Heart to Heart

        
第78話 「みんな幸せ」







 ――夜。

「っ!?」

 ふと目を覚ました俺は、目の前にエリアの顔がある事に、一瞬、かなり焦った。

 だが、今夜は一緒に寝てたんだっけ、と思い出すと、
高鳴った鼓動は徐々に落ち着きを取り戻していく。

 あ、言っとくけど、別に何もしてないぞ。
 ただ、一緒に寝ているだけだ。

 そう……俺とエリアは、今、俺の部屋のベッドで一緒に寝ている。
 今夜だけはどうしても離れたくない、と、エリアが言ってきたからだ。

 もちろん、断る理由なんか無い。
 エリアの気持ちは、俺にも充分に分かったから。

 俺もエリアと同じ気持ちだった。

 エリアとこうして再会できた事が、まるで夢のようで……、
 眠って、目を覚まして、目の前にエリアの姿が無かったら、
全てが夢でしかなかった事になってしまいそうで……、

 だから、俺達は今、こういしてお互いのぬくもりを感じながら眠っている。

 こうしていれば、不安じゃない。
 もう、寂しくなんかない。

「…………」

 俺は、安らかに眠るエリアの頭をそっと撫でた。

「……んっ……ぅん……」

 すると、エリアは気持ち良さそうに可愛い声を上げて、
より一層、俺に体を寄せて来る。

 そんなエリアを見ていると、今まで以上に愛しさが湧き上がってくる。
 そして、それと同時に強い罪悪感も……、

「……ゴメンな、エリア」

 そう呟きながら、俺は昼間の事を思い出していた。
















「まーくんっ!!」


「おかえりなさい! まーくんっ!!」


 エリアを連れて、家に帰って来た俺を、さくらとあかねが出迎えた。

 玄関を開けた途端、跳び付いてきたさくらとあかねを、
俺はしっかりと受け止める。

「……ただいま、さくら、あかね」

 瞳に涙をいっぱい溜めて俺に縋り付く二人の頭を、
俺は何度も撫でてやる。

「不安だったよぉ……怖かったよぉ……」

「まーくん、もしかしたら、帰って来ないかも、って思って……」

「バカ……俺がお前らを放って行くわけないだろが……」

「でも、でもぉ……」

「わたし……わたし……」

 俺の胸に顔を埋め、泣き続けるさくらとあかね。
 そんな二人が落ち着くまで、俺はずっと抱きしめ続けた。



 そして、しばらくして……、



「……あ」

「エリアさん……」

 落ち着いたさくらとあかねが、俺の後ろに立つエリアに気が付く。

「さくらさん……あかねさん……」

 俺の服の裾を掴み、不安げに二人を見るエリア。
 そんなエリアに、さくらとあかねは……、

「おかえりなさい♪」

「エリアさん、おかえり♪」

 と、にっこりと最高の微笑みを返した。

 二人の笑顔を見て、エリアの表情がパッと輝く。
 そして……、

「はい! ただいま戻りました!」

 さくらとあかねとエリアの三人は、再会を喜び、抱き合ったのだった。








 靴を脱ぎ、皆でリビングに行き、俺がまず最初にしたこと。
 それは……、

「さくら、あかね、エリア……すまないっ!」

 さくらとあかねとエリアに謝ることだった。

「どうして、謝るんですか?」

「まーくん、どうしたんですか?」

「……まーくん?」

 いきなり、俺がエリアの前で土下座したので、三人ともキョトンとしている。

 ……って、こいつら、俺が謝ってる理由を分かってないのか?

