――大丈夫。








俺は――

死ねないんだから――








「Angelic Heart 体験版」








 木々の上から小鳥の声がする。

 朝露にぬれた、深い森の中。
 森の木々から日差しがこぼれる。

 今日も暑い一日になりそうだ。

 そして、辺りを見渡す。

 ――なんだか、随分遠くまで来ちまったなぁ。

 ――旅。
 俺は旅をしている。

 どこまでも続く、長い旅。

 深い森を踏みしめ、遥かな海を望み、
風の国を、水の国を、火の国を、そして、土の国を歩き続ける、たった一人の旅。

 旅をするのは好きだ。

 楽器を背負って、
街から街へ歩く、渡り鳥のような生活。

 ――でも、何かが足りない。

 『あの日』……、
 失ってしまった『何か』。

 記憶を失った『あの日』……、

 気がつくと、街道に、一人倒れていた、
あの日から、俺の旅は義務になってしまっていた。





 失われた記憶を……、

 そして、ぽっかりと胸に空いた穴を埋める『何か』を捜す旅。





 『あの日』倒れていた俺を介抱してくれたのは、
見覚えのない、美しい女教師だった。

 背中には、ノートパソコンと呼ばれる、魔導石で動く電子演奏楽器。

 そして、左手には、透明なケースに入れられた、
片面が白く、もう片面が青紫色の光沢を放つ、不思議なディスク。

 それだけを持って、道に倒れていた俺。

 聞いた話だと、瀕死の重傷を負っていたらしいが、俺には全然そんな自覚はなかった。

「誠君……あなたの時間は止まってしまったのよ」

「ま……こと? それが、俺の名前……?」

「そうよ……藤井 誠。それが、あなたの名前」

「時間が止まったって……それって?」

「無限に生き続ける不老……と言うべきかしら。
望むと望まざるとに関わらず、誠君は、永遠を生きていかなければならなくなったみたい。
人ではないモノより、ずっとずっと長い時間をね」

