見せる。
折角なので、そのまま、参加してもらう事に……、
綾:「……皆さん、何かあったんですか?」
では、姿を消したケイオスさんと、入れ替わるように現れます。
ミラ:「おっ、爆走記者! 変な状況を嗅ぎ付けて来たか?」
アレスタ:「おぬしも来たか、ゴシップ……、
詳しい事情は後で説明する。おぬしも協力せい」
イルス:「まあ、見ての通り、
マズイことになってるんだけど……何処に行ってたの?」
綾:「どうマズイのか知りませんけど……、
先日の記事を郵送しに行ってたんですよ」
というわけで、合流完了です。
GM:じゃあ、綾は、状況を、イルス達から聞いておいて。
その間に、ケイオスの方をやっちゃいます。
ケイオス:うむ、では、いつものように、水晶玉を覗き込もう。
???:「あのね〜、けいおす〜……、
おじ様ね、ちょっとマズイこと
思い出しちゃったらしいの〜」
と、出てきたのは、いつものドクロではなく、
にぱ〜っと笑う、金髪ツンイテールの
萌えキャラ風美少女。(爆)
ケイオス:「…………」(目をゴシゴシ)
???:「……♪」(にぱ〜)
ケイオス:「取り敢えず、姿については、聞かない事にします」
アジ:「――いや、いきなり、姪が出てしまってすまん、ケイオス」
ケイオス:「姪……っ!?」
そんなのいたのか、大首領!?
アジ:「――うむ、アルフィミィという」
アレスタ:なっ、ボスの姪ですと!?
イルス:イッパ○マン設定!?(笑)
ミラ:また、そんな勝手な設定を!!
アレスタ:やばいっ、出したい! 使いたい!
ケイオスにベタ惚れにしたいっ!!(爆)
綾:なんだって〜っ!?
ケイオス:――ちょっ!?(爆)
待てや、本来のGMっ!?
GM:……奇しくも、新NPCの誕生?
アレスタ:ミカトさんの二の舞だ!
PCよりも、NPCの方がオイシイぞ!
というわけで、ケイオス!
今後、ボスの姪の登場を楽しみにしているが良い!
ケイオス:……もう、好きにしてくれ。(泣)
GM:というわけで、話を続けますよ。
ケイオス:「失礼……で、マズイ事とは?」
アジ:「追加の情報なのだが……、
あれは際限なく能力を喰らい、限界を超えた時、
周囲を巻き込んで爆発してしまうのだ」
ケイオス:「……ちなみに、破壊力は如何ほどで?」
アジ:「ナカザキを中心とすれば、霊峰カノンまで、
跡形もなく消し飛ぶ。我々の計画上、非常に宜しくない」
ケイオス:「……了解しました。
全力、かつ迅速、かつ丁寧に殲滅致します」
アジ:「うむ、本気でよろしくた――」
アルフィミィ:「またね〜、けいおす〜♪」(ぷつん)
伝令:「……もう、今日は仕事は無いですよね?」
ケイオス:「あっても、もう、酒かっくらって寝ても良いと思うぞ」(遠い目)
伝令:「……そうします」(退場)
ケイオス「いかん、頭痛がしてきた。飲みすぎたか?」
と、眉間のシワを指で伸ばしつつ、皆のところに戻るぞ。
イルス:「あ〜、戻ってきた。大丈夫?」
ミラ:「飲み過ぎって……お客さん、ザルどころかワクでしょ?」
ケイオス:「否定はせんけどな〜……」(溜息)
綾:「え〜っと、状況は分かりました。
可及的速やかに、その怪物を見つけないといけませんね」
ケイオス:「うむ、というわけで、イルス君」(肩ポン)
イルス:「――どうしたの?」
ケイオス:「君を囮にして、件の怪物を誘い出す。女装せい」(爆)
イルス:「……ええっ!?」
アレスタ:「なるほど、そやつの、
『可愛らしさ』という特徴をエサにするわけじゃな」
ミラ:「何処ぞで聞いた『可愛いは正義!』というやつか」
ケイオス:「プラス『男の娘』とやらもエサにする。
よくわからんが、きっと希少な特徴に違いない」
アレスタ:「確かに、希少じゃな」
綾:「はい、どうぞ♪」
可愛らしい服を持って、イルスさんを手招きします。
ナーフ(イルス):『ま、待て待て! 万一のことがあったら、
能力が吸い取られるんだろ!?』
ケイオス:「大丈夫だ。その時は、多分、キミも一緒に吸い取られる」
アレスタ:「尚更、タチが悪いの」
ナーフ:『オレはいいんだ、オレは!
