蘇りしガディム――

 太古の昔、光、風、氷、地、炎、水、闇、七人の神々によって封印された破壊神。

 解き放たれた破壊神ガディムの強大な力の前に、
500年前、世界は崩壊の危機に瀕していた。

 一流の戦士、一流の魔道士、一流の……、

 幾人もの勇者達が世界を救うべくガディムの討伐に向かうも、
誰一人として生きて帰ってはこなかった。

 そんな世界を救ったのは、風の町アノルに住む一人の少女が解読した、
世界を滅ぼし得るとまでいわれる幻の古代呪文であった。



 幻の古代呪文『Heart-to-Heart』――

 光、風、氷、地、炎、水、闇、世界に存在する七つの属性、
そのどれにも属さない異世界の魔人を召喚する魔術。

 ただし、召喚された魔人が術者に従うとは限らず、
下手をすれば世界にガディム以上の厄災を招く危険な召喚術。



 しかし、ガディムの軍勢から町を守るには他に道はなく、
彼女は苦悩の末、すがる思いでその呪文を行使したといわれる。

 この時、召喚された魔人についての伝承には曖昧な点が多い。

 はっきり分っていることは、アノルの少女の望みを叶え、
同時に召喚された二人の戦乙女と共に、ガディムを討ったことのみ。

 性格は『お人好し』とも『外道』とも記述があり、
属性についても、異世界の言葉で『不死身』の意味がある、
『ギャグ』が有力説であるが、『ロリ』『ネコ』など多説ある。

 二つ名である『しょくよく』魔人の『しょく』についても、
『食』ではなく『色』(しき)であるという二つの説があり、
今だ学会で活発な議論が交されている。

 しかし、これについては救世主を『色欲』魔人と呼ぶのは憚かられ、
似た音の『食欲』をあてたと理解するのが妥当であろう。

 根拠として、二人の戦乙女が魔人と恋仲であったと言う点、
また魔人が若い女性の衣服を剥ぎ取り襲ったという伝承が、
世界中に無数に伝えられていることがあげられる。

 さらに、これらの伝承に見受けられる奇妙な共通点――

 襲われた女性がアノルの少女と同じく『風』の属性を持つ者、
というものも『色欲』魔人であれば上手く説明がつく。

 アノルの少女は召喚した魔人を従わせる為に、
その身と、同じ属性の女性の身を贄にしたのではないだろうか?


ロイハイト魔導学院研究生 ユミナ・コイデ
研究論文より抜粋
 


Heart to Heart
     
+エ○フを狩るモノたち

       「エリアを狩るモノたち」







「送元呪文!? 本当かエリア!!
その呪文で俺達は元の世界に還えれるんだな?」

 突然召喚されたこの世界で破壊神ガディムを倒してから一月。
 これで、やっと日本に還えることができる。

「よかったぁー」

「本当にそうですね」

 俺と一緒にこちらに召喚されたあかねとさくらも同様の感想を口にする。

 ちなみに、ガディムに対抗すべく喚びだされた『魔人』は俺なのに、
実際にガディムを倒したのはこの二人だったりする。

 さくらのフライパンブーメラン乱れ撃ちでガディムを足止し、
その隙に懐に入りこんだあかねが上半身のバネをフルに活かした、
くまさんバット突き・零式(背後に猫のエフェクト付き)で瞬殺。

 対雅史用に鍛えたコンビネーションだって言ってたが、
破壊神が滅びるような技を人間相手に使う気だったのか?