「あ、あのなぁ……よく考えろよ。
俺には、さくらとあかねという立派な恋人がいるんだぞ。
にも関わらず、俺はエリアまで好きになって、こうして連れて来ちゃったんだぞ。
普通、思いっ切り怒るだろ?」

「どうして?」

 と、相変わらずキョンとしたままのあかねが言う。
 さくらとエリアも同じような表情だ。

「どうしてって……あのなぁ……」

 三人の予想外の反応に、頭を抱える俺。
 そんな俺を見て、エリアはクスッと口元に手を当てて微笑んだ。

「誠さん……誠さんが言いたい事はちゃんと分かってますよ。
でも、私が好きになったのは『さくらさんとあかねさんのことが好きな誠さん』なんです。
さくらさんとあかねさんが一緒じゃなかったら、誠さんが誠さんではなくなってしまいますから」

「……エリア」

「誠さん……私はあなたの心の中にあるさくらさんとあかねさんへの気持ちも、
そして、さくらさんとあかねさんの存在も、それら全てを含めて、あなたが好きなんです」

 エリアの言葉を聞き、俺はしばし呆然とする。
 そして、さくらとあかねに目を向けると……、

 二人は何も言わず、ただニッコリと笑って頷いてくれた。

「は、ははは……なんてこった……」

 一気に力が抜けてしまい、俺は崩れ落ちるようにソファーに腰を落とす。

 ……おいおい。
 つまり、何か?
 そういうことなのか?


「まーくん♪」


 
――だきっ♪


「まーく〜ん♪」


 
――ぴとっ♪


「ま、誠さん……」(ポッ☆)


 
――ぎゅっ♪


 俺の考えを裏付けるかのように、さくらとエリアが俺の両側に寄り添い、
あかねが俺の足の間に座り、もたれ掛かってくる。

「今日からは、これが定位置ですね♪」

「あかねさん……場所、取ってしまってすみません」

「ううん、いいよ。ここの方がずっといいもん♪」

「あらあら、あかねちゃんったら」

「ふふふふ♪」

 と、困惑する俺に構わず、和気藹々な三人。
 そんな三人の様子を見て、俺は確信した。

 ああ……やっぱり、そういうことなんだな。

 今までは、俺とさくらとあかねの三人だった。
 でも、これからは、そこにエリアも加わるんだな。

 ……いいのかよ?
 お前らは、それでいいのかよ?

 俺のことを気遣う必要なんかねーんだぞ?
 俺を罵ってもいいんだぞ?

 こんな俺に呆れ果ててしまったなら、俺なんかのことは……、

「……わたし達は、まーくん以外の人を好きになったりしませんよ。
だから、そんな哀しそうな、つらそうな顔しないでください」

「誠さん、これは私達が決めたことです。
誠さんの為に、そして、自分達の為に下した決断なんです。
だから、誠さんが気に病むことはありませんよ」

「それに、もし、まーくんがダメって言ってもあたし達は離れないよ。
もう決めたんだからね」

 そう言って、三人は、さらに俺にくっついてくる。
 まるで、俺だけじゃなく、みんなのぬくもりを感じようとしているかのように……、

 お前ら、俺の考えていたことが……、
 ……ったく、かなわねぇな。

 俺はそんな三人に苦笑をもらす。
 そして……、

「……男として最低だな、俺は」

 と、呟いた。
 それを聞き、エリアは真剣な表情で、でも優しく言う。

「そうですね……そうかもしれません。
でも、これが、あなたが選んだ選択肢によって出された結果なんです。
ですから、それを自覚しているのなら、ちゃんと責任を取ってくださいね」