どうせ、ただの鷹公にになるだけだからな!
それより、女装させた上で『男の娘』と『可愛らしさ』が消えたら、
どんなのが残るんだ!?』
ケイオス:「ソレについては、私の口からは言えない。不幸すぎる。
というか、キミ、普通の鷹と違うんかい……いや、愚問だったか」
ミラ:「それ以前に、お客さんも……、
何気に、鷹と意思疎通できてるのが普通じゃないね」
アレスタ:「まあ、それはともかく、囮作戦は良い案じゃな。
能力を吸収された者のメンツから見て、
まだ、『可愛い』というソースは吸収してないはずじゃ。
今のところ、吸収されてるのは、
魔術・怪力・長髪・ロリ・狡猾・存在の薄さ……といったところか?」
綾:「吸収されてるの、ロクなの無いですね」
ケイオス:「さしずめ、私だと『怪しさ』か?」
ミラ:「あたいだと、寧ろ、持ってってくんないかな、この胸」(←爆乳娘)
アレスタ:「しかし、わしからは『可愛い』という要素が、
吸収されんかったのが、何気に複雑な限りじゃのう。
わりと自信あったのじゃが……」
ミラ:――あったのか?
ケイオス:時の流れが、アレスタを変えたのだろうか?
綾:きっと、黒い人が変えたんですよ。(笑)
ケイオス:「で、囮作戦でいくのかね?」
ナーフ:『わかった、承認しよう……、
だったら、これ、使った方が良くないか?』
びしっ、と例のブローチを指差す。(笑)
アレスタ:「うむ、わしの傑作じゃ。是非、使え」
イルス:「ねぇ、ところでさ……、
何で、ナーフが主人みたいになってるの?」
何か、本人をほったらかしで、話を進められてるし……、
ケイオス:「ああ、それについては……、
彼(ナーフ)から聞いた方が早いかもしれない」
GM:え〜、では、そんな感じで、皆さんが、作戦を立てていると、
街角から『ロリ身長で、出るトコは出てる、七瀬っぽい何か』が現れます。(爆)
ケイオス:いやがったぁ〜っ!?
綾:色々と吸い尽くしてる〜っ!?
ミラ:来たっ! 何か色々とキてるのが来たっ!
イルス:「全部、混ぜれば良いモノじゃないよね」
アレスタ:「バランスは大事、という良い見本じゃな」
ミラ:「何処ぞの金貸しの広告みたいだな」
アレスタ:「とはいえ、保安官の漢女の怪力と、
わしの魔術を併せ持っておる。油断はできんぞ、小童ども」
クルクルと棍を回し、構えるぞ。
ミラ:「どっちが小童だ!」
とツッコミつつ、魔銃を抜く。
イルス:「うん、油断できない……、
はいはい、ナーフ、残念がらない」
メイド服を着せられなくて、舌打ちする鷹が一羽。(笑)
ケイオス:「やれやれ……何てこったい」
綾:「うう、でも、顔は七瀬さんなんですよね〜」
やりにくそうに、銃を構えます。
ミラ:「そうなんだよな〜……、
ナカザキの人間としては、ど〜にも……」
ケイオス:「裏街道情報! ジャジャン!
実際は、ブロブみたいな生物らしいから遠慮しなくていいぞ〜」
綾:「あっ、そ〜なんですか?」
ミラ:「なら安心だ……ぶっぱな〜すっ!」
アレスタ:(ふん、これを作ったのは奴の手の者か?
合成の美学というモノをわかっとらんな)
ケイオス:ああ、やっぱり、カウントされてるし……、(笑)
―― PHASE-04 イルス、女体化 ――
<第1ターン>
GM:では、萌え要素を詰め込みすぎて、
逆に萌えられなくなったナナセリアンが、
皆さんの目前、ギリギリの間合いで立ち止まり、戦闘態勢に入ります。
イニシアティブ判定(ころころ)13です。
綾:負けない!(ころころ)11だから、そっちの先攻です〜。
GM:では、ナナセリアンの攻撃!
