GM:さて、そろそろ、
   セッション開始の時間なわけですが……、
ライル:イルス(のPL)が、来ないな。
ケイオス:まあ、急な連絡だったら、
     確認が出来てないのかもしれないねぇ。
綾:こんな時は、突発セッションですよ!
  こんな事もあろうかと、って、シナリオが用意してあるんですよね?
ケイオス:いくらんなんでも、
     そんな都合良く、用意してあるわけ――
GM:――あるよ。(さらっと)
ライル:あるんかいっ!?
GM:ただ、このシナリオは、かなり、遊び要素が強いし、
   実験的なシナリオではあるけど……、
ケイオス:良いんじゃないか?
     そもそも、我々のセッションは、
     テストプレイとしての意味合いもあるわけだし……、





GM:ん〜、そうですねぇ……、
   では、突発シナリオ『デスフラクエト』を始めます。

一同:……デスフラ?






『Leaf Quest TRPG』 リプレイ

ふぁんぶら〜ズ冒険譚 11

『デスフラクエスト』







―― PHASE-01 意外なゲストチーム ――


GM:では、時間短縮の為に、
   シナリオ導入のシーンはスッ飛ばして、
   いきなり、状況から説明します。
ケイオス:いつもは、導入が、異様に長くなるからねぇ。
GM:師匠達と別れ、タカヤマを旅立った皆さんは、
   タカヤマ近隣の、小さな村へとやってきました。
   そこで、皆さんは、一つ、依頼を請けます。
ライル:アヌーラを追っての、急ぎの旅なのに、そんな余裕あるのか?
    少なくとも、兄者が拒否すると思うが……、
GM:依頼の内容は、ごく普通の隊商の護衛です。
   で、その隊商の向かう先が、皆さんと同じ、コミパなんですよ。
ケイオス:なるほど、行き先が同じなら、問題無いな。
     それに、隊商の馬車があれば、イルスを休ませてやれる。
     先日のウイルスバグ事件もあって、
     結局、あまり休ませてやれなかったからな。
     そういう理由なら、納得せざるを得まい。
GM:OK、じゃあ、それで……、
   で、隊商の責任者の名前は『カール』さんと言いまして……、
綾:カールおじさんですか?(笑)
ライル:口ヒゲ生やしたおっさんか!?(笑)
GM:違うっ! 20代半ばの、若い商人さんだ!
   それで、村に到着した皆さんは、
   その日の夕方に、カールさんから依頼を請けたわけです。
ケイオス:なるほど、了解した。
GM:そして、翌朝……、
   皆さんが、出発準備をする隊商の元に行くと、
   皆さんの他にも、数人の冒険者がいます。
   どうやら、彼らも、隊商の護衛として雇われたようです。
綾:「随分と、物々しいですねぇ」
ケイオス:「ふむ、だがまあ、これだけ護衛がいれば、
     我々も、それほど気を張り詰めさせる必要は無さそうだな」
ライル:「気楽、って言っちゃいかんが、キリキリしなくて済むよな。
    その分、イルスも休ませてやれるし……」
ケイオス:ちなみに、その同業者の諸君は、どんな感じの者達なんだ?
GM:キミ達以外に、冒険者は5人います。
   まず、1人は、戦輪を持った女戦士です。
ケイオス(のPL):
――パールかよっ!?
綾(のPL):円卓の騎士の一人じゃないですかっ!
ライル(のPL):そいつは心強い……、
         ってか、オレ達、いらないじゃん!


 ――はい、ご名答。

 彼女は、第2PTのシナリオで登場したNPC……、
 パールこと、円卓の騎士『パーシヴァル』です。

 ちなみに、このシナリオのパールは、
まだ、キュリオ達とは出会っていない時のパールです。


GM:PLは、ご存知の通り、パールは単独で行動しています。
   他の4人とは、少し離れたところで、
   水筒を傾けて、ゴクゴクやっています。
ケイオス:おっ、酒か?
GM:ミルクです。
ライル:健康的だな〜。兄者とは、えらい違いだ。
ケイオス:ほっとけ! で、あとの4人は?
GM:あとの4人は、パーティーを組んでるようです。
   構成は、少年剣士、女魔術師、女神官、ハーフエルフの女盗賊です。
ケイオス(のPL):……ん〜?
          何処かで聞いたような構成だな?
GM:さて、皆さんがやって来るのを見て、
   カールさんが声を掛けてきます。
カール:「おはようございます。ちょっと大所帯となってしまいましたが、
    コミパまで、よろしくお願いします」(ぺこ)
ライル:「こちらこそ、仲間がお世話になります」(ぺこ)
カール:「いえいえ、困った時は、お互い様ですよ」
    と言って、カールは出発準備に戻っていきます。
    それと入れ替わるように、例の四人組パーティーの、
    リーダーと思われる剣士が、皆さんに話し掛けてきますよ。
    ちなみに、15歳くらいの、童顔の少年です。
ライル:こりゃまた、若いな……それだけ、腕が立つってことか?





テルト:「おはようございます。
    ボクは、冒険者のテルトといいます。
    今回は、一緒に頑張りましょう」
一同:おいっ、待て、GM!?(爆)






 思わぬゲストの登場に、驚く一同。

 まあ、無理もありません。
 本来なら、出会うはずの無いキャラなのですから。

 ちなみに、テルトとは、真魚さんがGMを勤める、
SWTRPGにおける、GM(STEVEN)のPCだったりする。


ケイオス:ということは、他のメンバーは?
GM:はい、ケイオスのPLは、よくご存知の、
   魔術師のジェシカに、神官のマイナ、盗賊のキアーラです。
ケイオス:……折角だし、マイナは兼任しようか?
GM:マイナは、ケイオスのPLのPCですからね。
   そうして頂けると助かります。
キアーラ(のPL):じゃあ、キアーラ役は任せてもらおうかな。
          (↑たまたま見学に来ていた)
GM:じゃあ、お願いします。
   シナリオ上で用意したセリフ以外は、
   適当に合わせて、自由に行動してくれて構いません。
マイナ・キアーラ:――了解。
GM:では、自己紹介の続きをしましょうか。
マイナ:「私は、マイナと言います。よろしくお願いしますね」
キアーラ:「あたしは、キアーラ、よろしくね」
ジェシカ:「ジェシカよ。まあ、短い付き合いになるけど、よろしく」
ライル:「あっ、は、はい!
    俺は、ライルと言います。こちらこそ、宜しく」
ケイオス:「ケイオスだ……よろしく」
綾:「あっ、おはようございます。 わたしは鞍馬 綾です。
  まぁ、お互いに気張りすぎない程度にがんばりましょ〜」
ケイオス:まぁ、彼女らを護れるかどうか、
     そのお手並みを拝見させていただこうかねぇ。
     って感じで、一瞬、テルトを探るような目で見てやろう。
ライル:「……しかし、なんかこう……妬ましいな、おい」
    と、自分のギターや、兄者の酒瓶を見る。
テルト:「……何がですか?」
ライル:「いや、君達の方が、断然、冒険者してるってとこがな」
テルト:「そんなことないですよ、ライル=フィッシャーさん。
    あなたの噂は、色々と聞いてますし」
マイナ:「はい、お噂はかねがね……」
    心なしか、ライルを尊敬の眼差しで見てる。
ケイオス:「有名になったねぇ」(くっくっくっ)
ライル:「うるせい、ひょっとこ仮面」
ジェシカ:「はいはい、挨拶はそれくらいにして、
     出発する前に、持ち場を決めなきゃダメでしょ?」
ライル:「おおっ、すまない」
テルト:「ああ、そうだね、ジェシカ……」
    と、テルトは、割って入ってきたジェシカの肩を、
    なんだか、馴れ馴れしく抱いたりしてます。


一同:――なんですと?