 それは、さすがのヤツでも死んじまう気が……、
 悲しいかな断言は出来ないけどな。

「………喜ぶのはまだ少し早いです」

 エリアが喜ぶ俺達にクギを刺してくる。

 俺達をこの世界に喚び出し戦いに巻き込んだ責任を感じてか、
このところ不眠不休で日本に送り返す方法を研究していたため、
その顔にはかなりの疲労感が見て取れる。

 なにも手伝うことが出来なかったことがどれだけ歯痒かったことか。

「この送元呪文書はこのままでは読むことすらできません。
まずは現代語に変換移植しないといけないんです……」

 ちょっと乱暴に扱えば崩れ去りそうな古い魔道書を、こちらに見せながらそういってくる。

「エリア……問題はどこに印刷するかよ、
とにかく不安定で制御が難しい儀式だからね」

「より手堅く成功させるとなると、やっぱり……」



 エリアの親友のテリィアさんとサラさんが、
なぜだかとっても嬉しそうにそう話しかける。



 この二人にも感謝している。

 エリアが魔道書と睨めっこしている間、世界中を飛びまわって、
俺達を元の世界に還えすための方法を探してくれた。

 サラさんが持ってきてくれた異世界に移動する技、積尸氣冥界波……、

 名前からして少し嫌な予感がしたのだが、
まさかダイレクトに黄泉の世界に送られるとは思わなかった……、

 ティリアさんが持ってきてくれた、魔法の銀の靴。
 昔、ドロシーという少女が使用し、自分の世界に戻ったという伝説の靴。

 少女でなくては発動しない可能性があったため女装して使ったのだが、
なぜか『山岳の街 エウス』というとこに出てしまった……、

 ………アノ日ノコトハ、一生忘レマイ。

 他にも、死出の羽衣、バシルーラ、スターライトエクスティンクション、
ああ、他にもチューリプとかいう遺跡にも連れてってもらったっけ。

 全部、まずは俺だけで試してみたのだが結果は……、

 ……ヨク考エルト二人ニ感謝スル必要ガアルノダロウカ?



「い……言わなくってもわかっています」

 エリアの顔が茹でたみたいに真っ赤になる。

「つまり、どういうことなんだ?」

 なぜ真っ赤になったかわからず、取りあえず隣のさくらに聞いてみる。

「自分の裸に書き込むみたいですね」

 エリアが地に描かれた魔方陣に向かって進む。

「これより、古代語から現代語への魔法による変換移植を行ないます。
移植先には、わ……私の肉体を提供します」

 魔方陣は等間隔円状に並べられた蝋燭に囲まれており、
中心部には台座が、そのすぐ前には巨大な篝火が焚かれている。

「なお、微妙な儀式のため、私は呪文以外の言葉を発することが許されません。
……よって」

「うにゅ、お別れの言葉を言うなら今のうちってこと?」

 あかねが悲しそうな顔になってたずねる。

 周りの皆もよくしてくれたし、数ヶ月も住んでいれば愛着も沸いてくる。

 特にあかねは俺達3人の中で一番早くこの世界に順応していたし、
いざ別れるとなると複雑な心境になるのだろう。

 あかねの場合、空飛ぶトナカイが実在する世界になじまれると、
元の世界に戻った時が少しばかり怖いんだがな。

「いいえ、今日は言語変換のみを行なうので、皆さんの帰るべき場所に……戻っていただくのは……、
今日消費した私の魔力が回復し次第ということになります」

「そうですか、まだ時間はあるんですね」

 エリアの返事にさくらが答える。

 「まだ時間が掛る」ではなく「まだ時間はある」……か。

 エリアが言ったように、この世界は俺達の居るべき場所じゃない、
それは十分理解しているはずなのに、俺も同じように感じている。

「お別れする前には、ちゃーんと送別会とかしょうね」

 さくらの肩に手を置きながらテリィアさんがそう言ってくる。
 それなりに心の準備が出来る場が欲しかった俺達にはありがたい申し出だ。

「では、始めます。くれぐれも邪魔しないように」

 エリアは表情を引き締め、手に持った魔道書を篝火前の台に置くと、
頭上に魔法のバトンを掲げ呪文の詠唱に入る。

「時空に深淵を穿つ汝、太古に記されし大いなる業の象徴よ」


 ゴオオオオオ


 呪を唱えるエリアか漏れ出る魔力に反応したのか、
目の前の篝火が火の粉を撒き散らしながら一回り大きくなる。

 テリィアさんやサラさんの前例もあり、
エリアが熨斗紙が巻かれたピンクの柄の先端で、
鶴と亀がハートのエンブレムを支えているバトンを掲げた時は、
予定は延期か? なんて密かに思ったのだが今回は期待が持てそうだ。