屋根の上から回り込んでいた本体の一部(スライム状)が降り注ぎます。
1d6で狙いを決め、命中したら、能力を吸収されます。
ちなみに、出目6なら振り直し。
アレスタ:「――き、気をつけろ!
わしも、この手にやられたのじゃ!」
GM:狙いは(ころころ)イルス!!(爆)
イルス:――ピンポイントで来た!?
ケイオス:何て、オイシイ!!
GM:上からの奇襲なので、回避に−4してください。
(ころころ)こっちの命中は15。
イルス:そんなの(ころころ)やっぱり、無理だよ〜!
アレスタ:いっそ、ファンブルしてれば、
まだ、可能性もあったがのう。
GM:では、イルスは、スライムに取り込まれます。
さあ、その能力を寄越すが良い。
イルス:「――うわぁっ!?」
ケイオス:「イルス……ッ!」
GM:と言う訳で、イルス……、
男の子である、という特徴を失ってください。(爆)
ミラ:そっちかい!?
イルス:え、なに?! それ、特徴だったの!?(爆)
GM:君の『男の子』は、
すでに、オプションでしょ?
ケイオス:「弟者の心の安寧の為には、
いっそ、今のままの方が良いのかもしれんな」(ぼそ)
イルス:……で、僕は『ついてない』だけなの?(笑)
GM:ん〜、胸も出てるかもしんない。
イルス:OK、ならば『つるぺた』などという、安直な結論は認めない。(爆)
GM:――その潔さは良しっ!
タマ姉並のスイカ胸になってもらおうか!
イルス:「な、何……えっ、何が……えええ〜っ!?」
きょろきょろとして、下を見て……重い。(笑)
GM:で、そんなイルスに反して、
ナナセリアンは、肩が逞しく盛り上がり、腕も二回り大きく……、
何というか、とても男らしい体躯になります。
ケイオス:と言う事は、アレか?
今のナナセリアンは……、(思考停止)
綾:「なんだか、イルスさんを吸収してから、大きくなっちゃった?」
ケイオス:「色んな意味で、本人には見せられんな」
アレスタ:「うむ、まったくじゃ……」
ミラ:「本人登場前に始末だな、こりゃ……」
綾:「可能な限り、速やかに始末しましょう。
でないと、夢に見そうです」(げんなり)
GM:では、そちらのターンです。
ちなみに、残り10ターンですね。
アレスタ:カウントが入ったのぅ……何かあるのか?
GM:さ〜てねぇ……、(にやにや)
カウントを気にしつつも、PTは、攻撃を開始する。
まず、最初は、綾が、スクカジャを、
アレンジして、PT全体の命中力を上げた。
コピーの元が七瀬なら、
PTの攻撃は、当たり難いと判断したのだ。
次に、ケイオスは、必殺『ブラッドハウンド』を発動。
ナナセリアンのHPを、一気に、26点削り取る。
続いて、ミラが、必殺『古いモノの沽券』を発動。
ダメージは7点止まりで、トドメには至らない。
そして、敵の能力で……、
すっかり、女の子になってしまったイルスは……、
イルス:「ところで……何で、ナーフは泣いてるの?」(笑)
ケイオス:「正直、君なら大喜びすると思ったのだが」
アレスタ:「男の娘だから良かったのかの?
純粋に女の子なのは、お呼びでない?」
ナーフ:「男の娘だから良い、とまではいかねぇが……、
無い方が好きなんだよ、オレは! 悪いか!」(爆)
アレスタ:何処ぞのスナフと気が合いそうじゃのう。(笑)
イルス:まあ、とにかく、両手持ちを宣言。
必殺『大地と風の特攻部隊』を発動!
ケイオス:……揺れるかね?(爆)
綾:揺れますね。(即答)
イルス:揺れるだろうね。服は元のままだし。
GM:揺れなきゃ嘘でしょう。
で、さっき能力を吸われたのは、イルスでしたよね?
対抗行動で、ナナセリアンは、イルスっぽい分身を出して、
同じ技を出してきます。
イルス:つまり、ダメージの相殺を狙ってる?
