ケイオス:ところで、弟者……、
     『すきすきまーくん』とは何だ?
ライル:何を言ってるんだ、兄者?
    俺達が仲間になるきっかけになった、あの馬車事件の時に……、
GM:あの突発セッションの時に、
   ケイオスのブレイヤーはいませんでしたよ。
   PCケイオスは、いる事になってましたけどね。
ケイオス:……何があったのかね?
ライル:リーフ島で、俺達四人と、カインとアランが出会った時の話だよ。
    HtHの街の酒場で、ひと騒動あってね……、
    馬車レースを生業とする兄妹の手助けをする事になったんだ。
イリス:ロリコン金貸しのマントヒヒって奴に、
    借金のカタに、妹を取られそうなってたのよ。
GM:……マントヒヒじゃなくて、マンヒルトンね。
イルス:近々、開催される馬車レースの賞金で、兄弟は借金を返すつもりだったんだけど、
    当然の如く、マントヒヒに妨害されたんだ。
ライル:尤も、その借金も、妹さん欲しさに、
    マントヒヒが、でっち上げた利子なんだけどな。
ケイオス:なるほど……、
     で、アラン殿や、弟者達の活躍で、その兄弟は、
     無事にレースに出場し、優勝する事が出来たわけ、か……、
     しかし、それと、誠殿に、何の関係があるんだ?
ライル:そのレースは、HtH王家主催だった、と言えば分かるだろ?
ケイオス:ああ、そうか……、
     姫君達が『らぶらぶ☆まーくん杯』を……、(爆)





ライル:閉幕時の『すきすきまーくん』の、
    大合唱を見た時は、流石の俺も、頭を抱えたよ。

ケイオス:いやはや……、
     誠殿も愛されてるねぇ……、(煙草ぷか〜)






『Leaf Quest TRPG』リプレイ

ふぁんぶら〜ズ冒険譚 4

『そんなバナナ!?』 後編







―― PHASE-08 魔法剣士との再会 ――


誠:「……ギリギリ、間に合ったみたいだな」(←風見学園制服(女)着用)
ケイオス:「あ、ああ……おかげで助かった」
イルス:「はい、おかげさまで……それで、あの〜……」
    ちょっと、言い難そうに、彼に訊ねる。
誠:「しかし、驚いたよ……、
  まさか、あんた達と、こんな所で再会するなんて――って、何です?」
イルス:「……その服は?」
誠:「…………」
  イルスの質問に、誠は露骨に目を逸らします。
イルス:「……わかりました、もう訊きません」
ケイオス:「そうだぞ……、
     セクシャルマイノリティの方には深い事情があるものなのだ」
誠:「いや、別に趣味じゃない……、
  ただ、調査依頼された遺跡が、女しか入れない構造だったんだよ」
ケイオス:「……なんと、そうだったのか。コレは失礼した」
イルス:「で、でも、恰好変えるだけで入れるものなんですか?」
誠:「……女装爆弾って知ってるか?」
ケイオス:「女装爆弾……?」
     GM、心当たりはあるかね?
GM:メイガス、アルケミスト判定。目標値10です。
ケイオス:(ころころ)11。知っていたようだな。
イルス:アルケミストで(ころころ)7。私は知らないみたい。
GM:では、ケイオスだけが知っています。
   女装爆弾とは、男が使用すると、服装が変わるだけでなく、
   生殖器以外は、全て女性化する魔道具のことです。
   すなわち、脱ぐまでは分からない。(爆)
ケイオス:「……ああ、あの狂気の産物か」
     誠殿には、心から同情した目を向けておこう。
ライル:「つまりは、文字通り『男の娘』になってしまうという事か?」
誠:「そういうこと……ちなみに、胸も、この通り……」
  そう言って、誠は、自分の胸をパンパンと叩いてみせます。
  彼の趣味(?)が反映されているのか、この通りと言う割には、ペッタンコです。(笑)
ライル:ビシッと、思わず敬礼してしまうな、それは……、
ケイオス:「……イルスに使うと、面白そうだな」(ぼそ)
     何気なく、イルスへと、視線をスライドさせる。(笑)
誠:「興味があるなら、余ったのをやるよ……二つしかないけどな」
ケイオス:「ふむ、有り難く頂こう」(ニヤリ)
イルス:「……そんなの、どうするんですか?」
ケイオス:「おもし……ゲフゲフ……、
     情報収集なんかで有用っぽいからな」
     何かを言おうとし、咳払いで誤魔化す。
ライル:「あ〜、イルス……しばらくは、兄者に、
    あんまり近付かない方が良いかもしれんぞ」(汗)
イリス:「……ふぇ?」(←首傾げ)
誠:「それはともかく、暦さんから、大体の話は聞いてる。
  桜の大木に行くんだろ? この素敵な――いや、トンデモ無い状況を解決するために」
  と、誠は周囲のバナナを見回します。
ライル:「解決できるか分からんけど、気になるものは見届けないと気がすまないし」
ケイオス:「まぁね、このままだと、花見もできやしない」
     肩を竦めて見せよう。
ライル:「さっきまで、バナナ酒飲んで、ハイになってたクセに……」
ケイオス:「……過去ばかりを気にしていては、前に進めないぞ。弟者」
     明後日の方を向いて誤魔化す。
ライル:「むっ……含蓄の深い逃げに出たな、流石は兄者」
ケイオス:「ふははは、褒め称えるがよい!」
誠:「だったら、俺も付き合わせてもらっていいか?
  さすがに、バナナばかりじゃ、もうお腹いっぱいだ」
ケイオス:そう言えば、誠殿は、大食いで有名だったな。
     「……ちなみに、どのくらい平らげた?」
環:「遺跡の外に出で、この光景を見た途端、木一本食べ尽くしてしまいました」(溜息)
  目を逸らし、答えない誠に代わり、環が答えてくれます。
ケイオス:「――って、木一本かい!?」(裏手ツッコミ)
イルス:「この木……一本くらい?」
    手近の大きな木を示しつつ。
環:「え〜っと……もうちょっと……」
ライル:「美春ちゃんより凄ぇ……、
    って、まさか、この、バナナの山は、誠君の願望、なんて事はないよな?」
誠:「俺は、美春ちゃんみたいに、バナナに拘りは無い……そろそろ、大木に向かおうか」
ケイオス:「何はともあれ、情報を仕入れないとな」
ライル:「そんでは、れっつごーといきますか」





