【百の英雄とは】  第二次ガディム大戦において、大きな功績を得た者達の事を言う。  ガディムと直接対決した者は言うに及ばず、 大陸に残り、城や街の防衛に大きく貢献したり、 ガディム軍の幹部を倒した者も、百の英雄の一人と呼ばれている。  例を上げると、ヨークを復活させた『柏木 耕一』や、聖杯を破壊した『衛宮 士郎』など……、  ただ、英雄と称される、ほとんどの人物が、 象徴とも言える特殊な武装を所持していたことから、 そういった武装を持っている事が英雄の条件だ、と暗黙的に決まってしまっている。  この条件の為、トゥーハートの城を、魔物の群れから守り、 その際に、ガディム軍の魔道兵器を倒した『藤井 誠』は、 英雄として数えられておらず、員数外の英雄とされている。 【世界の暦】  この世界の暦は、1年が12ヶ月、1月が24日……、  火・氷・雷・水・風・土・光・闇……、  この八日間を3巡りすることで、一ヶ月となる。  これは、古代魔法王国時代から続くもので、『精霊暦』と呼ばれている。  また、魔力属性との関わりが強く、日付によって、属性の相克作用が発生する。  例えば、火の日には、火属性が強まり、氷属性が弱くなる、など。 【カノン王国騎士団】  カノン王国の騎士団は、大きく二つに分かれる。  大陸最強と名高い『エアー騎士団』と王家直属の『近衛騎士団』である。  エアー騎士団は動物を使役し、その巧みな連携によって敵を撃ち滅ぼす。  動物たちは使い魔のようなものだが、騎士たちにとっては大切な相棒であり、 魔法などで無理矢理服従を強いる事はしないし、  そんな事をするものはそもそも騎士になる事はできない。  動物たちの世話は、それぞれの騎士に任されており、 動物の種類によっては給料に助成金が追加される。  近衛騎士団は親衛隊とも呼ばれ、 エアー騎士団や国内の腕利きたちを官民問わずに採用している。  登用試験は実技以外にも心のあり様も試され、 そこで不適格とされればその後2度と試験を受ける事が出来ない。  逆にいえば、心理テストに合格してしまえば、実技の腕を磨く事で 王宮勤めが出来る栄達の道の一つであるために、主に庶民からの受験者が多い。  人数はそれほど多くはないが、王家への忠義が厚く、 個々の実力に至ってはエアー騎士団員をも越えると言われている。  最近では近衛騎士団のなかに『佐祐理親衛隊』とも呼ぶべき一派が発生しており、 彼らは王家と言うより佐祐理個人に剣を捧げ、日夜彼女の写真を拝み、 会誌を発行するなどアイドルのおっかけのような活動をしている。  この佐祐理親衛隊の構成員は近衛のみならず、 エアー騎士団や貴族、一般庶民、はては諸外国にまでおよび、 彼女の魅力について説いて回っているという。  そのリーダー的存在は久瀬。  彼が姿を消した後は斎藤が切り盛りしているらしい。 【古代魔法王国グエンディーナ】  はるか昔、仙命樹と共に、栄華を誇った浮遊王国。  当時、最大の魔法王国であり、 ガディム侵攻において、各国の先頭に立って迎撃に乗り出した。  『現代に残る魔力剣のほとんどはグエンディーナ製である』  と言われるほどに傑出した魔法技術の力をもって、眷属たちを撃退するが、 ガディム本人の襲撃により、首都が灰燼に帰するものの、ガディムの一時撃退に成功。  その戦いは七日七晩におよび、歴史書には 『炎の七日間』と呼ばれ、ガディムとの最も激しい戦闘の一つとして数えられる。  この戦いによって、早々に避難した庶民たちはともかく、 貴族や騎士団、王族は軒並み死亡し、支配者層で生き残ったのは、 別々の場所で眠らされていたスフィーとリアンのみである。  生き残りの人々が記した古文書には、 二人が生き残った事は分かっても消息は不明となっている。 