ケイオス:……こっちのテルトは、ジェシカルート(?)なのか?
GM:さ〜てねぇ……、(にやにや)
ジェシカ:「――なっ!?」
     そんなテルトの態度に、一番驚いてるのはジェシカで、
     仲間達も、目を白黒させています。
     その表情は『テルトが、あんなことをするなんて!?』と驚愕200%!
キアーラ:「え……えっ? テルト君?」
マイナ:「えっ……ええっ!?」
ライル:「……意外と、ナチュラルに女の子慣れしてるな」
綾:「そこはかとなく、弄られオーラも感じるんですが……」
ライル:「ああ、オレも同感なんだが……、
    ええっと……彼って、本来、奥手な方だったりする?」
マイナ:「……え〜と、はい」(こくこく)
    今、見た光景が信じられないのか、
    まだ、ちょっと呆然としている。
キアーラ:「奥手なんてモノじゃないよ。
     女の子と腕組んだだけで、顔真っ赤にしちゃうくらいだし」
ライル:「そ、そりゃまた……」(汗)
綾:「……初心なネンネちゃんですねぇ」
ケイオス:「まあ、それはともかく……、
     不躾で申し訳ないが、そちらの技量は、どんな感じかね?」
     GM、テルト達の技能LVを教えてくれ。
GM:メインとなる技能LV5くらいと思ってください。
ケイオス:となると、だいたい、我々と互角か……、
GM:では、そんな風に、護衛場所の、
   担当を決めていると、パールも話に加わってきます。
パール:「私は、夜間の護衛を担当しよう……、
    っと、申し遅れた、パールという。
    短い期間になると思うが、よろしく頼む」
ライル:「自分はライルといいます。こちらこそ、宜しくお願いします」
パール:「うむ、貴公がライル殿か……噂はかねがね」
ライル:「えっ……あ、はい」(汗)
綾:「鞍馬 綾です。夜間の警護、一人だけで大丈夫ですか?」
ケイオス:「必要ないかもしれんが、援護は引き受けるよ」
     自ら言い出す、と言う事は、腕に自信はあるのだろうし……、
ライル:そりゃ、剣術技能LV10だしねぇ。
    タイマンだったら、勝てる気しないよ。
パール:「ああ、わたし一人で問題ない。
    だが、もしもの時は、頼りにさせてもらおう」
ライル:「幻滅させないよう頑張ります、押忍」
パール:「ところで、話は変わるが……少々、疑問に思わないか?」
綾:「と言うと、護衛の数の多さ、ですか?」
パール:「うむ、たかが、というのは失礼だが……、
    隊商の護衛に、これだ大勢の冒険者を集める理由が、な」
綾:「そういえば、護衛するモノも、よく知れませんしねぇ」
ライル:「どうにも、気になるのは否めないな」
キアーラ:「あたしが確認したけど、積荷は、ごく普通のものばっかよ?
     ただ、護衛の人数の理由は……多分、アレじゃないかな?」
ケイオス:「心当たりでも?」
キアーラ:「最近ね、この近隣で、
     かなり大規模な強盗団が出没するらしいの。
     『毒蛇団』(デスパイソン)っていうらしいわ」
ケイオス:「は〜……また、言っちゃなんだが、ベタな名前だねぇ」
キアーラ:「それについては、同感……、
     まあ、とにかく、それを警戒してるんじゃない?」
ライル:「大体は理解した、というか、否が応でも、納得せざるを得ないな。
    『蛇』ってのが、物凄く、気に掛かる名前ではあるが……」
綾:「なるほど、ようは護衛と……、
  あわよくば、次回以降、護衛が少なくても良いように潰す、と?」
ライル:「後者は、あくまでも結果論になるが、そんなトコだよな」
ケイオス:「まぁ、ある意味、合理的ではあるがねぇ……、
     欲張ると、ロクな事も無いんだよねぇ」
テルト:「でも、このまま、放ってはおけません」(拳ググッ)
GM:さて状況を分かって貰えたところで、次のシーンに行きますよ。
カール:「すみませ〜ん! 準備が出来たので、
    そろそろ出発したいと思いま〜す!」
綾:「は〜いっ!」(とてて)
GM:では、出発前に、カールが、
   よく晴れた空を見上げて、呟きます。
カール:「……今日は、暑い日になりそうだなぁ」





―― PHASE-02 死にフラグの塊 ――


ケイオス:なあ、カールさん……、
     出発前に、何気にヤバいセリフ言ってなかったか?
ライル:……何がだ、兄者?
ケイオス:いや、何でもない……、
     私の考え過ぎかもしれんし……、
GM:では、次のシーンです。
   皆さんは、隊商の護衛として、森の中を進んでいます。
   先頭の馬車の手綱を握るのは、依頼主のカールです。
   で、御者台に座るカールの隣に、
   誰か、一緒に座っていて欲しいのですが……、
ケイオス:まあ、護衛だから、傍に誰かいるのは必然だな。
ライル:じゃあ、オレが、御者台に座っていよう。
ケイオス:「や〜、しかし、良い天気だ。
     きっと、世の奥様方は、この洗濯日和に喜んでるに違いない」
     カール氏の警護は弟者に任せ、我々は、
     荷馬車の横を歩きつつ、そんな雑談でもしていようかね。
綾:「うんうん、お布団も、良い感じに、ポカポカとしてそうですねぇ〜」
ケイオス:「いいなぁ……おひさんの光を、
     たっぷり含んだ布団で、ゴロ寝すると幸せになれるんだよなぁ」
綾:「ウチなんか、人数が多いから、
  晴れた日は、大忙しですけどね〜、あはは〜」
ケイオス:「なるほどなぁ……、
     っと、すまん、今の言葉は忘れてくれ」
     思わず、らしくない事を口走ってしまった。
綾:「(聞いてない)ゴロ寝は良いですねぇ……、
  こう、布団で丸まったりとか……抱き枕と一緒に……」
ケイオス:「……抱き枕? どんな形の枕なのかね?」
綾:「いや、結構、大きいんですけど……170センチくらいで……、
  ん〜と、ちょうど、ケイオスさんくらいなんですよねぇ」
ケイオス:「170cm……私と同じくらいか、結構、大きいモノなんだな」
     しかし、今度は置き場所に困りそうだな、オイ」
綾:「最近は、ご無沙汰だし……、
  抱いて寝ると、さぞかし、気持ちよく眠れるかと……」(わきわき)
ライル:ええい、そこっ! 仕事しろ、仕事!!
GM:では、真面目に仕事しているライルは、
   御者台の隣に座る、カールの胸に、
   ロケット型のペンダントが揺れているのに気付きます。
ライル:こ、こういうのって、恋人とか奥さんとか、
    身近な人からのお守り、ってのが相場だよな。
    と、自分のペンダントを見つつ、赤面する。
カール:「〜♪ 〜〜♪」
    鼻歌交じりで、時々、ペンダントを握ったりして、
    上機嫌な様子で、手綱を握っています。
ライル:やべえ、形見とか、そういうネガティヴなもんじゃねえ!
    現在進行形だったりするのか?!
カール:「……どうしました? 何やら、顔が赤いようですけど?」
ライル:「あっ! い、いや、その……、
    ええと、なんというか……青春って良いですね〜。
    って、何を言ってるんですかね、オレ……あ、あははは」(汗)
カール:「はい? ああ、もしかして、これですか?」(ペンダント示しつつ)
ライル:「うっ、ま、まあ、そうです。それです、はい」
カール:「ははは、実は、ですね……」
    カールは、ロケットの中に飾られた、
    妻の写真を見せてると――
ケイオス:おいおい、その展開って――