―― PHASE-09 桜の大木と折られた枝 ――


GM:では、桜(バナナ)林を抜けると、
   ポッカリと口を開けるように、広場に出ます。
   そして、その中心に、件の桜の大木があります。
   尤も、この大木も、多分に漏れず、バナナになってますけどね。
ライル:「……う〜む、シュールだ」
イルス:「やっぱり、バナナだね」
ライル:「こりゃ見事なバナナの木だな……、
    この木、なんの木、むちゃくちゃ気になる木〜♪」
ケイオス:GM、この場の魔力の流れとかがどうなってるか、わかりそうかね?
     どこか、おかしなところは?
GM:この空間は、魔力の濃度が濃すぎて、流れも何も、よくわからない状態です。
ライル:とにもかくにも、怪しい雰囲気が漂いまくりなわけか。
ケイオス:「……ダメだ、な〜んもわからん」
GM:で、その木に近付いてみると、脚立に乗って、
   何やら木の枝を弄っている、金髪ツンイテールの小柄な女の子の姿が見えます。
   彼女が、純一の言っていた『芳乃 さくら』です。
純一:「……さくら、ここにいたのか?」
さくら:「うにゃ? やっぱり、来たね、お兄ちゃん……、
    って、誠君はともかく、他の人達は誰かな?」
    作業の手を止め、さくらと呼ばれた少女は、脚立の上から、皆を見下ろし、首を傾げています。
ケイオス:「通りすがりの飲んだくれ……と言うと話がこじれそうだな。
     今回の異変を調査してる者だよ」
ライル:「右の飲んだくれに同じくです」
イリス:「影が薄いけど、私もね」
イルス:「まぁ、みんな、そういう感じの者です」
さくら:「そっか! そいつは助かるよ! 情けは人の為ならず、ってね〜。
    ボクは芳乃さくら、お兄ちゃん(純一)とは従兄妹なんだよ。よろしくね」
    ぴょんと脚立から飛び降り、ペコリと頭を下げます。
ライル:ようやく、キーパーソンと会えたわけだけど……、
    この分だと、かなり難儀な状況に変わりはないか。
ケイオス:「かもしれないねぇ……、
     でもまぁ、余所者の私らよりかは、情報もあるだろ……多分、きっと……」
さくら:「さて、取り敢えず、今回の事件について訊きたいんだろうけど、
    その前に、ちょっと待っててね。まだ治療の途中なんだよ」
    と、さくらは再び脚立に登り、何やら作業を始めます。
ケイオス:「ああ……了解した」
イルス:「治療してたんだ……」
さくら:「まったくもう、桜は弱い木なのに、こんな事して……一体、誰の仕業だ〜っ!」
    と文句を言いつつ、さくらは折られた枝の断面に薬を塗っています。
ライル:「折られた枝……あ、あれって?」
ケイオス:「むっ……あっ!」
ライル:「兄者も、ひょっとして同感か?」
ケイオス:「……かもしれない、な」
イルス:折れた枝……どんな感じの折られ方なの?
GM:折られた部分は、かなり真新しいですね。
ケイオス:質問、折られた枝の高さって、脚立を使わないとダメなくらいなのかね?
GM:さくらは小柄だし、作業もしなきゃいけないから脚立が必要ですけど、
   折るだけなら、割りと楽に届く高さです。
   子供でも、ジャンプすれば、軽く届くでしょうね。
さくら:「――なに? これに、心当たりがあるの?」
ライル:「心当たりっていうか、ちょっと前に該当するものを見たんだ」
ケイオス:「……きつく注意をしておいたから、勘弁してやってくれるかね?」
さくら:「何処っ!? 何処でみたの? 誰が折ったの?」
    さくらは、脚立を飛び降り、ライルに詰め寄ります。
ライル:「えっ、あ、そ、その……島と大陸を結ぶ大橋で」(汗)
さくら:「じゃあ、もう、島から出て行ったんだ……、
    ラインから離れるから、大丈夫って思いたいけど……」
    と、ライルの言葉に、さくらは不安げな様子です。
    そう呟きつつ、桜の木の治療を再開します。
ケイオス:「……詳しく聞かせてもらえるかね? 特に、そのラインについて」
さくら:「ラインって言うのは、『お願いシステム』って言えば良いかな?
    願いを叶える為に、島中の桜を魔力のラインで結ぶ繋がりのことだよ。
    この桜の大木が、願いを叶える力を持つ、っていうのは知ってる?」
    さくらは、木の治療を続けながら、質問に答えてくれます。
ケイオス:「ああ、最初に聞いた時は眉唾だったけどね」
さくら:「この木はね、島中の桜と魔力のラインで繋がっている。
    そして、島に住む人々の願いと魔力を集め、その力を以って、願いを叶えるんだ。
    でも、よく考えてみて……願いを叶えるなんて、一体、どれだけの魔力が必要になると思う?」
ケイオス:「内容にもよるだろうが……それでも、結構な魔力が必要になるだろうね」
ライル:「ちと想像がつかんが、それでも……この島だけでは足りないって事?
さくら:「事実は違っていた。この木は魔力なんか集めていない。
    集めているとしても、せいぜい木々のラインを保てる程度……、
    なら、願いを叶える為の魔力は何処から持って来ているのか……、
    答えは、簡単だよね。この木は、魔術師であったボクの祖母が植えた。
    なら、魔術師の基本に立ち返ればいい」
ケイオス:魔術師の基本、か……、
     あまり思い当たる所の無い、はぐれ魔術師。
さくら:「――足りないものは、他から持ってくる。
    じゃあ、その『他』って何なのか……、
    ボクは、それを、タイプムーンで調べて……発見したんだよ」
    その……『他』に該当するであろうモノを、ね」
ライル:「兄者、兄者、もしかして……兄者が見た本のアレ?」
ケイオス:「……恐らくな。途切れ途切れにしか読み取れなかったんで、いまいち確証は持てないが」
イルス:「それって……聖杯?」
さくら:「そう、願望器と呼ばれる聖杯……、
    似てると思わない? 願いを叶える聖杯、願いを叶える桜……、
    そのどちらも、膨大な魔力を使って、願いを叶えるんだよ?
    そう思って、調べてみたら、案の定……、
    この場所は、聖杯の端末ともいえる、小聖杯が出現する場所なんだよ。
    そして、この桜は、それの蓋の役割を果たしているんだ」
ライル:「どうにもスケールのでかいファンタジーだな……」
ケイオス:「なるほど、な……、
     しかし、何故、桜の木である必要が?」
さくら:「桜には……ううん、『サクラ』と名を持つ存在には、強い言霊が宿ってるんだよ。
    『神のいる場所』っていうね……、
    この桜の木にも、『さくら』って名前を持つボク自身にも……、
    タイプムーンにも、桜って名前の子がいた。きっと、彼女にも……ね」
イルス:「『さくら』と『桜』か……」
さくら:「尤も、これはボクの仮説なんだけどね。
    でも、この仮説が正しければ、木の枝を折って、持って行った人が心配なんだ」
ケイオス:「……続けてくれるかね?」
さくら:「聖杯に蓋をしていた以上……、
    そして、願いを叶える為の魔力を、聖杯から吸い出していた以上、
    この桜には、かなり大量の魔力が宿っていることになるでしょ?
    折れた桜の木の枝だって、例外じゃない」
ライル:「例えるなら、何も知らない子供が、火のついた松明で遊んでたら……か?」
ケイオス:「……君の仮説でいくと、最悪、どうなると思う?」
さくら:「島から出ている以上、ラインもいずれ途切れるだろうから、
    枝が保有している魔力は、それ以上、増えることは無いだろうけど……、
    最悪、保有する魔力を悪用されたら、宝具級の破壊力になる。
    子供に大花火扱わせるようなもんだよ」
ケイオス:「マジか……?」
ライル:「……宝具級かよ」
さくら:「あくまでも最悪の場合だよ……、
    折られた以上、少しずつ魔力は垂れ流しされるから、
    適切な処置をしなければ、枝の魔力の利用なんて出来ないはずだよ」
    と言って、さくらは、大木にその『適切な処置』をして、皆に向き直ります。
ケイオス:「もしも、の話だが……、
     もし、年端も行かない子供がソレを持っているのに気付かれたら……どうなる?」
さくら:「ボクが悪人だったら、手段を選ばずに奪う――って、にゃはは、まさか……?」
ケイオス:「その、まさか……だ。的確な回答、感謝する」
ライル:「そうなると、事態は急を要するな?」
イルス:「今から追い駆けて……見失わずにいけるかな?」
ケイオス:「ああ、飲んだくれてる場合じゃない」
     HPが半分以下になった時のような、真面目顔で。
ライル:「顔の記憶は薄れてないから<探せば見つかる確率はゼロとまではいかんだろう」
ケイオス:「そうだな……だが、今の依頼を放棄するワケにも……」
誠:「え〜っと、一つ訊いていいか?」
ライル:「――んっ?」
ケイオス:「どうした?」
誠:「その子供が持ってたって言う桜の枝だけど……バナナになってたか?」
ライル:「いや、桜の花だったが……」
ケイオス:「いや、桜だった……」
     つまりは、あの少女が折った段階では異常ではなかった?
ライル:「……そういや、何時、バナナになったんだっけ?」
純一:「俺が、今朝、起きたら、バナナになってたな」
ケイオス:「という事は、昨夜の夜遅くか、明け方……、
     ないし、昨日に折ったという事になるな」
誠:「子供が、そんな時間に出歩くか? それにもう一つ、子供一人で島を出て行ったのかよ?
  あんたら、よく、そんな子供一人で行かせたな?」
ケイオス:「いや、ソレは誤解だぞ。保護者も同伴だった」
ライル:「念のため聞くけど、昨日は、この桜の枝は折れてなかった?」
さくら:「うにゃ〜、さすがに、そこまでは……、
    毎日、来てるわけじゃないし、ボクも折られてるの気付いたのは今朝なんだよ。
    桜がバナナになってるのを見て、多分、この大木が原因だ、と思って来てみたら折れてたんだ」
イルス:「そういえば、あの人達、特に島に異常があるような反応はしてなかった気がする……」
ライル:「ありがとう……、
    取り敢えず、この桜の枝を、あの子が持ってたと仮定すると……、
    昨日から明け方に枝が折られ、その時間帯に子供が一人で出歩かない、
    保護者同伴で、島の異常に大して驚いていない、か……、
ケイオス:「ふむ……しかし、彼女らが何故バナナにしたのか?
     その理由は? と言う点が出てくるな」
     順当に行くと、彼女らが怪しいが、疑いたくないのは、未練なのかね……、
ライル:「何にしても、会ってみなけりゃ始まらないぜ、兄者」
ケイオス:「……そうだ、な」
     割り切れ、彼女は『彼女』じゃない……、
ライル:「何を思ってるかは、よく分からんけど、会わなきゃ悩むばっかりだぜ」
    兄者の真似して、親指グッ!
ケイオス:「……見苦しいところを見せた。
     取り敢えず、この件は、今は、脇に置いておこう。
     まず、目の前のバナナを、なんとかしないとな」
     落ち着け、冷静になれ……、
さくら:「ああ、ゴメン……話が混同しちゃったね。
    折られた枝と、このバナナ事件に因果関係は無いよ。
    バナナ事件と、桜の枝が折られた事に関しては、別件と考えて良いからね。
    島中の桜がバナナになったのは、やっぱり、美春ちゃんかミハルちゃんが原因だと思う。
    多分、大木の近くに、美春(ミハル)ちゃんと、強い縁がある『何か』があるんだろうけど……」
純一・美春:「…………」
      さくらの言葉に、純一と美春の表情が、一瞬、硬くなりますが、
      まあ、プライベートな事なので、お気になさらず。