「古代神キーサ・ムースの御名を通して命ず」

「始まったな……」

「成功すればよいんだけどね」

 ティリアさんとサラさんが緊張した面持ちでエリアを見守る。

 こちらに来てから、人々が魔法を使うところは何度も見てきたが、
みな基本的にその身一つで魔法を行使していたことを考えると、
こんだけ舞台装置が必要な今回の術がいかに難しいかがわかる。

 ……というより、なぜ二人ともあのバトンにつっこまないんだ?
 放置プレイ? それとも、あれがこの世界の普通なのか?

「これでやっと日本に還れますね」

「成功すればな………」

 実は、なんかものすごーく嫌な予感がしてたりする。

 本人は謙遜していたがエリアは超一流の魔法使いだ。
 術が難しいというのはさして問題ではない。

 ただ、なんつーか、不幸の神様やらお約束様の神やらがスクラム組んで、
エリアの人生を後ろから押ししているよう気がするんだよな……、

 はたしてそんなエリアは、神の敷設した地雷を踏まずに、
この儀式を完了させることができるだろうか?

 なんだかうっかりミスや、
ちょっとした見落としとかで、しくじりそうな気がするんだが……、

「んっ? そういやあれって自分の裸に呪文を書き移すわけですよね?」

「その通りよ」

 エリアを指差しながらティリアさんに質問する。

「ということは、裸にならないといけないんじゃないですか?」


 ピクッ


「な、なっ、そんなことしなくてもっ!!!」(真っ赤)

 振りかえったエリアが呪文の詠唱を中断しそう反論する。

「ヤバイ」

「エリア、式に集中して!!」

「あ! しまっ……!!」


 ゴォォォォォーーッ


 素人目にもコントロールを失ったとわかるほど猛狂う篝火。


 ドーン!!


 次の瞬間、篝火は爆発音と共に火の粉を盛大に撒き散らしながら、
天を突くような巨大な火柱となった。

 慌ててエリアが目を閉じ、集中して詠唱を再開すると、
しばらくして炎は元のサイズに落ちついた。

「誠くん……エリアの集中を乱すこと言っちゃダメよ」

「す、すいません」

 むぅ、まさかエリアがあんなに過敏に反応するとはな。

 エリアのこと心配しといて、自らが爆弾を投下しちまうとは、
もしかして俺もお約束の神様とかに憑かれてるのか?

 一応、事無きを得たし今度から気をつけよう。

「うにゅ、まーくん」

 あかねが俺の服の袖をくいくい引いて話しかけてくる。

「なんだ、あかね? 今は静かにしといた方がいいぞ」

 人に言えた義理じゃないが、
これ以上エリアを邪魔して、事態を悪化させたくないからな。

 一発目のトラブルでとどめまで行かなかったのが僥倖だし。

「でもでも」

「わかったから小さい声で言ってみ」

「うん、あのね、燃えてるけどいいのかな?」(ひそひそ)

「篝火が燃えてるのは不自然じゃないだろ」(ひそひそ)

「違うよ、篝火じゃなくて」(ひそひそ)

「んっ? じゃあロウソクか」(ひそひそ)

「違うよ」(ひそひそ)

「んー、じゃなにが燃えてるってんだ」(ひそひそ)

 くるりとあたりを見渡すが他に燃えているものが見当たらず、あかねに聞いてみる。

「魔道書」(ぽそっ)

