Heart to Heart
       
+VS騎士 ラ○ネ&40炎

        「GC騎士 まーくん&4縁」







「だぁぁぁぁぁぁぁぁっ! わからん!」


 バンッ!


 少年は両手を机に叩きつけると、その反動で立ちあがった。

「……ったく、一日中テスト勉強なんてやってられるか!!」

 言うや否や、問題が映し出されているモニターに背を向け、
ジャケットの掛かっている壁に向かって歩き出す。

「こういう時は適度に気分転換をしたほうが、かえって効率が良いんだよな〜」

 正論である……もちろん『適度』で済めばの話だが。
 気分転換げんじつとうひを決意した少年がジャケットに手を通すと、

「まこりん、ちゃんと勉強してる!? サボっちゃダメだよー!」

 タイミング良く一階から母親の声が届く。
 ちなみに、少年の名は『まこと』で『まこりん』とは彼の愛称だ。

「もちろん、ちゃんとやってるよ〜〜!!」

 なんの躊躇いも無く、しれっと嘘の返事をすると、
極秘書類と共にベットの下に隠してある靴を取り出した。

「お〜い、風呂わいたぞ〜」

 今度は父親から声がかかる。

「あとで!」

 返事をするなり、まことは窓から外へと飛び出した。
 見事に足から着地すると……、

「んじゃ、まあ、行ってきま〜す」

 両親に聞こえないように呟くと、
まことは近所のコンビニに向かって駆け出していった。

 ちなみに彼の部屋は二階にあったりするのだが……、
 ダイレクトに着地して足とか大丈夫なのか?








「ゲームいりませんか?」

「DVD−ROMのゲームお安くしときますよ」

 コンビニで適当に立ち読みし、そろそろ親が気付くかな〜と、
家への帰路についた誠に少女二人が話しかけてきた。

 二人の顔を見た誠の顔が怪訝なものになる。
 二人の少女がほっかむりをして顔を隠していたからだ。

「ゲームいりませんか?」

「とーっても面白いですよ」

「ゲーム……?」

「お願いです。ゲームを買ってください!」

 少女たちは誠に急接近してその手を取ると、悲痛とも言える声をだした。
 二人のあまりの迫力に圧倒されて、誠の体が硬直する。

(うぅっ……なんかやっかいな人達に合っちゃったな)





 少女達は必死だ。

(うっ……何故だ!? 俺のDNAがこの二人をカワイイ助けろと言っている)

「わ、解ったよ、いくら? 言っとくけど、俺あんまりお金―――」

「100円です」

「や、安い!! 買うよ!」

 誠の返事を聞くや否や、少女のうちの一人が、彼の手にDVD−ROMを握らせる。


 カアァァッッッ!!!


 するとDVD−ROMが強烈な光りを放った。

「わっ、なんだ!?」

 数瞬後、光が収まると少女達の姿は消えていた。

「…あ……あれ?」

 誠は二人の姿を探して辺りを見渡すが、やはり誰もいない。
 握っているDVDが、あの二人が実在していることを証明しているが……、

「おかしいな……?」

 まるで、夢の中の出来事のようだった。





「妖神ラルヴァ、覚悟!!」

 勇者の少年が叫ぶ。

 飛翔した二体の人型メカがその姿を獣へと変え、
赤と青、二色の光が螺旋を描きながら妖神へと突っ込んでいく。

「ロリヤル・スカーッシュ!!」

「ぐごおおおおおおお!!!」

 激しい衝突の末、光の螺旋が妖神の体を貫いた。

 ドガァァァァァァァァァァン!!!

 爆発する妖神ラルヴァ。






「お、終わった……、なんていいゲームなんだ!!
俺は今、猛烈に感動している」

 家に帰るなり、不思議な少女たちから買ったゲームを、
テスト勉強そっちのけでプレーし、クリアした誠。

 普通ならこんな妖しいゲームなどプレーしないだろうが、
誠のDNAが一刻も早くプレーすることを主張したのだ。

 というか、現実逃避もここまで徹底すると清々しい。(爆)
 明日のテストは捨てたようだ。




Congratulations!!