カール:「――もうすぐ、子供が生まれるんですよ」

一同:
死んだな、カールさん。(爆)



キアーラ:いやいや、死なないようにするのが、
     あたし達の役目でしょうが。
ケイオス:全くもって、その通りなのだが……、
     こう、あまりに見事な死亡フラグっぷりに、思わず……、
ライル:「おおう、それは、おめでとうございます。
    もしかして、到着先に、奥さんが待っているとか?」
カール:「ええ、街に着く頃には、
     ちょうど予定日くらいになるでしょうか」
カール:「それに、近々、妹の結婚式も控えてるんです。
    積荷に、こっそり用意したドレスも入ってましてね。
    それを見た時の、あいつの驚く顔が楽しみだなぁ」



ケイオス:
おい、更にフラグを立ててきたぞ?(笑)
ライル:
ダメだ、これは助からない。(笑)
キアーラ:
――諦めた!?
綾:
死兆星が、ダース単位で、
  
見えちゃってますよ、カールさん!!



ライル:「そりゃ、本当に狙ったような……イベント連鎖というか」(笑)
カール:「いや〜、良い事は続くモンですねぇ」
ライル:「本当、世界は優しいとこもありますよね」
    と言うか、この人が優しいのか……?
ケイオス:こりゃ、何かあったら、
     荷物よりも、何よりも、先に依頼人をガードだな。
カール:「ああ、そうだ……ライルさんは楽師でしたよね?
    是非、妹の結婚式で一曲?」
ライル:「ぶほっ!! も、申し訳ありません。
    その、ええと、あれですね……、
    幸福の絶頂が、一気に不幸のドン底になりそうな気がするんですよ。(汗)
    あっ、でも、ギター演奏『だけ』なら、何とかなりそうです」
カール:「いやいや、ご謙遜を……聞き及んでますよ?
    『伝説の再現者』の歌声! 是非とも、お願いしますよ」
ライル:「うっ……わ、分かりました。とにかく頑張ってみます」
    ひいい〜、伝説ってよ……、
    時代が下がるにつれて、劣化してくもんなんだよなぁ……、
GM:とまあ、カールさんのデスフラグを、
   たくさん立てたところで……、
ゴロツキ:「ひゃっほぉぉぉうっ!!」
     と、周囲の森の木々の陰から、
     一斉に、ゴロツキ達が飛び出してきます。
     ちなみに、みんな、モヒカンね。(笑)
ライル:「さっそく、来やがったか!!」
    御者台から飛び降り、剣と盾を構える。
ケイオス:「……やれやれ、無粋な連中だねぇ」
綾:「ケイオスさんを弄るのは、コレくらいにして……、
  早速、お仕事しましょうか〜!」
GM:襲ってきたゴロツキの数は、総勢30人!
   さらに、同じ数の猛犬を従えています。
   強盗達は、隊商を完全に包囲し、逃げ場はありません。
ライル:壮絶なビジュアルだな!(笑)
綾:つまり、ゴロツキ30人のモブグループと、
  猛犬30匹のモブグループ、というわけですね。
ライル:「しかし、こいつら、
    好き好んで、ああいう頭にしてるのか?」
ケイオス:「もしかすると、ゴロツキという種族に、
     進化する事で、ああなってしまうのかもしれん」
ライル:「頭頂部に、ゴロツキ細胞が回ってるのか」
綾:「まったく、困った人達ですよね」
ケイオス:まあ、それはともかく……、
     モブの一方は、テルトーズ(仮)に担当して貰おうか。
テルト:「あの犬達は、ボク達に任せてください!
    いくぞ、ジェシカ! マイナ! キアーラ!」
ジェシカ:「え、ええ……?」(訝しげに)
マイナ:「うう、逞しいのは良いのですけど……何か違うのです」
    しっくりと来ないが、それでも、テルトの指示に従う。
キアーラ:「はいよっ! って、いつのまに、
     テルトくんってば、呼び捨てにするようになったの!?」
綾:「な〜んか、初対面なのに『らしくない』ように、
  見えちゃうのは気のせいでしょうか〜?」
ケイオス:「変なキノコでも食ったんじゃないの?」
キアーラ「気のせいじゃないよぉ。すっごく違和感あるよぉ。
    マジでキノコでも食べたみたいだよぉ」(泣)





―― PHASE-03 テルトの乱心 ――


ケイオス:「無残に無様に死にたくなければ、
     速やかに、立ち去る事をオススメするけど……どうする?」
強盗:「けっ、そっちこそ、コイツら(犬)の、
   餌にされたくなかったら、積荷を全部、置いて行きな」
GM:では、戦闘を開始します。
   ちなみに、イルスは、テルト組に加勢します。
   犬には、イルスビーム(威圧の眼光)が効果的ですから。(笑)
   パールも、同じくテルト組に加勢です。
キアーラ:ゴロツキよりも、犬の方が強そうだもんね。
GM:何気に酷いが、その通りだったりする。
   では、イニシアティブ判定(ころころ)8です。
綾:こっちは(ころころ)14なので、先攻ですね。
  では、一気に『潰し』ちゃいますよ〜!


 さて、ここから、冒険者と、
強盗達との戦闘になるわけですが……、

 いくら、相手が三人だけとはいえ……、
 ハッキリ言って、強盗達に勝ち目はありません。

 というわけで、この戦闘シーンは、
ダイジェストでお送り致します。


綾:護符を2枚使って、命中に+4!
  全体風魔術攻撃で(ころころ)ダメージ18点!
強盗:「ひゃひゃひゃひゃ!
   やるじゃね〜か、姉ちゃんよ〜!」
ライル:「うえ、ナカザキの、
    バイ野郎以上に、品性下劣だな、おい」
綾:「いえいえ、そちらも、なかなか……遠慮なく切り捨てられそうで」
ケイオス:「まぁ、アレだ……私は、君らみたいな人種が、
     反吐が出るほど嫌いなんでね。
     これ以上、人様に迷惑かけないよう、闇に葬り去ってあげよう」
     すぅ、と口の端吊り上げ笑う。
強盗:「はん、よく言うぜ……、
   わかるぜぇ、てめぇは、おれらの同じ穴の狢よぉ!」
ケイオス:「いちいち、カンに障る……、
     黙れ、そして、その口を、未来永劫に閉ざしていろ」
     マハガル発動、威力アレンジでダイスを2個追加。
     (ころころ)ダメージ31点だ。消し飛べっ!
ライル:「信仰上、地獄に落ちろとは言わん。
    あの世で、女神様に、ジャム食わされてこいっ!」
キアーラ:それ、下手な地獄よりキツい!
ライル:「おーまいがっです! この無粋どもに謎ジャムを!!」
    (ころころ)ダメージ16点!
ケイオス:青空の彼方へ葬らん(ホームラン)!
GM:いや、ギリギリで生き残ってます。


