Heart to Heart SS
「究極の対決!? おまけの楽屋裏」
神岸親娘控え室――
「お母さん、あたしちょっと浩之ちゃんとお喋りしてくるね。」
「はいはい。いってらっしゃ〜い。」
――バタン
パタパタパタパタ……
「……よし、行ったわね。
制服とかと一緒に、こんなのも持ってきちゃったけど……、
今なら誰も見てない事だし、折角だから着てみちゃおうかしら♪」
***** 着替え中につきしばらくお待ち下さい *****
「……うん、よし。まだまだ私もいけてるじゃない。
よ〜し! 今度、これで、あきらちゃんに迫ってみようかしら。うふふふふ♪」
「…………お母さん、何してるの?」
ビクッ!
「あ、あら……随分、早かったわねえ、あかり」
「うん、ジュースを取りに来ただけだけど……、
そんなことより、 何でお母さん、私のスクール水着なんて着てるの?」
「えっ? え〜と、ほら、その……そうそう、水着審査のためよ、うん。
取り敢えず、そのニュータイプで無くても感じ取れるような、
物凄いプレッシャーを静めてくれると、お母さん嬉しいかな〜、なんて思ってみたり」
「……水着審査なんてないよ。あったとしても、何で、スク水なの?」
「ええと……それは……、
そうそう、審査員の気を引くため?
ほら、スクール水着って、学生3大萌え装備の1つでしょ。
どう、あかり? 私もまだまだ学生でもイケると思わない?」
「もう! いいかげん、イイ歳してなに言ってるの! 恥ずかしいから早く着替えて〜〜!!」
「もう、あかりんのいけずぅ〜」
ピッピッピッピッ……
「ふふふ……やるわね、ひかり。これは私も負けていられないわ」
水瀬家に当てられた控え室の片隅で、右手を耳に添えた状態で秋子さんがつぶやいた。
彼女の右耳には、HM−12型用の耳センサー……、
そっくりなものが付いていたりする。
むろん、只の市販されているパーツではない。
市販品を改造したのか、外見を模しただけなのかは分からないが、とにかく中身が違う。
ちなみに左耳の方は、いつの間に仕掛けたのか、神岸家の控え室のロッカーの裏に貼り付けてある。
それらが何を意味するかは皆さんの想像のままに。
「お母さん? 何ブツブツ言ってるの? というか、その右耳……何?」
「何でもないわよ。うふふふ……」
<意味深な所で終わり>
あとがき
え〜……実は、これ、プロットから削ったシーンの1つです。
どうせだからこっそり追加しちゃおうかな、なんてイキオイで思ってみたり。(爆)
ついでに挿し絵も描いてみようかなと思ったものの……、
色塗れるのがペイントしかなかったり。(汗)
でも、一応入れてみました。
絵描くの久しぶりだなぁ、などとしみじみ思いつつ。
それでは〜。
<コメント>
はるか 「はあ〜……」(;_;)
あやめ 「ふう〜……」(;_;)
誠 「二人とも、どうしたんですか? 溜息なんかついて……」(・_・?
はるか 「あらあら、誠さん……」(T_T)
あやめ 「さすがに、あたし達は、もうスク水は着れないな〜、って……」(T▽T)
誠 「あ、あははは……」(^_^;
みこと 「んふふ〜♪ みーちゃんはOKだよ〜♪ えっへんっ!」<( ̄▽ ̄)>
誠 「いや、それって、威張れることなのか?」(−−;
一方、鹿島家――
くるみ 「んに〜、ママ? これで良いの?」(・_・?
なるみ 「すくーるみずぎ……?」(・_・?
鹿島 「バッチリよ、二人ともっ!
自分達の武器は、最大限に利用しなきゃね♪」(^〜^)v
くるみ 「じゃあ、今度、まこ兄とプールに行こ〜♪」(^▽^)
なるみ 「喜んでくれるかな、お兄ちゃん……」(*・_・*)