「ま・ど・う・しょ?」

「うにゅ、さっき火柱が上がった時、火の粉が飛び散って……」


 ギギギギギ……


 錆びついた鉄製の人形のようにゆっくりと、
エリアの前にある台座に向かって首をむける。

 するとプスプスと細い白煙を上げている魔道書が………、


「なっ!? エリむぐぅっ…………!!!!!」


 大声をあげてエリアにそれを伝えようとしたところ、
後ろからサラさんに羽交い締めにされ口を塞がれる。

「こらっ! 大声なんか出しちゃだめだろ」

「ん〜、ん〜っ、ふぐぅ〜〜〜っ!!」

 エリアは目を閉じて詠唱に集中しているため気付いていない。

 あかねはオロオロしてるし、ティリアさんとさくらもこっちに向かって、
「しーっ」と自分の口に人差し指をあてているだけで気付いてはいない。

 必死にサラさんを振り解こうとするが、元盗賊の力に敵うわけもなく、
こうしてる間にもどんどん煙の量が増えていく。

 あぁ、神様やっぱり最初の一撃で仕留めていらしたのですね。
 そんなに俺をいぢめるのは楽しいですか?(涙)

 見たことのない神様に心の中で語りかけ天を仰ぐと、一月前に倒したガディムが、
ビシィッ!と親指をあげて、満面の笑みを浮かべているような気がした……、

 ふっ、生まれ変わって出会おうが、並列世界で出会おうが、
今度は俺が引導を渡してやるぞ、破壊神!!!

 などと八つ当り気味に復讐の炎を燃やしていると、
遂に本からメラメラと火が出始める。


 バシュ


「「「「「!!」」」」」


 一拍間を置いて、本格的に燃え始めた魔道書から光の玉が飛び出した。
 皆が驚き目を丸くして見守る中、光の玉は上空で一旦停止した後……、


 パン!!


 と乾いた音を響かせて五つに分裂し、空の彼方へと消えていった。

 なんだか願いを叶え終わった後のドラ○ンボールみたいだったが……、

「エリアさん……今、飛んでいった光は……」

「送元呪文です。皆さんが還るために不可欠な……」

 やっぱり願いを叶え終わったって言うわけじゃないらしい。(泣)