 あっと言う間に、無力化される強盗達……、

 しかし、その役目は、
充分に、果たしてくれました。

 何故なら、冒険者達の行動を、全て消費させたのですから……、

 つまり、GMの策略の……、
 シナリオの本番は、ここから……、


強盗:「い、いてぇ! いてぇよ〜っ!!」
綾:ざ、雑魚いセリフですね!?
強盗:「冗談じゃねぇ! これ以上、付き合っていられるかよっ!!」
   と、強盗達は、脱兎の如く逃げていきます
ケイオス:追撃は出来そうか?
GM:犬も含め、強盗達は、散り散りに逃げていくので、
   追撃と掃討は難しいですね。
ケイオス:「――ちっ」
ライル:「護衛が優先だからな、深追いは止めておこう」
テルト:「――凄い凄い! 流石は、噂通りの強さですね」(パチパチ)
キアーラ:「みんな、お疲れ様〜」
      テルト君、そ〜ゆ〜トコは変わってないんだ。(安堵)
ケイオス:テルトーズ(仮)の方も片付いたようだな。
     しかし、我々の闘いを見物する余裕なんてあったのか?
GM:あ、ちなみに、今、テルトは、カールの背後にいます。
ライル:……は?
綾:なんか、嫌な予感……、


GM:
そして、テルトの称賛の声に、
   皆さんが振り向くと同時に、
   テルトは、持っていたナイフを、
   カールの背中に……トンッ。(刺す)
一同:
――なにぃ!?


カール:「……えっ?」(呆然)
ライル:「なっ!? てめぇっ!?」
キアーラ:「テ、テルト君、何やってるの〜っ!?」
マイナ:「…………」(呆然)
ケイオス:「貴様ぁぁぁァァァァァッ!?」
     ブラッドハウンドを叩き込む! 人目なんて知るか!!
テルト:「あれ? ボクを殺しちゃっても良いんですか?
    その人は、まだ死んでませんよ? まあ、時間の問題ですけどね」
ケイオス:「……何が、言いたいっ!?」
テルト:「このナイフには、毒が塗ってあります。
    ああ、言っておきますけど、ナオール剤や魔術は効きませんからね」
ライル:「テメェじゃなきゃ、治せないってことかよ。
    この腐れがぁ……っ!」
ケイオス:「……貴様の要求は?」(ギリギリ)
テルト:「解毒剤と、本物の小僧が欲しければ、
    この森の奥にある、廃墟まで来てください。
    もちろん、ライルさん達だけでね」
    そう言うと、テルトは、皆さんから素早く離れ、
    捨て台詞を残して、森の中へと去っていきます。
ケイオス:
「宣告してやる……貴様は、
     この世で、最も残酷な苦痛を与えて殺してやる!
     
絶対にだぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
     いつもの様子からは想像できない、禍々しさ振りまく。
キアーラ:
「テルトくんを……、
     
わたし達のテルトくんを返せぇぇぇっ!!」
     吼え猛る! もう獣同然の叫び!
綾:「カールさん……っ!!」
  カールさんに駆け寄り、容態を看ます。
  止血と、圧迫して毒の回りを少しでも抑えたいけど、
  患部が背中じゃ、難しいですね。
ライル:完全に毒が回るのは、どれくらい?
GM:毒の回りは早く、日が沈む頃には、手遅れになるでしょうね。
ケイオス:「継続的に解毒の魔術をかければ、多少は、マシになるだろ。
     おあつらえ向きに、神官殿もいるしな」
カール:「う、うう……お、俺……死ぬんですか?」
ライル:「いや、死なせん!!絶対に貴方を死なせるもんか!!」
キアーラ:「死なせない! 幸せを失わせるもんか!」
カール:「み、皆さんにお願いがあります。
    積荷の中に、母への誕生日プレゼントが……あれを、どうか……」
    カールは、この期に及んで、さらにデスフラグを立てます。
ケイオス:「……何を勘違いしている?
     貴様は死なせない。いや、貴様は生きなければならない。
     例え畜生になろうともな」
綾:「そうです! あれは、あなたの手で渡すべきです!」
ライル:「まだ幸せイベントがあったのか!!
    余計に死なせたくなくなったぜ」
    とにかく、時間が急いてる……、
    いいか、妹さんの結婚式の演奏、絶対に聴かせるからな!
    喰らいついてでも生きろ!!」
カール:「は、はは……わかりました……よろしくお願いします」
パール:「貴公らは、あの外道を追え。
    手を貸したいが、彼を放っていくわけにもいかん。
    この場は、わたし達に任せろ」
ケイオス:「ああ、任せた」
ジェシカ:「……許せない。
     誰が許せないかって、自分が一番……、
     テルトちゃんが偽者だって、気付かなかったなんて……」
キアーラ:「そうだよね……あんなに違和感ありまくりだったのに……」
     だから、お願い……畜生道に叩き落してやって」
     ホントは、わたし達の手で葬ってやりたいけど、
     『ライルさん達だけで』って指定されたし……、
     残される荷物の事も考えると、誰かは残らないと……、
マイナ:「お願いします……気付けなかった私達が言うのは、
    虫が良すぎるかもしれませんけど……テルトさんを、助けてください」
ライル:「いや、君達が悪いんじゃない、あの下種が悪いんだ。
    大丈夫、必ず君達の元に彼を帰すから」
マイナ:「お願い……します」
    深々と頭を下げ、カールさんの看護に回ります。
キアーラ:「多分、テルトくん……、
     自分で自分責めてる気がするから……、
     『大丈夫だよ』って言ってあげてね」
綾:「はい、任せてください。
  じゃあ、あの偽者は……私達が『処理』しますので」
GM:では、次のシーンですが……、
   その前に、GMの演出が入ります。





「時間が惜しい……急ぐぞっ!」

 偽テルトを追い、森の奥へと走るライル達……、

 仲間達に続こうと、イルスは、
いつもよりも、少し重く感じる斧を手に立ち上がる。

 だが、そんな彼の行く手を、ジェシカの杖が遮る。

「止めておきなさい……、
今のあなたじゃ、彼らの足手纏いよ」

「で、でも……っ!?」

 その容赦無い言葉に、
イルスは、反論しようと、ジェシカを見上げる。

 しかし、彼女の表情を見たイルスは、その言葉を呑み込んだ。

「…………」(ギリッ)

