◆隣の美術室◆




『メイドなふたり』

誠 「ただいま〜……って、うどわっ!?」
さくら 「おかえりなさいませ――」
あかね 「――ご主人様〜♪」
誠 「な、何だ、その恰好は……、
   そうかっ! 母さんかっ!? 母さんの差し金だなっ!?」
あかね 「違うよ〜♪ フランちゃんのお古を貰って、
      サイズを合わせたんだよ〜♪」
誠 「……フラン?」
フラン 「申し訳ありません……、
     さくら様達が、どうしても、と仰るので……、
     お気に召しませんでしたか?」
誠 「いや、まあ……別に悪くはないけど……」
さくら 「それでは、了解も得たところで――」
あかね 「――お仕事開始〜♪」
誠 「おい、待てコラ! 仕事って……、
   何で、俺を部屋に連れ込む?! ベッドに押し倒す?! 服を脱がす?!」
さくら 「それは、もちろん――」(ポッ☆)
あかね 「――夜のお世話だよ〜♪」(ポポッ☆)
誠 「だあああっ! 結局、それかい!
   フラン、間違ってると言ってやってくれっ!
   正しいメイドの有り方ってやつを、二人に教えてやってくれ!」
フラン 「――かしこまりました。
     さくら様、あかね様、お言葉ですが、お二人は間違っておられます」
誠 「そうそう、その調子……」
フラン 「――まだ、夜ではありません」
誠 「ツッコミ所が違うぅぅぅーーーーっ!!」


STEVEN 「SAITOさん、ありがとうございました♪」


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