「そんな……日本に還れないなんて!!」

「でも、打つ手がなくなったわけじゃないよな」

 道が無いわけではない。半ばそう確信しながら聞いてみる。
 今まで幾度と無く運命の女神にいじわるされてきたが、必ず抜け道はあったしな。

「……飛び散った送元呪文のかけらを全部回収すれば……」

 そう答えたティリアさんの暗い表情が、予想される道のりの困難さを物語っている。

「五つに分裂したということは……私と同じ波長を持ち『風』に守護されている女性が、
他に5人いるということだと思います」

「エリアの身代わりとして送元呪文が印刷されてるだろうな……」

 エリアの説明をサラさんが補足する。

「その5人がどの5人なのかわからない以上……、
手当たり次第に風の民を脱がして、裸を点検するしかないです」

 締めくくったエリアの表情も厳しい。

 この世界の人間は7人の神が象徴する7つの属性のいずれかを持っている。

 比較的人数の少ない属性もあるのだが『風』はかなりメジャーで、
エリアと同じ年頃の女性といってもどれくらいいるのか見当もつかない。

「なーんだ、案外単純な話じゃないか。あかね、さくら、早速出発の準備をするぞ」

 でも、今までは指を咥えて見ているしか方法がなかったが、
これなら俺達にも還るために出来ることがある。

「えっ!? 待ってください! 本当にそうする気ですか?」

「もちろん」

「風の民を脱がしてまわるなんて、賛成できません。
もしかしたら他に還るための術だってあるかもしれませんし、
そ、それに、ダメだったら――」

「ダメだった時のことはダメだった時に考えるさ、
だから今は自分のやれることを精一杯やる」

「……この世界が嫌いですか?」

「……好きだよ、でも、エリアも言った通り、この世界は俺達の居るべき場所じゃないんだ」

 どれだけこの世界が居心地よくても、
元の世界に俺達を待っている人がいる以上、元の世界に帰らねばならない。

「だから、たとえ無理矢理脱がしたとしてでも、俺達は日本に還ってみせる!!」





 3人にこれ以上負担をかけたくなかったから黙ってたが、本当は前々から、
一方通行で日本に還る方法ではなく、2つの世界を行き来する方法を見つけたかったし……、

 ちょうどいい機会だ、回収の旅しながらその方法も探そう。

 とは言え、伝説として残りそうな『世界を救った魔人』から、
『女性専門の追い剥ぎ』にクラスチェンジか……、

 ああ、後の世の俺に対する評価が怖い。

 間違っても『女の敵』とかいって語り継がないでくれよ。
 理由があってしかたなく女の子を脱がすんだよ……、








 いや、本当だってば……、








<おわり>


<おまけ>

 伝説の魔人が風の属性を持つ女性を襲ったという伝承に関して、
私は歴史学者クレア・N・フジイの唱えた、送元魔法暴走説を採りたい。

 救世の魔人の名誉を守る為のご都合主義の説との批判が多いが、
彼が女性を襲った伝承が残っている地に置いての彼の評価は高く、
本当に彼が女性の敵であればこれはありえないことだ。

 また、彼(エウス伝承に因れば彼女)についての悪い伝承が伝わる地は、
一部を除いて実際は彼が訪れれていない土地であることが、近年の研究で判明している。

 これは魔人について当時の風評は悪いものの、
実際に会えば非常に魅力的な人物であったことの証明ではないだろうか。

アノル魔術学園研究生 メイ・F・フジタ
研究論文より抜粋


<おまけ2>

 大きくなったら、でんせつのまじんみたいなオトコになりたいです。

ファースン音楽院初等部 トウマ・フジイ
学級文集より抜粋


<あとがき>

 このたびは、学園の図書室90万Hit突破おめでとうございますSS、
エリアを狩るモノたちを最後までお読みいただきありがとうございます。

 今回の元ネタ「エル○を狩るモノたち」の漫画は面白いのでオススメです。
 なにかしらと不幸な目にあうセル○アさんがいい感じですよ。

 本当は一人脱がすところまで書くつもりだったのですが、
誠くんにそんなことさせると、ガディムの後を追うことになりそうなので、
旅立つんだよってところで切り上げました。

 それでは、今後も学園の図書室が益々にぎわうことを祈っております。
 さようならー。

 あっと、一つ書き忘れました、私の他の記念SSと同じで続きません。
 続きは皆さんが想像するなり創造していただければ幸いです。


<コメント>

エリア 「というわけで、誠さん、ターゲット1号のフランさんですっ!」( ̄□ ̄メ
さくら 「さあ、素早く裸を確認しちゃいましょうっ!」( ̄□ ̄メ
あかね 「うみゃっ!」( ̄□ ̄メ
誠 「……何で、そんなに怒ってるんだ?」(−−?
さくら 「気のせいですっ!」( ̄□ ̄メ
誠 「そうか? なら、別に良いけど……、
   というわけで、フラン、事情は聞いての通りなんだ。悪いけど、協力してくれ」(−人−)
フラン 「申し訳ありません……それはお引き受け致しかねます」<(_)>
誠 「そ、そんなっ!? どうしてっ!?」煤i@○@)
フラン 「実は、ワタシがお仕えするデュラル家には……、
     『一生を捧げ、添い遂げる男性以外に素肌を晒してはいけない』という家訓が……」(*−−*)
あかね 「つまり、フランちゃんの裸を見るには……」(*−−*)
エリア 「誠さんと、その……をしなきゃダメってことですか?」(*−−*)
フラン 「そ、そういう事になります」(*・・*)
誠 「…………」(*^_^*;;;;
フラン 「そ、そういうわけですので……誠様、早速、寝室へ……」(* ̄▽ ̄*)
誠 「えっ? ちょっと待った!? そんな、いきなり……っ!!」煤i@○@)
フラン 「だ、大丈夫です……ワ、ワタシは、もう覚悟を決めましたっ!」(* ̄□ ̄*)
誠 「まだ、俺の覚悟が決まってないーーーーっ!!」(T△T)

 バタンッ!
 ――ガチャッ

さくら 「もしかして……」(*−−*メ
エリア 「今後も、この調子なのでしょうか?」(*−−*メ
あかね 「うみゃ〜……」(*−−*メ