 唇が破れる程に、歯噛みし――
 手に血が滲む程に、杖を握り締め――

 全身から発せられる感情は、深い深い闇――

 自分達を騙した相手にではなく……、
 気付かなかった、自分自身への怒りと憎悪だ。

 本当なら、今すぐにでも、ライル達を追い駆けたい。
 大切な仲間を助けに行きたい。

 ――しかし、それが出来ない

 そのもどかしさは、
きっと、自分よりも、ずっと強いだろう。

「ナーフ――」

 イルスは、肩にとまる相棒に呼び掛ける。

 いや、それよりも早く……、
 一羽の鷹は、空へと舞い上がっていた。

 主人に言われるまでも無い。
 彼もまた、同じ想いを抱いているのだ。

「――みんなを、お願い」

 主人の頼みに、『任せろ』とでも言うように、
ナーフは、一度、上空を旋回して見せる。

 そして、空の王者は、風を切る。

 怒り、憎しみ、思慕、希望――

 その猛き両翼に……、
 『想い』と言う名の追い風を受けて……、





―― PHASE-04 因縁の対決 ――


GM:では、次のシーンです。
   森を駆け向け、奥へと進むと、廃墟が見えてきます。
   まあ、廃墟と言っても、ほとんど崩壊しており、
   わずかに岩壁が残っている程度です。
ライル:木陰に隠れて、様子を窺おう。
    廃墟の周辺に気配はあるか?
GM:気配はありません。
   と言うか、注視するまでもなく、
   廃墟の中央に、テルト(?)が仁王立ちしています。
   そのテルト(?)の後ろには、気を失い縛られたテルトが……、
   そして、彼の首にナイフを突き付ける女が一人います。
綾:もう一人、仲間がいたんですね。
偽テルト:「隠れているのは、分かっています。
     妙な事は考えず、素直に出て来る事を、お薦めしますよ」
     余裕ある口調で、偽テルトは、隠れている皆さんに呼び掛けます。
ケイオス:ちっ、もう勘付かれてたか……、
     ならば、堂々と出ていってやろう。
綾:「まったく……ここまで、開けた場所だと、隠れようもないですね」
ケイオス:奴等には、人質と解毒剤というアドバンテージがある。
ライル:「で、不本意ながら来てやったわけだが……、
    てめぇらの望みは、何だ?
    わざわざ、オレ達を御指名ってことは、何か意味でもるのか!?」
偽テルト:「望み、ですか……まあ、簡潔に言えば、雪辱戦かな?」
ライル:「雪辱戦? まさか――
GM:ちなみに、ナイフを持つ女ですが……、
   ケイオスとライルには、見覚えがあります。
   カノン王国でも闘った、あの偽キュリオです。
ライル:「――例のストリップ女と、その片割れか」
ケイオス:「雪辱、ねぇ……随分とみみっちぃ真似をするものだ」(くくくっ)
綾:「あれ、お二人とも……、
  実は、知り合いだったりするんですか?」
ケイオス:「ああ……ちょっと、前に別の仕事でな」
ライル:「カノン王国で、ちと、闘った奴らさ」
偽テルト:「忘れた、とは言いませんよね? この姿を……」
     そう言うと、偽テルトは魔術によるの変身を解き、
     偽アランの姿になります
ケイオス:「あの、時は近衛騎士殿達のおかげで助かったものだが……、
     正直、あの場でブチ殺しておけばよかったよ」
ライル:「本当の姿を見せろや、アランの奴に失礼だ!」
偽アラン:「そして、これが、俺の真の姿……」
     さらに変身を解き……、
     姿を見せたのは、顔の無いのっぺら顔の黒き悪魔……、
一同:――ラルヴァ?!(驚愕)
GM:あっ、いえ、違います。
   描写が紛らわしかったですね。
   こいつは『ダンタリアン』という、変身能力を持つ魔物です。
ケイオス:セ〜フ……、(笑)
ライル:ラルヴァじゃ、オレ達、相手にならなかったぞ。
綾:参考なまでに、ラルヴァって、
  素の状態で、どのくらいの強さなんです?
GM:セイバー達のような英雄なら楽勝のレベルです。
   でも、楽勝とは言え、ちょっと、鬱陶しいって思うくらいですかね。
ケイオス:OK、それでも、私らには無理だな。
綾:「二流の逆恨みってことでおっけーですか?」
  いるんですよね〜、こういう不出来な人達が……、
  雪辱するならするで、関係の無い周りに、
  被害が出ないように出来ないんですか、この二流さん」
ケイオス:「ふむ、と言う事は、そちらのお嬢さんもご同輩かね?」
GM:はい、偽アランが変身を解くと同時に、
   偽キュリオもまた、ダンタリアンへと真の姿を見せます。
ライル:「ちっ、変身能力を持ってる割りには、全然、似てなかったな」(嘲笑)
    何処が、とは敢えて言わないでおこう。
GM:そして、二体の魔物は、顔だけは無顔のままに、
   再び、肉体だけを、アランとキュリオに変化させます。
ケイオス:能力コピーってことか?
GM:はい、2体のダンタリアンの能力は、
   現状のアランとキュリオに依存させてみました。
   今回は、敵もブーストを使うので、注意してくださいね。
ライル:敵もブースト有りか!? そいつは、厳しい闘いになりそうだな。
ケイオス:なるほど……、
     『実験的』とは、そういう意味か……、
偽アラン:「さて……これで、俺達の目的は分かって貰えたかな?」
ケイオス:「分からないし、分かる気もないさ。 理解する事すらバカらしい」
ライル:「ああ、躊躇無くブッ殺せそう、ってこともな」
偽キュリオ:「おおっと、滅多な真似はするんじゃないよ?
      ヘタに動くと、この可愛い坊やの綺麗な首から、
      真っ赤な血が吹き出ることになるからね」(ナイフをキラ〜ン)
ライル:「闘っても、敵わないから、
    人質を使って抵抗、か……まさに、三流」
綾:「お〜、さらにランクダウンですね」
ケイオス:「ふむ……また、大したこない刃物だね」
偽アラン:「ヘタな挑発だな……ようは、勝てば良いんだよ、勝てばな」
ケイオス:「何を勘違いしている?」
偽アラン:「……む?」
ケイオス:「コレは宣告であり、コレは……虐殺される貴様らへの情けだ」
     腰の高品質ダガーを外し、
     偽キュリオの方へ、地面を滑らせて寄越そう。
偽キュリオ:「なんだい、自分から武器を捨てるなんて……、
      何だかんだ言う割には、素直だね」
ケイオス:「せめて、そのくらい、
     良い刃物使って脅すんだね。人質をとるなら」
偽キュリオ:「じゃあ、折角だから、これを使わせてもらおうかしら?」
      と、偽キュリオは、ダガーを拾います。
ケイオス:よし、注意は、テルトから逸れたか?
GM:まあ、一瞬だけですけどね……、
   ただし、偽アランは、常に警戒してますよ。
ライル:なら、オレは、一気に、偽アランに肉薄して、動きを封じてやる!
    一番素早い綾っち! テルトの方は任せた!
綾:了解です! 俊足発動!
  ご都合主義を使ってでも、テルト君を取り戻します!
GM:では、その行動は、戦闘行動として扱います。
   宣言通りの行動をしたければ、
   イニシアティブ判定で勝利してくださいね。
   負けたら、テルトは刺されますから。
ケイオス:そ、それは、厳しいな。
     全ては、綾の判定に掛かっているわけだ。
GM:事前に、ケイオスが気を引いたから、
   こちらは−1の修正がありますがね。
綾:ここは、負けられません!
  ブーストを1点使用(ころころ)15です!
GM:では、こちらもブーストを1点使用……、
ライル:しまった! そっちも、ブーストがある事を忘れていた!?
GM:(ころころ)おっ、
クリティカル!
一同:
や、やばい〜っ!?
偽アラン:「――ちっ、小僧を殺せ!」
     偽アランの指示に、偽キュリオがダガーを奔らせる。
ケイオス:強制ギャグレベルUPしても構わんっ!
     なんとか、庇えないのか?!
GM:いえ、その必要はありませんよ。
ライル:むっ、もしかして――
GM:偽キュリオのダガーが、テルトの首を切り裂く……、
   いや、その直前に、飛来したのは……パールの戦輪っ!
一同:おおっ! 流石は円卓の騎士の一人!
GM:戦輪は乾いた音を立てて、偽キュリオのダガーを弾き飛ばし、
   担い手の元へと戻っていきます。
パール:「……いつの世も、外道のやる事は変わらないな」
    瓦礫の上に立ち、パールは戦輪を受け止めます。
ライル:「まさか、パールさん!?」
ケイオス:「……すまん、尻拭いをさせた」
パール:「気にすることはない……、
    とはいえ、良いタイミングで、間に合ったようだな」
ジェシカ:「ちなみに、私達もいるわよ」
     パールの後ろには、ジェシカとマイナもいます。
ライル:「確かに、タイミングは良いんですが……」
綾:「……皆さん、どうしてここに?」
GM:綾の問いに、パールは、無言で空を示します。
   そこには、旋回するナーフの姿があります。
ケイオス:「――グッジョブ!」
綾:「ナーフ……さっすがぁ!
  後で、食事を奢りますよ〜っ!」(手をブンブン)
ライル:「伊達に、盗撮はやってねぇ、ってことか?」(笑)
綾:「……でも、カールさんは?」
ジェシカ:「カールさんなら、マイナのおかげで、
     一先ず容態が安定したから、イルス君に任せてきたわ」
ケイオス:「そうか……」
ライル:「ありがとう、みんな!」
GM:そして、その一連のやり取りの間に、
   キアーラは、テルトを助けて良いですよ。
キアーラ:あたしは、隠れて隙を窺ってたわけね?
     ジェシカ姐達が出て来た時に、
     あたしの名前が無かったのは、そういうことか。
GM:はい、盗賊らしく、素早く、お願いします。
キアーラ:じゃあ、物陰から、飛び出して、
     ナイフで、テルト君を縛る縄を切る!
テルト:「……っ!」
    縄が切られ、自由の身となったテルトは、偽キュリオに抵抗します。
    そして、多少、揉み合いましたが、なんとか、逃げる事に成功しました。
キアーラ:「テルトくん……貸し一つ!」
テルト:「す、すみません、キアーラさん……、
    あと、ジェシカさんもマイナさんも……他の皆さんも」
キアーラ:「お礼は、全部、済んでから!
     取り敢えず、体勢を立て直すよっ!」
ライル:「ってなわけだ、そっちの手札は無くなったな?」
ケイオス:「……殺戮の宴でも、始めようか?」
     凶々しい笑みを表情に張り付かせる。
綾:「――続きと行きましょうか、三流以下(クズ)」
偽アラン:「ふっ……そうかな!
     切り札は、常に最後まで取っておくものだ!」
     と、偽アランが懐から取り出すは、あの蛇プレート二枚!
ライル:またしても、蛇か〜っ!!
ケイオス:ホント、何をやってんすか、大首領〜っ!!
GM:偽アランが、それを投げると、
   初音島で闘った、三頭蛇と女王蜂が、1匹ずつ現れます。
ケイオス:「何かと思えば……」
ライル:「知ってるか? 『再生怪人』って、無茶弱いんだぜ?」
    とはいえ、実際に闘うとなると、最悪のコラボだな。
綾:「……知ってそうな顔ですね、ケイオスさん?」
ケイオス:「前に、一度、交戦したんでな」
     (大首領、アナタは、何を考えている?)と、疑念は更に膨らむ。
綾:「ふ〜ん……再戦なら、気を付けるところはありますか?」
ケイオス:「まぁ、今回は、露払いをして貰えるみたいなんで心配はいらんようだ。
     相手にしなければならなかった場合、多少、面倒であっただろうけどね」
ライル:「あの人達なら、しっかりと片付けてくれそうだからな」
GM:はい、ケイオスの言う通り、
   2匹の魔物は、テルト達とパールが相手をしてくれます。


