「「まーくんの武勇伝を作ってみました」」
「―――はい?」
Heart to Heart SS
ぶゆうでん
いつものように、『HONEY BEE』に行き、
暇潰しがてら、ホットケーキ15枚程、腹に入れて……、
更なる暇潰しで、レンタルビデオショップに行こうとしたら、さくら達と出会った。
「あ、まーくん、これから、何処に行くんですか?」
「ああ、これから、
DVDか、何か、借りようかなと思ってな」
「そうなんだ」
「そうそう、まーくん」
「……うん?」
「あたし達ね――」
「「まーくんの武勇伝を作ってみました!」」
「――はい?」
……というのが、冒頭の台詞、という事だ。
「あのさ、あまり聞きたくないけど、ネタ元って……?」
「――楓さんです」
やっぱし……、(泣)
あの人に関わると、
碌な事が起こらないような気がする。
「取り敢えず、聞いてください」
「ホントはみんなに内緒だけど♪」
「すごいまーくん教えちゃう♪」
「それでは本日行ってみよう♪」
「「まーくん伝説ベスト100 Let’s Go♪」」
――って、100!?
「俺の武器はなんだろう♪」
「疑問に思ったまーくんに♪」
「あれこれいろいろ教えたら♪」
「出てきた出てきたマシンガン♪」
「「武勇伝! 武勇伝!
ぶゆうでんでんででんでん Let’s Go♪」」
た、確かに、ツッコミアイテムは、マシンガンだけどさぁ……、(汗)
「悪魔召喚プログラム♪」
「まーくんにしか作れない♪」
「さっそく召喚してみたら♪」
「召喚できたのエリアさん♪」
「「武勇伝! 武勇伝!
ぶゆうでんでんででんでん Let’s Go♪」」
――それは、偶然の一致で……、(汗)
「商店街を爆走中♪」
「なんで?どうして?急いでる♪」
「知りたきゃ後ろ見てみろよ♪」
「人妻達に追われてる♪」
「他から見れば天国だけど♪」
「捕まっちゃったら接吻地獄♪」
「「武勇伝! 武勇伝!
ぶゆうでんでんででんでん Let’s Go♪」」
――俺にとっちゃ地獄です。(汗)
「家まであと数メートル♪」
「ハラペコまーくん行き倒れ♪」
「よくよく見ればもう一人♪」
「行き倒れになってたみたい♪」
「「武勇伝! 武勇伝!
ぶゆうでんでんででんでん Let’s Go♪」」
うん……、
この時に、往人さんと知り合ったんだよな。
「俺の怨敵『佐藤雅史』♪」
「ブラックリストの一番上だ♪」
「これはホ○で危険だし♪」
「早いうちに殺っとくか♪」
「「武勇伝! 武勇伝!
ぶゆうでんでんででんでん Let’s Go♪」」
「まっことく〜ん♪」
ずがががががががががっ!!
「――――――――――――――――っ!!!!!!!!」(←ピンポイントで股に命中したため、声にならない悲鳴を上げている)
「商店街を歩いていたら♪」
「五月雨堂から雷撃が♪」
「当たったまーくん気がついて♪」
「鏡を見たらびっくり仰天♪」
「男の娘に変身だ♪」
「「武勇伝! 武勇伝!
ぶゆうでんでんででんでん Let’s Go♪」」
――思い出したくない記憶が……、(涙)
「リボンのついた不思議な鈴♪」
「お子様ランチのオマケだよ♪」
「気になり鈴をつけ付けたなら♪」
「ネコさんまーくん進化だよ♪」
「「武勇伝! 武勇伝!
ぶゆうでんでんででんでん Let’s Go♪」」
祐一さん……、
名雪さんは、きちんと繋いで下さいね。(泣)
「由綺お姉さんのマネージャー♪」
「弥生さんから郵便です♪」
「箱を開けたらなんとビックリ♪」
「かわいい洋服でてきたよ♪」
「「武勇伝! 武勇伝!
