陣九朗のバイト IN Heart to Heart

第八弾




 ことっ……

 わずかな物音で目が覚めました。
 今日も陣九郎様がお仕事に行かれるようです。

「ん…起きなきゃ…」

 私はベッドからゆっくりと体を起こしました。



〜 ある日の行動・チキ 〜



「おはようございまふぅ〜〜……」

 部屋から出ると、陣九朗様はもう用意を済ませて家を出られるところでした。

「チキ、いつも言ってるけど別に見送りなんかしなくていいから」

 陣九朗様は少し困ったような顔をされてこちらを見ています。
 ああ、そんなお顔も素敵です。(ぽぽっ☆)

「いえ…そういふわけひはいきません。陣九朗さんは……」

 ……陣九朗様は…私の……

「くぅ〜〜〜〜ZZZZZ」
「…ありがとな、チキ」

 …なんだか…陣九朗様の声が…聞こえた気がします。



  午前5時30分

 目を覚ますと、自分のベッドの上でした。
 はぁ、またお見送りできませんでした。

 しかたありません、いつものように朝ごはんの用意をすることにしましょう。
 ベッドから下りて、クローゼットから洋服を取り出します。

 …たまにはオシャレをした方がいいんでしょうか?
 以前、陣九朗様に伺ったときは『あまり着飾るのは好みじゃない』とおっしゃられてましたが…

 ふぅ、考えていても仕方ありませんね。

 結局私はいつもの服装に着替えました。
 この服を着るようになった当初、
 陣九朗様は私がこの服装の時こちらを見てくれないことがありましたが…
 この服…お嫌いなんでしょうか?
 エプロンにもカチューシャにも、フリルがついていて可愛いと思うのですが。

 着替え終わり(リーナさんがまだ寝ていますし)静かに台所の方へ移動します。
 (作者注:この程度でリーナが起きるわきゃありません)

 冷蔵庫に張ってある庫内の確認表をながめます。
 こうしてなにが入っているかを書いておけば、
いちいち開けて確かめなくてもいいので電気代の節約になります。
 この材料だと…今日は大根のお味噌汁と卵焼きにしましょうか。
 それだけでは少しさびしいですから…お漬物を何品か出しておきましょう。
 こうして、朝ご飯の準備にとりかかります。



 午前7時

 玄関のほうで扉の開く音がしました。
 どうやら陣九朗様が帰っていらしたようです。

 卵を焼いているフライパンの火を弱火に落とし、
 お味噌汁のおなべを一混ぜしてから玄関のほうへ向かいます。

「あ、おかえりなさい」

 私が声をかけると、ヘルメットを持ったまま手を上げて、陣九朗様は答えてくれます。
 あらあら、どうやら朝ご飯のほうが気になるみたいですね。
 台所のほうをのぞくようにして、鼻をひくひくさせています。

「大根の味噌汁にだし巻き卵と見た」
「正解です。陣九朗さん、リーナさんを起こしてきてくれませんか?」  
「了解。先に並べててくれ」

 さすが陣九朗様です。匂いだけで献立がわかってしまうなんて。
 あ、でも藤井さんにならそれぐらいできるかもしれませんね…、

 さて、陣九朗さんがリーナさんを起こしてくれている間に、
朝御飯の用意を済ませてしまいましょう。



 午前8時20分

 食器も洗い終わり、いまはお洗濯の真っ最中です。
 陣九朗様やリーナさんのためにお食事をお作りするのもとても楽しいですが、
 それとおんなじぐらい、私はお洗濯も大好きです。
 なぜでしょう? やっぱり、大事な人のお世話をしている実感が湧くからでしょうか?