パール:「……あの蜂は任せろ」
    両手に戦輪を持ち、女王蜂へと駆け出します。
テルト:「汚名返上です! 蛇の相手はボク達が!
    ジェシカさん、マイナさん、キアーラさん、お願いします!」
    愛用の魔法銀の剣を抜き、三頭蛇と対峙する。
キアーラ:「あいよっ! テルトくんは、
     やっぱり、敬称付きじゃないと!」
     嬉しそうにマナブレードをチャキーン!
ジェシカ:「……ま、それでこそ、テルトちゃんよね」
     苦笑を浮かべ、杖を構える。
マイナ:「テルトさんを騙り、カールさんを傷付けた罪、許すわけにはいきません。
    ――汝らは、邪悪なりっ!!」
    武器を構え、ビシィッと指を突きつけ、邪悪指定。


GM:というわけで、皆さんの相手は、
   偽アランと偽キュリオの2人だけです。
   とはいえ、油断しないでくださいね。
   必殺技も、そのまま使いますから。
ライル:「綾っち! もし、ヤツラが、
    二人をそっくりコピーしてるとするなら、気をつけろ!!
    少なくとも互角……いや、それ以上かもしれねぇっ!」





―― PHASE-05 激戦、ダンタリアン ――


<第1ターン>

GM:さて、戦闘を開始します。
   さっきの判定で、先攻は、こちらが取りましたが、
   テルトを殺すのに失敗したので、それで、行動は終了です。
綾:「さて、と……あなた達の元ネタの人なんて知りませんが……」
  スクカジャをライルさんに発動! これで、命中に+5です!
ライル:サンキュ〜、綾っち!
ケイオス:では、ちと邪悪っぽくいこうか?
     偽キュリオに、マリンカリンを発動!
     発動は(ころころ)成功して、命中は(ころころ)……1ゾロ?
GM:おっけ〜、ファンブル!!
   ふははははっ! 勝てる、勝てるぞ! 
   今回は、なんか勝てそうっ!
ケイオス:「む、失敗か……慣れん魔術を行使するものじゃないな」
     と自己弁護しつつ(ころころ)ファンブル効果は、
     『8:自分に被害が及ぼされる』か……、
     魅了しようとした相手が、キュリオなだけに、
     偽アランから、集中砲火される、ってことで。(笑)
GM:偽者とは言え、アラン的には、
   『俺のキュリオに色目使いやがったな?!』ってところですかね。
綾:「……取り敢えず、命を削らないモノだったら、
  試射は必要だと思いますよ?」
ケイオス:「そうだな……しかし、効果がアレだしな」
綾:「じゃあ、わたしにやってみたらどうです?
  レジストしてみせますよ〜?」
ライル:無駄話はそこまでにしてくれい。
    次は、オレの番だが、一気に決めるか? それとも賭けに出るか?
ケイオス:何にしても、相手にもブーストがあるのが、厄介だ。
綾:ヘタに全力攻撃できませんからね。
ライル:(リーフ島の時は、確かに、オレより格段に腕が立っていた。
    もし、以後も研鑚を怠らなかったとすれば……)
    と、少し弱気になりつつも、アランに攻撃!
    『予測戦闘』を使用して(ころころ)命中は20!
偽アラン:回避は(ころころ)22で楽勝!
     ライルの剣は、盾でガツッと受け止めた。
ケイオス:流石は、アランだなっ!
綾:
偽者は、仮面をつけてなくても強い!?(笑)
GM:
それを言わないで〜!(泣)
ライル:「くっ……腐ってもアランってことか!」