「ああ、分かってる。
誓うよ……俺はお前達を、何があっても幸せにしてみせる」

「わたし達も誓います」

「あたし達三人で、まーくんを幸せにするよ」

「みんなで一緒に、幸せになりましょうね」

 そして、俺は……、

 さくらと――
 あかねと――
 エリアと――

 誓いの口付けを交わした。
















 
チュンチュン……


 窓の外から、小鳥の囀りが聞こえる。

 エリアの頭を撫でながら、物思いに耽っている間に、
俺はいつしか朝を迎えていた。

 カーテンの隙間から差す朝日の光に目を細めながら、俺は体を起こす。

「う……ん……?」

「あ、わりぃ……起こしちまったか?」

 体を起こしたはずみで、エリアを起こしてしまったみたいだ。
 エリアはむくっと起きると、ボーッとした顔のまま俺を見つめる。

 そして、しばらく俺の顔をジーッと見つめると、
ふいに俺の頭に手を置いた。

 そして……、


 
なでなでなでなで……


「あ……」

 俺の頭を優しく撫でる。

「……また、自分を責めていたんですか?」

「え……?」

「見ればわかのます。そんな顔をしていました」

 そう言ってニッコリと、でもまだ眠そうに微笑む。

 寝惚けてても、俺のこと、分かっちまうんだな。
 それだけ、俺のことを見ててくれているってことか。

「何度も言うようですけど、後悔はしてませんよ。
私はさくらさんとあかねさんが大好きですから……誠さんと同じくらいに」

「ああ……エリア、ありがとな」

 俺はエリアをギュッと抱きしめた。
 エリアが俺を見上げ、そっと瞳を閉じる。

 そして、俺達は惹かれ合うようにゆっくりと唇を近づけて……、
















 
――ガラッ!!


「おっはよ〜〜〜んっ!!」


「うおわぁぁぁぁーーーーっ!!」


「きゃぁぁぁぁーーーーーっ!!」


 突然、現れたティリアさんに驚き、俺達は悲鳴を上げる。

「何よぉ、そんなに驚くこと……って、あらら、お取り込み中だったのね。
ゴメンナサイね、お邪魔しちゃって♪」

「は?」

「い?」

 ティリアさんのその言葉に、俺とエリアは顔を見合わせる。
 そして、お互い顔を赤くしつつ、ササッと体を離した。

 ぬう……ベッドの上でパジャマ姿で抱き合ってたら、
そりゃ妙な誤解も受けるわな。

 もうちょっとで誤解が誤解じゃなくなりそうな雰囲気だったけど……、

「あらあら、初々しいわねぇ♪
あたしはすぐに退散するから、続けててもいいのに♪」

 と、楽しそうに言うティリアさん。
 俺達はサッサと話題を逸らそうと、声を張り上げる。

「ティ、ティリアさんっ?! どうしてこんなところにいるんです?!」

「ってゆーか、あんたどっから出てきた?!」

「何処からって……そこから」

 しれっとそう言って、ティリアさんは俺の机を指差す。
 見れば、その机の引き出しが一つ開いている。

 まさか……あそこから?
 んな、
ド○えもんじゃあるまいし……、

 と、俺は自分の想像を必死に否定する。
 しかし……、

「そこの引き出しの中から出てきたの」

「ぐはっ……やっぱり……」

 ティリアさんにあっさり肯定されてしまい、事実を認めざるを得なくなってしまった。

「どういうことなんです?」

「ルミラさんに協力してもらってね、
この机の引き出し中と、あたし達の世界のエリアの部屋のタンスの中の空間を直結させたのよ」

「そんなこと……できるんですか?」

「あたしがこうしてここにいるって事は、出来るみたいね。
性格はあんなでも、さすがは魔界のトッブクラスの貴族よねぇ。
パチンッて指鳴らしただけで、こうやって亜空間トンネル作っちゃうんだから」

 うんうんと感心したように頷くティリアさん。

 それにしても、空間転移をンな簡単にやってのけちまうなんて……、
 俺の苦労って一体……、
 ってゆーか、何でまた、よりにもよって引き出しやらタンスなんぞと繋げるかな?

