Heart to Heart
パロディー編
「おとぎばなし 金太郎」
<キャスト>
金太郎……藤田 浩之
くま……神岸 あかり
歌……みーちゃん
「……って、ちょっと待てっ!! これってHtHのバロディー編なのに、
何で主人公である俺に配役が無いんだっ!?」
「まあまあま、まこりん、落ち着いて♪
その代りにみーちゃんが出てるんだから、問題無いでしょ?」
「……まあ、敢えてそれで納得するとして、
何でキャスト紹介で『みーちゃん』って紹介されてるんだよ?
普通は、ちゃんと『藤井 みこと』って書くだろ?」
「だって、みーちゃんは、小さい頃からずっとみーちゃんだったし、
これからもみーちゃんは、やっぱりみーちゃんだから、
できれば、いつまでもみーちゃんはみーちゃんのままがいいかなって……」
「だあああーーーーっ!! そのネタはもういいっ!!
だいたい、母さんの配役が何で『歌』なんだよっ!?
金太郎にそんな配役は無いぞっ!!」
「そんなこと言われたって〜……、
みーちゃんはただ唄ってくれればいいって言われたから……ぐすっ」(泣)
「うっがぁぁぁぁぁーーーーーーっ!! 何でそこで泣くんだよっ!!」
「だって〜……まこりん、さっきから怒ってばっかりなんだも〜ん……えぐえぐ」(泣)
「わかった! わかったから、もう泣くなっ!」
「……怒らない?」
「ああ……もう怒らないから」
「……じゃあ、唄ってもいい?」
「ああ……唄ってもいいから」
「……みーちゃんのこと、好き?」
「ああ……俺は母さんのことが……って、何を言わせるんだぁぁぁぁぁーーーーーっ!!」
「む〜……怒らないって言ったのに〜。まこりんのうそつき〜」
「ドサクサに紛れて、変な事を言わせようとするからだろうがっ!!」
「しくしく……まこりんがイジメる〜」(泣)
「…………もういい。歌でも何でも、好きにしてくれ」
「わ〜い♪ じゃあ、取り敢えず、まずは普通に唄ってみるね♪」
「はいはい……では、どうぞ」
「む〜……なんか投げやり〜」
「ああああああーーーーっ!! もうこうなりゃ自棄だっ!!
それでは! みーちゃんこと藤井 みことさんに唄って頂きましょうっ!!
歌は童謡『金太郎』です。ハリキってどうぞっ!!」
「みんなも一緒に唄ってね〜♪
それじゃあ……いっちに〜のさん、はいっ♪」
ま〜さか〜り、か〜つい〜だ、き〜んた〜ろう〜♪
く〜ま〜に、ま〜たが〜り、お〜うま〜のけ・い・こ♪
は〜いしどうどう、はいどうどう〜♪
は〜いしどうどう、はいどうどう〜♪
「え〜っと……一応、キャスティングでは、
『金太郎』が浩之で『くま』があかりさんなんだよな?」
「うん、そうだよ」
「ということは、この歌の内容を考えると、浩之があかりさんに跨ってるわけか?
なんか想像しにくいな? 相撲とってる姿ならいくらでも想像……ごほっごほっ!!」
「ん? まこりん、どうしたの?」
「いや、何でも無い何でも無い。
とにかく、浩之があかりさんに跨ってる姿なんて、やっぱり想像しにくいぞ」
「そうだよね〜……じゃあ、今度はみーちゃんの替え歌を唄ってみるね♪」
「やっぱり、用意してたんだな……ってゆーか、何かオチが読めてきたぞ」(汗)
「それじゃあ、いっくよ〜♪」
か〜りく〜び、か〜まえ〜た、き〜んた〜ろう〜♪
く〜ま〜が、ま〜たが〜り、お〜うま〜のけ・い・こ♪
は〜いしどうどう、はいどうどう〜♪
は〜いしどうどう、はいどうどう〜♪
「…………くま、『が』?」
「そうだよ♪ くま『が』だよ」
「えっと……つまり、金太郎である浩之に、くまであるあかりさんが跨って……」
「お馬さんゴッコしてるんだね♪」
「ということは……」(汗)
「あっ! ああん☆ 浩之ちゃん……ひろゆきちゃ〜〜〜〜ん♪」
「あかりっ! あかりっ!! うっ、ああ……」
「……ヤバイだろ、その歌詞は」
「え〜? どうして〜?」
「ど、どうしてって……そりゃあ、色々と……」
「ひろちゃんとあかりんなら、別に問題無いと思うけど……、
それに、みーちゃんとなおりんも、よくお馬さんゴッコするんだよ♪」
「あ、あんたら夫婦は……」(大汗)
「ねーねー、まこりん?」
「な、何だよ?」
「まこりんは、いつ、さくらちゃん達とお馬さんゴッコするの?」
「……お願いです。もう勘弁してください」(大泣)
<おわり>
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協力 くの〇なおき & 聖〇紀