But

This is not the end, this is only the beginning.




 いつのまにか映像が消え、モニターには文字が浮かんでいる。

「んっ? ……おめでとう、しかし、これは終わりではなく……、
始まりでしかない……って書いてあるのか?」


 ピカァァァァァァァァッ!


 誠が映し出された文字を読み上げた瞬間モニターが激しく発光する。
 そのあまりの凄まじさに、誠は椅子ごと後ろに引っ繰り返る。

「うわぁぁぁぁぁぁっ!!」

 続いてモニターから大量の光の粒が吹き出し、誠の前で集束する。

「……え?」

 集束し、形を形成していく光の粒。
 その姿を見て、誠は自分の目を疑った。

(女の子が二人!? それに、この服装は……)

 そうモニターから飛び出してきた少女たちは、
ほっかむりをしてないものの、間違いなく誠にゲームを売った二人だ。

 ちなみにどちらもかなりカワイイ。

 一人は桜色の長い髪をした小柄な少女、
もう一人は金色に近い茶色の髪の少女だった。

「ど、どうなってんだ?」

 あまりに現実離れした光景を前にし、
尻餅をついたままの状態で少女を見上げ、呆然とする誠。

「やっぱり! あなたこそ勇者まーくんです!」

 そんなことお構いなしに、桜色の髪の少女が話し出した。

「わたしは『園村 さくら』です」

 と、言って、ニッコリと微笑む少女、さくら。

「勇者まーくんと本当に逢えるなんて、幸せです」

「いや、あの〜……」

 誠に問い返すヒマを与えず、今度は茶色の髪の少女がニコリと微笑む。
 そして……、

「私は……エリア……『エリア・ノース』です」

「い、いや…、だから……」

 追い討ちをかけるように、二人はなおも話を続ける。

「勇者まーくん、お願い助けてください!!」

「いっ!?」

「今、ロリロリスペースが……、
大邪神ガディムの率いる悪しきモノによって危機に瀕しているのです」

「うっ!?」



「えっ!?」

 さくらが誠の右腕を掴み、エリアが左腕を掴むと、
なんと、そのままモニターに飛びこもうとした。

「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉおぉぉおっ!」


 シュポン!!


「うそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

 三人の体はコミカルな音と共に、モニターの中に吸い込まれていった。








「まこりん、どうしたの?」

 叫び声に、誠の部屋の前に母親がやってきた。

 薄い紺色のショートヘアのまだ若々しい女性だ……、
というより、どんなに妥協しても中学生くらいにしか見えないのだが……、(爆)

「入るよ、まこりん……? あっ!」

 誰もいない部屋――

 けげんそうに部屋を見渡した彼女の目が、
つけっぱなしになっていたモニターで止まった。



 ………end of the beginning or beginning of the end,
all are dependent on him.



「あなた! あなた!」

 母親はモニターに映し出された文を読み取るなり、
慌ただしく階下の夫のもとへ走っていった。








 こうして異世界に強制召喚された誠の冒険は始まる。








「疑問です! 本当にあなたは勇者なんですか?!」

「誰が勇者だよ。
さっきから、まーくん、まーくんって……、俺は誠だ!!!」

 最初は自分の置かれた立場に戸惑うものの……、

「安うけ合いするのもなんだけど、俺にしかできないんだろ?
俺がやらなきゃダメなんだろ?
やるよ!! 勇者を……今日から俺は『まーくん』だ!!!」

「誠さん……」(ぽっ☆)

「まーくん……」(ぽっ☆)