<第2ターン>

GM:では、こっちのターンです。
   偽キュリオが、ケイオスに『ファントムクロウ』!
ケイオス:有効な手段を的確に〜っ!
     回避なんて出来るか〜っ!!
偽キュリオ:「そらそらそらそら〜っ!」
      (ころころのころ)命中とダメージは一律です。
      ザン、ザン、ザン……っと、ダメージ14点が4回分。
綾:「ケイオスさん……っ!?」
ケイオス:「ふん、思ったよりも浅いが、コレが本気なのかね?」
     防御して(ころころ)合計ダメージは8点だ。
     割と大きいが、強がってみせる。
GM:続いて、偽アランが、アギダインをケイオスに撃つ。
偽アラン:「ふん、燃えてしまえっ!」
     ライルの剣を盾で受けつつ、ケイオスの方を見ないまま、
     腕だけをそちらに向けて……、
     命中にブースト1点使用(ころころ)14です。
ケイオス:回避にブースト(ころころ)ちっ、13か!
偽アラン:ダメージは(ころころ)18点!
ケイオス:「……その程度かね?」(また強がり)
     (ころころ)5点抜けた!(残りHP12)
綾:「そんな強がり……無茶を言わないでください!」
  ケイオスさんに、ディアラマ発動(ころころ)24点回復!
ケイオス:よし、完全回復だ。
ライル:「くそっ、どうにも決め手が……、
    とにかく、奴らの火事場の馬鹿力を削がないことには……、
    こうなったら……楽譜、いくか?」
ケイオス:「いや、まだ余力が残っている。
     今、使っても、恐らく防がれるだろうな」
ライル:「いや、防がれても構わない。
    むしろ、防ぐ事に必死になってくれれば良い。
    これは、いくら防がれても、何度でもいけるからな」
ケイオス:「そういう考え方もありか……、
     ならば、回避不能の方で頼む。チキンレースになるがな」
ライル:「おう、分かった……じゃあ、いくぜっ!」
    第五楽章をブースト2点使用で発動!
    (ころころ)達成値21のクリティカルだ!
偽アラン:抵抗に全ブースト使用!
     (ころころ)クリティカルで抵抗成功!
偽キュリオ:同じく、抵抗に全ブースト使用!
      (ころころ)抵抗失敗!
ライル:「偽アランは防いだか……しかし、切り札は奪った!」
GM:ケイオスと綾も、歌に抵抗してくださいね。
ケイオス:(ころころ)無論、失敗だな。
綾:クリティカル以外は無理……、
  (ころころ)あっ、クリティカルで抵抗成功!
ケイオス:最後は、私の番だ!
     ガルを威力アレンジして、ダイスを4個追加!
     ターゲットは偽キュリオ(ころころ)……、
GM:歌の効果で、回避できません。
ケイオス:ダメージに、さらにブーストを3個投入!
     いくぞ、最大火力10d6+12!!
ライル:ある意味、超必殺な火力!!
ケイオス:(ころころ)ドーンと、闇ダメージ47点!!
偽キュリオ:「ちいっ、厄介な歌だねっ!!」
      自属性なので、防御に+5して(ころころ)24点抜けた!
      でも、まだ生きてるっ!!
ケイオス:し、しぶとい〜っ!!


<第3ターン>

偽キュリオ:「いい加減、寝てなっ!!」
      ケイオスに乾坤一擲LV2を発動っ!
      命中は(ころころ)ファンブルせず、命中っ!!
ケイオス:回避は出来ん! ダメージ来いっ!
偽キュリオ:実ダメージ2倍の攻撃(ころころ)おっ、クリティカル!
ケイオス:ぐはっ!? これは、逝ったかもしれん!
偽キュリオ:(ころころ)合計ダメージ32点!
ケイオス:防御の出目次第では逝ける!?
     (ころころ)よっしゃ、6ゾロ!!
     28点抜けて……残りHPは、たったの2点!?
ライル:よし、ギリギリで残った!
ケイオス:「……どうした?」
     血塗れになりながらも、狂気の笑みを浮かべ……そこに立つ!
GM:――だが、甘い!
   まだ、偽アランの行動が残っている!
偽アラン:「なかなか、粘るな……だがっ!」
     ライルの相手をしつつ、
     手持ちのショートソードをケイオスに投擲!
ケイオス:「ちっ、かわせんか……」
ライル:「くそおっ! 兄者ぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
綾:「――やらせないっ!」
  対抗行動で、ケイオスさんを守るっ!
  反射的に体が動き、銃弾で、投擲された剣を弾き飛ばします!
GM:ならば、命中の振り合いです!
   こちらは(ころころ)18と言って命中!
綾:ブースト2点使用!(ころころ)クリティカル!!
偽アラン:「ちっ……しぶとい」
     投擲された短剣は、綾の銃弾に弾かれます。
綾:「――はっ、はっ!」
  自分でも信じられないくらいの速度で反応し……すぐに息が切れ出す。
ケイオス:「……すまん」
ライル:「綾っち、よくやった! あとは、オレに任せろ!」
    どうせ、ブースト潰しだ! もう歌を止めて、偽アランに攻撃する!
    『暗黒唄い斬り』発動! 使用MP37点!
    乾坤一擲LV3発動! 命中にブースト1点! 更に予測戦闘も使用!
GM:うおっ、最大火力かよっ!?
ライル:(ころころ)命中は、クリティカル!!
偽アラン:回避は(ころころ)やっぱり、無理〜!
ライル:「力量の差は、ド根性で補うっ!!」
    さらに、ダメージにブースト1点追加っ!
    (ころころ)ダメージは……44点!!
偽アラン:「うおおおおおおおおっ!!」
     防御する! 生き残ってみせる!
     ギリギリで生き残って『サンライトドライヴァー』の餌食にしてやる!
     (ころころ)19点防御して、25点抜け……、
ライル:乾坤一擲で、それを3倍だ!
    合計ダメージは
75点っ!!
偽アラン:「ば、馬鹿な……」(ドサッ)
     計算するまでもなく、偽アランは倒れます。
ライル:「あの世で、ジャム食わされてろ、外道……、
    所詮、偽者は偽者だ……、
    アラン=スミシーは、てめぇみたいなカス野郎じゃねぇんだよ」
ケイオス:「詠え……恐怖の歌を。嘆け……貴様の無力さを。
     叫び呪え! 貴様の運命を!!」
     弟分が漢を見せたなら、こちらもやるしかあるまい!
     『ウイング・オブ・ディスペア』発動っ!!
     (ころころ)命中は10……ぐはっ、低い!?
偽キュリオ:しかし、キュリオは魔術回避が、とっても低い。
      (ころころ)回避失敗〜!
ケイオス:ならば、くらえっ!
     (ころころ)ダメージは……闇の33点!
偽キュリオ:「ぎゃああああああ――」
      (ころころ)……終わった。
      黒翼で、偽アランの死体ごと、
      偽キュリオも、死体も残らず消滅。