 DCの原作をプレイしていれば分かりますが……、

 さくらが言う『何か』とは、美春が、
幼い頃に、桜の大木の根元に埋めた、オルゴールの事です。


ケイオス:「……無意識下の願望が、何かしらの手段で発現してしまった、と?」
ライル:「この大木の下の……聖杯とやらが、少なからずの原因か?」
イリス:「これは、私の推測でしかないけど……、
    自動人形ミハルちゃんの動力である、周囲の魔力を集積する機関と、
    島中の桜を魔力で結ぶ『お願いシステム』のラインが、変に作用して、
    ミハルちゃんの表面的な、ってゆ〜か、単純な願いが、桜の大木に、
    ダイレクトに伝わって、それが具現化した、ってところじゃない?
    その『何か』ってのも、『お願いシステム』とミハルちゃん達を繋ぐ、
    触媒になってるのかもね」
さくら:「ご名答♪ でも、いくら願望が叶うと言っても、この極端な状況は異常だよ。
    で、調べたんだけど、何か、外的因子によって、桜の力が暴走してるみたいなんだ」
ケイオス:「外的因子……か」
ライル:「そこらへんで、詳しく分かる事ってあるかい?
    詳しいって言うと、ちと違うか。
    何かこう……噂程度でも、思い当たる事っていうか……?」
さくら:「予測なら出来るよ……多分、桜のラインの中継ポイントにあると思う」
ライル:「――中継ポイント?」
GM:インターネットのアクセスポイントみたいなモノと思ってください。
さくら:「ただ、中継ポイントは三箇所あってね……、
    流石にボク一人だけじゃ大変でしょ?
    だから、木の治療が終わったら、誠君に協力して貰うつもりだったんだよ。
    そこへ、皆が来てくれた、ってわけ」
ライル:「そうか〜……となると、話は早いよな」
ケイオス:「ああ、その中継ポイントで、何かないかのローラー調査作戦だな」
ライル:「流石、魂のテレパシー」
ケイオス:「流石だよな、私ら」
イルス:「まぁ、とにかく……そうとなれば、ササッと行くべし、かな?」
ライル:「そういう事、だな」(べべべべべべん)
GM:さて、さくら曰く、桜の力の特性上、中継ポイントは、
   不特定多数の人が集まる場所とのことです。
   場所は、三つ……風見学園、初音神社、さくらパーク、ですね。
ケイオス:「ふむふむ……取り敢えず、神社を推してみよう」
ライル:「OK、巫女さん拝観だな」
ケイオス:「うむ、解ってるじゃないか、弟者」
誠:「巫女さんなら、目の前に環さんがいるだろう?」
ケイオス:「ちっちっちっ……、
     神社で見る巫女さんだからこそ、倍率ドン、萌えポイントも天井知らずなのだ」
ライル:「うむ、この巫女マニアと言うがよい」
ケイオス:「解った。妹者には、そう伝えておこう」
GM:では、ライルは、アロエッテとの再会シーンを妄想してください。
   ちなみに、彼女は、何故か巫女姿で……、
アロエッテ:『わたくしの、この服を着る資格を奪ってくださいまし』(ポッ☆)
ライル:「お゛お゛お゛〜〜〜っ!!」
ケイオス:お、思った以上にツワモノだぞ、妹者?!(爆笑)
ライル:煩悩退散! 煩悩退散!(手近の木に、頭ガンガン!)
イルス:「……ツッコんだほうがいいのかな?」
ケイオス:「そろそろ欲しかった。
     このままだとボケっぱなしになってしまう」
イルス:「了解、この巫女まに――」
    ふと、隣を見ると、そこには、さっきから、
    ケイオスさんの発言に同意し、しきりに頷くナーフの姿。
    「――ていっ!」
    そんなナーフを、ライルさんとケイオスさんに投げる。
    ナーフをツッコミアイテムとして使用した、記念すべき瞬間っ!!
ケイオス:「ぎゃああああーーーっ!!」(直撃)
ライル:「すぱし〜ぼぉ〜っ!!」(刺さった)
誠:「え〜っと……じゃあ、俺と環さんで、さくらパークを見てこよう」
純一:「となると、残りの学園は、俺とさくらとアイシアで行くか」
イリス:ちょっと、ボケのもいい加減にしとこ。
    NPCが勝手に話を進めてるわよ。
ケイオス:「おっほん……さて、適度に雰囲気も和んだ事だし、行くぞ、諸君」
ライル:「んでは、この四人と一羽で、神社参拝といくか」
イルス:「了解〜」
    タンコブ作ったナーフを引き連れ、後に続く。
GM:では、初音神社に行く前に、準備タイムです。
   買い物するなら、今のうちですよ。
   ちなみに、今回は、各属性攻撃護符が半額セール中です。
ケイオス:そういうのが半額セール、というのも、ちと不安な気もするが、
     折角だし、買い込んでおくかね。
     それと、今のうちに、安らぎの呪文薬で、MPを回復しておこう。
     (ころころ)ぶっ!? ファンブル!?
GM:ファンブル表は? 『7:正反対の結果、もしくは仲間に呆れられる様な結果』?
   じゃあ、もう一回判定して、その分だけ、MP減らしてね。
ケイオス:一気気飲みしようとして、気管に入り、咽た模様。(笑)
ライル:「おお、兄者よ……咽てしまうとは情けない」
ケイオス:気を取り直して、安らぎの呪文薬二本飲み(ころころ)よし、全快だ。