 そういえば、陣九朗さんも始めのころは自分の事は全部自分でやるって言って、
食事も洗濯も、全部自分おひとりでなさってましたっけ。
 (もちろん、私たちの分も作ってくれていましたが)

 あれ? そういえばいつ頃から私がお世話をさせていただくようになったのでしょうか?
 ……よく、思い出せません。

 いけないいけない、お洗濯の続きをしませんと。
 せっかくこんないいお天気なんですから。
 …といっても、洗濯機では今ひとつお洗濯の実感が湧きませんね。
 便利になるのは良い事だとは思いますが…陣九朗様のお洋服だけでも手洗いしたいですね。

「チキー! バイト入ったから行ってくるー」

 リビングのほうから陣九朗様の声が聞こえます。
 今日はお仕事のほうは無かったはずですが、また呼び出されたのでしょう。

「はーい。気をつけていってきてくださーい」

 陣九朗様のほうへ声を返します。
 ほどなくして、バイクの始動音が響き、ゆっくりと遠ざかっていくのが聞こえました。

 …たまにはゆっくり休まないと、体に悪いですよ。
 陣九朗様のお体が心配です。

 いつのまにか、洗濯機は止まっていました。



 午前10時。

 洗濯物もすべて干し終わり、しばし縁側で頬杖をつきながらぽ〜っとしてみます。

 ぽ〜〜っ……

 今日は本当にいいお天気です。
 ぽかぽかと暖かくて、このままお昼寝したいくらいです。

 ぽ〜〜〜〜〜〜〜っ………

「チキちゃん、なにしてるの?」

 気がつくとすぐ後ろにリーナさんが立っていました。

「いえ、少しひなたぼっこをしていただけですよ」
「そうなんだ。じゃ、あたしもしよ〜〜っと」

 言うが早いか、私の横でごろんと横になります。

「今日はいいお天気だね〜〜」
「そうですね、お洗濯物がよく乾きそうです」

 ぽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ…………

 う〜ん、このままだと本当におひるねしてしまいそうです。
 まだお部屋のお掃除とお買い物が残っています。

「うにゅ〜〜〜 すぴゅるる〜〜〜〜 ZzZzZ」

 あらあら、リーナさんは寝ちゃったみたいですね。
 よし、早くお仕事済ませて私もお昼寝しましょう!

 私は気合を入れて立ち上がりました。
 まずはお部屋のお掃除です!



 午前10時30分

「……さて、どうしましょうか」 

 私が今いるのは、陣九朗様がお使いになっている部屋の内です。
 このお屋敷は確かに大きいですが、普段使っているお部屋は数えるほどです。
 普段使われないお部屋は、月に一度の大掃除で片付けるんです。

 そういうわけでして、今日はこのお部屋のお掃除をすれば終わりなのですが……

「…お掃除する必要、ありませんね」

 さすがは陣九朗様です。
 本棚も机の上もすばらしく整っています。お部屋にごみ一つ落ちていません。
 …でも、せっかくですから、

「掃除機だけでもかけておきましょう。
それにしても、いつお掃除なさってるんでしょう?」

 わずかな疑問に首を傾げつつ、掃除機をかけ始めます。

 うぃいいぃぃぃん

 床の上、机の下、本棚の隅…

 うぃい、きゅごごおごご!

「あれ、何か巻き込んじゃったみたいですね」

 ベッドの下のほうへ吸い取り口を動かしていたときでした。
 掃除機を止め、なにを巻き込んだのか確かめようと…

「そういえば…」

 そこで私は動きを止めました。
 以前、雑誌で読んだ記事を思い出したからです。
 確か…

『年頃の男性はベッドの下にエッチな本を隠している』

 と、いうような内容だったと。

 え、ええと、
 陣九朗様も立派な男性なわけですし、そ、そういったことも生理的には必要なわけで…
 でもでも、仰ってくだされば私はいくらでも…って、なななにを考えているのでしょう!

 すーー はーーーー すーーー はーーーー…

 お、落ち着きましょう。
 とにかく、そういったものは元の位置にこっそり戻しておくべきですね。

 私はベッドの下を覗き込み………

「え?」

 思わず声を出してしまいました。

「これって、バイト情報誌? こちらのノートは……か、家計簿!?