―― PHASE-06 デスフラグ返上 ――


ケイオス:「……幕引きだ」
     展開していた黒翼を消し、着地しつつ、
     偽キュリオだったモノに向かって、親指を下に向けてやる。
ライル:「――やったな、兄者っ!!」
ケイオス:「…………」
     そして、そのまま、地面に倒れ付す。(←残りHP2、MP1)
ライル:「お、おい、兄者……ったく、無茶しやがって」
綾:倒れたケイオスさんに、無言で歩み寄り、回復します。
GM:え〜っと、勝利の余韻に浸っているところ、
   とても言い難いんですが……、
   確か、ケイオスの黒翼って、
相手を消滅させるんですよね?
ケイオス:うむ、キャラシートの、
     必殺技の説明にも、そう書いてある。
GM:さっき言いましたよね? 
『死体も残らず』って?
ライル:それが、どうかしたのか?
GM:となると……
解毒剤は?
一同:
――あ。





ケイオス:やっちまったぁっ!!





ライル:は、はははは……、(笑)
ケイオス:そうか、そうだよなぁ……、
     当然、解毒剤も吹き飛ぶよなぁ〜……、
GM:え〜、取り敢えず、話を進めます。
   ちょうど、テルト達の戦闘も終わったようで、皆さんの所にやって来ます。
テルト:「……終わった、みたいですね?」
キアーラ:「みたいたけど……なんで、浮かない顔なわけ?」(汗)
ライル:「ああ、終った……、
    しかし、解毒剤が……ぐっ!!」
綾:「…………」
  ケイオスさんを、ぽかぽか叩きます。
テルト:「えっと……何が、どうしたんですか?」
ライル:「解毒剤が、オレ達の不注意で、消滅してしまったんだ。
    このままじゃ、カールさんが……」
テルト:「それって……これですか?」
    と、何故か、テルトが解毒剤を持ってたりします。


ケイオス:「……へ?」(ぽかぽかされてる)
綾:「うぇ……?」(ぽかぽかしてる)
ライル:「え、ええっ!?」(ビックリ)


テルト:「えっと、その……、
    さっき、魔物から逃げる時に、揉み合ったじゃないですか?
    そのドサクサで、手に入れてたんですけど……」(ポリポリ)
キアーラ:「……テルトくん、さ〜すがっ♪」
     もう、きゅっと抱きしめてあげよう!
ライル:「はっはっはっ! こりゃ、よくやったよ! 大殊勲だよ!」
    テルトの頭を、わしゃわしゃしてやる!
テルト:「えっ? はい? うわわわっ!?」
ケイオス:「……ありがとう。
     取り返しのつかない事をするところだった」
     深く、頭を下げよう。ホントにグッジョブだ。
テルト:「え、ええと……少しは、名誉挽回できたんですかね?」
ライル:「ああ、お釣りが来るくらいにな」
ジェシカ:「……ま、半分くらいかしらね」
ライル:「って、結構、厳しいのね」
ジェシカ:「あの子には、これくらいで、丁度良いのよ」
ライル:「そ、そうですか……、
    他人の家庭の事情には干渉しませんが……、
    まあ、それはともかく、急いで、カールさんのトコに戻ろう!」
キアーラ:「――そうだね!」
     言うが早いか、敏捷度20でダッシュ!(←世界違う)
綾:「死亡フラグ、返上ですね!」
ケイオス:「ああ、そうだ……綾?」
     戻る道すがら、綾に声を掛けよう。
綾:「――はい?」
ケイオス:「……すまなかった。心配をかけたみたいだな」
     バツが悪そうに、いつもの笑みで、頬をポリポリと。
綾:「――夢見が悪くなるんだから、
  後のことも『きっちり』考えてくださいね?」(目が赤い)
ケイオス:「……分かった、努力する」
ライル:「お〜い、そこのとき○モコンビ〜!
    二人の世界を作ってないで、急げよ〜っ!」
GM:では、皆さんが戻ると、
   カールを看病していたイルスが迎えてくれます。
イルス:「――おかえり」
ライル:「ただいま! 首尾は上々だ!」
綾:「みっしょん、こんぷり〜とです!」(ぶいっ!)
ライル:「助かったよ、ナーフがいなかったら、やばかった」
イルス:「うん……でも、お礼なら、ナーフにね?」
ケイオス:「ああ、そうだな……」
キアーラ:「それにしても、いつの間に、入れ替わったの?
     気付いてあげられなくて、ごめんね」
テルト:「いえ、良いんです……、
    あいつらに騙された、ボクが悪いんですから」
綾:「あふたーさーびすが万全なのは、
  デキル人の必須条件みたいなものですよ」
キアーラ:「そりゃそ〜だけど……、
     今度からは気をつけてね。ホント、心配したんだから……」
テルト:「はい、次からは、女の人の悲鳴が聞こえても、
    すぐに路地裏に飛び込んだりしないように……極力気をつけます」
GM:ようするに、偽アランと偽キュリオの、
   美人局的な罠に、アッサリと引っ掛かったんですよ、こいつは。(笑)
ライル:「……へ?」
ケイオス:「……くっ、くく……気に入ったよ、君……、
     そのくらいバカな方が、迷わず悩まず……、
     道を違えずに進めるだろうよ……しっかりやれよ」
     テルトの肩を叩き、ひょこひょことナーフを労いに行こう。
綾:「あっ、こら、ケイオスさん! 治療がまだ……」
マイナ:「テルトさんらしいと言うか、何というか……」
    テルトの言葉に、複雑そうな顔してます。
キアーラ:「……それは、そのままで良いと思うよ?」(くすくす)
     テルトくんの、そ〜ゆ〜トコが好きな盗賊娘は、ニヤニヤしてる。
テルト:「あの〜、ジェシカさん……前言撤回します!
    半分ではなく、3分の1に減らしてやってください!!」
ジェシカ:「あ〜、テルトちゃん……、
     ちょっと、そこに立ってくれる」(ブツブツブツ)
テルト:「……はい?」
ジェシカ:「その軽率な行動癖を、ちょっとは改めなさいっ!
     
ライトニング〜ッ!!」(ズビーム)
テルト:
「うわああああん!
    
ごめんなさ〜〜〜〜いっ!」(泣)





GM:と、オチがついたところで、
   今回の突発シナリオは終了です。

一同:お疲れ様でした〜♪





<おわり>
<戻る>


注釈1:リプレイの様子と内容を、分かり易くする為に、かなり加筆・修正・脚色をしています。

注釈2:今回の内容は、あくまでもテストプレイです。
    その為、今後、ルールが改訂される場合があります。