 半額セールという事で、冒険者達は、
各属性攻撃護符を、しこたま買い込みます。

 正直、奮発し過ぎかもしれませんが、
なにせ、このPTには、メイガスが一人しかいないので、
このくらいは、GMの親心、と言ったところでしょうか?

 それに、今回の敵は……、
 今の彼等では、ちょっと荷が重いかもしれませんし……、


GM:さて、買い物も終わったところで、
   神社へ向かおうとする皆さんに、さくらが、小さな布袋を渡します。
ケイオス:「――これは?」
さくら:「桜の花びらを燃やした灰だよ。
    中継ポイントを見つけたら、それを振りかけて」
ケイオス:「ふむ……そうすれば正常化する、と?」
さくら:「うん、『さくら』って存在には……その言葉自体にも、強い力がある。 
    それを利用して、大木は聖杯を塞いでいるんだ。
    だから、きっと、その灰で、桜の力は正常に戻ると思う」
ケイオス:「了解した……私が預かろう」





―― PHASE-10 初音神社での死闘 ――


GM:では、準備を整えた皆さんは、初音神社へと向います。
   長い階段を上り、鳥居を潜り、初音神社に到着です。
   ちなみに、ここは、先程会った、巫女の環の実家だったりします。
ケイオス:「……むぅ、環嬢に着いて来てもらった方が、シチュエーション的に良かったか?」
イルス:「もう、そのボケはいいから……」
ライル:「しかし、改めて考えると妙なもんだ。
    ここには神社ってやつがあって、他のところには女神様がいて、
    また他にも、色んな神様がいる……、
    その場所場所に色んな神様がいるわけか……」
    改めて、何かを知ったような溜息をつく。
GM:土地神、というのもあるでしょうしね。
   もしかしたら、何処かにオヤシロ様もいるかもしれません。
ケイオス:――嘘だっ!!
     と、豹変はさておき……、
     「さて、中継ポイントとやらは……」
     神社の境内をキョロキョロとしてみよう。
GM:周囲を注視するなら、メイガス、ビーストテイマーで判定してください。
イルス:(ころころ)達成値12だよ。
ケイオス:私は、メイガスで(ころころ)11だな。
GM:じゃあ、イルスが、神社にしては、妙に禍々しい生き物の気配を感じます。
   気配の出所は、神社の裏手ですね。
イルス:「うっ……な、何か裏手にいるよ」
    と、指差して、皆に教えるよ。
    ところで、その生き物って、自然のモノじゃない感じ?
GM:自然の生き物じゃないですね。
ケイオス:ちなみに、周囲に人の気配は?
GM:ありませんね……、
   この妙な気配を本能的に察したのか、今、この神社には、誰もいません。
ケイオス:「……最悪、誰かが犠牲に、って事はなさそうだな」
ライル:「犠牲者は、仮にあるなら、オレ達だけってことか」
    長剣を抜き、盾を前に構えて、じりじりと裏手を目指す。
イルス:「まあ、取り敢えず、やるしかないね」
    ライルさんと同様に、斧を構えるよ。
GM:では、裏手に回りますと、
   神社の周囲にある桜(バナナ)の木よりも、ひと回り大きな木があります。
   気配は、その大木のあたりから感じますね。
ケイオス:「今までの相手からすると、アレが中継点かねぇ」
ライル:「こいつか……さっきの事もあるからなあ、気をつけんと」
ケイオス:「そうだな……」
     足元の石拾い、木へ向かって投げてみよう。
GM:石を投げましたか? それじゃあ、木に当たるちょっと前のあたりで、
   何かにパシッと弾き返されました。石が跳ね返ってきたので、避けてください。
   目標値は8です。ダメージは(ころころ)4点で。
ケイオス:むっ(ころころ)回避は失敗したが(ころころ)ダメージは防いだぞ。
イルス:「遠くからの攻撃からもフォローできてる、かぁ……」
    手投げ用の斧を取り出し……投げれないね、これは。
GM:で、もう気付いて良いけど、石を弾き飛ばした際、木が動いた形跡は無いです。
ケイオス:……バリア?
GM:と言うよりは、打ち返された感じです。
   魔術とか、そういうので、跳ね返されたわけじゃなさそうです。
ライル:「木の周りに、何かいるのか?」
GM:そうやって注意するなら、
   木の根元の辺りに、何かが這いずり回った跡が見えて良いです。
ケイオス:「また、ミミズ系かね……、
     とはいえ、姿が見えないのが解せないな」
イリス:とにかく、もう一度、撃ってみて良い?
ケイオス:石ではなく、か……頼んで良いかね?
イリス:じゃあ、魔銃で、木を撃ってみる。(ころころ)8と言って命中よ。
GM:回避判定(ころころ)2d6+8=14で回避しました。
   そして、それは明らかな敵対行動とみなします。
   木の周りにいた『何か』は姿を現し、皆さんに襲い掛かってきます。
ライル:――来たかっ!?
GM:透明になり、木に撒きついていたのは、巨大な三頭蛇です。
   しかも、その蛇の額には、六角形に∞の紋章があります。
ケイオス:――ぶっ!?
イリス:それって、前に、私を襲った白仮面と同じ紋章?
GM:はい、そうです。
ケイオス:ど、どうしよう……一瞬、躊躇しちゃったよ。
ライル:「兄者……どうした?」
ケイオス:「い、いや……何でもない」
イルス:「うひゃ〜、なんつ〜蛇……」
    って、今の僕はイルスだし、問題無い、問題無い。
GM:ジェシカだったら、大変でしたけどね。