この技って、ナーフとの同時攻撃なんだけど、ナーフもコピーされるの?
GM:ナーフは、流石にコピーされない。てゆ〜か、出来ない。(笑)
でも、ナーフに該当するんだろうな、って物体がいます。
イルス:「身体が何かおかしいよ……ミラン!」
斧を構える……揺れる。(笑)
GM:こちらも、コピーが斧を構える。
回避は考えず、ダメージの打ち合い勝負っ!!
イルス:「ダルム――」
揺れる揺れる。ナーフが妙に殺気だってる。(笑)
GM:こっちの攻撃は(ころころ)23点!
イルス:「――スティア!!」
寧ろ、この体の方が、攻撃のフォルムが綺麗で強力そうではあるね。
ブースト1点使用して(ころころ)29点っ!
GM:では、ナナセリアンの分身をブチ抜いたイルスの斧が、
本体に突き刺さり、6点のダメージ!
しかし、まだ、敵は健在です!
と言っても、1ターンで、ほとんど、HP持っていかれた!?
ケイオス:しかし、怒られるかもしれないが……、
イルスって、生まれる時に、
性別を決める時点で、ファンブルしてたんじゃないかね?(爆)
イルス:ここまで来ると、ありえるな〜。(笑)
アレスタ:性別の狭間で彷徨っとるのぅ。
ミラ:そう言う、お前は、どっちなんだ?
アレスタ:それは、秘密じゃ。(某パシリ神官の如く)
GM:では、最後は、アレスタの番です。
アレスタ:クルクルクル〜、終わりじゃ。(爆)
GM:いつもの、魔方陣作成ですね。
ケイオス:どんなに成長しても、そこは変わってないのか。
潔いまでの拘りっぷりだな。
<第2ターン>
GM:では、ナナセリアンの番です。
まずは、今のターンで、カウント進行の条件が発生したので、
残り8ターンとなります。
アレスタ:一気に2ターンも?
イルス:条件って、何なんだろう?
GM:さらに、MPをHPへと還元します。
これで、HPが40点回復!
ケイオス:ちっ、回復するのか。
アレスタ:とはいえ、奴は行動は出来ん。
先のターンで対抗行動をしているからの。
綾:回復にも限界はあるようですし、勝ち目は充分です。
魔銃を撃ちます(ころころ)命中はクリティカル!
GM:(ころころ)回避できるわけない。
綾:攻撃にブースト1点使用(ころころ)また、クリティカル!?
さらに2d6追加で(ころころ)ドーンと30点のダメージ!
GM:防御して(ころころ)10点抜けました。
ケイオス:続いて、飲んだくれが追撃!
威力アレンジで、+1d6の『ブラッドハウンド』!
発動判定(ころころ)ギ、ギリギリ成功!
命中は(ころころ)15だ!
GM:(ころころ)またしても、回避失敗。
ケイオス:いつものように、トドメはイルスに任せるぞ!
それがダメでも、まだ、ミラやマスターもいるしな!
というわけで、ほどよく削ってしんぜよう!
くらえっ、血の猟犬の牙をっ!
攻撃は4d6+12(ころころ)――
――1、1、1、3。(爆)
ケイオス:何故だぁぁぁぁぁっ!?(悶絶)
アレスタ:4d6+12で、ダメージが、たったの18点。
GM:え、え〜っと……、
抗魔判定(ころころ)11点通りました。
ちなみに、今までの攻撃で、また、カウントが進んでたりします。
これで、残り3ターンですね。
ミラ:どうやら、出目で1が出る度に、カウントが進むっぽいぞ。
アレスタ:どうやら、このターンで、
ケリをつけないと、本気でマズそうじゃのう。
綾:誰か、決定的なダメージ出せる人います?
アレスタ:わしが、全MPを使って、6倍消費の威力アレンジが可能じゃ。
属性は水で、9d6+21が限界じゃがな。
ケイオス:それだけあれば、充分だが……、
アレスタ:うむ、ダイスの数が増える、という事は、
同時に、出目1が出易くなる事にも繋がる。
つまり、それだけ、爆発の危険性が増えてしまう。
イルス:でも、相手の身体が、加熱されてるなら、
その水属性の攻撃で、少しでも冷やせないかな?