 目が覚めたばかりの俺は、
その言葉の意味がよく理解できなかった。

「――そして、そのディスクが……、
この世に存在する、どんな規格の製品でもないディスクが、きっと誠君を助けてくれるわ」

「どんな……メーカーでもない?」

「そう、だってそのディスクは……」

 ――天使のディスクなのだから。

 彼女は……、
 悲しげに笑いながらそう言った。

 天使を探しなさい。
 あなたの時間を止めた、天使を。

 そのために、旅をしろと……、
 旅をして、探せ……と彼女は言った。

「ごめんなさい。私はそろそろ行かなくちゃ」

「あ、あなたは……?」

「――私のことは、先生と呼んでくれて構わないわ。
それじゃあ、誠君……永い時の中で、機会があったら、また会いましょう」

 ――そう。

 そして、その時から……、
 俺の時間は止まってしまった。

 あの先生の言ったとおりに……、

 俺の時を止めた……、
 俺に刻印を押した……、

 ……天使を探す。

 長い長い旅が、その瞬間から始まった。





 俺――藤井 誠は、
ノートパソコンという電子演奏楽器を操る、旅の音楽家だ。

 ――街から街へ、村から村へ。

 プログラミングで作った自動演奏で、音楽をかき鳴らしながら続ける旅。

 感覚が覚えている、プログラムの紡ぎ方――

 その直感にただ従って、キーボード上に指を踊らせる。
 思いついた旋律を、そのまま流して繋ぎ合わせる。

 俺の旅の道連れは、
愛用のノートパソコンと、この不思議なディスクだけ。


 ぐうぅぅぅ〜〜


「う……またか……」

 不老不死……、

 おとぎ話なんかではよく聞くけど、
実際なってみると、そんなに楽しいものじゃない。

 元々は、大食いだったのだろうか。
 それとも、この体質になってからの症状だろうか。

 空腹感と食欲は、人一倍強いようだった。

 もちろん、食べなくても死ぬことはないが……、
 空腹感というものは時として、無限の地獄への扉になる。

 ――つまりは、耐えがたいモノだってことだ。
 少なくとも、俺にとっては。

「早く街に着かないと、また水だけで乗り切るしかないよなぁ……」

 木の実や雑草(食べられる物限定)で、昨日は乗り切ったものの……、
 やっぱりたまには、ちゃんとした物が食べたい。

 手持ちこそ、心許ないものの、
街に着けば、何とか食べるくらいは出来るだろう。

 準備しておいた食料が足りなかったんだから、自業自得かもな。


 ざあぁぁぁぁぁ………


 風が吹いてきた。
 きっと、森の出口が近いんだろう。

 荷物を背負いなおして、早足で歩き出す。

 その先に見えるかもしれない、町並みを目指して。
 これから会えるであろう人々への、期待を胸に。

 そして――

 今度こそ、長年探し続けて来た、天使の手がかりが見つかると信じて。







Gluttony & Farewell

――From Heart to Heart――








 断崖の脇に作られた、
長い長い階段を上り切ったその先……、

 天使の街と呼ばれるフォンティーユで、俺は多くの人々と出会う。





 どこか見覚えのある、その面影――


「……なあ、どうして『まーくん』なんだ?」

「どうしてって……まーくんはまーくんじゃないですか♪」

「いや、だから……それが何でなのか聞きたいんだけど」

「それは、女の子の秘密ですよ、まーくん☆」


 街を案内してくれた、桜色の髪の少女――


「ずっと、待ってたんですよ?」

「それって、一体……?」


 ――園村 さくら。





 本当は、凄いんだよな――


「スフィーさん……これ、どうにかなりませんか?」

「う〜ん、魔力のロックじゃないし……けんたろはどう?」

「俺には見当もつかないな…見たこともない型だ」

 ぴこ〜ん♪

「うみゅ? 何だか動いちゃったよ?」

「「「――え?」」」


 俺が持っていたディスクのプロテクトを、
わずかながらとはいえ、解いてしまった、空色の髪の少女――


 なでなでなでなで……

「うみゃぁぁぁ〜〜ん♪」

「さくらが言ってた、猫さんモードって……こういうことだったのか」


 ――河合 あかね。





 何故なら、彼女の両目はずっと閉じられているからだ――


「この娘は……セリオと同じなのか?」

「フランソワーズさんは自動人形です。
材質、構造、動力源、共に私達メイドロボとは違います。
ですが、人ではないと言う意味では……作られた者という意味では同じです」