 ……陣九朗様……さすがです。
 でも、これ以上バイトを増やすのはやめてくださいね。



 現在13時 (午後一時)

「たすけてくれぇぇーーーー!!!!!」

 商店街でお買い物をしていると、遠くからこんな声が聞こえてきました。
 なんだか聞き覚えのある声ですけど。

「勘弁してくれぇぇぇーーっ!!!」

 どどどどどどどどどどっ…

「藤井さん?」

 今、私の目の前をすごい勢いで走っていかれましたが…、
 あれは確かに藤井さんでした。
 なんだか必死な顔をされてましたが…、

「あ、ねえねえ、ちょっといいかしら?」
「はい?」

 振り向くと、空色の髪をした女の人が立っていました。
 結構長い髪を細いリボンで一つにまとめています。
 あれ? この方、どこかで見たような気がするのですが?

「さっき、ここを男の子が走ってこなかったかしら?」

 男の子…藤井さんのことですね。

「藤井さんでしたら、今この通りを向こうの方に走っていかれましたけど」
「あら、あなた誠さんのこと知ってるんですか?」

 いつのまにか、先ほどの方のとなりに桃色の髪を長い三つ網みにした女の人が立っています。
 あれれ? この方もどこかで見たような??

「はい。ところで、お二人とも……って、いない!?」

 確かに目の前にいたはずなのに、いつのまにかお二人ともいなくなっています。

「うひゃぁぁぁあああーーー!!」

 あ、遠くで藤井さんの悲鳴が聞こえます。
 なんだか…あのお二人の正体がわかったような気がします。

 藤井さんには悪いことをしたかもしれませんね。
 私が教えなくても、あのお二人なら時間の問題だったでしょうが。



 現在15時(午後3時)

 お洗濯物も取り込みましたし、今からお夕飯の準備までは特にすることがありません。
 リーナさんはお昼過ぎにどこかへ出かけて、まだ戻っていません。

「することがありませんね……」

 なんとなく、部屋の中を見回して見ます。

 ふと、テレビの横の棚に眼が行きました。
 そこにはいつも陣九朗様とリーナさんが使っているゲーム機がしまってあります。

 私もたまに一緒になって遊んでいるのですが、
 いまだ陣九朗様にもリーナさんにも勝ったことがありません。

「……………」

 ここで少し練習をしておくべきでしょうか…
 秘密特訓ですね♪ 

 ゲーム機を取り出して、テレビにつなげます。
 ソフトは…入れっぱなしにしてるみたいですね。

「では…いきます!」


 …(小一時間経過)…


「ふえぇぇぇ 勝てないですうぅぅぅ」

 うぅ、なぜ勝てないのでしょう。
 一番弱いレベルのコンピュータにも勝てないです。

 …今度、陣九朗様にコツみたいなものを教えてもらいましょう。

 ゲーム機を元通りかたづけ、時計へと目を移します。

「あら、もう5時ですか。お夕飯の準備をしませんと」

 そういえば、リーナさん遅いですね。
 お夕飯までには戻ってくると思いますが…、



 現在19時(午後7時)

「いただきま〜す」
「いただきます」

 思ったとおり、リーナさんはちょうどお夕飯が出来たときに帰ってきました。
 
「チキちゃん、今日は陣ちゃんお仕事?」
「はい、内容までは聞いてませんが、連絡が無いところを見るとお忙しいのでしょう」

 陣九朗さまの分の食事は、下ごしらえだけして別に置いてあります。
 やはり、できたての温かいものを食べていただきたいですから。

「このごろ陣ちゃんといっしょにお夕飯、食べてないね」
「そういえばそうかもしれませんね」

 このところ、コンビニの業務や各バイトでお忙しいようで、
お夕飯の時間に家にいらっしゃらないことが多くなっています。

 『朝食はみんなそろって』との陣九朗様のお言葉どおり、朝は必ず3人で食べるのですが。

「なんか、陣ちゃんとちょっと距離ができてるような気がするな」

 リーナさんは珍しく視線を落として小さくつぶやきました。
 
「どうしたんですか、急に」

 箸をとめ、リーナさんを正面から見ます。
 リーナさんのこんな弱気な言葉、聞いたことがありませんでした。

「ん、なんかさ、前はご飯のときはいつも3人一緒だったし、陣ちゃんもいっぱい遊んでくれてたし、
そういうのが最近少なくなってきてるんじゃないかなって。
今日だってホントは陣ちゃん休みだったんでしょ? 一緒に遊ぼうって思ってたのに…」