【グエンディーナ製魔法道具】  グエンディーナ製の魔法が掛かった道具は、 有名無名、武器・日用品を問わずそれなりの数が残っている。  炎を発するハリセン『炎武扇』、神の力が宿ると言う聖印『リ・クルス』、 狂音波変換器『魔神のマイク』、食欲が増大する『ビクトリアン・デザートフォーク』など。  どれも骨董品として、かなりの価値がある。 【魔法・魔術】  魔力・呪文・儀式を用いて、世界の法則に干渉し、様々な現象を具現化する技術。  属性は、火、氷、雷、水、風、地、光、闇の8つがあり、 世界の法則を司る精霊もまた、これと対応している。  魔術を使えようが使えまいが、属性は、誰もが持っており、 基本的に、属性は、各々、一つずつしか持っていないが、稀に複数の属性を持ち得る者もいる。 【魔法と魔術の違い】  大前提として、「魔法は技術(リアルでいう科学)である」事を認識すること。  『魔法』とは、その技術の理論が、未だに解明されていないモノを言う。  それに対して、『魔術』とは、技術が判明しているモノを言う。 【魔術の体系】  LQ世界に存在する魔術は、主に四つに分類される。  ・基礎魔術(メガテン系)   第一次ガディム大戦以降に発達した魔術体系。   上記二つの体系に比べて多少威力は劣るが、   習得のしやすさから、以後の主流体系となる。   第一次ガディム大戦を乗り切る必要から、   生み出された体系のため、やや戦闘向けに偏っている。   時計塔では、魔術の基本として教えられており、   時計塔に属していれば、その実力に応じて、習得が可能。  ・古代魔術(フィルスノーン系)   古代より連綿と続く、伝統ある魔術の系統。   全体的に高威力だが、習得は術者の才能に左右される傾向がある。   第一次ガディム大戦時に、多くの術者が死亡し、現代で使える術者は   『賢者』と呼ばれる者達か、彼らの直弟子・孫弟子くらいなものである。   例外的にグエンディーナ期より現代にやってきたスフィーやキャスターたち、   そして精霊王が使い手となっている。また、長命なエルフ族にも使える者は多い。   また、それゆえに『遺失魔術(ロストマジック)』と呼ばれる魔術も数多く、   時計塔が復興に力を注いでいる。  ・魔法王国魔術(グエンディーナ系)   主に魔導具作成に力を発揮する体系。   特に魔力付与(エンチャント)技術については   比肩する物がなく、現代の魔導具作成技術の元となっている。   実はフィルスノーン系を簡易化・再体系化し、独自発展を遂げた体系。   そのため、あらゆるジャンルの魔術を万能に扱える。   主に魔道具を作成するアトラス院で研究、発見されているが、   その多くは、遺跡から発掘された物に頼っているのが現状。  ・独自魔術(オリジナル系)   術者独自の魔術体系。   主に時計塔外、独学で魔術を習得した者が使用する。   また、相応の実力者は、基礎魔術などを応用、   独自の魔術を開発するため、それも、この体系に属する。   (おそらく、投稿者が一番遊べる部分であろう) 【呪文】  魔術師が、術を使用する際に唱えるもの。  基本的には、術を発動させる為の、 自己暗示の色が強く、ほとんどの呪文は、術者独自のモノである。  また、足りない魔力を補うための増幅手段としての意味合いもあり、 難易度の高い魔術を使う時ほど、呪文は長くなる。  術者の実力に応じて、詠唱する呪文は短くなり、 究極的には、魔眼などを代表とする、 対象を見る、という『1工程』(シングルアクション)にまで昇華させられる。 【魔法剣(マジックソード)】  剣(武器全般)に魔術属性を付加した攻撃方法。  別に珍しくは無い攻撃方法で、 属性を付与した魔力剣さえあれば、誰にでも扱える。  