 あまりの身も蓋も無さに、俺は力が抜けしまう。

 エリアが元の世界に帰ってから一週間、
俺はもう一度エリアと再会する方法を模索し続けた。

 寝る間も惜しんで、悪魔召喚プログラムを調べ上げた。
 スフィーさんや、リアンさん、それに芹香さんにも相談してみた。
 召喚プログラムを使って、あの時の中級悪魔を召喚し、方法を訊ねてみた。

 だが、ほとんど手掛かりも何も無い状況で、そんな方法が見つかるわけがなく……、

 ――瞬く間に、日数は過ぎていった。

 そして、ある日のこと……、

 エリアの写真が貼られたアルバムを見ている時に、
以前、エリアから聞いた話を、ふと思い出した。

 それは、エリアの世界のことだ。

 前に、俺はエリアの世界の事を話してもらった事があった。
 その中に、こんな内容があったのだ。


『エリアが住む村の神殿の地下には、魔界への入り口がある』


 それを思い出した時、俺は閃いた。


 
――魔界経由で、エリアの世界に行けるのではないか?


 ……と。

 そして、それを思いついた瞬間、ある少女の顔が浮かんだ。

 それはフランソワーズだ。
 魔界の住人であるフランソワーズなら何とかしてくれるかもしれない。

 俺は急いでフランソワーズと連絡を取り、事の経緯を全て話した。

 いくら相手はフランソワーズでも、魔族は魔族。
 どんな取引を持ち出してくるか分からない。
 もしかしたら、俺の魂を要求してくるかもしれない。

 それでも、俺は頼んだ。
 もう一度、エリアに会いたかったから……、

 だが、予想は大きく外れ、
フランソワーズは、無条件で協力を承諾してくれた。

 曰く、以前に腕を修理してもらったお礼なのだそうだ。

 そして、俺はフランソワーズが仕えるデュラル家一同と出会った。

 吸血鬼のルミラ――
 悪魔のイビル――
 鎧騎士のアレイ――
 幽霊のメイフィア――
 化け猫のたま――

 もう一人、死神のエビルという人もいるそうなのだが、
その時はバイトが忙しいらしくて来られないとのことだった。

 実は、この時に会ったデュラル家の面々の内の一人が、
俺が中学三年の頃の知り合いだったりして、その再会にお互い大いに驚いたりもしたのだが、
まあ、その事についての詳しい話は、またいつかする事にしよう。