 魔導石の充填に立ち寄った五月雨堂で、俺は『彼女』を見た――


「誠様は……どうして、そのような旅をなさっているのですか?」

「天使を探している…って言ったら、フランは信じてくれるか?」

「誠様が、自動人形のワタシを信じて下さったように、
ワタシは誠様を信じます。何があっても」


 それは……、
 買い物帰りの夕暮れには、あまり似つかわしくない会話だった。


 ――フランソワーズ。





 そして……、
 何故だか知らないが……、

 ……事件だらけの日常。


「ふ〜〜〜あ〜〜〜むあ〜〜〜〜〜〜〜〜いっ!!」

「あやめさんっっ!? 何してるんですかそんな所でっ!
ユリカ先生に見つかったら、間違いなく怒られますよ!」


「誠君、勝負ですのっ!」

「すばるさん、お願いですから、ちょっと待って……」

 瞬間的に感じた戦慄に、俺は言葉を切る。
 それは、飽くなき戦いへの誘いだと、失くした記憶が告げたからかもしれない。

「HONEY BEEのホットケーキ大食い勝負ですのっ!
スフィーさんや楓さん、みさきさんも誘って、最強決定戦ですのーっ!」

「や……やらせてくださいお願いします!!!!」


「スフィーさ〜ん! 健太郎さ〜ん!
毎度毎度すみませんけど、今日も魔導石の充填……」

「まじかるサンダァァーっっ!」

「うわぁぁぁぁぁっっっ!!??」

「さて、最初のお題です……、
猫さんモードのあかねさんと、猫になってしまった誠さんがいます。
2人の間に毛糸玉を転がしたら、どうなるでしょうか?」

 すっ……

「……はい」

「はい、トップバッターは楓さん。この場合、どうなると思いますか?」

「2人とも飛びつきますが、そのうち、2人がじゃれあって、その後は……」

「やーめーてーくーれ〜〜(泣)」

「あらあら……はるかが司会じゃ、誠さんは不満みたいですね。
それじゃあ、今度はあやめさんに……」

「耕一さん……浩之……誰でもいいから助けてくれ……」





 流れる日々の端々で、俺は同じような夢を見る。

 それは、やけに現実味があって、
そう簡単には忘れられそうもない、そんな夢。

 深い森の中、小さな湖のほとりで、ひたすらキーを叩く夢。

 そして……、
 肩越しにそれを覗き込む、小さな影……、

「君は……?」

「み〜ちゃんはね♪ みことってゆ〜ん〜だ、ほ〜んと〜はね♪」

「……え?」

「だ〜け〜ど、ちっちゃいか〜ら、
じぶんのこ〜とみ〜ちゃんってよ〜ぶん〜だよ♪」

「……み、みーちゃん??」

「わ〜い♪ まこりんが、やっとみーちゃんって呼んでくれた〜〜!」

 ぐぎゅぅっ☆

「は、入ってる入ってるっ! モロにチョーク決まってるってっ!!」

「もぅ〜、まこりんったら、すっかり、なおりんに似てきたね〜☆」

「……なおりんって誰だよ。それに、まこりんって呼ぶな」

「あっ、そっかぁ。まこりんは覚えてないんだよね」

「まさか、記憶を失くす前の俺を……知っているのか!?」

「そうだね〜、みーちゃんがまこりんにしてあげたこととか、
みーちゃんがしてもらったこととか、まこりんの初体け……むぐっ」

「や、やっぱりいいから……」

 夢って確か、深層心理の表れなんだよな……、

 ま、まさか……、
 俺の奥底にはロリコン趣味が……?


 不意に意識に浮かび上がる、誰かの姿。

 ぼんやりとだけれども、その姿から感じるのは懐かしさ。

 それは……、
 その姿は……俺に、よく似ていた……、





 やがて――
 季節は巡り、冬が訪れる。

「確かに、俺は野宿してますけど……?」

「う〜ん、ユリカはお勧めしないなぁ。
熊とかも出るし、とっても寒いし、街に来る階段はとっても滑るんだよ?
それで、藤井君さえよかったら、泊めてくれそうな人は探してあげるけど……」

「それじゃあ、お願いします。ユリカ先生」

 もっとも……、
 そんな時に、真っ先に手を上げる人物がいるわけで……、

「誠君。そういうことだったら、いつまでだっていいから家へおいでよ。
姉さんも旅行に行ってて、当分は帰ってこないからさっ♪」

 ホ○疑惑のある雅史と――

「誠さん。衣類とお部屋の準備は出来ています。
そうですね、以前は喜んで頂いたようですし、他の皆さんもお呼びしましょうか」

 俺を女装させようとする弥生さん――


 バタンっっ!!


「そ、そういうことだったら……わ、私がっ!」

 ――そんな危機的状況から、俺を助けてくれた魔法使いの少女。

「誠さん、私は詳しくないですけど……これ、動いてませんか?」

「ホントだ……全然動かなかったはずなのに」

 彼女と出会い、読み込むことすら出来なかったディスクの内容が、
氷が溶け出すように明らかになっていく。

「サンドイッチ、持って来ましたよ。
気になるのは分かりますけど、無理しても始まりませんよ?」

「う〜、もう少し、もう少しなんだけどなぁ……」

「じゃあ、後であかねさんや弥生さんにも見てもらいましょうか。
その前に、お昼ごはんにしましょう」

「それに、健太郎さんトコで、魔導石も充填してもらわないとな……」

 俺が他人に事情を話すのは、初めてだったのかもしれない。

 それは、本当に大事な人だから……、
 隠し事はしたくないと思ったから……、

 それでも、彼女は平然と受け止めてくれた。

「――驚かないんだな、エリアは」

「誠さんが、真顔で嘘をつけないのは知っていますから♪」


 ――エリア・ノース。





「ワタシには、5年以上前の記憶がないのです。
健太郎様やスフィー様にも調べていただいたのですが、故障ではないみたいです。
ずっと、誰かにお仕えしていた気がするのですが……」