ただ、誠が扱う魔法剣は、これとは大きく違う。  通常の魔法剣は、武器に付与された属性魔法の種類と、 追加効果は、完全に固定されている為、あくまでも武器に頼った攻撃となる。  しかし、誠の場合、前提条件から違ってくる。  まず、彼の場合は、武器を選ばない。  極端な話、誠が持てば、小さなナイフでも魔法剣となる。  何故なら、誠は、武器に自分の魔力を浸透させ、それを属性効果へと変換させているのだ。  しかも、誠の浸透させる魔力を増加させれば、その分、追加効果も上がる。  ただ、誠自身は属性を持ち合わせていない為、 武器に属性を与える為のサポート役が必要なのだが、 サポート役が多ければ、臨機応変に属性を変えられる為、大きな戦力となる。  欠点としては、並の武器では、魔法剣の行使に耐えられないこと。  その為、誠は、いつも、剣を壊しては、買い換えている。  このことからも、誠が魔力剣に拘っている理由が伺える。  ちなみに、この技術を持っているのは、世界では誠だけである。  また、魔法剣の使い手という事から、誤解されがちだが、 誠の技量は、剣においても魔術においても、人並み、もしくは、それ以下でしかない。  ちなみに、誠に、この技術を教えたのも、名付けたのも、ルミラである。  技術的には珍しいが、難しいわけでもない、 この技術を、何故、『魔術剣』ではなく、『魔法剣』と呼んだのか……、  それには、何やら、理由があるようだが……、 【超加速法(アクセラレイター)】  体内時計をクロックアップさせることにより、超加速状態となる。  能力のの発動中は、術者の周囲の時間が相対的に遅くなる。 【魔法画家(マジックペインター)】  魔力を込めた絵を描き、その絵の内容を具現化する能力者。  その効果は、描き手の属性によって決まり、 描き手の技量によって、現実への干渉力は強くなる。  だが、具現化出来るのは、あくまでも『現象』のみ。  例えば、火が燃える、風が吹く、水が凍る、岩が砕ける、etc……、  つまり、魔法絵を媒介にして、誰にでも攻撃魔術を使えるようにするのである。  ちなみに、アズタイムゴーズバイも、これと理屈は同じ。  ただ、この武具は、紙面を必要とせず、また、現象だけではなく、物体すらも具現化する。  ある意味、空想具現化に近い能力といえる。  この能力を先天的に持っているのは、和樹だけだが、 魔道具を用いれば、それなりの技術を持つ描き手でも、魔法絵を描く事が出来る。 【集束魔術(アークインパルス)】  複数の術者の魔力や属性を一つに束ねる魔術。  行使する力は違えど、その効果は、 聖剣に酷似しており、この魔術によって生じる力は、理論的には無限である。  ただ、本来、他者の魔力に対する魔力干渉は不可能である為、術者は確認されていない。 【磁力魔術(マグネットゾーン)】  雷の魔術を利用して、磁場を起す魔術。  特殊な魔術ではあるが、 応用のしかたによっては、強力な力となる。  例を挙げれば、レールガンや、潮斥力効果など……、 【黒騎士】  ラルヴァに憑依され、ガディム軍に属した久瀬が、 強力な魔道具である全身鎧と、仙命樹の力によって、強化された存在。  久瀬をベースとして、仙命樹による複製体も造られ、 第二次ガディム大戦における、ガディム軍の主力となった。  ・黒騎士一号   久瀬オリジナルで黒騎士たちのリーダー。   全ての黒騎士たちの元となっただけに、全ての能力が高い水準でバランスが取れている。   ただ、音痴であり、その性質は全ての黒騎士に引き継がれる。   墜落したヨークの完全破壊に出撃するが、   祐一との一騎打ちに破れ、邪悪なる意志から開放される。   その際、頭に受けた衝撃によりさらに音感が狂い、彼の歌は音波兵器と化してしまう。   