Heart to Heart
パロディー編
「アニメ シスタープリンセス」
さくら 「お兄ちゃん♪」
あかね 「お兄ちゃま♪」
エリア 「お兄様♪」
フラン 「兄様♪」
誠 「さくらとあかねとエリアとフランが俺の妹っ!?
――そんな馬鹿なっ!!」
エリア 「お兄様、お兄様……もう朝ですよ」
誠 「う、う〜ん……」
エリア 「もう……しょうがないお兄様ですね。
それでは…………ちゅっ☆」
誠 「うおわっ!!」
エリア 「くすっ♪ おはようございます、お兄様♪」
誠 「あ、ああ……おはよう……って、お前、今、俺に何をしたっ!?」
エリア 「何って……おはようのキスに決まってるじゃないですか」(ポッ☆)
誠 「お、俺達は兄妹だぞっ!!」
エリア 「あら、兄妹なんですから、このくらい良いじゃないですか♪」
誠 「は、ははは……」(汗)
さくら 「はい♪ お兄ちゃん、あ〜ん、してください♪」
誠 「じ、自分で食べるからいいって……」
さくら 「わたしが作ったご飯、食べてくれないんですか?
せっかくお兄ちゃんの為に頑張ったのに……くすん」(泣)
誠 「あーっ! わかったっ! わかったから泣くなっ!」
さくら 「じゃあ……あ〜ん、してください♪」
誠 「……言っとくが、俺達は兄妹なんだぞ」
さくら 「このくらい、仲の良い兄妹なら当然のスキンシップですよ♪」
誠 「…………」(汗)
さくら 「はい♪ あ〜ん、してくださいね♪」
誠 「…………あ〜ん」(泣)
フラン 「兄様……お背中をお流しします」(ポッ☆)
誠 「だああああああああーーーーー!!
フランッ!! せめて前くらい隠せぇぇぇぇぇーーーーっ!!」
フラン 「き、兄妹なんですから、別に見られても……」(ポッ☆)
誠 「とか言いつつ、頬を赤らめとるだろうがぁぁぁぁぁーーーーっ!!」
フラン 「ワ、ワタシ……兄様なら見られても……」(ポッ☆)
誠 「お、おおお、俺達は兄妹だぞっ!!」
フラン 「兄妹なら一緒にお風呂に入っても問題ありません♪」
誠 「勘弁してくれぇぇぇぇぇーーーーっ!!」(泣)
あかね 「うみゅ……お兄ちゃま、一緒に寝よ♪」
誠 「……お、俺達は兄妹だぞ」
あかね 「うにゅ〜、兄妹なんだから一緒に寝るくらい良いでしょ?」
誠 「……わかった。添い寝するくらいなら別にいい」
あかね 「わ〜い♪」
誠 「ただな…………頼むから、服を着てくれ」(泣)
誠 「うがぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーっ!!
もうダメだっ! このままここにいたら、俺の体がもたんっ!!」
あかね 「――うにゅ?」
エリア 「お兄様? 荷物を纏めて何処に行くんです?」
さくら 「もしかして、旅行ですか?」
フラン 「それでしたら、ワタシ達もご一緒させて……」
誠 「……違う」
さくら 「――はい?」
誠 「俺は……この家を出るっ!」
さくら・あかね・エリア・フラン 「「「「ええっ!!」」」」
エリア 「お、お兄様っ!? そんな……どうしてですかっ!?」
あかね 「あたし達のこと、嫌いになっちゃたの?」(泣)
誠 「違うっ! それは違うんだっ!
このままここにいたら、俺は間違いなく犯罪者になってしまうからなんだっ!」
フラン 「犯罪者? 兄様が、ですか?」
さくら 「どういうことです?」
誠 「……お前達が、兄である俺の事を慕ってくれるのは嬉しい。
お前達が俺を好きだと思ってくれている気持ちは嬉しい。
だから、俺に甘えるのは、別にいいんだ。
ただ……ただ、もうちょっと限度ってモンを考えてくれ……」
エリア 「……と、言いますと?」
誠 「俺はな、自分の理性に自信が無いんだよ。
このままここにいたら……このままお前らと暮らしていたら、
俺は、いつか必ず、お前達に手を出しちまう。
妹に手を出すっていう禁忌に触れてしまう。
それは、近親相姦っていう立派な犯罪行為なんだよ」
あかね 「お兄ちゃま……」
誠 「……軽蔑しただろ?
実の妹であるお前達を、俺はそんな目で見ていたんだよ。
俺は、お前達を妹としてではなく、一人の女の子として見てしまっていたんだ」
さくら 「お兄ちゃん……」
誠 「俺はさ……お前達の兄失格なんだよ。だから、俺はこの家を出ていく。
お前達を俺自身の手で汚してしまわぬうちに……、
お前達の兄でいられるうちに……、
フラン 「兄様……」
誠 「これが、お前達の兄として、俺がしてあげられる唯一のことなんだ」
エリア 「お兄様……」
あかね 「もしかして……ずっとそんなこと気にしてたの?」
誠 「――へ?」
さくら 「大丈夫です、お兄ちゃん♪ その点は全然、問題ないんですよ♪」
フラン 「兄様……実は、ワタシ達、血は繋がっていないんです♪」
誠 「な、なにぃっ!? そんな馬鹿なっ!!」
さくら 「だって、まーくん……じゃなくて、お兄ちゃんったら、
非血縁ルートの選択肢ばかり選ぶんですもの」(ポッ☆)
誠 「そ、そうだったのか……」
あかね 「そうだよ♪ だから、お兄ちゃまがあたし達に手を出しても全然OKだよ♪」
エリア 「はい♪ 私達がお兄様の妻になっても、
法律的には何の問題もありません♪」
フラン 「ですから、兄様……」
さくら 「この家を出ていくなんて、もう言わないでくださいね♪」
誠 「そ、そんな……血が……繋がっていなかっただなんて……」
エリア 「というわけで〜♪」
あかね 「お兄ちゃま〜♪」
さくら 「これは非血縁エンディングですので〜♪」
フラン 「ワ、ワタシ達に……♪」
「「「「何をしてもOKですよ♪」」」」
――ちゃんちゃん♪
<おわり>
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