「5年前……フランが覚えている最古の記憶……、
エリアがフォンティーユに来た頃……、
どんな繋がりがあるんだ……一体、何があったんだ…?」

 ――あかねの成長停止。
 ――フランの記憶喪失。
 ――エリアがフォンティーユに来たこと。
 ――さくらが『まーくん』と口にし始めたこと。

 ……様々な出来事が集中する5年前。


「誠。お前だからこそ言っておくが、
そのことはなるべく聞き回らない方がいい」

「浩之、それってどういう……」

「ごめんね、誠君。今は浩之ちゃんの言うことを聞いてて」

 藤田夫妻の言葉は、よくないものを思わせていた。
 だが、それは確実に何かがあったということ。

 それだけは、確信が持てた。





 運命の歯車は、軋みながらも動き出す。

 暖かな日常に、終止符が打たれたと、
俺が気付くまで、それほど長い時間はかからなかった。





 ――フォンティーユに迫るのは、災厄を運ぶ堕天使の魔手。

「例え、何万回フラれようが……、
男として、いや……漢としてっ!
独り身のままで終われるかぁぁぁぁっ!!」

(よかろう……その負の感情こそ、我が寄り代にふさわしい……)

「フハハハハっ! この力……いいぞ、最高じゃないか!」

(なんだと……? 人間風情が、このような力を持てるはずが……!?
我の力を吸収しようとすれば、先に器が砕けるぞ!)

「関係ねーよ……俺はやりたいようにやるだけだ!」

 いや……、
 それは、過大な力に自己を見失い、狂気の扉を開けた者。

 取り憑こうとした堕天使の、
邪悪な意思をも巻き込み、彼は崩壊の坂道をひた走る。

 実体を取り戻そうとした、堕天使の目論みは失敗に終わり、
狂気へ堕ちた者は、その力を行使して、滅びへの道連れを増やし始める。





「フラン、大丈夫か? すぐに健太郎さんに連絡を……」

「いえ、たいしたことではありません。ただの眩暈です」

 ――そう。
 きっかけは、そこにあったのかもしれない。

 誠が、何らかの異常に気づいたのは。

「さくらっ! あかねっ! それに……あかりさんまで!?
一体、何がどうなってるんだよっっ!?」

 大切な友人が――
 1人、また1人と、原因不明の病に倒れ、意識不明に陥っていく。

 彼の悲痛な叫びは、激しい雨にかき消され、祈りは雲に遮られてしまう。

「よかった――エリアは、無事だったのか……」

「お帰りなさい、誠さん……でも……」


 どさっ……


 倒れ込むエリアを、誠はすんでの所で受け止めた。
 その体はぐったりとしていて、妙に熱を帯びていた。

「エリア……?」

「ごめんなさい。魔力で防御していたんですけど、もう限界みたいです――」

「うそ……だろ? さくらと、あかねと、グルになって、俺を騙してるんだよな?
春が来て、野宿できるようになっても、一緒に暮らそうって、言ったじゃないか……、
なぁ……返事、してくれよ……エリアぁぁぁぁぁっ!!」

「みんなを……助けてくれ……俺は、どうなったって構わないから……、
俺の大事な人達を、助けてくれ……頼む……」

「それが、例え自分の命を犠牲にすることでも……?」

「ああ、俺はもう十分に生きたよ。みんなが幸せになってくれるんなら、
助かるんなら……俺が、こうして旅をしてきた価値はあるんだ」

「もう、相変わらずね……でも、誠はずっとそうだったっけ」

「かあ……さん……?」

 悲しみの最中、誠にかけられた封印が綻びを見せる。

 解放される力と、
戻りつつある記憶を手に、彼はディスクを起動させる。

 ――後悔しないために。

 大切な人を――
 大事な居場所を――守るために。

 再び動き始めた時間を、精一杯生きるために。





「誠さん一人を危険な目に遭わせて、
私だけ安全な所にいるなんて、絶対にそんなことは出来ません!」

「――止めても、聞かないよな?」

「もちろんです。仲間は、多い方がいいですよね?」

「分かった。一緒に行こう、エリア」

「はいっ!」





「誠っ! ここは俺が引き受ける!」

「誠さんっ! ここは私達に任せて、急いで下さい!」

「エリアっ!? それに浩之……どうしてお前が!?」

「話は全部後だ! それよりも、負けたら承知しねーからな」

「片付けたら、すぐに後を追います。2人ならすぐに終わりますよ」





 黒い霧に包まれる街で、
暗黒の異空間で、それぞれの戦いが始まる。

「藤井……だと?バカな!審判者の血筋はとうに途絶えたはず……!」

「どれもこれも、全部、親父の布石だってのかよ。
どのみち……エリア達に手出しはさせねぇっ!!」

 大量の銃弾と魔法弾が交錯し、
爆発を起こし、黒一色の世界に花火を咲かせる。

 誠の手には、黒光りするマシンガン――

 それが、ディスクによって変形したノートパソコンだとは、誰が想像できるだろうか?