 イルスのPLは、GMがテルトとして参加している、
ソードワールドTRPGのセッションで、ジェシカというPCを演じています。

 実は、そのジェシカは、蛇が大の苦手のです。

 閑話休題――


GM:さて、先程の、イリスの攻撃が外れたので、三頭蛇の不意打ちとなります。
   というわけで、蛇は、尻尾をブンッと振るって、全体攻撃です。
   一応、回避OKですよ。(ころころ)2d6+8=16と言って命中です。
イルス:命中の修正値が8!? 無茶だよっ!!
ケイオス:クリティカル以外無理だっ!!
GM:全員、回避失敗? 全体攻撃のダメージは、達成値の半分ね。
   (ころころ)2d6+16=22だから、半分の11ダメージです。
ケイオス:こ、攻撃修正値16だとっ!!
     (ころころ)ダメだ……4点通った。
ライル:やはり、兄者だけが柔らかいな。
    兄者以外は、皆、防御できたぞ。
GM:では、これで不意打ちは終わりです。
   ここから、改めて戦闘開始。イニシアティブ判定(ころころ)13です。
イルス:ここは、いつも通り私が(ころころ)9だから、そっちからよ。
GM:では、三頭蛇の攻撃からいきます。
   と、その前に、この蛇の名前は『トリプルヘッドバジリスク』。
   文字通り頭が三つある蛇で、それぞれ、赤、青、黄色の頭です。
   で、頭が三つあるので――
ケイオス:とても、嫌な予感が――
GM:――1ターン、三回行動します。
ケイオス:――やっぱり〜っ!
ライル:あはははははは……ドンとこいや〜っ!(泣笑)
GM:はい、ドンといきます。(笑)では、第1ターン。
   まず、赤蛇の行動ですが、自分の尻尾を、木に突き刺します。
   それと同時に、蛇の全身が、何やら光を帯び始めました。
   ここで、メイガス判定してください。
ケイオス:(ころころ)12だが……?
GN:じゃあ、今の蛇の行動で、蛇に支援魔術が掛かった事が分かりました。
   その内容は、攻撃力と防御力に+5です。
ケイオス:ぶっ……っ!!
ライル:ぐはっ! なんだそりゃっ!
イルス:防御は、まだ未知数だけど……、
   これで、攻撃力は、修正値だけで21……、(ガクガク)
ライル:例によって、殺る気マンマンだな、GM。
ケイオス:こ、これは……まず、尻尾を狙うべきか?
ライル:策はある、策はあるが……どっちにするか?
GM:続いて、青蛇の行動!
   麻痺の魔眼で、イリスをジロッと睨みます。
   (ころころ)おっ、クリティカル!(爆)
   でも、一応、状態変化への対抗判定は出来ますよ。
   てか、麻痺の効果は、達成値の差分ターンなので、判定してください。
イリス:じゃあ、ヒーローダイスを使う。
    状態変化抵抗判定は、2d6+特殊技能LVだったわね?
    じゃあ、(ころころ)3d6+3=15よ。
    出目がクリティカルだから、回避優先で、魔眼は回避ね。
GM:ちっ……最後は黄色の攻撃!
   黄色の蛇は、口を大きく開けると、喉を震わせ、強烈な音波発します。
   効果を知りたければ、再び、メイガス判定。目標値は10です。
ケイオス:うむ(ころころ)9か……分からないな。
GM:では、次は、そちらの行動です。
   T値・アルファベット順でお願いします。
ケイオス:最初は私からだが……、
     今、現時点から、桜の木まで移動して、例の灰を振り掛けるのは出来るかね?
GM:蛇が邪魔してますからね……、
   このターンで、桜まで移動、次のターンで灰を掛ける、となります。
   ちなみに、桜に近寄ったら、次のターンで集中攻撃されますからね。
ケイオス:敵の攻撃力は2d6+21……、
     命が進行形でデンジャラスだ、天国見れそう。(笑)
     素直に、闇属性攻撃魔術ガル、でいこう。
     こう、横にスライド移動しつつ、魔術発動判定(ころころ)4だから、成功――
GM:――いえ、その発動値なら無効化されます。
ケイオス:なんだって!?
イリス:そうかっ! あの音波!!
GM:そう、黄色の蛇が出す音波は、魔術発動判定値を−5します。
   つまり、今のケイオスの魔術発動判定の成功値は7以上になるんです。
   ちなみに、音波が出ている限り、この効果は永続します。
ケイオス:くあ〜……これでは、私は何も出来んっ!!
イルス:何処から狙えば良いの?!
    支援? 麻痺? 魔術遮断?
ケイオス:個人的には、青か黄色だな。
イリス:青首の頭頂を基点にして、木との接点へ向けて射撃、回避されたら木に当たるわよ。
    高速射撃を被せて攻撃っ!(ころころ)7と言って命中。
    さあ、蛇はどう出る? 回避する? それとも、身を挺して、木を守る?
GM:回避します。(ころころ)14だから、回避成功。
   銃弾は桜の木に当たりますけど、それで、何か変わる様子は無いです。
   てか、桜の木が、どうこうなったら、困るのは初音島の『お願いシステム』です。
イリス:じゃあ、どうすれば……、
    回避修正値が8なんて、私達じゃ、まず当てられないわよ?
ライル:そう、下手に斬り掛かるのは無駄だ。
    ならば、無茶を承知で試してみるぞっ!
    『想い届ける虹の楽譜(フィルドウスィー)』第5楽章っ!
    敵、味方問わず、回避行動を不能にするっ!
    俺のバード技能の達成値と、相手の魔術抵抗値で振り合いだっ!
    (ころころ)達成値は17っ!!


 ――ここで、ライルが勝負に出ました。

 三頭蛇の命中・回避修正値は8……、

 PTで一番、命中・回避値の高いライルでも、
攻撃を命中させ、また、回避するのも難しいのです。

 ならば、それらを無効化するしかない。

 ライルは、味方を巻き込むのを覚悟で、
宝具を使用し、その効果で、回避行動の無効化を狙います。

 そして、見事、敵を回避不能にするのに成功しました。

 ちなみに、味方で抵抗に成功したのは、イリスだけです。


ライル:「おー、まい、あろえって!!」(ガッツポーズ)
イルス:最後は僕の番だねっ!
    麻痺攻撃をしてくる青蛇を狙うよっ!
    斧を両手持ちして攻撃っ!
    さらに、必殺技『大地と風の特攻部隊』を発動!
    ファンブルするかもしれないから、命中判定(ころころ)11っ!
GM:回避は不能です。ダメージどうぞ!
イルス:「ミラン……ダムル……スティアッ!!」
    (ころころ)2d6+11=18点っ!
GM:防御は(ころころ)2d6+10=13だから、5点通りました。
   イルスの攻撃に、青蛇が悲鳴を上げます。
イルス:くっ、それだけか……、
イリス:これは、ダメージ抜けないわ……、
    もう一手、何か必要というわけね。
ケイオス:物理がダメなら、魔術だが……、
     詠唱できないとなると、護符を使うのも手だな。
     買い込んでおいて正解だった。
イリス:でも、護符攻撃じゃ、火力不足よ。
    となると、あとは、敵の弱点属性を狙うしかないわね。
GM:はい、では、第2ターンです。
   まず、赤蛇は、厄介な歌を唄うライルに牙で攻撃です。
   命中は(ころころ)成功。ダメージは(ころころ)31です。
ライル:回避は出来ない! 防御は(ころころ)16だから、15点も通った!
    「こ、この野郎〜っ!!」