その後、黒騎士としての記憶と能力を持ったまま、タイプムーン防衛に参戦。   久瀬RXを名乗り、黒騎士最終生産型『影月』と死闘を繰り広げる。   『サイクロン』という白鹿毛を愛馬としていたが、   二号との決闘の際に、久瀬をかばって死亡。以来、中型のワイバーンを乗騎とする。   カノン近衛騎士として復帰後は、佐祐理より、たくましい黒鹿毛を下賜される。  ・黒騎士二号   犬飼の指示の元、最初に生み出されたコピー黒騎士。   量産強化兵計画の技術的なテストベッドとされ、   久瀬をコピーしたとは思えないほど、粗暴で悪辣な精神を持ってしまった。   漆黒の鎧のうち、手足の具足のみ、   性能検査時に戦わされたモンスターや人間の返り血に染まっている。   それから分かるとおり、剣よりも格闘を得意とする。   生み出されたあと、一号の地位を狙って久瀬を襲撃するが、   彼をかばった愛馬を殺したのみで、激情に駆られた久瀬に返り討ちにされる。   その後、死んだ『サイクロン』を犬飼とギースの技術で蘇生させ、   以前とは似ても似つかぬ化け物と化した『改造サイクロン』を乗騎とする。   『リーフ島決戦(仮)』の際にTHに乗り込み、綾香たちと壮絶な打ち合いの後、討ち取られる。  ・黒騎士V3   二号の失敗を元に作成された黒騎士。   精神はオリジナルに近く、さらに力と技、魔法までも兼ね備え、黒騎士たちの副隊長格。   ギースより『命を紡ぐ堕天使の盾』と探査系魔導具『ホッパー』を受け取り、   栗原透子誘拐の任につくが、時紀の捨て身の一撃により倒される。   乗騎は空中をすべるように移動する魔物、トンボ型の高速飛翔生物『ハリケーン』。  ・黒騎士マン   生成中の事故により、V3の双子として生まれた黒騎士。   戦力は黒騎士たちの中では並だが情報収集能力に長け、   聖剣が持ち主を求めている事を察知して健太郎たちを襲う。   だが、勇者に覚醒した浩之の一撃に恐れをなして逃げだし、   その余波によって面頬の口の部分が破壊され、以後露出しっぱなしとなる。   聖剣奪取失敗後は、聖剣の一撃によって、   彼が本来持っている人情化の一面が表に出るようになり、   やる事なすこと全てが裏目に出てしまい、その序列を下げてしまう。   最後の任務として潜入したカノン城で捕らえられ、   治安管理局の役人『長瀬源三郎』との会話から、人間側へと寝返る事を決意。   以後はエアー騎士団員としてカノンに任官する。   乗騎は栗鹿毛の雑種。   ごく微量ながら培養された(不良品の)仙命樹を注入されており、   非常に大きく足が速い。代わりに食事量も並じゃない。  ・黒騎士X   重厚な黒甲冑で身を固めた黒騎士たちの中で、唯一軽装の黒騎士。   主に後方で、ギースや一号、ラルヴァたちの指示を各地のモンスターや黒騎士達に伝えている。   戦闘能力は黒騎士中最下位だが、それでも英雄たちと互角に渡り合えるだけの実力はある。   軽業のような身のこなしを得意としており、   発掘された可変魔導具『ライドル』を変化させた棒術とフェンシングを得意としている。   乗騎は地上・空中・水中を自在に移動できるウニ型の魔物『クルーザー』。   必殺技『クルーザー大回転』は他の黒騎士たちをも恐れさせる。  ・黒騎士アマゾン   『量産強化兵計画』において、失敗作として処分された人間をベースに作られた黒騎士。   精神こそ黒騎士の物だが、鎧の下は怪物となっている。   その分体力・筋力はズバ抜けているが、やや知性に劣る。   また、仙命樹の効果により、血がにじむ程度の傷なら数秒、   骨折でも十数分で完治させてしまうほどの超回復力を持つ。   さすがに完成された強化兵ではないで、   手足を切り落とされれば戻せないし、首をはねられれば死ぬ。   