 浩之達の前に立ちはだかるのは、サングラスに、黒いスーツを着た男達。

 一糸乱れぬ行動と、
人海戦術で、2人はじわじわと押され始めていた。

「さしずめ、エージェント・谷島って所かよ……」

「そんなことを言ってる場合ですか。それより、誠さんにどう説明するつもりですか?」

「ったく、しゃーねーなー……、
んなことは、この状況をどうにかしてからだ!」

「まったくもう……随分と体がなまってるようね?」

「この声は……!?」





「いつもフラ〜れて〜♪
また懲りずに〜ナンパ〜する〜♪
今日も〜、出かける、誘う〜、フラれる、
そして〜、酔い〜潰れる〜♪」

「うををををぉぉぉぉっっ!! まだだ! まだ終われるかぁぁぁぁっ!!

「復活させてどーすんだよっ! こんなの、前代未聞だぞ!?」

「やったね、まこりん♪ 史上初の快挙だよ〜☆」

「ああもうっ! さっきまでのシリアスモードはどこにいったんだぁぁぁっ!!」





 誠は、長い長い旅の果てに、何を手にするのか?

 浩之達の前に現れた、謎の人物の正体は?

 破滅の危機を迎えたフォンティーユに、希望の光は射すのか!?





「なっ……銃の形が!?」

「コイツは親父の特別製だ……、
魔物を滅ぼし、神をも屠る『裁きの天使銃』……、
これで貫けない魔法壁はない――全弾、持っていけぇっ!!」

(エリア――必ず、帰るからな――)








 彼の指が舞う度に……、

 トリガーを引く度に……、





 物語と旋律が紡がれる――
















 大食系演奏風シリアスちっくSS
Angelic Heart





続きは脳内補完でお楽しみ下さい。(爆)






あとがき

 Heart to Heartの本編(195話まで)を、
読み終わった際、ちょっとしたイメージが浮かびました。

 魔法楽器フォルテールを背負いながら、旅をする誠君の姿が……、(爆)

 そういう訳で、ASのキャラを置き換えて、
ふぇぽんさんの「プログラムキャプターみこと〜予告編〜」ぽく書いてみようかと考えたのがきっかけです。
(断言しますが、ふぇぽんさんの方が絶対に面白いです)

 書き終わってから、改めて読み直すと……、

 とんでもなくマジメに書いてしまった気が。(汗)
 ギャグ属性のはずの誠君が、思った以上にかっこよくなってしまいました(滝汗)

 ――あっ!
 鹿島姉妹の出番がなひ……、(下級天使の設定だったのですが)

 何はともあれ、体験版というよりは、
ダイジェストになってしまいましたが、読んで頂き、ありがとうございました。

 それでは、最後に――
 自分は、誠&エリアを応援します♪


<コメント>

誠 「――これで終わりだっ!
   天使銃、全解放! ラストシューティングッ!!」( ̄□ ̄)
矢島 「んにょえ〜〜〜〜っ!!」(@○@)

 ドカーーーーンッ!

誠 「終わったな……これで、みんな元通りだ」(^_^)
さくら 「そうですね……」(^_^)
あかね 「後は、あたし達の歌で……」(^○^)
エリア 「街の皆の呪いを解いて上げましょう」(*^_^*)
誠 「そうだな、歌の力を信じ……って、ちょっと待て!」Σ( ̄□ ̄)
フラン 「それでは、いきますよ――」(^〜^)
みこと 「――1、2の3、ハイ♪」(^▽^)

 すっきすっきすっきすっき、すきっすき、あ・い・し・て〜る♪
 すっきすっきすっきすっき、すきっすき、ま〜く〜ん♪

浩之 「ぎゃあああああーーーーっ!!
    MPが、MPが吸い取られる〜〜〜〜っ!!」Σ(@□@)
健太郎 「精神力が〜……半減する〜〜〜〜……」(T△T)

 ――バタッ!

さくら 「……あら?」(−−?
誠 「だから、待てって言ったのに……」(;_;)
みこと 「まこりんも……この歌のダメージに耐えられなくて、
     記憶失っちゃったんだよね〜。
     精神の崩壊を防ぐには、不老不死にするしかなかったんだよ〜」ヽ( ´ー`)ノ
誠 「そういうオチかい……」(T_T)

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