GM:続いて、青蛇も牙で攻撃!
   ターゲットはイルス! (ころころ)命中は成功!
   ダメージは(ころころ)26点!
イルス:防御は(ころころ)17で……9点抜けた〜!
ケイオス:ごっそり削られるな……、
     回復しようにも、回復魔術にもペナルティーがあるし……、
GM:黄色は音波を止めて……誰に攻撃しようかな。
   (ころころ)奇数だから、ライルに攻撃っ!
   命中は成功して、攻撃は(ころころ)ガブッと29点!
ライル:きやがった〜っ!!
    防御、防御(ころころ)12点止めて、17点通った。
    残りHP10だぞっ! 兄者、頼むっ!
ケイオス:音波が止まった事を喜ぶべきか、三回攻撃を嘆くべきか……、
     それはともかく、こっちの番だっ!
     「マズイな、後手後手に回っている……」
     メディアで皆を回復するぞ。
     また、横にスライド移動しつつ、発動判定(ころころ)成功!
     回復値は(ころころ)11点だ。
     ヒーローダイスを冒頭に使ったのが痛いな。
イリス:次は私ね……私も前衛に出て攻撃するわ。
    これで、的が増えるでしょう?
    (ころころ)命中は成功。高速射撃で(ころころ)ダメージは11点。
GM:(ころころ)イリスの銃弾は、カーンと、鱗に弾かれました。


イリス:ちっ、せめて、
    ファンブルが出れば……、(爆)
GM:ファンブルに頼るなっ!(大爆)

イリス:ファンブルに頼らず、
    何がふぁんぶら〜ズ!(核爆)



ライル:……ふぁんぶら〜ズ的な発言だな。
ケイオス:ともかく、次は弟者の番だが……、
     どうする? このまま、歌を継続するか?
ライル:歌を止めて、態勢を立て直すのも手だが……、
イルス:ここで止めると、ホントに打つ手がなくなる気がするよ。
ライル:死ぬの覚悟で、このまま唄って、ギャグLV効果で復活するか?
GM:ご都合主義復活を念頭に入れて行動するのは、
   あまり良いプレイスタイルとは言えませんよ。
   それなりのペナルティーは覚悟してくださいね。
ライル:じゃあ、後衛に下がりながら、歌を続行しよう。
    「ぐっ、情けないが……下がるしかないか」
イルス:次は僕だけね……、
    青蛇に、地属性護符で攻撃する! 命中は(ころころ)成功!
    ダメージは(ころころ)あれ……出目が3?
ケイオス:ファンブル?
GM:噂をすれば、きましたねぇ……、
イルス:ファンブル表(ころころ)11。(笑)
GM:『11:自分に被害が出るが有利な結果も及ぼされる』か。
   流石だね、イルス……、
   常にファンブルを有利に動かす男の娘!
ケイオス:なんかもう、女神に愛されてるとしか思えん。
イリス:やはり、女神は、ふぁんぶら〜ズを見捨ててはいなかった。
GM:じゃあ、敵だけじゃなく、
   自身にもダメージを受けますが、青蛇は麻痺の魔眼が使えなくなります。
イルス:じゃあ、もう一回ダメージ振るね。
    (ころころ)17点ダメージで、
    防御が(ころころ)
あ、6ゾロで12点軽減。(爆)


GM:おい、待てっ! お前、
   確か、魔術防御は2d6だけだろう?!
ライル:にも関らず最大防御かよっ!
    かなわねぇや、コイツにはっ!(笑)
ケイオス:この笑いの神に愛された男めっ!(笑)
イリス:最も女神の寵愛を受けた果報者め!(笑)
イルス:出目が馬鹿だよ! 助けてぇ〜っ!!(爆)



GM:12点軽減で、イルスに5点のダメージ……たった5点……、
   自爆なのに、ほとんど打ち消すってのも、イルスだよなぁ……、
   青蛇は(ころころ)6点抜けか……ほら、こっちの方が被害大きいし……、
   ちなみに、地属性じゃ、追加効果は無いですよ。
   青蛇の残りHPは4点です。
ケイオス:なるほど、高火力高機動、低装甲なのか……、
イリス:青蛇、落とすチャンスね……、
GM:では、第3ターンです……、
   ケイオスは、今、前に出てることになるんですよね?
ケイオス:おう、横スライド移動の結果だな。(笑)
GM:では、赤蛇がガブッといきます。
   (ころころ)命中は成功。
ケイオス:おしっ、こいやぁっ!!
GM:ダメージは(ころころ)31点♪
ケイオス:――って、死ぬわぁっ!(爆)
     防御は(ころころ)9点削って、22点抜け。
     残りHPは8点だ。
     「ちぃっ……やってくれる」
ライル:容赦無いなぁ、赤蛇……、
    ヘタしたら、一撃で死んでるぞ。
GM:うん、で、その攻撃が、あと二発あるんだけど……、
ケイオス:ふふふ……、
     まさか、ご都合主義復活経験者第一号になろうとは……、
イリス:諦めるの早いって……、
    前衛には、私とイルスもいるんだから……、
GM:というわれけで、青蛇が、イルスに噛み付きます。
   (ころころ)命中は成功して(ころころ)ダメージは30点です。
イルス:(ころころ)防御で13点軽減して、17点抜けた。
    これで、残りHP14点。次のターンでヤバイよ。
GM:続いて、黄色蛇がイリスに攻撃します。
ケイオス:おっ、黄色蛇は音波じゃないのか?
GM:実は、あの音波は生命力を削るんですよ。
   (ころころ)命中は15ですが……どうです?
イリス:私は回避出来るけど、無理だって(ころころ)ほら、無理。
GM:(ころころ)ダメージは31点です。
イリス:(ころころ)19点抜けて、残りHP5よ……、
    もう、皆、ボロボロよ。次のターンで確実に一人か二人は逝くわね。
ケイオス:確かに、皆、もう限界だな……、
     そして、私達の番になるわけだが……、
     一か八か、私の必殺技『ウィング・オブ・ディスペア』でいくか?
ライル:博打を打つかどうかは、兄者に任せる!
ケイオス:ならば、いくぞ……、
     必殺技『ウィング・オブ・ディスペア』発動!
GM:横合いからくるから、赤・青・黄色、全て巻き込むな。
ケイオス:「……この状況だ。完全に破壊してしまってもやむを得まい」
     詠唱開始、背中に闇の羽を展開します。
     魔術発動(ころころ)成功!
ライル:「やったれ、漢の翼ぶちかましてやれや〜!」(じゃじゃじゃん!)
ケイオス:「その醜悪な喉で、奏でろ、詠え……絶望の歌を!!」
     闇の翼で、敵に突撃っ! 命中判定は(ころころ)――










 ここで――

 お笑いの神、降臨――










ケイオス:1ゾロォォォォ〜〜〜?!(大泣)

ライル:兄者ぁぁぁ〜〜〜っ!!(困惑)

GM:どうして、お前らは、
   そう、ふぁんぶら〜ズなんだよっ!!