アレスタ:残念じゃが、火の反属性は氷なのじゃ。
イルス:氷の護符なら、僕が持ってるけど……、
GM:イルスだと、ファンブルするかもしれないねぇ。(にやにや)
イルス:……僕は待機するよ。
敵の防御を抜く自信も無いし、1が出たら悲惨だから。
ミラ:じゃあ、あたいの番だな。
こうなったら、銃を壊す勢いで殴りかかる!
必殺『ガンマン最悪の手段』を発動!
GM:OK、きなさいっ!
ミラ:「七瀬さんかたるわ、街を壊しそうだわ……、
シャレになってないことばっか……許さん。
あたいと親父のプライドごと喰らえ!」
(ころころ)17と言って命中!!
GM:回避は(ころころ)ちっ、ギリギリで失敗!
綾:スクカジャ万歳です!
ミラ:攻撃にブースト2点追加!
銃身でブン殴って、4d6+11〜!!
(ころころ)おっ?(ころころ)おっ?(ころころ)……、
GM:待てっ!? どんだけ回しとる!!
ミラ:2回ほど♪ ダメージは39点だな。
GM:ひ、ひぃ〜!? ダブルクリティカル!?
防御は(ころころ)18点抜けて……ナナセリアン、撃破。
ミラ:――勝利のブイ!!
ケイオス:「今度から、あのウェイトレスさんは、怒らせないようにしよう」
ともかく、グッジョブ!(親指グッ)
GM:ミラの銃のグリップが、グチャッと、
ナナセリアンを潰し、七瀬っぽい顔が酷い事になりつつ、
そのまま、ドロドロと溶けていきます。
ミラ:「はぁっ、はぁっ……!
乙女と漢のプライドの結晶よぉっ……思い知ったか!」
そして、あたいの銃もボロボロに。(泣)
綾:「銃の腕は、ミラさんのが上みたいですね〜」
アレスタ:「いや、今のは銃撃じゃないって……」(汗)
―― PHASE-05 そして、元通り ――
GM:さて、ナナセリアンが倒れると、
イルスの姿も、元に戻ります。
ミラ:ちょっと勿体無い?
ケイオス:うむ、勿体無い。(笑)
イルス:「うん、ちょっと勿体無かったかも……ああ、冗談だってば、ナーフ!」
拗ねるナーフを宥めよう。
GM:他の人達も、吸われたモノが戻ったようです。
七瀬:「ぎゃぁぁぁ〜! 袖が! 襟が!?」
という悲鳴が、酒場の中から聞こえてきます。
ケイオス:「……破れたか」
ミラ:「一張羅だったんだろうな〜」
アレスタ:……わしの魔力は?
GM:もちろん、戻ってますよ。
長い年月で得た、圧倒的な力が漲って来ます。
アレスタ:「ふむ、わしの力も戻ったようじゃ。礼を言うぞ、小童ども」
ケイオス:「そいつは良かった」
GM:では、勝利に喜ぶ、ケイオスの足元に、
伝令さんの水晶玉が、コロコロと転がってきます。
綾:仕事過多だですね、伝令の人!?
アレスタ:てか、伝令の人が、イイ味出してきとるの。
ケイオス:もう、伝令も、やる気無くしてるな。
とにかく、水晶玉を回収して、路地裏に向かうぞ。
GM:じゃあ、いつものように、水晶玉から、大首領の声が――
アルフィミィ:「あのね〜、けいおす〜。
おじちゃんが『ご苦労だった』だって〜」
ケイオス:「は、はぁ……有難きお言葉……」
もう、乾いた笑いしか出ないよ。
アルフィミィ:「なんか、おじちゃんね……、
『冷静に考えれば、あれを、
フォルターラ当たりで爆発させておけば……』って凹んで、
部屋に閉じこもって鍵かけちゃったから、代わりに連絡したの〜」
ケイオス:「はぁ……」
その『フォルラータ云々』を聞き、
少し、大首領への疑心を持つね。
アルフィミィ:「だから、代わりに、ご挨拶なの〜、えらいえらい〜?」
と、にぱーっと会心の笑みを見せます。
ケイオス:「……ああ、偉いと思うぞ」
苦笑気味になりながらも、笑みを浮かべた。
GM:んじゃ、いきなり、水晶玉の画像がぶつっと切れて、
黒地に赤文字の文字が浮かび上がります。
――このロリコン! by イリス |
ケイオス:「……元気そうだなぁ、イリス」(苦笑)
アレスタ:捕われの身とか、そういう悲壮感が無いのぅ。
伝令:「……じゃあ、帰って寝るッス」
ケイオス:「お疲れさん……」(心から)
綾:なんか、伝令の人に親近感湧いちゃいましたねぇ。
アレスタ:そして、今回の件で、疲れた伝令の人は、
この任務を後任に託して、別の任務についたのでした。(笑)
ケイオス:また、ノリだけで、そういう事を……、
って、まさか、何か考えがあるのか?