 で、俺は彼女達五人の協力の元、魔界に入り、
そこからエリアの世界にある風の神殿の地下へと向かった。

 途中、魔物達に襲われた事もあったが、
そのほとんどがデュラル家一同のひと睨みで逃げていった。

 たまに、それに怯まずに襲い掛かって来たのもいたが、
デュラル家一同の敵ではなかった。

 そんなこんなで、魔界を進み、
そして、俺は、エリアとの再会を果たしたわけだ。

 とまあ、色々と紆余曲折あったってのに、
それを指先パチンで済ませちまうなんて、何か納得いかねーよな。

 ま、これでエリアも元の世界に戻りやすくなったから、別にいいんだけどさ。

「そういうわけだから、エリアもこれでちょくちょく帰って来れるでしょ?
ご両親のお墓参りにだっていつでも行けるわよ」

「……ティリアさん、ありがとうございます」

「お礼ならルミラさんに言わなきゃね。それと、フランソワーズちゃんにも、ね」

「……フランソワーズさん、ですか?」

「そうよ。あの子がルミラさんに頭下げて頼んでくれたんだから」

 そっか、フランソワーズが……、
 やれやれ、今回は、いろんな人の世話になっちまったな。

「エリア……」

 俺はポンッとエリアの頭の上に手を置く。

「今度、みんなでお礼に行こうな」

「はいっ!」

 エリアは目尻に浮かぶ涙を指で拭い、笑顔で頷いた。
















 それから、しばらくして……、

 制服を着たさくらとあかねが俺を迎えに来て……、
 皆で朝メシを食べ……、

 そして、俺達が学校へ行く時間となった。

「ねえ、エリアさん……ホントに行っちゃうの?」

 俺の部屋の、俺の机の前に立つエリアに、
あかねが心底残念そうに言う。

「ずっとこっちにいてくれれば良いのに」

 さくらの言葉に、エリアは首を横に振った。

「そういうわけにはいきません。
私には、まだあちらの世界でするべき事がありますから」

 と、微笑むエリアに、さくらとあかねはしぶしぶ頷く。

 朝メシを食べ終えた後、エリアは元の世界に戻ると言い出した。
 やはり、あちらの世界でやり残した事を放っておくわけにはいかないのだという。

 まあ、エリアの性格からして、その想いは分からなくもないけど、
でも、せっかく再会できたんだから、もう二、三日ゆっくりしていけばいいのに……、

 と、ちょっと不満顔の俺。
 でも……、

「そんな顔しないでください。週末にはちゃんと帰ってきますから」

 というエリアの言葉に、納得することにした。
 『帰ってくる』というエリアの言葉が、凄く嬉しかったからだ。

「じゃあ、気をつけてな。と、行っても、一瞬で着いちまうんだろうけど」

「エリアさん、なるべく早く帰ってきてね」

「それまでに、エリアさんのお部屋の準備とか、色々やっておきますね」

「はい。申し訳無いですけど、お願いします」

 と、さくらとあかねに軽く頭を下げ、エリアは引き出しの中へと体を滑り込ませる。
 そして、俺に目を向けると、スッと体を乗り出してきて……、

「それでは、行ってきます……
あ・な・た♪


 
――ちゅっ☆


「あっ……」

 突然の、エリアの不意打ちに、俺は呆然としてしまう。
 そして、エリアは頬を赤く染めながら、引き出しの中へと姿を消した。

 ……静かに、引き出しが閉じる。


「…………」


「…………」


「…………」





 ――しばしの沈黙。

 そして……、





「まーくん……」


「……『あなた』って、どういうことなんです?」


 その途端、俺に詰め寄ってくるさくらとあかね。

 ううっ……目がちょっち怖ひ。

「いや、その……何だ……」

 俺はしどろもどろになりながらも、あちらの世界でエリアで再会した時のことを話した。

 風の神殿で、俺とエリアは再会した。
 その時、風の神像の前で、互いの想いを伝え、キスをした。

 俺的には、感動の再会シーンという意味しかないのだが、
何でも、あちらの世界では、あれはかなり特別な行為らしい。

 自分の属性にあたる神像の前で、愛を誓い合い、口付けを交わす。
 それは、エリア達にとっては、婚姻の意味があるのだという。

 つまり、ようするに……そういうことなのだ。


まー


 その話を聞いた後の、さくらとあかねの行動は早かった。

 さくらが机の引き出しを開けて、その中に飛び込むと、
二人掛かりで俺を引っ張り込もうとする。
 そして、あかねもそれに協力するように、グイグイと俺を押す。

「まーくんっ! わたし達も行きましょうっ!}

「あたし達も同じ事するのっ!」

「お、おいっ!! ちょっと待てっ!! 学校はどうするんだっ!?」

 無駄だろうなとも思ったが、俺はささやかな抵抗を試みる。
 だが、予想通り、俺の話なんか聞いちゃくれない。

「今日は風邪で欠席ということにしましょう!」

「三人同時にかっ!? 思いっ切り仮病だってバレるぞっ!!」

「じゃあね、創立記念日っ!」

「ンなこと勝手に決めるなっ!! てゆーか、意味ねーーーーーーーっ!!」

 俺の絶叫にも構わず、幸せな妄想に惚ける二人。

「ああ……まーくんと結婚♪ まーくんと結婚♪」(うっとり)

「あたし達も、まーくんのお嫁さんになるの♪」(うっとり)

「お・ま・え・ら・な〜……」
















「人の話を聞けぇぇぇぇーっ!!」
















 『結婚は人生の墓場』とも言うけれど……、

「こんなに可愛い花達に囲まれた墓場なら埋まっても良いよなぁ」

 ……と、一人呟く俺なのであった。








<おわり>
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