ケイオス:なあ、GM……、
     ギャグLVのご都合主義で、今の判定、やり直していいかね?(泣きそう)
GM:うん、良いけど……、
   そ〜ゆ〜使い方するなら、シナリオ後に、強制的にギャグLVが上がるからね。
ケイオス:構わん……、
     このタイミングで、ファンブルは……、
ライル:ドンマイ、兄者……、
ケイオス:これで、また、ファンブルしたら、
     ちょっと、組織に強化改造されるの、本気で考えよう。
     (ころころ)よし、命中判定は成功だ。
GM:ライルの歌の効果で、三頭蛇は回避不能です。
   必殺技の攻撃判定で、ダメージを算出してください。
ケイオス:通常の魔術攻撃判定に、ヒーローLV分のダイスを追加し、
     さらに、メイガス技能LV値を修正値として加える!
     つまり、攻撃力は、5d6+4だっ!
     気を取り直して、いくぞっ!(ころころ)――










 そして――

 お笑いの神、再臨――













ケイオス:2、1、2、3、1……?
     あれ? この出目は、幻?(泣)
一同:ダメージ低っ!!
ケイオス:おかしいな……、
     私、六面ダイスを
     振ったはずなのに……、
     あははは、うふふふ……、(壊)











GM:……5d6の期待値って、いくつだっけ?
ケイオス:期待値は17.5だよ。(泣)
GM:ほぼ確実に、一度は回る(クリティカルする)はずなのに……、
   とにかく、抗魔判定(ころころ)全体に7点きました。
   ケイオスの一撃で、青蛇が消滅します。
   赤蛇は、まだ元気ですが、黄色蛇は、よれよれですね。
ライル:それでも、青蛇が落ちたんだから、良かったと思おう、兄者。


 この後、イルスが、風の攻撃護符を使用し、
見事、黄色蛇の弱点属性を突き、これを撃破します。

 これで、残るは、赤蛇のみ……、

 第4ターンで、赤蛇は、桜の木から尻尾を抜き、
一人でも道連れにしようと、尻尾による全体攻撃を放ちます。

 しかし、桜の木による支援を、
自ら断った事で、攻撃力が下がり、決定打とはなりませんでした。

 そして、再び、ケイオスの番が……、


ケイオス:「感謝する。私に足りないモノに気付く事ができた。
     その礼だ……その偽りの生命に、死と言う名の安らぎを与えよう」
     尻尾攻撃を受け、血塗れの体をユラリと起こし、氷の攻撃護符を使うぞ。
GM:それが弱点属性です。攻撃に+5してください。
ケイオス:(ころころ)命中判定は成功。(ころころ)ダメージは17点だっ!
     これで、終わりだっ!!
GM:抗魔判定(ころころ)
ゴメン、6ゾロ♪
ケイオス:おおいっ!? 通ったのは2点だけかよっ!?
     どうやら、私は、本格的に神様に嫌われてるみたいだな。
イルス:今回、ケイオスさんは、マジでトホホだね。
ライル:でも、前回、オレも、結構、序盤はトホホだったし……、
    トロロは主役の特権さ! ……多分ね。


 で、結局……、

 赤蛇が倒れたのは、次のターン……、
 再度、ケイオスの氷の攻撃護符によって、決着はついたのでした。


GM:ケイオスの氷の護符がトドメとなりました。
   三頭蛇は、悲鳴を上げて消滅していきます。
ライル:「や、やったあ……」
    がくっと崩れ落ちるように座り込む。
イルス:「……お、お〜し」
    同じく、ぺたんと座り込む。
ケイオス:「どうやら、死なずに済んだみたいだな」
ライル:「ああ……無事っぽい」
    取り敢えず、ペンダントを握って、さんきゅ〜、アロエッテ……かな?
イリス:「あはは……皆、ボロボロ……ね」
GM:と、皆が、ヘタり込んだところで、誠や純一達が、大急ぎでやって来ます。
純一:「お〜いっ! 無事か〜っ!?」
ライル:「お、お〜〜い……」
    力無く、手を振って応えよう。
イリス:「無事じゃな〜い」
ケイオス:「……なんとか、ね」
     やって来た少年達に、片手を軽く上げる。
誠:「ど、どうやら、こっちでも大変だったみたいだな」
  そう言う誠も、割とボロボロな様子です。
ライル:「そっちも、キング○ドラが来たのかい?」
誠:「あ、ああ、三頭蛇がね……、
  俺は、魔法剣もあったし、環さんの援護もあったから、何とかなったよ」
ライル:「……とにかく、無事で何よりだ」
イリス:「ケイオス〜、サッサと灰を撒いちゃいなさいよ」
ケイオス:「あいよ……」
     苦笑しつつ、桜の木に灰を撒くぞ。
GM:撒かれた灰が巻き上がり、木を覆い尽くします。
   そして、その灰が晴れると、そこには、バナナではなく、本来の姿……、
   見事な桜の木が姿を現します。
ライル:「ほお……こんな状況じゃなかったら花見でも、ってとこだな」
イルス:「……はあ、どうにか、解決だね」
    仰向けに倒れながら、桜を眺めるよ。
さくら:「三つのポイントが正常化したから、
    少しずつ、島全体の木も戻っていくはずだよ。皆、本当にありがとうね」
ライル:「こんなカッコ悪い状態でなんだが、どういたしまして……うん」
誠:「とはいえ、まだ、憂いが無くなったわけじゃないんだよな」
  桜の木を眺めていた誠が、不意に溜息を吐きます。
ライル:「あと二つ、か……」
イルス:「そだね……」
    木の枝の行方と、遺跡に侵入した人、だよね。
ライル:「追うのだったら、実際に会った二人の方だが……」
さくら:「取り敢えず、皆にお礼がしたいから、ボクに家に寄って行ってよ♪」
ライル:「恩に着ます……と言うか、今回は、マジで恩に甘えさせて」
    剣を杖代わりに、よろよろと歩く。
イリス:「じゃ、行きましょうか……体中痛いから、肩貸してね」
    と、純一にもたれ掛かるわよ。
GM:そんなイリスの行動には、さくらが、反対側の腕に抱きついて対抗しますよ。
イルス:「……じゃ、そうさせてもらうよ〜」





―― PHASE-11 アヌーラを追えっ! ――


GM:バナナ事件を解決した皆さんが、
   芳乃宅に凱旋すると、そこには、暦も待っており、
   約束通り、全員に、500Gずつ報酬をくれます。
   さらに、さくらが、自宅の倉庫を開けると……、
さくら:「この中の物、好きなものを一つずつあげるよ。好きなものを持って行っていいよ」
    と、倉庫の中を示し、暦とは別に報酬をくれるようです。
ケイオス:「ふむ……では、魔力の流れが見える、
     ないし、ラインを追えるような道具はあるかね?」
     ちなみに、記憶が飛んでいるので、例の眼鏡の事は知らないぞ。(笑)
GM:では、ケイオス……、
   目標値8で失敗するまで、エージェントで判定して。
   で、成功した回数を教えてください。
ケイオス:なるほど、成功した分だけ、アイテムを発見できるわけか。
     つまり、報酬の選択肢が増える、と……、
     (ころころ)ふむ、ちょうど四回だな。
GM:では、猫耳ヘアバンド、魔力透視眼鏡、清めの水筒、マジカルマントを発見しました。
   ちょうど四つなので、これが、皆さんへの報酬になります。
   ちなみに、各アイテムの効果は、以下の通りです。