アレスタ:さ〜てのぅ……、(←本来のGM)
GM:では、酒場に移動しますと、
七瀬が、何故か上半身にバスローブ着込んで、ヘコんでます。
一張羅の可愛らしいドレスが破れて、ブロークンハートの様です。
茜と繭と澪も、元通りになっています。
ケイオス:七瀬嬢の姿に関しては、敢えて、触れない方が良さそうだな。
ヘタに刺激したら、ブロークンハートじゃなくて、
こっちに、八つ当たりという、ブロークンナックルが飛んできそうだ。
アレスタ:くわばら、くわばら……、
ミラ:「七瀬さん、これ、あたいから奢ります……」
と、ヘコんでる七瀬にパフェを出そう。
七瀬:「うぅ……ありがと、ミラさん……このパフェ、涙の味がする〜」
ミラ:その姿に何も言うことができず、
ただ、伝票を、アレスタのところに回そうとするのであった。(笑)
アレスタ:まあ、そのくらいは良いがの……、
「何はともあれ、ご苦労じゃったな。これは報酬じゃ」
と、皆に、報酬である金袋を渡そう。
GM、これで、良いのじゃろ?
GM:はい、それでOKです。
アレスタ:それと、ミラには、
別のカタチで、報酬を渡したいのじゃが……、
GM:構いませんよ、本来のGMですから。
アレスタ:では、ウエイトレスの仕事に戻るミラを呼び止めるぞ。
「おい、給仕娘……ちょっと待て」
ミラ:「……何だい?」
アレスタ:「おぬし、今の闘いで、銃を壊したじゃろう?
世話になった礼じゃ。これを譲ってやろう」
と言って、古めかしい銃を、ミラに投げる。
ミラ:「(ぱしっ)……これは?」
アレスタ:「以前、手に入れた、わしの研究資料の一つじゃ。
もう必要ない物じゃから、遠慮なく持っていけ」
『無法者に輝く星(アウトロースター)』――
使用者のT値と同値の攻撃力となる魔銃。
遺跡で発見された銃で、六発の弾丸が込められており、さまざまな効果を持つ。
ただし、その弾丸すらも遺物な為、各弾丸を使えるのは一度きり。
また、使用する際は、1d6を振り、その出目で効果が決まる。
一度、使用した効果が、再び出た場合は、不発となる。
1:必ず相手の弱点属性の攻撃となる さらに、弱点属性効果は+10
2:相手の防御を0扱いにする。
3:回避不能。30の固定ダメージ
4:ダメージ3倍
5:攻撃が魔術扱いになる。攻撃+(M値+ガンスリLV)×2
6:1〜5の効果のどれか1つを1d6で決定。6が出た場合は振り直し
弾丸自体がアンティークの類に属するため、運が良ければ、店で購入できる。
2d6でゾロ目が出たら、出目と同じ種類の弾丸を1発100Gで購入可能。
ミラ:「太っ腹だねぇ……じゃあ、遠慮無く」
アレスタ:「うむ……では、世話になったの」
と言い残し、酒場を去ります。
GM:では、これでシナリオは終了です。
おつかれさまでした〜。
一同:――お疲れさまでした〜!
ミラ:しかし、宝具を貰ったのは良いけど……、
今後、あたいの出番ってあるのか?
GM・アレスタ:……さあ?(爆)
<おわり>
<戻る>
注釈1:リプレイの様子と内容を、分かり易くする為に、かなり加筆・修正・脚色をしています。
注釈2:今回の内容は、あくまでもテストプレイです。
その為、今後、ルールが改訂される場合があります。