 ロリロリスペースの現状を聞かされた誠は、ガディムに対抗する力を持った、
3体の神霊騎士を見つけ出し、勇者としてこの世界を救うことを決意する。








 誠たちは、骨型メカの素を食べる事により、
一体目の神霊騎士を喚び出すことができる『陣Q』と合流し、

「なんだーこの子犬はっ?!」

「失礼な、俺は由緒正しき勇者のアドバイザー『陣Q』だ。
それと、俺は犬じゃなくて狼だーーっ!!」








 さらにもう一人の勇者『藤田 浩之』を仲間に加え、
ガディムの眠る、了承王国のアラアラ城を目指し旅を続ける。

「そうか、アラアラ城は陥落したか……姫さまがどうなったか知ってるか?」

「秋子女王様もひかり姫様もガディムに捕まってしまったらしいです」

「もしかして浩之さんは、お姫様とお知り合いなんですか」

「ああ、ちょっとな……」

(秋子さんとひかりさんが大人しく捕まってるなんて……、
もしかして、捕らわれの姫君気分が味わいたかった、
なんて理由じゃないだろうな………あ、ありえるぞ)








 次々と襲い来る敵たち……、

 幾度となく窮地に陥るも、愛と勇気、
そして謎のお助け勇者二人の力を借りて、一向は困難を乗り越えていく。

「あ、あなた達は一体?」

「ふっふふふふ〜、我々は混沌の闇に光を照らす……、
愛と誠のお助け勇者『なおりん』!!!」


「同じく『みーちゃん』!!!」



「なっ?! ま、また勇者ぁ〜?
しかもこの二人、どっかで見たような……」








 一部では正体ばればれの自称『お助け勇者』に、
戦いのイロハを学んだ誠達の前に立ち塞がる始めての強敵。

 獣人族の戦士、ハムスター族の『佐藤 雅史』、
猫族の『河合 あかね』、そして犬族の『神岸 あかり』……、

 なんと、彼らはガディムに洗脳されしまったニ体目の神霊騎士の操者だった。

 洗脳された同志に攻撃を加える訳にもいかず、窮地に立たされる一行………、

 ………のはずが、

 誠にひと目惚れしたあかねと、浩之にひと目惚れしたあかりが、
なんの盛り上がりもなく、アッサリと正気に戻ってしまう。

「ま、まーくん」(ぽっ☆)

「浩之ちゃん」(ぽっ☆)

 ただ一人、原作に従い洗脳されたまま襲いくる雅史。
 作者として非常にありがたい人材だ。

「くっ、一人になったって、犯ってやるぅ〜」

 ……いや、もしかしたら洗脳されてないのかもしれない。(汗)

「正気に戻すために、取り敢えず何発か殴ってみるか」

「そ、それは、さすがにマズイだろ?」

 洗脳されているだけの雅史を助けるため苦悩する二人。

「さあ♪ 今夜は三人で一緒に薔薇の世界へれっつらご〜♪」

 妖しげなオーラを撒き散らしながら、迫り来る雅史。


 ゾクッ

 ゾクッ


「………そうだな、これは雅史を救うためなんだよな」

「ああ、仲間の攻撃で状態回復させるのは基本テクニックだぞ。
まあ、た〜まに会心の一撃が出て、そのまま殺しちまう時もあるが……」

「不幸な事故ってヤツだよな」

「ああ、事故ってのは起きるもんだよな」

 あきらかに勇者失格の悪に属する表情を浮かべ、頷き合う二人。
 二人のDNAが、何か囁いているようだ。

「あははははははは♪ 恥ずかしがらなくても良いんだよ〜♪」

「……殺るぞ、誠」

「応……」

「さあ、二人とも……、君たちも、常識の殻を破るんだッ!!」



「ぶっ飛ぶなよっ! 自己流パンチッ!!」

「ぶっ飛べっ! 自己流キックッ!!」





!」


 ドムッ!!

 バキィィィィィーーーーッ!!





「うごっ!! これが二人の愛のカタチなのかぃぃぃいぃぃいぃ〜〜〜〜〜……」


 ……。

 …………。

 ………………キラーン☆


 ……世界が危機に瀕しているのに、頼みの勇者達がこんなんで良いのだろうか?