「そ、それは、私も最近少しさみしく思うこともありますけど、
陣九朗さんも私たちの生活のために働いて下さっているわけですし…」

「……最近、陣ちゃんコンビニに行くこと多いよね。入る予定じゃない日でも。
店長だからって、ほとんど毎日、夜遅くまで入らなくちゃダメなのかな?」

「………」

「陣ちゃん…アレイちゃんのこと……」

「…リーナさん?」

「あ、ごめん。チキちゃんに言っても困っちゃうよね
だいじょうぶ! こんな事いってるけど、陣ちゃんのことは信じてるから」

 それからリーナさんはこの場の空気を取り払うように、今日あったことを話してくれました。
 でも私は、曖昧にうなづくことしかできませんでした。

 食べ終わるころには、お夕飯はすっかり冷めてしまっていました。



 現在23時(午後11時)

「陣九朗様、遅いですね」

 外はもうすっかり暗くなって、遠くの空にはお月様が浮かんでいます。

 私はキッチンのテーブルに頬をよせた形で寝そべります。
 そうすると、視界の端に陣九朗様のお夕飯の用意が映りました。

「この時間では、お食べになりませんよね」

 冷蔵庫にしまおうと席を立ちます。

 りりりりりりりりりりりん りりりりりりりりりりりりん

 そのとき、リビングのほうで電話が鳴りました。
 こんな時間に誰でしょう。 陣九朗様でしょうか?

 受話器を取ります。

「はい、津岡ですが」

『チキか? 俺だけど』

 やっぱり陣九朗様です。

「陣九朗さん? どうしたんですか、今日はコンビニのほうはなかったのでは?」

『うん、まぁそうだったんだけど、ちょっと用事が出来てな。
店はもう閉めたんだけど』

「じゃあ、今から帰ってくるんですね?」

『いや、アレイさんが一緒でな。アパートまで送ってから帰るわ。
遅くなるだろうから先に寝てていいぞ』

「……そうですか。気をつけてくださいね」

 ……アレイさんと…ですか。

『じゃあな』

「あ、あの、陣九朗さん」

『ん、なんだ?』

 名前を呼んでから気が付きました。
 私は何を言おうとしたのでしょう。

「……いえ、なんでもありません。早く帰ってきてくださいね」

 りんっ…

 そのまま逃げるように受話器を置きます。

「陣九朗様…」

 ゆっくりとキッチンのほうへ戻ります。
 席につくと、テーブルにうつぶせになります。

「私は…陣九朗様のことを…」

 お夕飯のときのリーナさんの言葉が、私の中で大きくなります。



『ん、なんかさ、前はご飯のときはいつも3人一緒だったし、陣ちゃんもいっぱい遊んでくれてたし、
そういうのが最近少なくなってきてるんじゃないかなって。
今日だってホントは陣ちゃん休みだったんでしょ? 一緒に遊ぼうって思ってたのに…』

『……最近、陣ちゃんコンビニに行くこと多いよね。入る予定じゃない日でも。
店長だからって、ほとんど毎日、夜遅くまで入らなくちゃダメなのかな?』

『陣ちゃん…アレイちゃんのこと……』

『あ、ごめん。チキちゃんに言っても困っちゃうよね
だいじょうぶ! こんな事いってるけど、陣ちゃんのことは信じてるから』



「信じていないのでしょうか」

 私と、陣九朗様と、リーナさん。
 昔からずっと一緒で、これからも一緒にいられると…信じていたいのに…

 たしかに陣九朗様には陣九朗様の考えや生きかたがあります。
 でも、その中に私やリーナさんがいるというのは、私の驕りなんでしょうか?
 いつまでも一緒にいたいというのは、私個人のわがままなんでしょうか?

 なんだか、わからなくなってきました…



 ???

 いつのまにか眠ってしまってたみたいです。
 なんだかあったかい感じに、私は意識だけ目を覚ましました。
 なんだか、抱きかかえられているような…

 私はそっと薄目をあけてみました。

(陣九朗様?)