ぶゆうでんでんででんでん Let’s Go♪」」
――弥生さん。
あなたは、俺に、何を期待しているんですか?(泣)
「まーくん家の猫ミレイユちゃん♪」
「まーくんの事好きみたい♪」
「そんな彼女の特等席は♪」
「まーくん目掛けてパイルダーオン♪」
「「武勇伝! 武勇伝!
ぶゆうでんでんででんでん Let’s Go♪」」
でも、あかねさん……、
ミレイユが頭に乗る度に、睨まないで下さい。(汗)
「ゼミの講師、ルミラさん♪」
「魔界でトップの吸血鬼♪」
「昔はこれでもお金持ち♪」
「いつでもまーくん求めてる♪」
「「武勇伝! 武勇伝!
ぶゆうでんでんででんでん Let’s Go♪」」
その後――
俺にとって、無茶苦茶恥ずかしい事を、
マジで、延々と、100個も、リズムに乗せて歌っていた。
皆さん、お願いですから、集まらないで下さい。
つ〜か、おひねり投げないで下さい。
確かに、『人の不幸は蜜の味』って言いますけど……、
……お願いですから、笑わないで下さい。
さくらさん、あかねさん……、
リズムに乗って、悶絶している雅史を、
本気で、クマさんバットとフライパンでボコらないで下さい。
……マジで怖いです。
「しつこい雅史さん♪」
「まーくんに寄るから♪」
「「本気で雅史さんを墜としたよ♪」」
俺にとっては……、
武勇伝じゃなくって……、
……人生最大の汚点だよ。(泣)
<終わり>
<アトガキ>
とーる 「やってしまいました、オリラジネタ」
ルリ 「彼は、こんな生活をしていたのですね。」
とーる 「確かに、彼にとっては、武勇伝ではなく、恥部が殆どだけどね」
ルリ 「まあ、うちの店の売上に貢献してくれるのはありがたい事です。
それはそうと、とーるさん……」
とーる 「なに、ルリちゃん?」
ルリ 「気のせいかも知れませんが、短く感じるのは私だけでしょうか?」
とーる 「ボクも、そんな気がするんだよねぇ……」
ルリ 「…………」
――閉店後の天河食堂
ルリ 「オモイカネ、EMC掛けて、とーるさんのPCに侵入。
その後は、適当に、ウィルスでもまいちゃってください」
オモイカネ 「わかったよ、ルリ」
ウィルス散布中――
ぼんっ!!
とーる 「あ゛! ボ、ボクのパソコンが!!」
<コメント>
誠 「この芸人を、テレビで見た瞬間、
いつか、このネタを、やる時が来るだろう、とは思っていたが……」(T_T)
STEVEN 「まさか、さくら達がやるとはな。
もしかして、余計に恥ずかしかったんじゃないか?」(^_^;
誠 「客観的に見せられると……、
これなら、自分でやった方が、なんぼかマシだ」(;_;)
STEVEN 「……次は、どんなネタでいく?」( ̄ー ̄)
誠 「妥当なのは、アクセ○ホッパーか?」(T_T)
STEVEN 「いや、ここは、やはり、ハードゲイ……」(^▽^)
誠 「………」(^_^メ
STEVEN 「…………」(^_^;
誠 「た〜っぷり助走を〜つけて〜♪
思い切り〜、作者の頭を〜、蹴り飛ばす♪」(^▽^)ノシ
STEVEN 「――ぶはっ!?」Σ(@□@)
誠 「意味は〜無いけれど〜♪
ムシャクシャしたから〜、マシンガン〜、作者に乱射する♪」(^▽^)ノシ
STEVEN 「ぎぃえええーーーーっ!!」Σ(@□@)
誠 「謎ジャム一瓶、作者のお口に、無理矢理流し込む♪」(^▽^)/
STEVEN 「ペ、ペケポン……」(@〜@)