 空へと消えた雅史を探し出すために、一旦、あかね達と別行動をとることになった誠達は、
敵からの妨害が益々激しくなる中、最後の神霊騎士の操者に出会う。

 長きに渡り、勇者の出現を待っていた三体のアンドロイド……、
 『フランソワーズ』『マルチ』『セリオ』……、

 彼女達は一つの強い意志を持っていた。

「誠様、これからはあらゆる災いから、ワタシがあなたをお守りします」

「わたしも頑張って、浩之さんを守っちゃいます!!」

「さあ、フランさん、マルチさん、早く巨大ロボしんれいきしを喚びましょう。
あぁ、太○剣オーロラ○ラズマ返しに、
電○剣スーパーサンダー○ルト……、

憧れの巨大ロボを操縦できるなんて幸せです♪」

 セ、セリオちゃん……私は、なんだか世界の未来が心配になってきたよ。








 メンバーがメンバーだけにシリアスゼロ。(笑)
 ピクニック感覚のおちゃらけ100%で物語は進んでいく。












そして、長き旅の果てに集結する、
三体の神霊騎士と、その操者たち。

果して、彼ら勇者たちは、
戦う前から、何故かボロボロになっている、
『大邪神ガディム』を討つことが出来るのだろうか!?

そして、誠と4人の少女達の奇しき縁――
その恋の行く末は――






GCギャグキャラ騎士ナイト まーくん&4縁









 本編は皆さんの心の中に……、(爆)








<おわり>


<あとがき>

 なるみ 「なるみと――」
 くるみ 「くるみの――」
 ふたり 「「あとがきコーナー♪」」

 ドンドンドン、パフパフ♪

 なるみ 「やっちゃったねー」
 くるみ 「誰もが手を出さなかった『ラ○ネ』ネタ……」
 なるみ 「PCみこと書いた時点でそこら辺は吹っ切ってるみたいだよ」
 くるみ 「しかも賛否両論あるVS○ムネの方を選ぶなんて」
 なるみ 「ん〜、作者さんは漫画版VSは好きだし、キャストの都合がね」
 くるみ 「でもでも、みーんな出てるのにボク達の出番がないんだよー」
 なるみ 「それは問題だよね……」
 くるみ 「そうでしょ……」
 なるみ 「………」
 くるみ 「………」
 なるみ 「……そう言えば作者さん、ピクミンライフに興味があるって言ってたような気がする」
 くるみ 「……ボクもそんな気が」(ニヤリ)
 ふたり 「「ふっふっふっ……」」

「学園の図書室80万HITおめでとうございます」
某公園砂場より・ふぇぽん


<コメント>

浩之 「どしうて、誠かラム○スで、俺がダ・サ○ダーなんだっ!?
    納得いかぁぁぁ〜〜〜んっ!!」Σ( ̄□ ̄メ
誠 「ま、まあ、話の展開上、仕方ないってことで……」(^_^;
陣九郎 「……もう、何も言うまい」(T▽T)
誠 「ああああ、なんか黄昏てるし……ほら、メカの素やるから元気出せって……」(^○^;
陣九郎 「きいぃぃぃたぁぁぁーーーっ! あ〜い〜の、め〜ざめ〜〜〜っ!!」( ̄□ ̄)
浩之・誠 「――うおっ!?」(@○@)
陣九郎 「今週のーっ! ビックリドッキリメカーッ! はっし〜〜〜んっ!!」( ̄□ ̄)/

 まーくん、まーくん、まーくん、まーくん、まーくん……

浩之 「じ、陣九郎の口の中から、まーくんぬいぐるみ達が……」(−−;
誠 「陣九郎……お前、とうとう……」(−−;

チキ・リーナ 「「やったー! やったー! ヤッ○ーマーーーンッ!!」」(^▽^)(^▽^)
陣九郎 「ヤッター陣っ!!」( ̄□ ̄)

 ドスンッ!!

チキ・リーナ 「「あははははははは♪」」(^▽^)(^▽^)

誠 「……ネタ、古っ!!」(−−;
浩之 「人様のオリキャラで、ここまで遊んでるサイトも珍しいよな」(^_^;
STEVEN 「帝音さん、ゴメンナサイ」<(_)>