Ｇ　Ｍ：これで、テストセッションは終了です。
　　　　お疲れ様でした〜。
アラン：いや、待て待てっ！
　　　　まだ、大切な事を忘れているぞっ！
Ｇ　Ｍ：……はい？　何かありましたっけ？
アラン：ＬＶＵＰ作業だよっ！
　　　　セッション終了後には、キャラを成長させられるんだろ？
Ｇ　Ｍ：ああ、そうでした……、
　　　　すっかり忘れちゃってましたよ。
アラン：おいおい……、





Ｇ　Ｍ：それでは、ＬＶＵＰ作業を始めましょう。

アラン：――おうっ！

『Leaf Quest ＴＲＰＧ』テストセッション・リプレイ

『ストレイキャット・ザ・サード』

〜その３　レベルアップをしよう〜

アラン：――で、ＬＶＵＰ作業ってのは、具体的に、どうやるんだ？
Ｇ　Ｍ：キャラの成長は、全て、獲得した経験値を消費する事で行われます。
　　　　まずは、セッションを終了した事で、得られた経験値を受け取ってください。


【経験値の獲得】

　セッションを行う事で、キャラクターは、経験値を得る事が出来ます。

　シナリオが成功すれば、獲得経験値は１０点です。
　逆に、シナリオが失敗してしまった場合、獲得経験値は２点となります。

　また、上記以外にも、シナリオの内容に応じて、
　ＧＭの判断で、ボーナス経験値を与える事も可能です。

　例１：シナリオ内で、英雄的な、行動や発言がみられた。（経験値１点）
　例２：シナリオ内で、ギャグキャラＬＶ分の回数、ファンブルを振った。（経験値１点）
　例３：既存の設定を活かすような、行動や発言がみられた。（経験値１点）

　これらの他にも、ＧＭの判断で、
　自由に、ボーナス基準を決めて構いません。


Ｇ　Ｍ：今回のシナリオは、成功だったので、
　　　　アランには、１０点の経験値が与えられます。
　　　　さらに、英雄的な行動、既存の設定を活かす発言もみられたので、２点ボーナスします。
　　　　よって、合計１２点の経験値を獲得した事になります。
　　　　これを消費して、好きなように、キャラを成長させてください。
　　　　もちろん、経験値のまま、残しておいても構いません。
アラン：当然、全部、成長に使わせてもらうが……、
　　　　どの能力を上げるには、どれだけの経験値が必要なのか、分からんぞ。
Ｇ　Ｍ：それについては、下記の表を参照してください。


【レベルアップ】

　経験値を消費する事で、キャラの能力を成長させる事が出来ます。
　能力のＬＶＵＰに関する法則は、以下の通りです。

　また、ヒーローＬＶとギャグキャラＬＶも、
　経験値を消費する事で、成長させる事が出来ます。

　ヒーローＬＶとギャグキャラＬＶは、
　１回の冒険につき、それぞれ、１ＬＶのみ上げる事が出来ます。

　ＬＶに応じて、必要となる経験値が違います。
　以下の表を参照してください。

アラン：なるほど……、
　　　　となると、俺の場合は、まず、剣術技能を上げて、
　　　　残った経験値で、魔術の熟練度を上げるべきかな？
　　　　それとも、ヒーローＬＶを上げるか？
Ｇ　Ｍ：その前に、一つ訊きますけど……、
　　　　アランが持つ技能の中で、一番得意なのって、何ですか？
アラン：一番値が高い技能、という意味か？
Ｇ　Ｍ：それもありますが……、
　　　　アランの場合、剣術技能とメイガス技能が同値なので、
　　　　キャラクターとしては、どっちが得意なのかな、と……、
アラン：それは……やっぱり、剣術だな。
Ｇ　Ｍ：では、アラン……、
　　　　あなたは、シナリオ中に、戦闘で、ファンブルを振ってしまっているので、
　　　　強制的に、経験値を消費して、ギャグキャラＬＶを上げなければなりません。
アラン：――なんですと？！


【ギャグキャラＬＶの強制ＵＰ】

　シナリオ中に、とある条件を満たすと、
　強制的に、ギャグキャラＬＶを上げなければならなくなります。

　その条件は、三つあります。

　・ご都合主義の濫用
　　　キャラは、ギャグキャラＬＶ回まで、ご都合主義として、
　　　ダメージの無効化や死亡、気絶からの即時復活が出来るわけですが、
　　　１シナリオ中に、それを使い切ってしまった場合、ギャグキャラＬＶを上げなければならない。

　・得意分野での大失敗
　　　最もＬＶの高い技能が関連する判定において、頻繁にファンブルしてしまった場合、
　　　ギャグキャラＬＶを上げなければならない。

　・ヒーローからの転落
　　　シナリオ中に、あまりに英雄らしくない行動や発言があった場合、
　　　ギャグキャラＬＶを上げなければならない。

　この強制ＵＰは、当然、経験値を消費します。
　もし、経験値が足りない場合は、残り経験値の値がマイナスとなります。
　つまり、経験値の借金をする事になります。


Ｇ　Ｍ：とまあ、そういうわけで、
　　　　アランは、ギャグキャラＬＶを上げておいてください。
アラン：となると、ギャグキャラＬＶを上げるのに、経験値を９点使用して、
　　　　残りは、３点しか無いじゃないかっ！！
Ｇ　Ｍ：そういう事になりますね。
アラン：うううう……、
　　　　ギャグキャラＬＶが上がったから、ファンブル値も上がるし……、
　　　　こうなったら、ヒーローＬＶを上げてやる。
Ｇ　Ｍ：あっ、ギャグキャラＬＶが上がってるので、
　　　　新しい設定も付け加えても良いですよ。
アラン：わかった……、（かきかき）
　　　　よしっ、ＬＶＵＰ作業が完了したぞ。
　　　　こんな感じだ……、

注釈：経験値がマイナスとなっているのは、
　　　キャラ作成ルールが、このテストプレイ後に改訂された為です。


Ｇ　Ｍ：あまり、成長してませんね〜。
アラン：――やかましいわ！
　　　　次こそは、技能を伸ばしてやるぞっ！
Ｇ　Ｍ：でも、これって、テストプレイだから、
　　　　次回がある、とは必ずしも言えないわけで……、
アラン：むう……ならば、正規のセッションでも、このキャラで……、
Ｇ　Ｍ：じゃあ、それまでに、
　　　　キュリオのプレイヤーを探してきてくださいね。
アラン：前途は多難だな……、





Ｇ　Ｍ：まあ、とにかく、無事にテストプレイも終了です。
　　　　お疲れ様でした〜♪

アラン：お疲れさ〜ん！





＜おわり＞
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注釈１：リプレイの様子と内容を、分かり易くする為に、かなり加筆・修正・脚色をしています。

注釈２：今回の内容は、あくまでもテストプレイです。
　　　　その為、今後、ルールが改訂される場合があります。