乗騎はドレイク(偽ドラゴン)の岩石羽蜥蜴『ジャングラー』。   鈍重そうな外見に見合わず、それなりの速さで空を飛び、簡単な地属性の魔術まで使える。  ・黒騎士ストロンガー   精神の安定を計られた二号ともいえる黒騎士。   黒騎士中最大のパワーと装甲を持つ。胸に大きく『S』のマークが描かれている。   アノル襲撃と魔界への門の開放任務に就いた際、誠や耕一たちの攻撃によって倒される。   乗騎はカブトムシ型の魔物『カブトロー』。   パワーと装甲が自慢の魔物で、それを生かした突撃戦法は、   屈強な重戦士の一団を簡単に弾き飛ばす。  ・黒騎士スカイ   非常にバランス感覚に優れ、空中戦を得意とする黒騎士。   『カノン強襲戦』の指揮をとるが、落ちこぼれと呼ばれた三人の女騎士たちの、   連携を受けてひるんだところを、観鈴のエアースラッシャーの一撃によって倒される。   乗騎は大型の飛竜『スカイターボ』。   足のほか、両翼に大きな爪があり、体当たりしての攻撃も可能。   ブレスは炎を槍状にして放つ。  ・黒騎士スーパー1   身体能力は黒騎士の平均程度だが、総合戦闘能力が最も高い黒騎士。   手甲のみが銀色で、『ファイブハンド』という発掘魔導具を装着している。   『ファイブハンド』は事前に込めた五つの魔術を、   己の魔力を消費する事で自分の魔術のように使える道具。   乗騎は戦車(チャリオット)型ゴーレム『Vジェット』と六本足の青い鹿『ブルーバージョン』。   Vジェットは都市破壊用のゴーレムで、その背に乗ってファイブハンドの力を砲台として使う。   ブルーバージョンは山岳や森林地帯を高速で移動する際に使用。  ・黒騎士ZX   全身に無数の暗器を隠した黒騎士。魔界の強力な魔物を素体として作られており、   剣よりも魔法攻撃を多用する。魔法に関しては黒騎士随一の腕前。   乗騎はカワセミ型モンスターの『ヘルダイバー』。   背に乗るのではなく、両肩をヘルダイバーの足につかませて移動する。   腹をすかせていると、たまに主人の事を忘れ、餌を求めて高空より   ダイビングをかます事があるため、飛ぶ前には必ず餌をあげる必要がある。   どうやらクルーザーの子供が好物らしく、くちばしの先にウニを持った、   ヘルダイバーの後ろを高速回転しながら追いかけるクルーザーの姿が時折見かけられる。  ・黒騎士影月(シャドームーン)   黒騎士最終生産型。   当初の予定では完成体の強化兵をベースに、   全ての黒騎士たちのデータを取り込んだ最強の黒騎士となるはずだったが、   犬飼の死亡やその後の混乱によって、ただの久瀬コピーをベースとしている。   コピーとしての完成度は非常に高く、闘争本能を引き出された上に、短期間ながら   デュークに訓練をつけてもらった事もあり、剣の腕は一流。   黒騎士軍団襲撃時、量産型黒騎士を率い、   長短二本の準宝具『血塗れの剣』サタンサーベルを操って、久瀬を苦しめる。   乗騎はバッタ型の魔物『バトルホッパー』。   高い跳躍力と短距離の飛行能力を備え、強襲作戦に向くが、久瀬に真っ先に倒される。  ・量産型黒騎士   『大侵攻』(カノン強襲戦・リーフ島決戦・タイプムーン防衛戦の総称。全て仮名)において、   全ての黒騎士を失った魔軍の隠し玉。   犬飼の遺した研究資料とギースの知識を融合して生み出されたコピー黒騎士。   ただ、急速培養をおこなったためか、身体能力は黒騎士に近い物の、   知力においてかなりの隔たりがあり、『キーキー』としかしゃべれない。   それでも武器を使い、人間の言葉を理解するだけの知性は持ち合わせている。   また、アマゾン並みの超回復能力を持つ。