・猫耳ヘアバンド:ビーストテイマー判定に+1の修正。
・魔力透視眼鏡:眼鏡を通して見た対象に魔力が宿っている場合、
        その宿った魔力の属性を、色として認識出来る。
        戦闘では、1ターン消費する事で、相手の属性を知る事が出来る。
・清めの水筒:海水を真水に還る効果がある。
・マジカルマント:攻撃魔術の防御に+1の修正。


ケイオス:ふむ、眼鏡を貰おうか……、
ライル:マジカルマント、かな。
    魔術防御が無いから、大きな足しだ。
イリス:水筒も、何気に重宝しそうよね。
イルス:猫耳は……僕しかいないよね。
GM:報酬は行き渡りましたか?
   それじゃあ、落ち着いたところで、暦が、皆に訊ねます。
暦:「――きみら、桜の大木に行って来たんだろう?」
ライル:「あっ……はい」
暦:「なら、アヌーラには会ったか?」
ライル:「え? アヌーラ……?」
    おぼろげな記憶を手繰るぞ。
暦:「そうだ、アヌーラ=シャーナーメだ……、
  彼女は、大木を見に行くと言っていたんだが……」
イリス:「ん〜? 大橋で会った人? 子連れの?」
ライル:「あ、そうだ! あの人か……」
暦:「彼女は画家らしくてな、桜の大木を見てみたいと、私のところを訊ねて……、
  なに、子連れ? 彼女は一人旅をしていると言っていたが?」
ライル:「……エルトって女の子と一緒でしたよ」
暦:「エルト……? すまないが、その子の外見は?
  もしや、エルフだったりしないよな?」
イルス:「……何か、マズイんですか?」
暦:「例の遺跡から盗まれたのは……エルフ型のホムンクルスだ」
イルス:「…………」(汗)
ケイオス:「まさか……彼女が?」
ライル:それは、思わず、兄者の方を見てしまうな。
暦:「まさか、彼女が犯人……?
  私を訊ねて来た時に、転送端末を盗まれたのか?
  いや、しかし、あの端末は、クワルナフが無ければ作動しないはず……」
ライル:「――クワルナフ?」
イリス:「私が、白仮面に襲われた時に、奴が言ってた言葉ね。
    『クワルナフ……必ず、手に入れる』って……」
暦:「これのことだ……尤も、私のは、本物じゃなくて、
  端末を解析して造ったレプリカだがね」
  と言って、暦はシンプルな腕輪を見せてくれます。
  暦が言うには、クワルナフとは、遺跡内で行動する為のマスターキーであり、
  同時に、遺跡に保管されていたホムンクルスのマスター登録用の道具でもあるそうです。
イルス:「レプリカを、さらにレプリカした、とかは?」
暦:「それも考えられるが……、
  しかしそうなると、ホムンクルスを解放出来たことに説明がつかない。
  レプリカで出来る事は、こうして、遺跡内部への道を開くことだけだ」
  と、暦は、端末を操作して、もう一度、遺跡への扉を開いて見せてくれます。
イリス:「じゃあ、答えは簡単じゃない。
    どうやってかは知らないけど アヌーラは、
    本物のクワルナフを持ってた、って事でしょ?」
イルス:「それにさ、白仮面と言えば、例の蛇の紋章とも繋がらない?
    白仮面も、その紋章を持ってたんでしょ?」
イリス:「微妙に繋がるのよね……、
    クワルナフ、六角に∞の蛇の紋章……」
    で、狙われるのは私? ちょっと悲劇のヒロインっぽいわね。
暦:「考えられるのは、アヌーラが本物のクワルナフを持っている、という可能性だ。
  というか、それしか考えられん」
ライル:むしろ、そっちの可能性の方が高いかもな。
    こっちの預かり知らぬ所で、何がどうなってるかなんて分からないわけだし」
イルス:「あのさ、一つ気になるんだけど……、
    その転送端末って、クワルナフが無いと、使えないんだよね?」
暦:「ああ、そうだ……」
イルス:「僕、使ったことあるんだけど……?」
ライル:「そう言えば、お前、アロエッテの屋敷で、それを作動させた、って言ってたよな?」
イルス:「ち、ちょっと、それ、貸してくれません?」
暦:「ああ、構わないが……」
GM:では、イルスが端末を持った瞬間、端末は反応し、扉が開きます。
ライル:「あっ……開いた!」
イルス:「……ど、どうして?」
    クワルナフ?! そんなの持ってないよ?!
暦:「私にもさっぱりだ……、
  キミ、もしかして、この遺跡に関係ある家系だったりするのか?」
イルス:「し、知らないよ……聞いたこともない。僕、ただの狩人の生まれだよ……?」
ライル:「その、クワルナフは腕輪だけに限定される物なんでしょうか?
    例えば、指輪でも耳飾りでも……、
    もしくは、体に何らかの仕掛けを施したってものでも……」
暦:「それは、なんともな……この遺跡に関しては、私らも、まだ分からない事が多いんだ。
  それでだな、キミ達……悪いが、もう一つ依頼を受けてくれないか?」
イリス:「アヌーラとエルトを追う、ね?」
暦:「初音島を出た後、彼女は、パルメアへ向うと言っていた……彼女を追って欲しい。
  あのホムンクルス……エルトは、あまりにも危険なんだ」
ライル:「次は、そうする予定でしたから、構いませんよ」
イルス:「……うん、分かってる」
ライル:気遣わしげにイルスを見て、そして、兄者にふと視線を移す。
    しかし、表向き普段と変わらない兄者からは、その心中は読み取れない。
誠:「そういう事なら、俺と一緒にいかないか?
  橋を渡ったって事は徒歩なんだろ? 連絡船を使って、先回りしよう」
ライル:「強い味方はいくらでも欲しいからな、喜んで……というか、是非」
誠:「その連絡船は、ちょうど護衛を募集してるんだ。
  アズタイムなんとか、っていう聖遺物をパルメアに輸送するらしい」
ライル:「お手伝いついでに追跡か、よっしゃ!」
イルス:「……なるほど……うん、よろしくお願いするよ」
GM:というわけで、暦から依頼の前払い5000Gと、船の護衛料の1000G……、
   合計で、一人6000Gずつをもらって、今回のシナリオは終了です。
ライル:おおうっ、随分と奮発したな!
GM:今後の展開からして、当分、
   報酬は出せそうにないかもしれないので……、
ライル:なるほど……、





GM:では、おつれさまでした〜!

一同:おつかれさま〜!





<おわり>
<戻る>


注釈1:リプレイの様子と内容を、分かり易くする為に、かなり加筆・修正・脚色をしています。

注釈2:今回の内容は、あくまでもテストプレイです。
    その為、今後、ルールが改訂される場合があります。