 すぐ目の前に陣九朗様のお顔があり、少しびっくりしてしまいました。
 さいわい、部屋が暗いせいか、私が起きたことには気が付かれていないご様子です。

 陣九朗様は、困ったような、心配そうな、でもとても真剣な目で私を見ています。

 しばらくして、私は自分のベッドの上に降ろされました。
 陣九朗様は、すぐには出て行かず、じっと私の方を見ています。

「チキ、いつもありがとな」

 それはとても小さな呟きでしたが、私にははっきりと聞こえました。

 陣九朗様は私の髪を優しく、そっとかきあげ……、



 陣九朗様が真っ赤なお顔で部屋を出て行くのを確認してから、私はそっと目を開けました。
 横になったまま、指でそっと唇に触れます。

 陣九朗様が、初めて自分から触れてくださった場所。

 私はうれしくて、うれしくて…涙が出てしまいました。
 もう迷いません。私は、何があっても陣九朗様を信じます。
 何があっても、陣九朗様のそばにいます。

 今日は、とても素敵な夢が見られそうです。



おしまいです






















 影の主役 おまけ

「ただいま戻りましたー」

「お帰りアレイ。早速だけど、今日の収穫は?」

「はい、今日はお弁当類が無かったので、代わりにおにぎりをたくさんいただいてきました!」

「あらら、これまた大量に。じゃ、あたしは明太子とおかかね」

「あ! メイフィアてめぇ、明太子は俺が狙ってたんだぞ!」

「ふふん♪ そんなの早い者勝ちよ(ぱくぱく)」

「うにゃにゃ!」

「はい、たまさんはシーチキンと鮭ですね、今フィルムをはがしますから」

「それにしても、陣九朗君も人がいいわね(梅干おにぎりパクパク)」

「はい? ルミラ様何か言いましたか?」

「いいえ、別になんでもないわよ。(普通に注文してこんなに廃棄が出るわけ無いわよね)」


 ……いつもどおりのデュラル家の食卓。



おわり



まいどー、後書きで〜っす。

 てなわけで、『行動』のチキサイドです。
 ホントは陣九朗の分しか書かないつもりだったんですが、
掲示板にも書いた通り未完成の分を送ってしまったので、
『どうせならチキサイドで補完してやるべえな』ってな具合にかきあげました。

 さーて、どのあたりが補完されたかわかりますかな?
 ちなみに、このSSをかきあげるまでに5回データが飛んでいます。
 原因不明。もしかして、イビル・エビルをあまり出してないから呪われてるんじゃ…
 はは、まさかね。

イビル(ニヤリ)
エビル(イビル、ほどほどにな)


(了)


<コメント>

陣九郎 「……何があったんだ?」(¬¬)
誠 「――は?」(−−?
陣九郎 「だから、商店街で何があったんだ?」(¬¬)
誠 「…………言いたくない」(−−;
陣九郎 「人には言えないような事か?」(・_・?
誠 「そういうわけでもないけどさ……まあ、いいや。
   今度、チキさんとリーナさんだけには話しておくよ」(−o−)
陣九郎 「何で、あの二人だけなんだよ?」(・_・?
誠 「さあな……(多分、あの二人なら真似しようとするだろうからな)」( ̄ー ̄)ニヤ
陣九郎 「???」(・_・?
誠 「ふっふっふっ……(頑張れよ、特にチキさん)」( ̄ー ̄)ニヤ
陣九郎 「???」(・_・?
誠 「くっくっくっ……(そうだ、アレイさんにも……)」( ̄ー ̄)ニヤ

浩之 「誠の奴、それが自分の恥を広めるって事に気付いてるのか?」(^_^;
ひかり 「多分、自棄になってるんじゃない?」(^o^)
浩之 「そうだよな〜……って、ひ。ひかりさんっ!? 何でこここにっ!!」Σ(@〇@)
ひかり 「うふふふ〜♪ 決まってるじゃな〜い♪ そ〜れっ♪」( ̄ー ̄)
浩之 「う、うわぁぁぁぁぁぁーーーーーーーっ!!」Σ(@〇@)

STEVEN 「やはり最強……」(^_^;